1,068 / 2,140
ー海上ー101
しおりを挟む
「ほな、和也行くで!」
雄介は和也の体を片手で支えると、
「和也、息止めて!」
その雄介の言葉とほぼ同時に雄介と和也は水中へと潜り海面の方へと浮上して行く。
望の方も雄介に続いて浮上しようとしたのだが何故か酸素ボンベが窓枠に引っかかってしまい浮上出来ないでいた。
先に海上に浮上した和也と雄介。 そして直ぐそばにいた救助船の上へと上がると今まで体内に取り込めていなかった空気を吸い込むのだ。
「はぁ……はぁ……和也……大丈夫やったか?」
「はぁ……大丈夫だからっ! はぁ……はぁ……」
「望が和也は怪我しとるって言うてたんやけど……」
「大した事ねぇって言ってんだろ! ただぶつけただけだからな……」
「そうなんか?」
「ああ、ただ、望が大袈裟に言ってるだけだしな」
二人の呼吸が整った頃、雄介は海面の方を覗いてみるのだが、なかなか望が浮上してくる気配がない。
雄介が泳ぐのが早いからといっても雄介達が浮上してきてからは既に五分は経っていた。 流石にちょっと遅いような気がする。
「望の奴、遅くないか?」
「確かにそうだよな」
和也も気になって海面の方を覗いてみるのだが未だに望が浮上してくる気配が本当にない。
かなり上がってきてるのならば望の方は酸素ボンベを担いでいるのだから気泡が上がってきてもおかしくはない。 だが未だにそれさえもない状態だ。
「ちょ、もっ回潜って俺、望の様子見てくるわぁ」
「ああ……」
雄介は和也に向かってそう言うと新しい酸素ボンベを背負って再び海の中へと潜っていく雄介。
だが雄介が潜っていく中で望の姿は全くなかった。
船が沈んでしまってから大分経ってしまったからなのであろうか? 雄介の方も大分潜ってきているのにも関わらず未だに船の姿が見当たらない。
雄介が再び海の中に潜って五分が過ぎた所であろうか? やっと船の形が見えてきた。
すると望が先程、雄介が割った窓の所でなにやらもがいているようにも見える。
雄介はその場所に急ぐと今の望の状況がどうなっているのか把握しようとしているようだ。
すると酸素ボンベの紐らしき物が丁度割れたガラスに引っかかってしまい抜けなくなっていた。
雄介はそれを外すと望の手を取って浮上し始める。
今日の天気は快晴で地上を照らしている太陽が地上への出口だ。
その太陽の光は暗い海の中までも照らし二人を海上へと導く。
雄介は和也の体を片手で支えると、
「和也、息止めて!」
その雄介の言葉とほぼ同時に雄介と和也は水中へと潜り海面の方へと浮上して行く。
望の方も雄介に続いて浮上しようとしたのだが何故か酸素ボンベが窓枠に引っかかってしまい浮上出来ないでいた。
先に海上に浮上した和也と雄介。 そして直ぐそばにいた救助船の上へと上がると今まで体内に取り込めていなかった空気を吸い込むのだ。
「はぁ……はぁ……和也……大丈夫やったか?」
「はぁ……大丈夫だからっ! はぁ……はぁ……」
「望が和也は怪我しとるって言うてたんやけど……」
「大した事ねぇって言ってんだろ! ただぶつけただけだからな……」
「そうなんか?」
「ああ、ただ、望が大袈裟に言ってるだけだしな」
二人の呼吸が整った頃、雄介は海面の方を覗いてみるのだが、なかなか望が浮上してくる気配がない。
雄介が泳ぐのが早いからといっても雄介達が浮上してきてからは既に五分は経っていた。 流石にちょっと遅いような気がする。
「望の奴、遅くないか?」
「確かにそうだよな」
和也も気になって海面の方を覗いてみるのだが未だに望が浮上してくる気配が本当にない。
かなり上がってきてるのならば望の方は酸素ボンベを担いでいるのだから気泡が上がってきてもおかしくはない。 だが未だにそれさえもない状態だ。
「ちょ、もっ回潜って俺、望の様子見てくるわぁ」
「ああ……」
雄介は和也に向かってそう言うと新しい酸素ボンベを背負って再び海の中へと潜っていく雄介。
だが雄介が潜っていく中で望の姿は全くなかった。
船が沈んでしまってから大分経ってしまったからなのであろうか? 雄介の方も大分潜ってきているのにも関わらず未だに船の姿が見当たらない。
雄介が再び海の中に潜って五分が過ぎた所であろうか? やっと船の形が見えてきた。
すると望が先程、雄介が割った窓の所でなにやらもがいているようにも見える。
雄介はその場所に急ぐと今の望の状況がどうなっているのか把握しようとしているようだ。
すると酸素ボンベの紐らしき物が丁度割れたガラスに引っかかってしまい抜けなくなっていた。
雄介はそれを外すと望の手を取って浮上し始める。
今日の天気は快晴で地上を照らしている太陽が地上への出口だ。
その太陽の光は暗い海の中までも照らし二人を海上へと導く。
0
お気に入りに追加
181
あなたにおすすめの小説
肌が白くて女の子みたいに綺麗な先輩。本当におしっこするのか気になり過ぎて…?
こじらせた処女
BL
槍本シュン(やりもとしゅん)の所属している部活、機器操作部は2つ上の先輩、白井瑞稀(しらいみずき)しか居ない。
自分より身長の高い大男のはずなのに、足の先まで綺麗な先輩。彼が近くに来ると、何故か落ち着かない槍本は、これが何なのか分からないでいた。
ある日の冬、大雪で帰れなくなった槍本は、一人暮らしをしている白井の家に泊まることになる。帰り道、おしっこしたいと呟く白井に、本当にトイレするのかと何故か疑問に思ってしまい…?
出産は一番の快楽
及川雨音
BL
出産するのが快感の出産フェチな両性具有総受け話。
とにかく出産が好きすぎて出産出産言いまくってます。出産がゲシュタルト崩壊気味。
【注意事項】
*受けは出産したいだけなので、相手や産まれた子どもに興味はないです。
*寝取られ(NTR)属性持ち攻め有りの複数ヤンデレ攻め
*倫理観・道徳観・貞操観が皆無、不謹慎注意
*軽く出産シーン有り
*ボテ腹、母乳、アクメ、授乳、女性器、おっぱい描写有り
続編)
*近親相姦・母子相姦要素有り
*奇形発言注意
*カニバリズム発言有り
淫紋付けたら逆襲!!巨根絶倫種付けでメス奴隷に堕とされる悪魔ちゃん♂
朝井染両
BL
お久しぶりです!
ご飯を二日食べずに寝ていたら、身体が生きようとしてエロ小説が書き終わりました。人間って不思議ですね。
こういう間抜けな受けが好きなんだと思います。可愛いね~ばかだね~可愛いね~と大切にしてあげたいですね。
合意のようで合意ではないのでお気をつけ下さい。幸せラブラブエンドなのでご安心下さい。
ご飯食べます。
クソザコ乳首くんの出張アクメ
掌
BL
おさわりOK♡の家事代行サービスで働くようになった、ベロキス大好きむっつりヤンキー系ツン男子のクソザコ乳首くんが、出張先のどすけべおぢさんの家で乳首穴開き体操着でセクハラ責めされ、とことんクソザコアクメさせられる話。他腋嗅ぎ、マイクロビキニなど。フィクションとしてライトにお楽しみください。
ネタの一部はお友達からご提供いただきました。ありがとうございました!
pixiv/ムーンライトノベルズにも同作品を投稿しています。
なにかありましたら(web拍手)
http://bit.ly/38kXFb0
Twitter垢・拍手返信はこちらから
https://twitter.com/show1write
ある宅配便のお兄さんの話
てんつぶ
BL
宅配便のお兄さん(モブ)×淫乱平凡DKのNTR。
ひたすらえっちなことだけしているお話です。
諸々タグ御確認の上、お好きな方どうぞ~。
※こちらを原作としたシチュエーション&BLドラマボイスを公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる