1,594 / 2,140
ー天使ー150
しおりを挟む
「今日はありがとうございました。 まさか、先生に琉斗の運動会に連れて行ってもらえるとは思ってみませんでしたからね」
「いえいえ……俺にはこんなことしか出来ませんから」
「ねぇねぇ、今日もお母さんと一緒に寝てもいい?」
琉斗にしては珍しくわがままを言うのだが、
「ええよ。 お母さんのとこに泊まり。 もう、姉貴は平気なんやろ?」
そう雄介は琉斗の言葉を代弁するかのように望に問うのだ。
「ああ、後は退院を待つだけだからな」
「とりあえず、琉斗……体操着のままはアカンから、一旦、家に行って着替えて来ようなぁ。 そしたら、明日の夕方位まではお母さんとこにおってもええから」
「うん! 確かに体操着のままじゃあ汚いもんね」
「そういうことやね」
雄介は望の方に顔を向けると、
「ええねんやろ?」
「別に構わねぇよ」
「ほな、琉斗着替えさせたら、戻って来るなぁ」
「はいはい、行ってらっしゃい」
三人は一旦、病院から出ると望の家へと向かう。
それから美里が無事に退院する日。
雄介は琉斗を連れて病院へと来ると、琉斗は美里の病室に入るなり、直ぐに美里へと飛びつくのだ。
「お母さん! やっと、お母さんと一緒に暮らせるんだね!」
「そうよー。 これからはずっと一緒に暮らせるのよ」
「うん! 雄介おじちゃん達もいいんだけど……やっぱり、お母さんがいい!」
「そっか。 そうよね……やっぱり、お母さんがいいわよねぇ」
美里は琉斗のことを抱き上げる。
「さて、お家に帰りましょうか」
「うん!」
美里は琉斗を抱き上げたまま病室を後にする。
雄介はそのまま病院に残り望の仕事が終わるまで望達の部屋で待っていた。
五時過ぎになると、望達は部屋へと戻って行くのだ。
和也は部屋の中へと入って来ると、
「やっと、お前達も二人きりになれたんだな」
「せやな」
「これからは、ゆっくりって訳だ」
「そうやんな」
「なんだよ、その反応は」
「なんか、いまいち、まだ、琉斗がいないっていう実感が湧かないだけなんやって」
「ま、今日からだからなぁ、そりゃ、実感湧かないだろなぁ」
「そうやんな」
二人が会話をしている中、望は一人黙々と仕事を終えたらしく、
「仕事、終わった!」
「ほなら、帰ろうか?」
「ちょ、ちょっと待てよー。 まだ、掃除終わってないんだけどー」
「いえいえ……俺にはこんなことしか出来ませんから」
「ねぇねぇ、今日もお母さんと一緒に寝てもいい?」
琉斗にしては珍しくわがままを言うのだが、
「ええよ。 お母さんのとこに泊まり。 もう、姉貴は平気なんやろ?」
そう雄介は琉斗の言葉を代弁するかのように望に問うのだ。
「ああ、後は退院を待つだけだからな」
「とりあえず、琉斗……体操着のままはアカンから、一旦、家に行って着替えて来ようなぁ。 そしたら、明日の夕方位まではお母さんとこにおってもええから」
「うん! 確かに体操着のままじゃあ汚いもんね」
「そういうことやね」
雄介は望の方に顔を向けると、
「ええねんやろ?」
「別に構わねぇよ」
「ほな、琉斗着替えさせたら、戻って来るなぁ」
「はいはい、行ってらっしゃい」
三人は一旦、病院から出ると望の家へと向かう。
それから美里が無事に退院する日。
雄介は琉斗を連れて病院へと来ると、琉斗は美里の病室に入るなり、直ぐに美里へと飛びつくのだ。
「お母さん! やっと、お母さんと一緒に暮らせるんだね!」
「そうよー。 これからはずっと一緒に暮らせるのよ」
「うん! 雄介おじちゃん達もいいんだけど……やっぱり、お母さんがいい!」
「そっか。 そうよね……やっぱり、お母さんがいいわよねぇ」
美里は琉斗のことを抱き上げる。
「さて、お家に帰りましょうか」
「うん!」
美里は琉斗を抱き上げたまま病室を後にする。
雄介はそのまま病院に残り望の仕事が終わるまで望達の部屋で待っていた。
五時過ぎになると、望達は部屋へと戻って行くのだ。
和也は部屋の中へと入って来ると、
「やっと、お前達も二人きりになれたんだな」
「せやな」
「これからは、ゆっくりって訳だ」
「そうやんな」
「なんだよ、その反応は」
「なんか、いまいち、まだ、琉斗がいないっていう実感が湧かないだけなんやって」
「ま、今日からだからなぁ、そりゃ、実感湧かないだろなぁ」
「そうやんな」
二人が会話をしている中、望は一人黙々と仕事を終えたらしく、
「仕事、終わった!」
「ほなら、帰ろうか?」
「ちょ、ちょっと待てよー。 まだ、掃除終わってないんだけどー」
0
お気に入りに追加
181
あなたにおすすめの小説
淫紋付けたら逆襲!!巨根絶倫種付けでメス奴隷に堕とされる悪魔ちゃん♂
朝井染両
BL
お久しぶりです!
ご飯を二日食べずに寝ていたら、身体が生きようとしてエロ小説が書き終わりました。人間って不思議ですね。
こういう間抜けな受けが好きなんだと思います。可愛いね~ばかだね~可愛いね~と大切にしてあげたいですね。
合意のようで合意ではないのでお気をつけ下さい。幸せラブラブエンドなのでご安心下さい。
ご飯食べます。
出産は一番の快楽
及川雨音
BL
出産するのが快感の出産フェチな両性具有総受け話。
とにかく出産が好きすぎて出産出産言いまくってます。出産がゲシュタルト崩壊気味。
【注意事項】
*受けは出産したいだけなので、相手や産まれた子どもに興味はないです。
*寝取られ(NTR)属性持ち攻め有りの複数ヤンデレ攻め
*倫理観・道徳観・貞操観が皆無、不謹慎注意
*軽く出産シーン有り
*ボテ腹、母乳、アクメ、授乳、女性器、おっぱい描写有り
続編)
*近親相姦・母子相姦要素有り
*奇形発言注意
*カニバリズム発言有り
肌が白くて女の子みたいに綺麗な先輩。本当におしっこするのか気になり過ぎて…?
こじらせた処女
BL
槍本シュン(やりもとしゅん)の所属している部活、機器操作部は2つ上の先輩、白井瑞稀(しらいみずき)しか居ない。
自分より身長の高い大男のはずなのに、足の先まで綺麗な先輩。彼が近くに来ると、何故か落ち着かない槍本は、これが何なのか分からないでいた。
ある日の冬、大雪で帰れなくなった槍本は、一人暮らしをしている白井の家に泊まることになる。帰り道、おしっこしたいと呟く白井に、本当にトイレするのかと何故か疑問に思ってしまい…?
クソザコ乳首くんの出張アクメ
掌
BL
おさわりOK♡の家事代行サービスで働くようになった、ベロキス大好きむっつりヤンキー系ツン男子のクソザコ乳首くんが、出張先のどすけべおぢさんの家で乳首穴開き体操着でセクハラ責めされ、とことんクソザコアクメさせられる話。他腋嗅ぎ、マイクロビキニなど。フィクションとしてライトにお楽しみください。
ネタの一部はお友達からご提供いただきました。ありがとうございました!
pixiv/ムーンライトノベルズにも同作品を投稿しています。
なにかありましたら(web拍手)
http://bit.ly/38kXFb0
Twitter垢・拍手返信はこちらから
https://twitter.com/show1write
ある宅配便のお兄さんの話
てんつぶ
BL
宅配便のお兄さん(モブ)×淫乱平凡DKのNTR。
ひたすらえっちなことだけしているお話です。
諸々タグ御確認の上、お好きな方どうぞ~。
※こちらを原作としたシチュエーション&BLドラマボイスを公開しています。
「どスケベ変態おじさま(40↑)専用ボーイ♂ハメハメ店『あましじょ♡』へようこそっ♪」~あやくん(22)とたつみパパ(56)の場合~
そらも
BL
四十歳以上の性欲満タンどスケベ変態おじさまであれば誰でも入店でき、おじさま好きの男の子とえっちなことがた~っぷりとできちゃうお店『あましじょ♡』にて日々行われている、お客とボーイのイチャラブハメハメ物語♡
一度は書いてみたかったえっちなお店モノ♪ と言いつつ、お客とボーイという関係ですがぶっちゃけめっちゃ両想い状態な二人だったりもしますです笑♡
ただ、いつにも増して攻めさんが制御の効かない受けくん大好きど変態発情お猿さんで気持ち悪くなっている他、潮吹きプレイや受けくんがビッチではないけど非処女設定とかにもなっておりますので、読む際にはどうぞご注意を!
※ R-18エロもので、♡(ハート)喘ぎ満載です。
※ 素敵な表紙は、pixiv小説用フリー素材にて、『やまなし』様からお借りしました。ありがとうございます!
受け付けの全裸お兄さんが店主に客の前で公開プレイされる大人の玩具専門店
ミクリ21 (新)
BL
大人の玩具専門店【ラブシモン】を営む執事服の店主レイザーと、受け付けの全裸お兄さんシモンが毎日公開プレイしている話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる