592 / 2,140
ー雪山ー21
しおりを挟む
その姿に雄介の方は、どんな姿の望でも可愛いと思ってしまっているだろう。
「ホンマ……望の体って細いのな」
「しょ、しょーがねぇだろ……お前のように鍛えてねぇんだからよ」
「あ、ああ。 腰の方も女の子のようにくびれておるみたいやし」
そう言いながら雄介は望の腰のラインを撫でてゆく。
「ちょ……女の子って……」
「まんまやろ?」
「お前……」
望の方はその雄介の一言に何かこう気に障ったのか半身を起こすと目をすわらせ雄介の事を見上げる。
「女と寝た事あんのか?」
「ん? そんな事、目座らせてまで聞かなくてもええやんか。 ま、そこはな……そりゃ、こんだけの人生の中で一回や二回位はな。 望だって、そん位の経験はあんねんやろ?」
「ああ、まぁ、確かにあるけどさ。 下手って言われたから……だから、俺は女性の事抱く気失くしてしまったんだけど……。 だから、今まで恋人を作る気にもなれなかったって事なのかな?」
さっきまでの勢いはどこに行ってしまったのであろうか。 望はその雄介の一言に納得してしまったらしい。 確かに雄介に言われてみればそうだ。 望だって女性の事を抱く経験位は一回位はある。
「……下手?」
何故かそこだけを拾ってしまった雄介。 だが次の瞬間には、
「下手もくそもあるか……そういう事って、やっぱ、愛があればええんやないのかな? ま、そこは俺が感じとる所やけど、他の人がそういう事に関して上手いとか下手とかっていうのがあるのかもしれへんねんけど、そこは、やっぱ、愛だと俺は思うとるんけどな!」
そこは力強く力説する雄介。
「ほな、俺はそういう事に関して上手いんか? それとも下手なんか?」
その雄介の質問に望の方が止まってしまっている。
「そこに、上手いとか下手とかっていうのがあるもんなのかよ。 お前の言う通り、愛があればいいんじゃねぇのか? それに、俺が達ってるって事はさ」
そこまで言ってきた望なのだが、またまた、そこで言葉を止めてしまっていた。 そして雄介から視線を逸らして顔を真っ赤にすると、
「あの……気持ちいいっていうのは確かだしな」
望のその言葉に目を丸くして聞いていたのは雄介の方だ。 まさか望の口からそんな事が聞けるとは思ってなかったのであろう。 雄介は望の体を思わず抱き締めてしまっていた。
「離せよ……」
望の方は一つため息を吐くと、
「俺はお前の性格を知っているから、お前に調子乗らせるような言葉をあんまり言いたくはなかったんだけどさ」
「あのな、調子に乗る乗らないっていうよりもやな。 冷たい言葉より、何倍も嬉しい言葉の方がええやんか……そうそう! ラブラブって感じやしな。 ほな、お前やったら、どっちの方がええ?」
「あ、そりゃあ、確かに、嬉しい言葉の方がいいかもな」
「ホンマ……望の体って細いのな」
「しょ、しょーがねぇだろ……お前のように鍛えてねぇんだからよ」
「あ、ああ。 腰の方も女の子のようにくびれておるみたいやし」
そう言いながら雄介は望の腰のラインを撫でてゆく。
「ちょ……女の子って……」
「まんまやろ?」
「お前……」
望の方はその雄介の一言に何かこう気に障ったのか半身を起こすと目をすわらせ雄介の事を見上げる。
「女と寝た事あんのか?」
「ん? そんな事、目座らせてまで聞かなくてもええやんか。 ま、そこはな……そりゃ、こんだけの人生の中で一回や二回位はな。 望だって、そん位の経験はあんねんやろ?」
「ああ、まぁ、確かにあるけどさ。 下手って言われたから……だから、俺は女性の事抱く気失くしてしまったんだけど……。 だから、今まで恋人を作る気にもなれなかったって事なのかな?」
さっきまでの勢いはどこに行ってしまったのであろうか。 望はその雄介の一言に納得してしまったらしい。 確かに雄介に言われてみればそうだ。 望だって女性の事を抱く経験位は一回位はある。
「……下手?」
何故かそこだけを拾ってしまった雄介。 だが次の瞬間には、
「下手もくそもあるか……そういう事って、やっぱ、愛があればええんやないのかな? ま、そこは俺が感じとる所やけど、他の人がそういう事に関して上手いとか下手とかっていうのがあるのかもしれへんねんけど、そこは、やっぱ、愛だと俺は思うとるんけどな!」
そこは力強く力説する雄介。
「ほな、俺はそういう事に関して上手いんか? それとも下手なんか?」
