1,976 / 2,140
ー信頼ー37
しおりを挟む
「そっか……そういう事だったんだな」
望はそう答えると遠い目をするかのように天井を見上げる。
「とりあえず、俺は雄介の事を好きになって良かったと思ってるよ。 確かに前に女性と付き合った事があって、それからフラれてからは恋愛に対して完全にトラウマになってたけど……なんだろうな? 雄介と居ると安心もするし、すっげぇ楽しくも感じてるんだよなぁ。 まぁ、たまに喧嘩とかしたりするけどさ。 雄介っていう人物は、俺に恋人といるだけで幸せになれるんだって事を教えてくれた人物なんだよ」
「そうなんですね。 確かに、望さんは雄介さんといる時っていうのは本当に幸せそうですもんね。 僕の方も勿論、和也と居るだけで幸せな気分になるっていうのを教えて貰いましたし、勿論、僕の方も和也と居ると幸せな気分になれてますからー」
「それなら、良かったじゃねぇか。 過去はどうあれ今は幸せなんだろ?」
「望さんって……よく、お婆さまに育ててもらっていたっていう話をしますよね? という事は望さんって小さい頃はお父様とお母様にあまり会えてなかったって事なんですか?」
「ああ、まぁな。 前に朔望が言ってただろ? 『俺はどうしても親父達とアメリカには行かない』って……まぁ、俺がどうしてそんな事を言ったのか? っていうのは分からないんだけどさ。 朔望も言ってたけど、子供ながらにこう思ったのかもな『一緒にいても親父もお袋も仕事で家にいないのだから寂しい思いをするだけ』だってな。 子供の頃って、家に帰って来て、お母さんとお父さんが家にいないのは寂しいもんだろ?」
「あ、スイマセン……あの……そこは僕には分からない所なんですけど……」
「あ! ゴメン……そうだったな。 でも、母親はいい人だったんだろ?」
「あ、はい……そうだったんだと思いますよ。 ですが、物心付いた時には死んでしまっていたのか、父親に対して嫌気がさして出て行ってしまったのか分かりませんが既に母親の姿は家になかったんですよね」
その裕実の言葉に望の方は申し訳無さそうに、
「あ、マジ……ゴメン……。 やっぱり、人の過去の事について追求するもんじゃねぇんだな。 やっぱ、聞いちゃ行けない過去だってあるんだからさ」
「別に気にしないで下さい。 今の僕っていうのは、和也に見習って今を生きてる人間になってくたんでね。 過去は過去なんで、過去を振り返らず未来に向かって今を生きていくのが大事なんだって和也に教えてもらったのでね。 今の僕は未来を作る為に今を生きて行こうと思ってますよ。 まぁ、和也の場合には未来の事は本当に全然考えてないかなぁ? って思う時もありますけど」
望はそう答えると遠い目をするかのように天井を見上げる。
「とりあえず、俺は雄介の事を好きになって良かったと思ってるよ。 確かに前に女性と付き合った事があって、それからフラれてからは恋愛に対して完全にトラウマになってたけど……なんだろうな? 雄介と居ると安心もするし、すっげぇ楽しくも感じてるんだよなぁ。 まぁ、たまに喧嘩とかしたりするけどさ。 雄介っていう人物は、俺に恋人といるだけで幸せになれるんだって事を教えてくれた人物なんだよ」
「そうなんですね。 確かに、望さんは雄介さんといる時っていうのは本当に幸せそうですもんね。 僕の方も勿論、和也と居るだけで幸せな気分になるっていうのを教えて貰いましたし、勿論、僕の方も和也と居ると幸せな気分になれてますからー」
「それなら、良かったじゃねぇか。 過去はどうあれ今は幸せなんだろ?」
「望さんって……よく、お婆さまに育ててもらっていたっていう話をしますよね? という事は望さんって小さい頃はお父様とお母様にあまり会えてなかったって事なんですか?」
「ああ、まぁな。 前に朔望が言ってただろ? 『俺はどうしても親父達とアメリカには行かない』って……まぁ、俺がどうしてそんな事を言ったのか? っていうのは分からないんだけどさ。 朔望も言ってたけど、子供ながらにこう思ったのかもな『一緒にいても親父もお袋も仕事で家にいないのだから寂しい思いをするだけ』だってな。 子供の頃って、家に帰って来て、お母さんとお父さんが家にいないのは寂しいもんだろ?」
