1,516 / 2,140
ー天使ー72
しおりを挟む
「とりあえず、朝飯終えたし、俺達はこれで帰るな」
「え? あ、おう……そうか。 って、思ったんやけど、今日はみんなで遊園地かなんかに行かへんか? ほら、せっかくの休みやし、琉斗も暇だと思うしな」
その雄介からの提案に乗ってきたのは和也である。
「お! それ、いいねー! たまには俺もそういうとこに行きたかったとこだし」
「和也! それは流石にダメですよー」
「何でだよー。 まさか、お前、遊園地が好きじゃないとか? そういやぁ、お前、自ら、遊園地に行きたいって言ったことがなかったよなぁ?」
「違いますってば! 僕は和也が行きたいとこなら、何処にでも行きますけど、雄介さんは今日はまだ寝てないんじゃないかと思いましてね。 それが心配なだけですからね」
「……へ? あ! そうか……」
和也は残念そうな表情をすると、また雄介の方へと向き直し、
「やっぱ、俺等は帰るな。 雄介は寝ないとヤバいだろうしさ」
「なんや、そんなことかいな。 俺の方は大丈夫やって! 俺は昨日、何も出動なかったし、しっかり、寝ておったから問題は無いと思うねんけどな」
そう言う雄介に望は無言のまま立ち上がり雄介の傍まで行くと、
「本当に昨日は出動がなくて、夜はちゃんと睡眠がとれたんだな?」
望はしっかりと雄介の瞳を捉えて視線を離さないように雄介のことを見つめる。
その望からの痛い程の気迫に雄介は危なく望から視線を離そうとしたのだが、視線を外せば確実に嘘がバレてしまうに決まっている。
そう雄介は琉斗のことを考え、たまには気分転換に遊園地にでも連れて行って上げようとしているのだから、今はその嘘を突き通さないとならないであろう。
雄介は望のことを見上げると視線を離さずに話すのだ。
「なら、いいんだけど……」
そこは直ぐに望は雄介から視線を離すと雄介の方へと振り返り、
「やっぱり、俺の目は誤魔化せねぇぜ。 上手く、今回は俺から視線を離さなかったみたいだけどよ。 普通にお前の目の方が『寝ていない』って言ってんだよ。 そんなに目を真っ赤にしてたら、流石に俺を誤魔化すことは出来る訳ねぇぜ」
雄介はその望の言葉に一つ溜め息を漏らすと、
「え? あ、おう……そうか。 って、思ったんやけど、今日はみんなで遊園地かなんかに行かへんか? ほら、せっかくの休みやし、琉斗も暇だと思うしな」
その雄介からの提案に乗ってきたのは和也である。
「お! それ、いいねー! たまには俺もそういうとこに行きたかったとこだし」
「和也! それは流石にダメですよー」
「何でだよー。 まさか、お前、遊園地が好きじゃないとか? そういやぁ、お前、自ら、遊園地に行きたいって言ったことがなかったよなぁ?」
「違いますってば! 僕は和也が行きたいとこなら、何処にでも行きますけど、雄介さんは今日はまだ寝てないんじゃないかと思いましてね。 それが心配なだけですからね」
「……へ? あ! そうか……」
和也は残念そうな表情をすると、また雄介の方へと向き直し、
「やっぱ、俺等は帰るな。 雄介は寝ないとヤバいだろうしさ」
「なんや、そんなことかいな。 俺の方は大丈夫やって! 俺は昨日、何も出動なかったし、しっかり、寝ておったから問題は無いと思うねんけどな」
そう言う雄介に望は無言のまま立ち上がり雄介の傍まで行くと、
「本当に昨日は出動がなくて、夜はちゃんと睡眠がとれたんだな?」
望はしっかりと雄介の瞳を捉えて視線を離さないように雄介のことを見つめる。
その望からの痛い程の気迫に雄介は危なく望から視線を離そうとしたのだが、視線を外せば確実に嘘がバレてしまうに決まっている。
そう雄介は琉斗のことを考え、たまには気分転換に遊園地にでも連れて行って上げようとしているのだから、今はその嘘を突き通さないとならないであろう。
雄介は望のことを見上げると視線を離さずに話すのだ。
「なら、いいんだけど……」
そこは直ぐに望は雄介から視線を離すと雄介の方へと振り返り、
「やっぱり、俺の目は誤魔化せねぇぜ。 上手く、今回は俺から視線を離さなかったみたいだけどよ。 普通にお前の目の方が『寝ていない』って言ってんだよ。 そんなに目を真っ赤にしてたら、流石に俺を誤魔化すことは出来る訳ねぇぜ」
雄介はその望の言葉に一つ溜め息を漏らすと、
0
お気に入りに追加
181
あなたにおすすめの小説
出産は一番の快楽
及川雨音
BL
出産するのが快感の出産フェチな両性具有総受け話。
とにかく出産が好きすぎて出産出産言いまくってます。出産がゲシュタルト崩壊気味。
【注意事項】
*受けは出産したいだけなので、相手や産まれた子どもに興味はないです。
*寝取られ(NTR)属性持ち攻め有りの複数ヤンデレ攻め
*倫理観・道徳観・貞操観が皆無、不謹慎注意
*軽く出産シーン有り
*ボテ腹、母乳、アクメ、授乳、女性器、おっぱい描写有り
続編)
*近親相姦・母子相姦要素有り
*奇形発言注意
*カニバリズム発言有り
淫紋付けたら逆襲!!巨根絶倫種付けでメス奴隷に堕とされる悪魔ちゃん♂
朝井染両
BL
お久しぶりです!
ご飯を二日食べずに寝ていたら、身体が生きようとしてエロ小説が書き終わりました。人間って不思議ですね。
こういう間抜けな受けが好きなんだと思います。可愛いね~ばかだね~可愛いね~と大切にしてあげたいですね。
合意のようで合意ではないのでお気をつけ下さい。幸せラブラブエンドなのでご安心下さい。
ご飯食べます。
肌が白くて女の子みたいに綺麗な先輩。本当におしっこするのか気になり過ぎて…?
こじらせた処女
BL
槍本シュン(やりもとしゅん)の所属している部活、機器操作部は2つ上の先輩、白井瑞稀(しらいみずき)しか居ない。
自分より身長の高い大男のはずなのに、足の先まで綺麗な先輩。彼が近くに来ると、何故か落ち着かない槍本は、これが何なのか分からないでいた。
ある日の冬、大雪で帰れなくなった槍本は、一人暮らしをしている白井の家に泊まることになる。帰り道、おしっこしたいと呟く白井に、本当にトイレするのかと何故か疑問に思ってしまい…?
クソザコ乳首くんの出張アクメ
掌
BL
おさわりOK♡の家事代行サービスで働くようになった、ベロキス大好きむっつりヤンキー系ツン男子のクソザコ乳首くんが、出張先のどすけべおぢさんの家で乳首穴開き体操着でセクハラ責めされ、とことんクソザコアクメさせられる話。他腋嗅ぎ、マイクロビキニなど。フィクションとしてライトにお楽しみください。
ネタの一部はお友達からご提供いただきました。ありがとうございました!
pixiv/ムーンライトノベルズにも同作品を投稿しています。
なにかありましたら(web拍手)
http://bit.ly/38kXFb0
Twitter垢・拍手返信はこちらから
https://twitter.com/show1write
ある宅配便のお兄さんの話
てんつぶ
BL
宅配便のお兄さん(モブ)×淫乱平凡DKのNTR。
ひたすらえっちなことだけしているお話です。
諸々タグ御確認の上、お好きな方どうぞ~。
※こちらを原作としたシチュエーション&BLドラマボイスを公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる