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ー海上ー126
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とりあえず二人は前のカップルがやっていた通りに部屋を選ぶと部屋の方へと向かう。
エレベーターで上がって部屋へと向かう廊下では何故か何も喋ろうとしない二人。
どうやら二人きりではホテルに来た事がない為か緊張しているようだ。
さっきロビーで受け取ったレシートに書かれている部屋番号を確認し部屋の中へと入って行く。
だが、やはり部屋の中に入っても前に和也達と来たような部屋でテレビとベッドとお風呂があつ部屋でしかなかった。
「ま、とりあえず、お前の方は体休ませろよ。 他の事はそれからだ」
望はそう言いながら雄介の背中を押してベッドの方へと向かわせる。
「平気やって……今さっき望に車の運転任せておいた時に十分に休ませてもろうたしな」
「それでも、休んでおけってーの! それと飯も食ってないんだし、飯も頼もうぜ。 もしかしたら空腹からきてるのかもしれねぇしな」
望はテーブルの上にあったメニュー表を雄介に渡す。
「ほなら、俺はうどんでっええわぁ」
「うどんかぁ……じゃあ、俺もそれでいいかな?」
望の方もそう答えると今言っていた食べ物をそこにあるリモコンを使って頼み始める。
「しかし、今は便利な物はあるんやなぁ?」
「……へ? そうなのか? ここにあるファイルを見ながら操作しただけなんだけどさ」
「俺ん時はまだ電話すて頼まなきゃいけなかったしな」
「そうだったんだな」
そう望は納得するのだが、
「お前はそんな事はいいからさ、飯が来るまで寝てろっていうんだよ」
「ほなら、望が添い寝してくれるっていうんやったら寝るわぁ」
雄介が子供みたいなわがままを言った後、望は仕方なさそうに雄介がいるベッドまで向かい、
「これで文句ねぇのかよ」
望の方はそうは言いながらも既に眼鏡の方はベッドサイドにあるテーブル上へと置いたようだ。 そして、そっと雄介の体へと身を寄せる。
雄介はその望の行動に満足したのか体の向きを横にし望の首の後ろへと腕を回すともう片方の腕は腰の方へと回す。
「……なんやろ? 久しぶりやんなぁ。 二人きりでこんな時間過ごすって」
ホテル特有の淡い光りが二人をそういう気分へとさせているのか二人はそんな幸せな時間を今は過ごしている。
「望……?」
雄介は上半身だけを起こすと望の事を見つめるのだ。
エレベーターで上がって部屋へと向かう廊下では何故か何も喋ろうとしない二人。
どうやら二人きりではホテルに来た事がない為か緊張しているようだ。
さっきロビーで受け取ったレシートに書かれている部屋番号を確認し部屋の中へと入って行く。
だが、やはり部屋の中に入っても前に和也達と来たような部屋でテレビとベッドとお風呂があつ部屋でしかなかった。
「ま、とりあえず、お前の方は体休ませろよ。 他の事はそれからだ」
望はそう言いながら雄介の背中を押してベッドの方へと向かわせる。
「平気やって……今さっき望に車の運転任せておいた時に十分に休ませてもろうたしな」
「それでも、休んでおけってーの! それと飯も食ってないんだし、飯も頼もうぜ。 もしかしたら空腹からきてるのかもしれねぇしな」
望はテーブルの上にあったメニュー表を雄介に渡す。
「ほなら、俺はうどんでっええわぁ」
「うどんかぁ……じゃあ、俺もそれでいいかな?」
望の方もそう答えると今言っていた食べ物をそこにあるリモコンを使って頼み始める。
「しかし、今は便利な物はあるんやなぁ?」
「……へ? そうなのか? ここにあるファイルを見ながら操作しただけなんだけどさ」
「俺ん時はまだ電話すて頼まなきゃいけなかったしな」
「そうだったんだな」
そう望は納得するのだが、
「お前はそんな事はいいからさ、飯が来るまで寝てろっていうんだよ」
「ほなら、望が添い寝してくれるっていうんやったら寝るわぁ」
雄介が子供みたいなわがままを言った後、望は仕方なさそうに雄介がいるベッドまで向かい、
「これで文句ねぇのかよ」
望の方はそうは言いながらも既に眼鏡の方はベッドサイドにあるテーブル上へと置いたようだ。 そして、そっと雄介の体へと身を寄せる。
雄介はその望の行動に満足したのか体の向きを横にし望の首の後ろへと腕を回すともう片方の腕は腰の方へと回す。
「……なんやろ? 久しぶりやんなぁ。 二人きりでこんな時間過ごすって」
ホテル特有の淡い光りが二人をそういう気分へとさせているのか二人はそんな幸せな時間を今は過ごしている。
「望……?」
雄介は上半身だけを起こすと望の事を見つめるのだ。
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