1,055 / 2,140
ー海上ー88
しおりを挟む
「じゃあ、雄介は今まで何してたんだよー」
「んー、なんかなぁ、知らんけど……俺、倒れておったみたいやで、俺が気がついた時には望の奴顔色変えておったしな」
「……って、事は例の作戦を実行したって事なのか?」
和也の方は望と裕実には聞こえないようにソファの前にあるテーブルから体を乗り出して雄介にだけ聞こえるように話し始める。
「アホか……ホンマに倒れてもうてたんやって、意識なかったみたいやしな。 まぁ、望が軽く診てくれたみたいやし、ほんで平気そうやって言ってくれたしな……ただ逆上せてもうたって位なんかな?」
雄介は和也から離れるとソファへと寄り掛かかる。
そして雄介が気が付くと望にしては珍しく雄介の隣に腰を下ろしていた。
「……って、和也に雄介……今の話はどういう事だ?」
そう和也は内緒話のように話をしていたのだから和也の声は聞こえなくとも隣にいた雄介の声は望に聴こえていたのかもしれない。
「……へ? だからやなぁ」
雄介の方はとりあえず誤魔化そうとしたのだが、こういう時に限って言葉が上手く出てこないようだ。
「望達は先に風呂から上がってまったやろ? ほんで、和也と俺は風呂場に残されたやんか……まぁ、あん時は望達の事怒らせてまったし、どうしたらええねんやろ? って言っておったらなぁ、和也が『雄介が倒れたら望が来てくれるんじゃねぇのか?』っていう話をしておったら、そのまさかで……和也がお風呂から上がった後に俺はあそこで倒れておったって所なんかな?」
望は雄介のその言葉に大きな息を吐くと頭を掻いて、
「正直お前等がやってる事は子供以下の考えなんだよな。 だから、呆れちまうんだけど、悪ふざけっていうのはお前等の性格なんだから仕方ねぇよ。 だけど、限度っていうのがあんだろうが……それさえ超えなければ、まぁ、仕方ねぇって所かな? ってか、俺がどんだけ心配してたかっていうのが分からないんだろうな」
最後の言葉なんかは望からしてみたら顔から火が出る位恥ずかしい言葉だったのかもしれない。 だからなのか気付いた時には顔を俯かせ小さな声で言っていたのだから。 だが三人にはその望の言葉が聞こえていたようで一瞬その望の言葉に目を丸くした三人だったのだが次の瞬間には顔を合わせてまで微笑んでいた。
「ほな、寝るか!!」
「そうだな……」
和也と雄介はその場に立ち上がる。
「んー、なんかなぁ、知らんけど……俺、倒れておったみたいやで、俺が気がついた時には望の奴顔色変えておったしな」
「……って、事は例の作戦を実行したって事なのか?」
和也の方は望と裕実には聞こえないようにソファの前にあるテーブルから体を乗り出して雄介にだけ聞こえるように話し始める。
「アホか……ホンマに倒れてもうてたんやって、意識なかったみたいやしな。 まぁ、望が軽く診てくれたみたいやし、ほんで平気そうやって言ってくれたしな……ただ逆上せてもうたって位なんかな?」
雄介は和也から離れるとソファへと寄り掛かかる。
そして雄介が気が付くと望にしては珍しく雄介の隣に腰を下ろしていた。
「……って、和也に雄介……今の話はどういう事だ?」
そう和也は内緒話のように話をしていたのだから和也の声は聞こえなくとも隣にいた雄介の声は望に聴こえていたのかもしれない。
「……へ? だからやなぁ」
雄介の方はとりあえず誤魔化そうとしたのだが、こういう時に限って言葉が上手く出てこないようだ。
「望達は先に風呂から上がってまったやろ? ほんで、和也と俺は風呂場に残されたやんか……まぁ、あん時は望達の事怒らせてまったし、どうしたらええねんやろ? って言っておったらなぁ、和也が『雄介が倒れたら望が来てくれるんじゃねぇのか?』っていう話をしておったら、そのまさかで……和也がお風呂から上がった後に俺はあそこで倒れておったって所なんかな?」
望は雄介のその言葉に大きな息を吐くと頭を掻いて、
「正直お前等がやってる事は子供以下の考えなんだよな。 だから、呆れちまうんだけど、悪ふざけっていうのはお前等の性格なんだから仕方ねぇよ。 だけど、限度っていうのがあんだろうが……それさえ超えなければ、まぁ、仕方ねぇって所かな? ってか、俺がどんだけ心配してたかっていうのが分からないんだろうな」
最後の言葉なんかは望からしてみたら顔から火が出る位恥ずかしい言葉だったのかもしれない。 だからなのか気付いた時には顔を俯かせ小さな声で言っていたのだから。 だが三人にはその望の言葉が聞こえていたようで一瞬その望の言葉に目を丸くした三人だったのだが次の瞬間には顔を合わせてまで微笑んでいた。
「ほな、寝るか!!」
「そうだな……」
和也と雄介はその場に立ち上がる。
0
お気に入りに追加
181
あなたにおすすめの小説
出産は一番の快楽
及川雨音
BL
出産するのが快感の出産フェチな両性具有総受け話。
とにかく出産が好きすぎて出産出産言いまくってます。出産がゲシュタルト崩壊気味。
【注意事項】
*受けは出産したいだけなので、相手や産まれた子どもに興味はないです。
*寝取られ(NTR)属性持ち攻め有りの複数ヤンデレ攻め
*倫理観・道徳観・貞操観が皆無、不謹慎注意
*軽く出産シーン有り
*ボテ腹、母乳、アクメ、授乳、女性器、おっぱい描写有り
続編)
*近親相姦・母子相姦要素有り
*奇形発言注意
*カニバリズム発言有り
淫紋付けたら逆襲!!巨根絶倫種付けでメス奴隷に堕とされる悪魔ちゃん♂
朝井染両
BL
お久しぶりです!
ご飯を二日食べずに寝ていたら、身体が生きようとしてエロ小説が書き終わりました。人間って不思議ですね。
こういう間抜けな受けが好きなんだと思います。可愛いね~ばかだね~可愛いね~と大切にしてあげたいですね。
合意のようで合意ではないのでお気をつけ下さい。幸せラブラブエンドなのでご安心下さい。
ご飯食べます。
肌が白くて女の子みたいに綺麗な先輩。本当におしっこするのか気になり過ぎて…?
こじらせた処女
BL
槍本シュン(やりもとしゅん)の所属している部活、機器操作部は2つ上の先輩、白井瑞稀(しらいみずき)しか居ない。
自分より身長の高い大男のはずなのに、足の先まで綺麗な先輩。彼が近くに来ると、何故か落ち着かない槍本は、これが何なのか分からないでいた。
ある日の冬、大雪で帰れなくなった槍本は、一人暮らしをしている白井の家に泊まることになる。帰り道、おしっこしたいと呟く白井に、本当にトイレするのかと何故か疑問に思ってしまい…?
クソザコ乳首くんの出張アクメ
掌
BL
おさわりOK♡の家事代行サービスで働くようになった、ベロキス大好きむっつりヤンキー系ツン男子のクソザコ乳首くんが、出張先のどすけべおぢさんの家で乳首穴開き体操着でセクハラ責めされ、とことんクソザコアクメさせられる話。他腋嗅ぎ、マイクロビキニなど。フィクションとしてライトにお楽しみください。
ネタの一部はお友達からご提供いただきました。ありがとうございました!
pixiv/ムーンライトノベルズにも同作品を投稿しています。
なにかありましたら(web拍手)
http://bit.ly/38kXFb0
Twitter垢・拍手返信はこちらから
https://twitter.com/show1write
ある宅配便のお兄さんの話
てんつぶ
BL
宅配便のお兄さん(モブ)×淫乱平凡DKのNTR。
ひたすらえっちなことだけしているお話です。
諸々タグ御確認の上、お好きな方どうぞ~。
※こちらを原作としたシチュエーション&BLドラマボイスを公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる