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【番外編】白い天使が舞い降りた夜2
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雄介からのそのメールは既に十五分も経っていた。 それと同時に気付いたのは雄介の休憩時間というのが後十五分しかないという事だ。 それに気付いた俺は急いで白衣を脱ぐと雄介に返信しないまま急いで部屋を出ると雄介が指定してきた春坂消防署に向かうのだ。
急いで雄介が待ってるであろう春坂消防署近くまで向かうと、丁度、春坂消防署の目の前にオレンジ色の服を着た人影が見えて来る。 俺はそんな姿に内心では安心すると春坂消防署の前に車を停める。
「もしかして、お前、こんな寒い中で三十分も待ってたのか?」
「……え、あ、まぁな……。 それに、望やったら必ず来てくれるって思っておったし……」
そう雄介は大丈夫そうな表情をしていたのだけど、そのオレンジ色の薄っぺらい制服姿では明らかに寒かっただろう。
「それで、わざわざ仕事の休憩中に俺の事を呼び出して、どうしたんだ?」
そう俺は普通に会話するものの鼓動の方は未だに早く波打っていた。
「あ、それな……今日はクリスマスやんか……ま、俺等の場合、仕事上忙しいのが基本なんやし、こんなロマンチックな日にデートとかっていうのは出来へんかもしれへんけど……プレゼント位は渡せるやろうって思うてな……そいで、望の事を呼び出してみたっていう訳なんやって……。 まぁ、家に置いておいて渡しても良かったんやけど……やっぱ、こういうのは本人に直接渡したいもんやんか……」
「……プレゼント!? って……」
頭の中ではクリスマスだって分かっているのに心の中では、どうやらクリスマスだっていう事を忘れていた俺。
どうやら俺は雄介のその言葉に裏声で返してしまっていたようだ。
「……アホか……今日はクリスマスやで……サンタさんから誰しもプレゼントが貰える日やろうが……。 まぁ、確かにサンタさんは子供の所にしかプレゼントを持って行かへんのかもしれへんけど、大人はこうして誰かから貰う日でもあんねんやろ? せやから、俺から望にクリスマスプレゼントなんやって!」
そう言って雄介は俺にプレゼントを渡して来る。
「ほな、時間無いし、消防署の方に戻るな……」
雄介はそう言うと俺にだけプレゼントだけを渡して再び消防署の中へと向かって行ってしまう。
そんな雄介の後ろ姿に俺はひと息吐くと、雄介から貰った紙袋を開けてみた。
「……マフラー!?」
紙袋の奥にあったプレゼントは一瞬見た所ではマフラーぽかったのだが、そこは取り出してみてみないとハッキリとは分からないと思った俺はそのプレゼントを出してみる。 それは、やはり自分が思っていた通りの物で、そのマフラーの色というのが俺のジャケットに合わせてなのか紺色に気持ち白色が入っていた。
俺は暖かい筈の車の中で、そのマフラーを首へと巻いてみる。
急いで雄介が待ってるであろう春坂消防署近くまで向かうと、丁度、春坂消防署の目の前にオレンジ色の服を着た人影が見えて来る。 俺はそんな姿に内心では安心すると春坂消防署の前に車を停める。
「もしかして、お前、こんな寒い中で三十分も待ってたのか?」
「……え、あ、まぁな……。 それに、望やったら必ず来てくれるって思っておったし……」
そう雄介は大丈夫そうな表情をしていたのだけど、そのオレンジ色の薄っぺらい制服姿では明らかに寒かっただろう。
「それで、わざわざ仕事の休憩中に俺の事を呼び出して、どうしたんだ?」
そう俺は普通に会話するものの鼓動の方は未だに早く波打っていた。
「あ、それな……今日はクリスマスやんか……ま、俺等の場合、仕事上忙しいのが基本なんやし、こんなロマンチックな日にデートとかっていうのは出来へんかもしれへんけど……プレゼント位は渡せるやろうって思うてな……そいで、望の事を呼び出してみたっていう訳なんやって……。 まぁ、家に置いておいて渡しても良かったんやけど……やっぱ、こういうのは本人に直接渡したいもんやんか……」
「……プレゼント!? って……」
頭の中ではクリスマスだって分かっているのに心の中では、どうやらクリスマスだっていう事を忘れていた俺。
どうやら俺は雄介のその言葉に裏声で返してしまっていたようだ。
「……アホか……今日はクリスマスやで……サンタさんから誰しもプレゼントが貰える日やろうが……。 まぁ、確かにサンタさんは子供の所にしかプレゼントを持って行かへんのかもしれへんけど、大人はこうして誰かから貰う日でもあんねんやろ? せやから、俺から望にクリスマスプレゼントなんやって!」
そう言って雄介は俺にプレゼントを渡して来る。
「ほな、時間無いし、消防署の方に戻るな……」
雄介はそう言うと俺にだけプレゼントだけを渡して再び消防署の中へと向かって行ってしまう。
そんな雄介の後ろ姿に俺はひと息吐くと、雄介から貰った紙袋を開けてみた。
「……マフラー!?」
紙袋の奥にあったプレゼントは一瞬見た所ではマフラーぽかったのだが、そこは取り出してみてみないとハッキリとは分からないと思った俺はそのプレゼントを出してみる。 それは、やはり自分が思っていた通りの物で、そのマフラーの色というのが俺のジャケットに合わせてなのか紺色に気持ち白色が入っていた。
俺は暖かい筈の車の中で、そのマフラーを首へと巻いてみる。
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