1,959 / 2,140
ー信頼ー20
しおりを挟む
望は体を洗い終えたのか、雄介が入っている湯船の方へと入って行くるのだ。
正面同士に座っている二人。 もしかしたら本当に久しぶりに向き合って話すのかもしれない。
「……ん?」
今まで一人で浴槽の中を占領していた雄介だったのだが、その望の気配に気付き気持ち的に避けてくれたようだ。
そして久しぶりに見る恋人の顔に微笑み、その顔に軽く触れてみる雄介。
「そっか……なんか違和感があると思うたら、眼鏡が無いんや」
「お風呂に入る時はいつもしてなかっただろ? 眼鏡付けて入ったら眼鏡曇るから意味なくなっちまうしな」
「そうやったな。 なんや、こう望の顔も久しぶりにまともに見てる気がするし、それに、眼鏡がない望を見るのも久しぶりやったし、やっぱ無いと無いで違和感があったな」
雄介は望に向かい軽く微笑むと、今度は片手を望の後頭部を支え唇と唇を重ねる。
そして直ぐに離れると、
「望の唇も久しぶりのような気がするわぁ」
望はその雄介の行動にクスリとすると、
「確かに、この一週間……あ、いや……多分、この一ヶ月はまともにお互いの事を見つめている時間さえもなかった気がするしな。 ほら、この一ヶ月っていうのは、この島に来る為に色々と準備してて忙しかっただろ?」
「せやな……確かに、そうやったな。 春坂病院での引き継ぎもあったし、引っ越しの準備とかもあったしな」
「そういう事だな」
「ここに来てからの一週間だって、ドタバタとしとったし、そう……こう望の顔をまともに見てる暇なんかなかったっていうんかな? ほなら、今日は……今もやけど後でイチャイチャな事しようなぁ?」
雄介は望に向かって笑顔を見せると、その笑顔さえ、まともに見たのは久しぶりのような気がする。
「何だか、お前の笑顔っていいよな」
今日はいつも以上に望が素直なのは気のせいなのであろうか。 いつもなら絶対にそんな事、望は言ったりしないのだから。
雄介はその望の言葉に首を傾げながらも、
「そうなんか?」
と答える。
そして、その雄介の言葉に望は軽く微笑むのだ。
「まぁ、望がそう言うねんやったら、それはそれで嬉しいわぁ。 まぁ、俺も望のその笑顔好きやけどな」
正面同士に座っている二人。 もしかしたら本当に久しぶりに向き合って話すのかもしれない。
「……ん?」
今まで一人で浴槽の中を占領していた雄介だったのだが、その望の気配に気付き気持ち的に避けてくれたようだ。
そして久しぶりに見る恋人の顔に微笑み、その顔に軽く触れてみる雄介。
「そっか……なんか違和感があると思うたら、眼鏡が無いんや」
「お風呂に入る時はいつもしてなかっただろ? 眼鏡付けて入ったら眼鏡曇るから意味なくなっちまうしな」
「そうやったな。 なんや、こう望の顔も久しぶりにまともに見てる気がするし、それに、眼鏡がない望を見るのも久しぶりやったし、やっぱ無いと無いで違和感があったな」
雄介は望に向かい軽く微笑むと、今度は片手を望の後頭部を支え唇と唇を重ねる。
そして直ぐに離れると、
「望の唇も久しぶりのような気がするわぁ」
望はその雄介の行動にクスリとすると、
「確かに、この一週間……あ、いや……多分、この一ヶ月はまともにお互いの事を見つめている時間さえもなかった気がするしな。 ほら、この一ヶ月っていうのは、この島に来る為に色々と準備してて忙しかっただろ?」
「せやな……確かに、そうやったな。 春坂病院での引き継ぎもあったし、引っ越しの準備とかもあったしな」
「そういう事だな」
「ここに来てからの一週間だって、ドタバタとしとったし、そう……こう望の顔をまともに見てる暇なんかなかったっていうんかな? ほなら、今日は……今もやけど後でイチャイチャな事しようなぁ?」
雄介は望に向かって笑顔を見せると、その笑顔さえ、まともに見たのは久しぶりのような気がする。
「何だか、お前の笑顔っていいよな」
今日はいつも以上に望が素直なのは気のせいなのであろうか。 いつもなら絶対にそんな事、望は言ったりしないのだから。
雄介はその望の言葉に首を傾げながらも、
「そうなんか?」
と答える。
そして、その雄介の言葉に望は軽く微笑むのだ。
「まぁ、望がそう言うねんやったら、それはそれで嬉しいわぁ。 まぁ、俺も望のその笑顔好きやけどな」
0
お気に入りに追加
181
あなたにおすすめの小説
淫紋付けたら逆襲!!巨根絶倫種付けでメス奴隷に堕とされる悪魔ちゃん♂
朝井染両
BL
お久しぶりです!
ご飯を二日食べずに寝ていたら、身体が生きようとしてエロ小説が書き終わりました。人間って不思議ですね。
こういう間抜けな受けが好きなんだと思います。可愛いね~ばかだね~可愛いね~と大切にしてあげたいですね。
合意のようで合意ではないのでお気をつけ下さい。幸せラブラブエンドなのでご安心下さい。
ご飯食べます。
出産は一番の快楽
及川雨音
BL
出産するのが快感の出産フェチな両性具有総受け話。
とにかく出産が好きすぎて出産出産言いまくってます。出産がゲシュタルト崩壊気味。
【注意事項】
*受けは出産したいだけなので、相手や産まれた子どもに興味はないです。
*寝取られ(NTR)属性持ち攻め有りの複数ヤンデレ攻め
*倫理観・道徳観・貞操観が皆無、不謹慎注意
*軽く出産シーン有り
*ボテ腹、母乳、アクメ、授乳、女性器、おっぱい描写有り
続編)
*近親相姦・母子相姦要素有り
*奇形発言注意
*カニバリズム発言有り
肌が白くて女の子みたいに綺麗な先輩。本当におしっこするのか気になり過ぎて…?
こじらせた処女
BL
槍本シュン(やりもとしゅん)の所属している部活、機器操作部は2つ上の先輩、白井瑞稀(しらいみずき)しか居ない。
自分より身長の高い大男のはずなのに、足の先まで綺麗な先輩。彼が近くに来ると、何故か落ち着かない槍本は、これが何なのか分からないでいた。
ある日の冬、大雪で帰れなくなった槍本は、一人暮らしをしている白井の家に泊まることになる。帰り道、おしっこしたいと呟く白井に、本当にトイレするのかと何故か疑問に思ってしまい…?
クソザコ乳首くんの出張アクメ
掌
BL
おさわりOK♡の家事代行サービスで働くようになった、ベロキス大好きむっつりヤンキー系ツン男子のクソザコ乳首くんが、出張先のどすけべおぢさんの家で乳首穴開き体操着でセクハラ責めされ、とことんクソザコアクメさせられる話。他腋嗅ぎ、マイクロビキニなど。フィクションとしてライトにお楽しみください。
ネタの一部はお友達からご提供いただきました。ありがとうございました!
pixiv/ムーンライトノベルズにも同作品を投稿しています。
なにかありましたら(web拍手)
http://bit.ly/38kXFb0
Twitter垢・拍手返信はこちらから
https://twitter.com/show1write
ある宅配便のお兄さんの話
てんつぶ
BL
宅配便のお兄さん(モブ)×淫乱平凡DKのNTR。
ひたすらえっちなことだけしているお話です。
諸々タグ御確認の上、お好きな方どうぞ~。
※こちらを原作としたシチュエーション&BLドラマボイスを公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる