1,496 / 2,140
ー天使ー51
しおりを挟む
「悪かった。 確かに雄介の言う通り今の俺達の関係には関係のない話だよな。 でも、今はこのままお前と一緒に居られないような気がしてな」
「喧嘩みたいなのをしたからか?」
そうストレートに聞かれ望は雄介から視線を反らしてしまう。
「ああ、ま、確かにそうだな」
「今のは喧嘩やなくて、意見の言い合いやろ? そこは喧嘩と勘違いしてもらっちゃ困んねんけどな。 なぁ、望……俺んこと好きか?」
「あのなぁ。 今の話にそれ関係あんのか!?」
「今はもうさっきの話はしとらんよ。 今はもう、俺達の関係の話をしとるし」
「そりゃ……」
「って、望は何でこう二人の関係について話す時は人と瞳を離してまうんやろな? こっちが疑いたくなるやんかぁ」
「って! それって、どういう意味だよ!」
望は雄介の腕を振り払い、雄介のことを睨み上げる。
「その言い草だとさ、俺がまるで浮気してるような言い方じゃねぇかぁ。 お前だって、知ってんだろ? 俺の性格をさ、なら、そんな疑うって言う意味が分かんねぇんだけど!」
「人が真剣に聞いておるのに、視線を反らすからやって!」
「なんだー、お前! 和也にでもなったつもりなのか? つーか、お前が俺のことを疑うなんてこと思ってもなかったぜ。 だいたいさぁ、何かあんのか? 俺が浮気したっていう証拠でも!」
「あ、それは……ないねんけど。 せやけど、俺は一度も望が浮気したってことを言うてへんやんか。 そう思うってことは浮気してるんと違ゃうの?」
その最後の雄介の言葉に流石の望も頭に血が登ったのであろう。
早々にベッドから降りると、地下室から出て行ってしまう。
「……ったく! 雄介の奴……意味が分からねぇ! 今日の俺は流石に雄介には頭に来たぞ!」
だが望は部屋を出たもののどうしたらいいか分からないようだ。
まさか、こんな喧嘩をするなんて思ってなかったからだ。 そして望自ら部屋を出るなんてことは今までなかったことでもある。
今日は雄介は休みの日で雄介は家に居る。 一日、顔を合わせない訳にはいかない。
望は仕方無しに上着を羽織ると和也の家に向かうのだ。
「喧嘩みたいなのをしたからか?」
そうストレートに聞かれ望は雄介から視線を反らしてしまう。
「ああ、ま、確かにそうだな」
「今のは喧嘩やなくて、意見の言い合いやろ? そこは喧嘩と勘違いしてもらっちゃ困んねんけどな。 なぁ、望……俺んこと好きか?」
「あのなぁ。 今の話にそれ関係あんのか!?」
「今はもうさっきの話はしとらんよ。 今はもう、俺達の関係の話をしとるし」
「そりゃ……」
「って、望は何でこう二人の関係について話す時は人と瞳を離してまうんやろな? こっちが疑いたくなるやんかぁ」
「って! それって、どういう意味だよ!」
望は雄介の腕を振り払い、雄介のことを睨み上げる。
「その言い草だとさ、俺がまるで浮気してるような言い方じゃねぇかぁ。 お前だって、知ってんだろ? 俺の性格をさ、なら、そんな疑うって言う意味が分かんねぇんだけど!」
「人が真剣に聞いておるのに、視線を反らすからやって!」
「なんだー、お前! 和也にでもなったつもりなのか? つーか、お前が俺のことを疑うなんてこと思ってもなかったぜ。 だいたいさぁ、何かあんのか? 俺が浮気したっていう証拠でも!」
「あ、それは……ないねんけど。 せやけど、俺は一度も望が浮気したってことを言うてへんやんか。 そう思うってことは浮気してるんと違ゃうの?」
その最後の雄介の言葉に流石の望も頭に血が登ったのであろう。
早々にベッドから降りると、地下室から出て行ってしまう。
「……ったく! 雄介の奴……意味が分からねぇ! 今日の俺は流石に雄介には頭に来たぞ!」
だが望は部屋を出たもののどうしたらいいか分からないようだ。
まさか、こんな喧嘩をするなんて思ってなかったからだ。 そして望自ら部屋を出るなんてことは今までなかったことでもある。
今日は雄介は休みの日で雄介は家に居る。 一日、顔を合わせない訳にはいかない。
望は仕方無しに上着を羽織ると和也の家に向かうのだ。
0
お気に入りに追加
181
あなたにおすすめの小説
出産は一番の快楽
及川雨音
BL
出産するのが快感の出産フェチな両性具有総受け話。
とにかく出産が好きすぎて出産出産言いまくってます。出産がゲシュタルト崩壊気味。
【注意事項】
*受けは出産したいだけなので、相手や産まれた子どもに興味はないです。
*寝取られ(NTR)属性持ち攻め有りの複数ヤンデレ攻め
*倫理観・道徳観・貞操観が皆無、不謹慎注意
*軽く出産シーン有り
*ボテ腹、母乳、アクメ、授乳、女性器、おっぱい描写有り
続編)
*近親相姦・母子相姦要素有り
*奇形発言注意
*カニバリズム発言有り
クソザコ乳首くんの出張アクメ
掌
BL
おさわりOK♡の家事代行サービスで働くようになった、ベロキス大好きむっつりヤンキー系ツン男子のクソザコ乳首くんが、出張先のどすけべおぢさんの家で乳首穴開き体操着でセクハラ責めされ、とことんクソザコアクメさせられる話。他腋嗅ぎ、マイクロビキニなど。フィクションとしてライトにお楽しみください。
ネタの一部はお友達からご提供いただきました。ありがとうございました!
pixiv/ムーンライトノベルズにも同作品を投稿しています。
なにかありましたら(web拍手)
http://bit.ly/38kXFb0
Twitter垢・拍手返信はこちらから
https://twitter.com/show1write
淫紋付けたら逆襲!!巨根絶倫種付けでメス奴隷に堕とされる悪魔ちゃん♂
朝井染両
BL
お久しぶりです!
ご飯を二日食べずに寝ていたら、身体が生きようとしてエロ小説が書き終わりました。人間って不思議ですね。
こういう間抜けな受けが好きなんだと思います。可愛いね~ばかだね~可愛いね~と大切にしてあげたいですね。
合意のようで合意ではないのでお気をつけ下さい。幸せラブラブエンドなのでご安心下さい。
ご飯食べます。
受け付けの全裸お兄さんが店主に客の前で公開プレイされる大人の玩具専門店
ミクリ21 (新)
BL
大人の玩具専門店【ラブシモン】を営む執事服の店主レイザーと、受け付けの全裸お兄さんシモンが毎日公開プレイしている話。
肌が白くて女の子みたいに綺麗な先輩。本当におしっこするのか気になり過ぎて…?
こじらせた処女
BL
槍本シュン(やりもとしゅん)の所属している部活、機器操作部は2つ上の先輩、白井瑞稀(しらいみずき)しか居ない。
自分より身長の高い大男のはずなのに、足の先まで綺麗な先輩。彼が近くに来ると、何故か落ち着かない槍本は、これが何なのか分からないでいた。
ある日の冬、大雪で帰れなくなった槍本は、一人暮らしをしている白井の家に泊まることになる。帰り道、おしっこしたいと呟く白井に、本当にトイレするのかと何故か疑問に思ってしまい…?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる