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ー海上ー83
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和也は頭を冷やす為にもエレベーターを使って屋上へ向かう。
頭を冷やす為に屋上へと来た和也だったのだが屋上へと登ると空には億千という星が地球上へと光り注いでいた。
星の光というのは何光年の前の光が今地球へと降り注いでいるのだから本当に凄いもんだ。
人というのは何十年しか生きられないのだが星達はそんな前から生きている。 そして今やっとその光が地球へと来ているのだ。 我々人間が死んだ後もその光は地球へと降り注がれているという事だ。
和也はその星空を眺めていると無数にある星達が塊何かの形に見えるのは気のせいであろうか?
これが世に言われている天の川っていうやつなんであろう。
「これが、まさか!? 天の川っていうやつなのか!? すっげぇー! 綺麗なもんなんだな……」
そう和也は屋上にある手摺に手を置くとうっとりとした様子で空を眺める。
ここは東京とは違って人工的な光は少ない所。 だからなのか邪魔する光等一切無く星が無数に見えるのであろう。
東京の夜景は綺麗だとは言うのだけど、それでも人工物と自然の物とではかなり違うのかもしれない。
いや、かなり違う。
そう自然が作り出す物というのは人工的に作り出した物よりも魅力的で神秘的な物が多い。
自然が作り出すのだからよりそう感じれるのかもしれない。
「あーあ、裕実と喧嘩しなきゃ、裕実と一緒にこの星空を見る事が出来たんだろうけどな。 ホント、俺ってバカなんだよなー。 あー! くそっ!!」
和也はそう言いながら今日は珍しく自分の事を責めているようだ。
頭をぐしゃぐしゃと引っ掻き和也にしては珍しく落ち込んだような表情もしている。
その頃、望と裕実の方は自分達の部屋で和也と雄介の事を待っていた。
「望さん……流石に和也と雄介さん遅くないですか?」
「確かに、そうだよなぁ?」
望達がお風呂から上がってからはゆうに一時間は経過していた。
流石に怒っていた望の方も一時間もここに二人が帰宅してない事に心配しているようだ。
だが望の性格上自分から探しに行くって事はしないだろう。
「望さん! 和也達の様子見に行きませんか? きっとココに戻って来れないんだと思いますよ! 僕がもし和也や雄介さんの立場でしたらココに戻って来るのは気まずいと思いますしね」
その裕実の言葉に望は裕実の方へと顔を向ける。
確かに裕実が言ってる事は一理あるのかもしれないと思ったのであろう。
「じゃあ、お前は和也はの事探しに行くのか?」
「はい! 僕はどんな和也でも好きですからね。 本当はあまり喧嘩とかしないで一緒にいる時は楽しみたいと思っていますし。 僕は和也の事を探しに行きますよ。 今はみんなでお風呂に行ったんで携帯はここに置きっ放しで行きましたしね。 なので、和也達の事は携帯無しで探さなきゃなりませんよね? 望さんはどうなさるんですか?」
裕実は望の顔を見上げ覗き込む。
「お、俺はだな……」
そう裕実から顔を背ける望。
「望さん! 我慢しちゃダメなんです! 雄介さんの事が本当に心配なら我慢しないで探しに行って上げて下さいよ! 僕がそう言ってるんではなくて望さんがそう言ってるるんですよ! 望さんの顔に『雄介さんの事が心配で仕方がない』って出てるんですからね」
頭を冷やす為に屋上へと来た和也だったのだが屋上へと登ると空には億千という星が地球上へと光り注いでいた。
星の光というのは何光年の前の光が今地球へと降り注いでいるのだから本当に凄いもんだ。
人というのは何十年しか生きられないのだが星達はそんな前から生きている。 そして今やっとその光が地球へと来ているのだ。 我々人間が死んだ後もその光は地球へと降り注がれているという事だ。
和也はその星空を眺めていると無数にある星達が塊何かの形に見えるのは気のせいであろうか?
これが世に言われている天の川っていうやつなんであろう。
「これが、まさか!? 天の川っていうやつなのか!? すっげぇー! 綺麗なもんなんだな……」
そう和也は屋上にある手摺に手を置くとうっとりとした様子で空を眺める。
ここは東京とは違って人工的な光は少ない所。 だからなのか邪魔する光等一切無く星が無数に見えるのであろう。
東京の夜景は綺麗だとは言うのだけど、それでも人工物と自然の物とではかなり違うのかもしれない。
いや、かなり違う。
そう自然が作り出す物というのは人工的に作り出した物よりも魅力的で神秘的な物が多い。
自然が作り出すのだからよりそう感じれるのかもしれない。
「あーあ、裕実と喧嘩しなきゃ、裕実と一緒にこの星空を見る事が出来たんだろうけどな。 ホント、俺ってバカなんだよなー。 あー! くそっ!!」
和也はそう言いながら今日は珍しく自分の事を責めているようだ。
頭をぐしゃぐしゃと引っ掻き和也にしては珍しく落ち込んだような表情もしている。
その頃、望と裕実の方は自分達の部屋で和也と雄介の事を待っていた。
「望さん……流石に和也と雄介さん遅くないですか?」
「確かに、そうだよなぁ?」
望達がお風呂から上がってからはゆうに一時間は経過していた。
流石に怒っていた望の方も一時間もここに二人が帰宅してない事に心配しているようだ。
だが望の性格上自分から探しに行くって事はしないだろう。
「望さん! 和也達の様子見に行きませんか? きっとココに戻って来れないんだと思いますよ! 僕がもし和也や雄介さんの立場でしたらココに戻って来るのは気まずいと思いますしね」
その裕実の言葉に望は裕実の方へと顔を向ける。
確かに裕実が言ってる事は一理あるのかもしれないと思ったのであろう。
「じゃあ、お前は和也はの事探しに行くのか?」
「はい! 僕はどんな和也でも好きですからね。 本当はあまり喧嘩とかしないで一緒にいる時は楽しみたいと思っていますし。 僕は和也の事を探しに行きますよ。 今はみんなでお風呂に行ったんで携帯はここに置きっ放しで行きましたしね。 なので、和也達の事は携帯無しで探さなきゃなりませんよね? 望さんはどうなさるんですか?」
裕実は望の顔を見上げ覗き込む。
「お、俺はだな……」
そう裕実から顔を背ける望。
「望さん! 我慢しちゃダメなんです! 雄介さんの事が本当に心配なら我慢しないで探しに行って上げて下さいよ! 僕がそう言ってるんではなくて望さんがそう言ってるるんですよ! 望さんの顔に『雄介さんの事が心配で仕方がない』って出てるんですからね」
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