「あ、スイマセン……あの……そこは僕には分からない所なんですけど……」
「あ! ゴメン……そうだったな。 でも、母親はいい人だったんだろ?」
「あ、はい……そうだったんだと思いますよ。 ですが、物心付いた時には死んでしまっていたのか、父親に対して嫌気がさして出て行ってしまったのか分かりませんが既に母親の姿は家になかったんですよね」
その裕実の言葉に望の方は申し訳無さそうに、
「あ、マジ……ゴメン……。 やっぱり、人の過去の事について追求するもんじゃねぇんだな。 やっぱ、聞いちゃ行けない過去だってあるんだからさ」
「別に気にしないで下さい。 今の僕っていうのは、和也に見習って今を生きてる人間になってくたんでね。 過去は過去なんで、過去を振り返らず未来に向かって今を生きていくのが大事なんだって和也に教えてもらったのでね。 今の僕は未来を作る為に今を生きて行こうと思ってますよ。 まぁ、和也の場合には未来の事は本当に全然考えてないかなぁ? って思う時もありますけど」
0
お気に入りに追加
181
あなたにおすすめの小説
出産は一番の快楽
及川雨音
BL
出産するのが快感の出産フェチな両性具有総受け話。
とにかく出産が好きすぎて出産出産言いまくってます。出産がゲシュタルト崩壊気味。
【注意事項】
*受けは出産したいだけなので、相手や産まれた子どもに興味はないです。
*寝取られ(NTR)属性持ち攻め有りの複数ヤンデレ攻め
*倫理観・道徳観・貞操観が皆無、不謹慎注意
*軽く出産シーン有り
*ボテ腹、母乳、アクメ、授乳、女性器、おっぱい描写有り
続編)
*近親相姦・母子相姦要素有り
*奇形発言注意
*カニバリズム発言有り
淫紋付けたら逆襲!!巨根絶倫種付けでメス奴隷に堕とされる悪魔ちゃん♂
朝井染両
BL
お久しぶりです!
ご飯を二日食べずに寝ていたら、身体が生きようとしてエロ小説が書き終わりました。人間って不思議ですね。
こういう間抜けな受けが好きなんだと思います。可愛いね~ばかだね~可愛いね~と大切にしてあげたいですね。
合意のようで合意ではないのでお気をつけ下さい。幸せラブラブエンドなのでご安心下さい。
ご飯食べます。
肌が白くて女の子みたいに綺麗な先輩。本当におしっこするのか気になり過ぎて…?
こじらせた処女
BL
槍本シュン(やりもとしゅん)の所属している部活、機器操作部は2つ上の先輩、白井瑞稀(しらいみずき)しか居ない。
自分より身長の高い大男のはずなのに、足の先まで綺麗な先輩。彼が近くに来ると、何故か落ち着かない槍本は、これが何なのか分からないでいた。
ある日の冬、大雪で帰れなくなった槍本は、一人暮らしをしている白井の家に泊まることになる。帰り道、おしっこしたいと呟く白井に、本当にトイレするのかと何故か疑問に思ってしまい…?
クソザコ乳首くんの出張アクメ
掌
BL
おさわりOK♡の家事代行サービスで働くようになった、ベロキス大好きむっつりヤンキー系ツン男子のクソザコ乳首くんが、出張先のどすけべおぢさんの家で乳首穴開き体操着でセクハラ責めされ、とことんクソザコアクメさせられる話。他腋嗅ぎ、マイクロビキニなど。フィクションとしてライトにお楽しみください。
ネタの一部はお友達からご提供いただきました。ありがとうございました!
pixiv/ムーンライトノベルズにも同作品を投稿しています。
なにかありましたら(web拍手)
http://bit.ly/38kXFb0
Twitter垢・拍手返信はこちらから
https://twitter.com/show1write
ある宅配便のお兄さんの話
てんつぶ
BL
宅配便のお兄さん(モブ)×淫乱平凡DKのNTR。
ひたすらえっちなことだけしているお話です。
諸々タグ御確認の上、お好きな方どうぞ~。
※こちらを原作としたシチュエーション&BLドラマボイスを公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる