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ー波乱ー176
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「さて、俺達も……って……? なぁ、雄介、昨日の話聞かなくてもいいのか?」
「ああ、また、暇な時に話聞かせてや。 望が居るんやったら、今はそれはそれでええしな……それだけで俺の方はめっちゃ幸せなんやし」
「そっか、なら、俺達の方はお邪魔様って感じだな」
「ま、そういう事やでー」
「なにもそんなハッキリ言わなくてもいいだろうが」
「言うに決まっておるやんか」
「そうかよー、なら、裕実、行くぞ!」
「はい! 僕達の方も今日は望さん達に負けないようにラブラブな事しましょうねー?」
「おう! それがいいな! じゃあ、俺達の方はホテル行きだな」
「はい!」
和也は望の方に振り向くと、
「じゃあ、今日は雄介に色々と世話してもらえよ? トイレとか飯とかな」
「飯の方は流石に自分で出来るつーの! トイレは……」
そこで何でか言葉を詰まらせる望。 そしてその言葉だけの時には視線を天井へと向けて何か考えているようだ。
「やっぱ、トイレの方はまだだよな? まぁ、雄介に連れて行ってもらう事だなぁ」
「おう! 俺が連れて行ってやんで!」
「なんで、そんなに嬉しそうなんだよー。 それに、お前の方も怪我してんだろうが……」
「こんなんかすり傷程度みたいなもんやって、せやけど、どういう意味で望のお父さんが俺の事をここに置いてくれたんかっていうのは分からへんけどなぁ。 とりあえず、診察位はしてくれたやろ? ってか、全然平気やねんけど?」
和也はその雄介の言葉に反応する。
「そういやー、顔の方もちょっと腫れてるように思えるんだけどな」
「さっきな……ちょっと犯人とやり合ってたんや」
「ん? 犯人って、何だよ?」
「あー! そっか! 和也その時ってここに居らんかったんやもんなぁ!」
「ああ、いなかったし、寧ろ、俺は部屋で仮眠とってた頃だったしな。 そして、何でか分からないうちに裕実に起こされてたしな」
「あ、望を狙っていた犯人な……俺がさっき捕まえたっていうんかな?」
「マジかぁ!?」
「ホンマなんやって、犯人の方はやっぱ、みんなで思ってた通りに内部犯やったな。 あー、整形外科医やったんだっけ?」
「マジかぁ!?」
和也の方もその雄介の言葉にビックリしたのであろう。 目を丸くしながら雄介の方に視線を向ける。
「……で、動機がさ、院長になりたかったから、俺の事を殺す事によって、院長の座を取れるような事を言ってたかな?」
「はぁあ!? そんだけの事で望の命狙ってたのかよ!」
「そうらしいぜ」
そこで四人はため息を吐く。
「さて、マジで頭痛くなりそうだから、俺達の方は行くぞ」
和也は裕実の手を引くと望の病室を出て行く。
「やっと、二人きりのなれたんやな。 ホンマ、望のお父さんってええ人やんかぁ」
「ああ、まぁ、でも、親父だから、褒めたって仕方ねぇだろ?だから、言わないだけだ。 今はそんな話より」
望の方はそう甘えたように言うと、
「ああ、また、暇な時に話聞かせてや。 望が居るんやったら、今はそれはそれでええしな……それだけで俺の方はめっちゃ幸せなんやし」
「そっか、なら、俺達の方はお邪魔様って感じだな」
「ま、そういう事やでー」
「なにもそんなハッキリ言わなくてもいいだろうが」
「言うに決まっておるやんか」
「そうかよー、なら、裕実、行くぞ!」
「はい! 僕達の方も今日は望さん達に負けないようにラブラブな事しましょうねー?」
「おう! それがいいな! じゃあ、俺達の方はホテル行きだな」
「はい!」
和也は望の方に振り向くと、
「じゃあ、今日は雄介に色々と世話してもらえよ? トイレとか飯とかな」
「飯の方は流石に自分で出来るつーの! トイレは……」
そこで何でか言葉を詰まらせる望。 そしてその言葉だけの時には視線を天井へと向けて何か考えているようだ。
「やっぱ、トイレの方はまだだよな? まぁ、雄介に連れて行ってもらう事だなぁ」
「おう! 俺が連れて行ってやんで!」
「なんで、そんなに嬉しそうなんだよー。 それに、お前の方も怪我してんだろうが……」
「こんなんかすり傷程度みたいなもんやって、せやけど、どういう意味で望のお父さんが俺の事をここに置いてくれたんかっていうのは分からへんけどなぁ。 とりあえず、診察位はしてくれたやろ? ってか、全然平気やねんけど?」
和也はその雄介の言葉に反応する。
「そういやー、顔の方もちょっと腫れてるように思えるんだけどな」
「さっきな……ちょっと犯人とやり合ってたんや」
「ん? 犯人って、何だよ?」
「あー! そっか! 和也その時ってここに居らんかったんやもんなぁ!」
「ああ、いなかったし、寧ろ、俺は部屋で仮眠とってた頃だったしな。 そして、何でか分からないうちに裕実に起こされてたしな」
「あ、望を狙っていた犯人な……俺がさっき捕まえたっていうんかな?」
「マジかぁ!?」
「ホンマなんやって、犯人の方はやっぱ、みんなで思ってた通りに内部犯やったな。 あー、整形外科医やったんだっけ?」
「マジかぁ!?」
和也の方もその雄介の言葉にビックリしたのであろう。 目を丸くしながら雄介の方に視線を向ける。
「……で、動機がさ、院長になりたかったから、俺の事を殺す事によって、院長の座を取れるような事を言ってたかな?」
「はぁあ!? そんだけの事で望の命狙ってたのかよ!」
「そうらしいぜ」
そこで四人はため息を吐く。
「さて、マジで頭痛くなりそうだから、俺達の方は行くぞ」
和也は裕実の手を引くと望の病室を出て行く。
「やっと、二人きりのなれたんやな。 ホンマ、望のお父さんってええ人やんかぁ」
「ああ、まぁ、でも、親父だから、褒めたって仕方ねぇだろ?だから、言わないだけだ。 今はそんな話より」
望の方はそう甘えたように言うと、
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