その雄介の質問に望の方が止まってしまっている。
「そこに、上手いとか下手とかっていうのがあるもんなのかよ。 お前の言う通り、愛があればいいんじゃねぇのか? それに、俺が達ってるって事はさ」
そこまで言ってきた望なのだが、またまた、そこで言葉を止めてしまっていた。 そして雄介から視線を逸らして顔を真っ赤にすると、
「あの……気持ちいいっていうのは確かだしな」
望のその言葉に目を丸くして聞いていたのは雄介の方だ。 まさか望の口からそんな事が聞けるとは思ってなかったのであろう。 雄介は望の体を思わず抱き締めてしまっていた。
「離せよ……」
望の方は一つため息を吐くと、
「俺はお前の性格を知っているから、お前に調子乗らせるような言葉をあんまり言いたくはなかったんだけどさ」
「あのな、調子に乗る乗らないっていうよりもやな。 冷たい言葉より、何倍も嬉しい言葉の方がええやんか……そうそう! ラブラブって感じやしな。 ほな、お前やったら、どっちの方がええ?」
「あ、そりゃあ、確かに、嬉しい言葉の方がいいかもな」
0
お気に入りに追加
181
あなたにおすすめの小説
出産は一番の快楽
及川雨音
BL
出産するのが快感の出産フェチな両性具有総受け話。
とにかく出産が好きすぎて出産出産言いまくってます。出産がゲシュタルト崩壊気味。
【注意事項】
*受けは出産したいだけなので、相手や産まれた子どもに興味はないです。
*寝取られ(NTR)属性持ち攻め有りの複数ヤンデレ攻め
*倫理観・道徳観・貞操観が皆無、不謹慎注意
*軽く出産シーン有り
*ボテ腹、母乳、アクメ、授乳、女性器、おっぱい描写有り
続編)
*近親相姦・母子相姦要素有り
*奇形発言注意
*カニバリズム発言有り
淫紋付けたら逆襲!!巨根絶倫種付けでメス奴隷に堕とされる悪魔ちゃん♂
朝井染両
BL
お久しぶりです!
ご飯を二日食べずに寝ていたら、身体が生きようとしてエロ小説が書き終わりました。人間って不思議ですね。
こういう間抜けな受けが好きなんだと思います。可愛いね~ばかだね~可愛いね~と大切にしてあげたいですね。
合意のようで合意ではないのでお気をつけ下さい。幸せラブラブエンドなのでご安心下さい。
ご飯食べます。
肌が白くて女の子みたいに綺麗な先輩。本当におしっこするのか気になり過ぎて…?
こじらせた処女
BL
槍本シュン(やりもとしゅん)の所属している部活、機器操作部は2つ上の先輩、白井瑞稀(しらいみずき)しか居ない。
自分より身長の高い大男のはずなのに、足の先まで綺麗な先輩。彼が近くに来ると、何故か落ち着かない槍本は、これが何なのか分からないでいた。
ある日の冬、大雪で帰れなくなった槍本は、一人暮らしをしている白井の家に泊まることになる。帰り道、おしっこしたいと呟く白井に、本当にトイレするのかと何故か疑問に思ってしまい…?
クソザコ乳首くんの出張アクメ
掌
BL
おさわりOK♡の家事代行サービスで働くようになった、ベロキス大好きむっつりヤンキー系ツン男子のクソザコ乳首くんが、出張先のどすけべおぢさんの家で乳首穴開き体操着でセクハラ責めされ、とことんクソザコアクメさせられる話。他腋嗅ぎ、マイクロビキニなど。フィクションとしてライトにお楽しみください。
ネタの一部はお友達からご提供いただきました。ありがとうございました!
pixiv/ムーンライトノベルズにも同作品を投稿しています。
なにかありましたら(web拍手)
http://bit.ly/38kXFb0
Twitter垢・拍手返信はこちらから
https://twitter.com/show1write
ある宅配便のお兄さんの話
てんつぶ
BL
宅配便のお兄さん(モブ)×淫乱平凡DKのNTR。
ひたすらえっちなことだけしているお話です。
諸々タグ御確認の上、お好きな方どうぞ~。
※こちらを原作としたシチュエーション&BLドラマボイスを公開しています。
週末とろとろ流されせっくす
辻河
BL
・社会人カップルが週末にかこつけて金曜夜からいちゃいちゃとろとろセックスする話
・愛重めの後輩(廣瀬/ひろせ)×流されやすい先輩(出海/いずみ)
・♡喘ぎ、濁点喘ぎ、淫語、ローター責め、結腸責めの要素が含まれます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる