1,779 / 2,140
ー平和ー53
しおりを挟む
「ま、流石に雄介もその時は望に意識はしてなかったみたいだけどな」
「まぁ、流石に四、五歳位で恋になんか目覚めないでしょ。 ま、兄さんの場合、その後、何年後に雄介さんと出会ったみたいだけどね。 それも運命ってことになるよね?」
「だよな……」
朔望は選んだ品物を手にすると、
「僕は選び終えたけど、和也は?」
「ま、俺も一応はな……って、別にお前はこんなとこに来なくてもお医者さんゴッコは出来るんじゃねぇの?」
そう和也は少しにやけ顔で言ったのだが、
「家に帰って来てまで仕事道具を見たくないよ。 それに、僕は仕事道具をそういう風には見てないからね。 それなら、たまにこういう店に来て新作を試した方が楽しいよね」
「なるほどなぁ、お前も仕事には真面目って訳なんだな」
「だから、それは前から言ってるだろ。 命を助ける仕事なんだから、ふざけるってことはしないよ。 しかも小児科医ってのはね……一番気を使うんだよ。 仕事で失敗なんか出来やしない。 万が一失敗なんかしたら、親に訴えられてしまうってのが現状。 医者の中で一番ストレスが溜まる仕事かもしれないね」
「でも、お前が選んだ道なんだろ?」
「ま、確かに……そうではあるんだけどね。 親のレールを走ってくるってのも楽じゃないよ」
「でもさ……今は就職難って言われている時代に仕事先があるんだからいいんじゃねぇの? 今は仕事をしたくてもできない人が沢山いる世の中なんだからさ」
「ま、確かに、それはあるのかもね」
「それに医者になるには勉強も必要だけど、金も必要だろ?」
「まぁ、そうだけど……。 そう言うってことは和也も本当は医者になりたかったとか?」
「そういうことだよ。 俺の父親も医者だったんだけど、若い時に事故でな……まぁ、母親一人で俺のことを育ててくれたんだ。 だから、贅沢なことは言えなくて、やっぱし、母親も看護師だったから、俺も医療関係に進みたいと思って、看護師にしたんだけどな。 でも、今の仕事に充実した日々を送っているから、それはそれでいいかな? って思っているけどな」
「和也って、そうだったんだ。 じゃあ、裕実さんはどんな人っていうか、どんな過去があるの?」
「まぁ、流石に四、五歳位で恋になんか目覚めないでしょ。 ま、兄さんの場合、その後、何年後に雄介さんと出会ったみたいだけどね。 それも運命ってことになるよね?」
「だよな……」
朔望は選んだ品物を手にすると、
「僕は選び終えたけど、和也は?」
「ま、俺も一応はな……って、別にお前はこんなとこに来なくてもお医者さんゴッコは出来るんじゃねぇの?」
そう和也は少しにやけ顔で言ったのだが、
「家に帰って来てまで仕事道具を見たくないよ。 それに、僕は仕事道具をそういう風には見てないからね。 それなら、たまにこういう店に来て新作を試した方が楽しいよね」
「なるほどなぁ、お前も仕事には真面目って訳なんだな」
「だから、それは前から言ってるだろ。 命を助ける仕事なんだから、ふざけるってことはしないよ。 しかも小児科医ってのはね……一番気を使うんだよ。 仕事で失敗なんか出来やしない。 万が一失敗なんかしたら、親に訴えられてしまうってのが現状。 医者の中で一番ストレスが溜まる仕事かもしれないね」
「でも、お前が選んだ道なんだろ?」
「ま、確かに……そうではあるんだけどね。 親のレールを走ってくるってのも楽じゃないよ」
「でもさ……今は就職難って言われている時代に仕事先があるんだからいいんじゃねぇの? 今は仕事をしたくてもできない人が沢山いる世の中なんだからさ」
「ま、確かに、それはあるのかもね」
「それに医者になるには勉強も必要だけど、金も必要だろ?」
「まぁ、そうだけど……。 そう言うってことは和也も本当は医者になりたかったとか?」
「そういうことだよ。 俺の父親も医者だったんだけど、若い時に事故でな……まぁ、母親一人で俺のことを育ててくれたんだ。 だから、贅沢なことは言えなくて、やっぱし、母親も看護師だったから、俺も医療関係に進みたいと思って、看護師にしたんだけどな。 でも、今の仕事に充実した日々を送っているから、それはそれでいいかな? って思っているけどな」
「和也って、そうだったんだ。 じゃあ、裕実さんはどんな人っていうか、どんな過去があるの?」
0
お気に入りに追加
181
あなたにおすすめの小説
淫紋付けたら逆襲!!巨根絶倫種付けでメス奴隷に堕とされる悪魔ちゃん♂
朝井染両
BL
お久しぶりです!
ご飯を二日食べずに寝ていたら、身体が生きようとしてエロ小説が書き終わりました。人間って不思議ですね。
こういう間抜けな受けが好きなんだと思います。可愛いね~ばかだね~可愛いね~と大切にしてあげたいですね。
合意のようで合意ではないのでお気をつけ下さい。幸せラブラブエンドなのでご安心下さい。
ご飯食べます。
出産は一番の快楽
及川雨音
BL
出産するのが快感の出産フェチな両性具有総受け話。
とにかく出産が好きすぎて出産出産言いまくってます。出産がゲシュタルト崩壊気味。
【注意事項】
*受けは出産したいだけなので、相手や産まれた子どもに興味はないです。
*寝取られ(NTR)属性持ち攻め有りの複数ヤンデレ攻め
*倫理観・道徳観・貞操観が皆無、不謹慎注意
*軽く出産シーン有り
*ボテ腹、母乳、アクメ、授乳、女性器、おっぱい描写有り
続編)
*近親相姦・母子相姦要素有り
*奇形発言注意
*カニバリズム発言有り
肌が白くて女の子みたいに綺麗な先輩。本当におしっこするのか気になり過ぎて…?
こじらせた処女
BL
槍本シュン(やりもとしゅん)の所属している部活、機器操作部は2つ上の先輩、白井瑞稀(しらいみずき)しか居ない。
自分より身長の高い大男のはずなのに、足の先まで綺麗な先輩。彼が近くに来ると、何故か落ち着かない槍本は、これが何なのか分からないでいた。
ある日の冬、大雪で帰れなくなった槍本は、一人暮らしをしている白井の家に泊まることになる。帰り道、おしっこしたいと呟く白井に、本当にトイレするのかと何故か疑問に思ってしまい…?
クソザコ乳首くんの出張アクメ
掌
BL
おさわりOK♡の家事代行サービスで働くようになった、ベロキス大好きむっつりヤンキー系ツン男子のクソザコ乳首くんが、出張先のどすけべおぢさんの家で乳首穴開き体操着でセクハラ責めされ、とことんクソザコアクメさせられる話。他腋嗅ぎ、マイクロビキニなど。フィクションとしてライトにお楽しみください。
ネタの一部はお友達からご提供いただきました。ありがとうございました!
pixiv/ムーンライトノベルズにも同作品を投稿しています。
なにかありましたら(web拍手)
http://bit.ly/38kXFb0
Twitter垢・拍手返信はこちらから
https://twitter.com/show1write
ある宅配便のお兄さんの話
てんつぶ
BL
宅配便のお兄さん(モブ)×淫乱平凡DKのNTR。
ひたすらえっちなことだけしているお話です。
諸々タグ御確認の上、お好きな方どうぞ~。
※こちらを原作としたシチュエーション&BLドラマボイスを公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる