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ー希望ー30
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「だろ? だから、俺はあれほど、医者になるのは止めた方がいいって言ったんだ」
「だけど、まだ、医者としてはなったばっかやし、今日は初日やからなぁ、せやから、疲れたは言うけど……文句は言わん」
「なるほどなぁ、確かに、まぁ、まだ、初日だからな……自分に合ってるかは分からないよな」
「なぁ、坂本の方はどうなん? 昼間見た時はレントゲンとかに何も写ってなかったような気がすんねんけど。 あん時、望は俺に診断を任すって言ってた時に一瞬表情を変えておったやんか……」
望は雄介の言葉に直ぐになんの事だか分かったのだが、
「雄介……さっき言っただろ? 今はプライベートなんだから、仕事のことは持ち込まないって……だから、お前の友人のことは、明日……」
「ほなら、明日、仕事場やったら、聞いてもええか?」
「それもさっき言っただろ? 俺はお前のサポートはするけど、決断はしないって……」
「ってことは答えは教えてもらえんってことか……」
「ん……まぁ、そういうことだな……間違って診断した場合には答えるよ。 だから、間違って診断しなければそれが答えだっていうことだ」
「分かった……。 ほな、明日、もう一度、頑張ってみるわぁ」
「明日までには診断しろよ」
雄介は頷くと立ち上がり、
「ほな、出るか……」
「そうだな……」
二人はお風呂から上がると、二階へと上がって行く。 そして雄介は床に手をつくと早速腕立てから始めるのだ。
「もう、やるのか?」
「寝る時間が無くなってまうやろ?」
「そうだな……」
望は壁掛け時計を見上げると、時計は十時を差していた。
「それじゃあ、俺も……」
そう望が床に手をついた時には雄介は既に汗を流し五十回を超えたようだ。
望は一応やってみるものの五回を過ぎた辺りから、スピードは落ち、どうにか十回までをやり遂げる。
「やっぱ、普段やらない奴がやっちゃダメだよなぁ、もう、息が上がりそうだしよ……」
「せやから、最初は十回位がええんやって……あんまりやりすぎると次の日体が辛くなってまうからな……」
と言っている間にも雄介は今度、腹筋へと変え数をこなしていくのだ。
「だけど、まだ、医者としてはなったばっかやし、今日は初日やからなぁ、せやから、疲れたは言うけど……文句は言わん」
「なるほどなぁ、確かに、まぁ、まだ、初日だからな……自分に合ってるかは分からないよな」
「なぁ、坂本の方はどうなん? 昼間見た時はレントゲンとかに何も写ってなかったような気がすんねんけど。 あん時、望は俺に診断を任すって言ってた時に一瞬表情を変えておったやんか……」
望は雄介の言葉に直ぐになんの事だか分かったのだが、
「雄介……さっき言っただろ? 今はプライベートなんだから、仕事のことは持ち込まないって……だから、お前の友人のことは、明日……」
「ほなら、明日、仕事場やったら、聞いてもええか?」
「それもさっき言っただろ? 俺はお前のサポートはするけど、決断はしないって……」
「ってことは答えは教えてもらえんってことか……」
「ん……まぁ、そういうことだな……間違って診断した場合には答えるよ。 だから、間違って診断しなければそれが答えだっていうことだ」
「分かった……。 ほな、明日、もう一度、頑張ってみるわぁ」
「明日までには診断しろよ」
雄介は頷くと立ち上がり、
「ほな、出るか……」
「そうだな……」
二人はお風呂から上がると、二階へと上がって行く。 そして雄介は床に手をつくと早速腕立てから始めるのだ。
「もう、やるのか?」
「寝る時間が無くなってまうやろ?」
「そうだな……」
望は壁掛け時計を見上げると、時計は十時を差していた。
「それじゃあ、俺も……」
そう望が床に手をついた時には雄介は既に汗を流し五十回を超えたようだ。
望は一応やってみるものの五回を過ぎた辺りから、スピードは落ち、どうにか十回までをやり遂げる。
「やっぱ、普段やらない奴がやっちゃダメだよなぁ、もう、息が上がりそうだしよ……」
「せやから、最初は十回位がええんやって……あんまりやりすぎると次の日体が辛くなってまうからな……」
と言っている間にも雄介は今度、腹筋へと変え数をこなしていくのだ。
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