2,120 / 2,140
【番外編】誕生日プレゼントの選び方1 和也×裕実
しおりを挟む
裕実は一人、人々が行き交う街中を歩いていた。
裕実は都会に住んで居るが、裕実が住んでいる場所というのは、こんなにもビルが立ち並んではいない所で住宅街が広がっているだけで、ビル群を見るのは本当に久しぶりな事なのかもしれない。
そう東京は東京でも都心部を過ぎると高いビル等はなくなり、一軒家や低層マンションが増え、のどかな街並みが広がっている所だ。
今日の裕実は休みの日なのか、数日後に控えている和也の誕生日向けてプレゼントを買いに、わざわざ足を伸ばして都心部に来たという事だろう。
「和也の誕生日プレゼント……何にしましょうか?」
一人で買い物をしていると、こういう風に独り言が出てしまうもんだ。 それは一人で買い物をしていて寂しさを紛らわそうとするからであろう。
ただただ人々が行き交う中で小さな声で独り言を漏らしても誰の耳にも入らないことが幸な事なのかもしれない。
やはり独り言が他人の耳に入ってしまい『変な人』と思われるのは恥ずかしいからだ。
裕実は和也のプレゼントを何にするか決めてないまま、デパート内へと足を運ぶ。
流石は都会だけあってか、デパート内は高級店舗が入っているようだ。
「流石に僕の給料では高い物は買えませんよね……」
裕実は一息溜め息を吐くと、紳士服売り場へと足を運ぶ。
確かに手頃な値段にはなったが、和也の服の趣味が分からないのが現状。
「やっぱり、無難なとこでアクセサリー系でしょうか? 靴もサイズが分かりませんしね」
よくよく考えてみると、まだまだ裕実は和也のことを分かっていそうで分かってなかったのかもしれない。
アクセサリーにしたって、和也は普段の日でも身につけていたかなんて、かなり記憶が曖昧な所でもある。
「ま、アクセサリーなら、僕と一緒なら付けてもらえるでしょー! でも、金属アレルギーだったら……?」
再び溜め息を吐く裕実。
本当に人の誕生日というのは何をプレゼントしていいか分からないもんである。
裕実は適当にプレゼントを選ぶと、デパートを出て街中を歩き駅を目指す。
平日だというのにかなり人が居て大変ではあったが、恋人への誕生日プレゼントが決まって、裕実は満足げな顔をしながら帰って行ったようだ。
それから数日後の和也の誕生日。
裕実はあの日に買った、荷物を持ち、いつも待ち合わせをしている職員玄関出口で和也が来るのを待っていた。
裕実は都会に住んで居るが、裕実が住んでいる場所というのは、こんなにもビルが立ち並んではいない所で住宅街が広がっているだけで、ビル群を見るのは本当に久しぶりな事なのかもしれない。
そう東京は東京でも都心部を過ぎると高いビル等はなくなり、一軒家や低層マンションが増え、のどかな街並みが広がっている所だ。
今日の裕実は休みの日なのか、数日後に控えている和也の誕生日向けてプレゼントを買いに、わざわざ足を伸ばして都心部に来たという事だろう。
「和也の誕生日プレゼント……何にしましょうか?」
一人で買い物をしていると、こういう風に独り言が出てしまうもんだ。 それは一人で買い物をしていて寂しさを紛らわそうとするからであろう。
ただただ人々が行き交う中で小さな声で独り言を漏らしても誰の耳にも入らないことが幸な事なのかもしれない。
やはり独り言が他人の耳に入ってしまい『変な人』と思われるのは恥ずかしいからだ。
裕実は和也のプレゼントを何にするか決めてないまま、デパート内へと足を運ぶ。
流石は都会だけあってか、デパート内は高級店舗が入っているようだ。
「流石に僕の給料では高い物は買えませんよね……」
裕実は一息溜め息を吐くと、紳士服売り場へと足を運ぶ。
確かに手頃な値段にはなったが、和也の服の趣味が分からないのが現状。
「やっぱり、無難なとこでアクセサリー系でしょうか? 靴もサイズが分かりませんしね」
よくよく考えてみると、まだまだ裕実は和也のことを分かっていそうで分かってなかったのかもしれない。
アクセサリーにしたって、和也は普段の日でも身につけていたかなんて、かなり記憶が曖昧な所でもある。
「ま、アクセサリーなら、僕と一緒なら付けてもらえるでしょー! でも、金属アレルギーだったら……?」
再び溜め息を吐く裕実。
本当に人の誕生日というのは何をプレゼントしていいか分からないもんである。
裕実は適当にプレゼントを選ぶと、デパートを出て街中を歩き駅を目指す。
平日だというのにかなり人が居て大変ではあったが、恋人への誕生日プレゼントが決まって、裕実は満足げな顔をしながら帰って行ったようだ。
それから数日後の和也の誕生日。
裕実はあの日に買った、荷物を持ち、いつも待ち合わせをしている職員玄関出口で和也が来るのを待っていた。
0
お気に入りに追加
181
あなたにおすすめの小説
出産は一番の快楽
及川雨音
BL
出産するのが快感の出産フェチな両性具有総受け話。
とにかく出産が好きすぎて出産出産言いまくってます。出産がゲシュタルト崩壊気味。
【注意事項】
*受けは出産したいだけなので、相手や産まれた子どもに興味はないです。
*寝取られ(NTR)属性持ち攻め有りの複数ヤンデレ攻め
*倫理観・道徳観・貞操観が皆無、不謹慎注意
*軽く出産シーン有り
*ボテ腹、母乳、アクメ、授乳、女性器、おっぱい描写有り
続編)
*近親相姦・母子相姦要素有り
*奇形発言注意
*カニバリズム発言有り
淫紋付けたら逆襲!!巨根絶倫種付けでメス奴隷に堕とされる悪魔ちゃん♂
朝井染両
BL
お久しぶりです!
ご飯を二日食べずに寝ていたら、身体が生きようとしてエロ小説が書き終わりました。人間って不思議ですね。
こういう間抜けな受けが好きなんだと思います。可愛いね~ばかだね~可愛いね~と大切にしてあげたいですね。
合意のようで合意ではないのでお気をつけ下さい。幸せラブラブエンドなのでご安心下さい。
ご飯食べます。
肌が白くて女の子みたいに綺麗な先輩。本当におしっこするのか気になり過ぎて…?
こじらせた処女
BL
槍本シュン(やりもとしゅん)の所属している部活、機器操作部は2つ上の先輩、白井瑞稀(しらいみずき)しか居ない。
自分より身長の高い大男のはずなのに、足の先まで綺麗な先輩。彼が近くに来ると、何故か落ち着かない槍本は、これが何なのか分からないでいた。
ある日の冬、大雪で帰れなくなった槍本は、一人暮らしをしている白井の家に泊まることになる。帰り道、おしっこしたいと呟く白井に、本当にトイレするのかと何故か疑問に思ってしまい…?
クソザコ乳首くんの出張アクメ
掌
BL
おさわりOK♡の家事代行サービスで働くようになった、ベロキス大好きむっつりヤンキー系ツン男子のクソザコ乳首くんが、出張先のどすけべおぢさんの家で乳首穴開き体操着でセクハラ責めされ、とことんクソザコアクメさせられる話。他腋嗅ぎ、マイクロビキニなど。フィクションとしてライトにお楽しみください。
ネタの一部はお友達からご提供いただきました。ありがとうございました!
pixiv/ムーンライトノベルズにも同作品を投稿しています。
なにかありましたら(web拍手)
http://bit.ly/38kXFb0
Twitter垢・拍手返信はこちらから
https://twitter.com/show1write
ある宅配便のお兄さんの話
てんつぶ
BL
宅配便のお兄さん(モブ)×淫乱平凡DKのNTR。
ひたすらえっちなことだけしているお話です。
諸々タグ御確認の上、お好きな方どうぞ~。
※こちらを原作としたシチュエーション&BLドラマボイスを公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる