1,136 / 2,140
ー崩落ー16
しおりを挟む
そう分かっていそうな雄介なのだが、それでも切なそうな表情は隠せてはいない。
「雄介……我慢するなよな。 会いたければ会いに行けばいいと思うしさ。 そこは俺が何とかするし」
「そうですよー! 雄介さんが望さんの所に行って、例え怒られてもそこは僕達のせいにしていいですからね。 寧ろ、本当に僕達が望さんの事を話してしまっているので話しちゃっても構いませんから」
雄介はその裕実の言葉に何か一瞬考えたのか、
「分かったわぁ。 とりあえず、望の状況は分かったし、我慢出来るとこまで我慢してみるな……ほんで、我慢出来んようになってきたら望の所に行く事にするわぁ」
「まぁ、雄介がそう言うんだったらそれでいいんじゃねぇ?」
「ですね。 後は雄介さん次第ですからね」
「ところで望は何処の部屋に居るん?」
「あー、それは、さっき言ったんだけどさ……もしかしたら聞き逃していたのかもしれねぇよな? 望は二階にある客間の方にいるよ」
「そっか……ほなら、ある意味望とは隣で寝れるって事なんやな?」
雄介はそこにホッとしたのかいつもの雄介に戻って来ているようにも思える。
その雄介の表情に和也も裕実も安心したようだ。
「ほな、とりあえず望の分の飯作るし、和也か裕実がそれ望のとこ持っててくれへん?」
「ああ、それくらいなら構わないぜ……」
「ありがとうな」
雄介はそう言うと食べ終えた食器を片付け始めて望の為にお粥を作り始める。
「良かったですねー。 雄介さんに笑顔が戻って来て……」
そう裕実は雄介には聞こえないであろう声で話し始める。
「まぁな……でも、何かイマイチ納得いかないような顔してんだよな?」
「そうなんですけど。 もう、僕達の方は何も出来ないですからねー」
「まぁな……後は雄介と望次第って所かな?」
「ですね。 まぁ、後の事は2人で何とかするしかないですもんね」
「な、もし、お前が今の雄介と同じ立場だったらどうする?」
「そりゃ! 看病しに行くに決まってるじゃないですかー!」
「だよな。 なら、雄介の奴……無理しねぇで望の所に看病しに行けばいいのにな」
「雄介……我慢するなよな。 会いたければ会いに行けばいいと思うしさ。 そこは俺が何とかするし」
「そうですよー! 雄介さんが望さんの所に行って、例え怒られてもそこは僕達のせいにしていいですからね。 寧ろ、本当に僕達が望さんの事を話してしまっているので話しちゃっても構いませんから」
雄介はその裕実の言葉に何か一瞬考えたのか、
「分かったわぁ。 とりあえず、望の状況は分かったし、我慢出来るとこまで我慢してみるな……ほんで、我慢出来んようになってきたら望の所に行く事にするわぁ」
「まぁ、雄介がそう言うんだったらそれでいいんじゃねぇ?」
「ですね。 後は雄介さん次第ですからね」
「ところで望は何処の部屋に居るん?」
「あー、それは、さっき言ったんだけどさ……もしかしたら聞き逃していたのかもしれねぇよな? 望は二階にある客間の方にいるよ」
「そっか……ほなら、ある意味望とは隣で寝れるって事なんやな?」
雄介はそこにホッとしたのかいつもの雄介に戻って来ているようにも思える。
その雄介の表情に和也も裕実も安心したようだ。
「ほな、とりあえず望の分の飯作るし、和也か裕実がそれ望のとこ持っててくれへん?」
「ああ、それくらいなら構わないぜ……」
「ありがとうな」
雄介はそう言うと食べ終えた食器を片付け始めて望の為にお粥を作り始める。
「良かったですねー。 雄介さんに笑顔が戻って来て……」
そう裕実は雄介には聞こえないであろう声で話し始める。
「まぁな……でも、何かイマイチ納得いかないような顔してんだよな?」
「そうなんですけど。 もう、僕達の方は何も出来ないですからねー」
「まぁな……後は雄介と望次第って所かな?」
「ですね。 まぁ、後の事は2人で何とかするしかないですもんね」
「な、もし、お前が今の雄介と同じ立場だったらどうする?」
「そりゃ! 看病しに行くに決まってるじゃないですかー!」
「だよな。 なら、雄介の奴……無理しねぇで望の所に看病しに行けばいいのにな」
0
お気に入りに追加
181
あなたにおすすめの小説
出産は一番の快楽
及川雨音
BL
出産するのが快感の出産フェチな両性具有総受け話。
とにかく出産が好きすぎて出産出産言いまくってます。出産がゲシュタルト崩壊気味。
【注意事項】
*受けは出産したいだけなので、相手や産まれた子どもに興味はないです。
*寝取られ(NTR)属性持ち攻め有りの複数ヤンデレ攻め
*倫理観・道徳観・貞操観が皆無、不謹慎注意
*軽く出産シーン有り
*ボテ腹、母乳、アクメ、授乳、女性器、おっぱい描写有り
続編)
*近親相姦・母子相姦要素有り
*奇形発言注意
*カニバリズム発言有り
淫紋付けたら逆襲!!巨根絶倫種付けでメス奴隷に堕とされる悪魔ちゃん♂
朝井染両
BL
お久しぶりです!
ご飯を二日食べずに寝ていたら、身体が生きようとしてエロ小説が書き終わりました。人間って不思議ですね。
こういう間抜けな受けが好きなんだと思います。可愛いね~ばかだね~可愛いね~と大切にしてあげたいですね。
合意のようで合意ではないのでお気をつけ下さい。幸せラブラブエンドなのでご安心下さい。
ご飯食べます。
肌が白くて女の子みたいに綺麗な先輩。本当におしっこするのか気になり過ぎて…?
こじらせた処女
BL
槍本シュン(やりもとしゅん)の所属している部活、機器操作部は2つ上の先輩、白井瑞稀(しらいみずき)しか居ない。
自分より身長の高い大男のはずなのに、足の先まで綺麗な先輩。彼が近くに来ると、何故か落ち着かない槍本は、これが何なのか分からないでいた。
ある日の冬、大雪で帰れなくなった槍本は、一人暮らしをしている白井の家に泊まることになる。帰り道、おしっこしたいと呟く白井に、本当にトイレするのかと何故か疑問に思ってしまい…?
クソザコ乳首くんの出張アクメ
掌
BL
おさわりOK♡の家事代行サービスで働くようになった、ベロキス大好きむっつりヤンキー系ツン男子のクソザコ乳首くんが、出張先のどすけべおぢさんの家で乳首穴開き体操着でセクハラ責めされ、とことんクソザコアクメさせられる話。他腋嗅ぎ、マイクロビキニなど。フィクションとしてライトにお楽しみください。
ネタの一部はお友達からご提供いただきました。ありがとうございました!
pixiv/ムーンライトノベルズにも同作品を投稿しています。
なにかありましたら(web拍手)
http://bit.ly/38kXFb0
Twitter垢・拍手返信はこちらから
https://twitter.com/show1write
ある宅配便のお兄さんの話
てんつぶ
BL
宅配便のお兄さん(モブ)×淫乱平凡DKのNTR。
ひたすらえっちなことだけしているお話です。
諸々タグ御確認の上、お好きな方どうぞ~。
※こちらを原作としたシチュエーション&BLドラマボイスを公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる