1,666 / 2,140
ー決心ー71
しおりを挟む
「せやねぇ……ほんなら、望は折りたたみ系でも、色々選んでおいてな。 ほんで、その中から、機能とかに関しては俺が選ぶしな」
「ああ、分かった!」
望はそう言うと、今度は色を重視として探し始める。
折りたたみ系と決まれば後は色とかだからだ。 折りたたみ系の携帯といえば、どれも似たり寄ったりの携帯でもある。 それなら色を選んだ方がいいのかもしれない。
携帯の色も昔に比べれば沢山増えたのだが、そうと言っても今でも主力なのは黒色と白色は大抵入っている。 他の色には機種により灰色があったり、赤色やピンク色があったりする位であろう。 今でも携帯の色に関してはそんなに種類が出ている訳ではない。 ごくたまに緑色があったり紫色があったりする位なのだから。
「んー、そうだなぁ、前の携帯は白色だったから、今度は黒色にしようかなぁ?」
「黒色にするんか? なんか望っぽくないって言えば望っぽくないんやけど……」
「だけど、白色や黒色の他に何か俺っぽい色があるか?」
「せやねぇ……? シルバーとか灰色やと、オッサンっぽいしなぁ、思い切って赤色とか緑色とかはどや?」
「流石に、それは似合わないと思うんだけどなぁ」
「ほんなら、白色か黒色しかないんかぁ」
「仕方がねぇか……なら、黒色にするかな?」
「ほな、俺は赤色かな?」
「お前って、赤色好きだよなー。 前の携帯もそうだっただろ?」
「せやけど、前とはデザインとか違うしー、何か赤色ってかっこええやんかぁ」
「え? あ、まぁ……そうだけどよ。 でも、お前が赤色の携帯を持っていてもあまり違和感がないからいいよなぁ」
「そうか? ま、意識したことがないところかな? 望がそれでええって言うんやったら、赤色でええし」
「じゃ、俺は黒色でお前は赤色な」
「それで、ええよ。 機能も問題ないようやしな」
二人はそう決めると、カウンターへと向かい機種変の手続きを済ませる。
そして三十分時間が空いている間に二人は繁華街へと出るのだ。
流石は日曜日っていうのだけあるのであろうか。 本当にこんなにも人が居るという位に繁華街は混雑している。
人がすれ違うのがやっとの繁華街。 望は雄介の直ぐ後ろを追い掛けるように歩いているのだが、こう雄介と離れてしまい迷子になりそうな位に人がいる。
そんな人混みの中、雄介と望に女の子からの視線が集まって来ているのは気のせいであろうか。
確かに雄介はこう女性の視線を集めてしまうオーラというのか、かっこよさというのか、爽やかさというのか、芸能人ではないのにも関わらず、こう注目を浴びる人間なのかもしれないのだが。 そう女性からしてみたら、昔からよく言われている、カッコいい身長があるに合致しているのだから注目の的になってしまうのは仕方がない事なのかもしれない。
雄介はそんな視線に気付いているのか気付いていないのか分からないのだが、その繁華街を何もないかのように突き進む。 きっと、さっき望と約束していた洋服屋に向かっているからだ。 望の方もそんな視線に気付きながらも雄介の背中を追ってないと逸れてしまう可能性があるのだから、そこに必死に追い掛ける。
視線だけではなく、やがて女性達の会話も望の耳に飛び込んで来たみたいで、望の方はあまりいい表情ではなくなってきたようだ。
「ああ、分かった!」
望はそう言うと、今度は色を重視として探し始める。
折りたたみ系と決まれば後は色とかだからだ。 折りたたみ系の携帯といえば、どれも似たり寄ったりの携帯でもある。 それなら色を選んだ方がいいのかもしれない。
携帯の色も昔に比べれば沢山増えたのだが、そうと言っても今でも主力なのは黒色と白色は大抵入っている。 他の色には機種により灰色があったり、赤色やピンク色があったりする位であろう。 今でも携帯の色に関してはそんなに種類が出ている訳ではない。 ごくたまに緑色があったり紫色があったりする位なのだから。
「んー、そうだなぁ、前の携帯は白色だったから、今度は黒色にしようかなぁ?」
「黒色にするんか? なんか望っぽくないって言えば望っぽくないんやけど……」
「だけど、白色や黒色の他に何か俺っぽい色があるか?」
「せやねぇ……? シルバーとか灰色やと、オッサンっぽいしなぁ、思い切って赤色とか緑色とかはどや?」
「流石に、それは似合わないと思うんだけどなぁ」
「ほんなら、白色か黒色しかないんかぁ」
「仕方がねぇか……なら、黒色にするかな?」
「ほな、俺は赤色かな?」
「お前って、赤色好きだよなー。 前の携帯もそうだっただろ?」
「せやけど、前とはデザインとか違うしー、何か赤色ってかっこええやんかぁ」
「え? あ、まぁ……そうだけどよ。 でも、お前が赤色の携帯を持っていてもあまり違和感がないからいいよなぁ」
「そうか? ま、意識したことがないところかな? 望がそれでええって言うんやったら、赤色でええし」
「じゃ、俺は黒色でお前は赤色な」
「それで、ええよ。 機能も問題ないようやしな」
二人はそう決めると、カウンターへと向かい機種変の手続きを済ませる。
そして三十分時間が空いている間に二人は繁華街へと出るのだ。
流石は日曜日っていうのだけあるのであろうか。 本当にこんなにも人が居るという位に繁華街は混雑している。
人がすれ違うのがやっとの繁華街。 望は雄介の直ぐ後ろを追い掛けるように歩いているのだが、こう雄介と離れてしまい迷子になりそうな位に人がいる。
そんな人混みの中、雄介と望に女の子からの視線が集まって来ているのは気のせいであろうか。
確かに雄介はこう女性の視線を集めてしまうオーラというのか、かっこよさというのか、爽やかさというのか、芸能人ではないのにも関わらず、こう注目を浴びる人間なのかもしれないのだが。 そう女性からしてみたら、昔からよく言われている、カッコいい身長があるに合致しているのだから注目の的になってしまうのは仕方がない事なのかもしれない。
雄介はそんな視線に気付いているのか気付いていないのか分からないのだが、その繁華街を何もないかのように突き進む。 きっと、さっき望と約束していた洋服屋に向かっているからだ。 望の方もそんな視線に気付きながらも雄介の背中を追ってないと逸れてしまう可能性があるのだから、そこに必死に追い掛ける。
視線だけではなく、やがて女性達の会話も望の耳に飛び込んで来たみたいで、望の方はあまりいい表情ではなくなってきたようだ。
0
お気に入りに追加
181
あなたにおすすめの小説
淫紋付けたら逆襲!!巨根絶倫種付けでメス奴隷に堕とされる悪魔ちゃん♂
朝井染両
BL
お久しぶりです!
ご飯を二日食べずに寝ていたら、身体が生きようとしてエロ小説が書き終わりました。人間って不思議ですね。
こういう間抜けな受けが好きなんだと思います。可愛いね~ばかだね~可愛いね~と大切にしてあげたいですね。
合意のようで合意ではないのでお気をつけ下さい。幸せラブラブエンドなのでご安心下さい。
ご飯食べます。
肌が白くて女の子みたいに綺麗な先輩。本当におしっこするのか気になり過ぎて…?
こじらせた処女
BL
槍本シュン(やりもとしゅん)の所属している部活、機器操作部は2つ上の先輩、白井瑞稀(しらいみずき)しか居ない。
自分より身長の高い大男のはずなのに、足の先まで綺麗な先輩。彼が近くに来ると、何故か落ち着かない槍本は、これが何なのか分からないでいた。
ある日の冬、大雪で帰れなくなった槍本は、一人暮らしをしている白井の家に泊まることになる。帰り道、おしっこしたいと呟く白井に、本当にトイレするのかと何故か疑問に思ってしまい…?
ある宅配便のお兄さんの話
てんつぶ
BL
宅配便のお兄さん(モブ)×淫乱平凡DKのNTR。
ひたすらえっちなことだけしているお話です。
諸々タグ御確認の上、お好きな方どうぞ~。
※こちらを原作としたシチュエーション&BLドラマボイスを公開しています。
出産は一番の快楽
及川雨音
BL
出産するのが快感の出産フェチな両性具有総受け話。
とにかく出産が好きすぎて出産出産言いまくってます。出産がゲシュタルト崩壊気味。
【注意事項】
*受けは出産したいだけなので、相手や産まれた子どもに興味はないです。
*寝取られ(NTR)属性持ち攻め有りの複数ヤンデレ攻め
*倫理観・道徳観・貞操観が皆無、不謹慎注意
*軽く出産シーン有り
*ボテ腹、母乳、アクメ、授乳、女性器、おっぱい描写有り
続編)
*近親相姦・母子相姦要素有り
*奇形発言注意
*カニバリズム発言有り
少年野球で知り合ってやけに懐いてきた後輩のあえぎ声が頭から離れない
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
少年野球で知り合い、やたら懐いてきた後輩がいた。
ある日、彼にちょっとしたイタズラをした。何気なく出したちょっかいだった。
だがそのときに発せられたあえぎ声が頭から離れなくなり、俺の行為はどんどんエスカレートしていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる