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ー空間ー116
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「トイレにしてはいやに遅かったんじゃねぇのか? 我慢出来なくなって、まさか、トイレん中でシてきちまったとか!?」
「流石に和也達の事待たせておるのに、そんな事は出来へんよ」
雄介はそう言いながら自分がさっき座っていた椅子へと腰を下ろす。
「流石に二十分位じゃ無理かぁ……。 ほら、望も久しぶりなんだし相当慣らしていかないと無理だと思うしな」
「あー! もう! 和也っ!」
もう望の方はその和也の発言に恥ずかしくて仕方ないのかテーブルを叩き和也の事を睨みつける。
「あー、もう! 悪かったって! もう! 望はふざけて言ったって直ぐにそうやって睨みつけたりしてくるだもんなぁ。 ホント、望って怖ぇの」
そう言うと和也と裕実の前には一個だけパフェが置いてあった。
確かに、さっき食後の後に食べるとは言っていたのだが、何故、そこには一個しかないもであろうか。
その様子を望は見つめ観察してみる事にしたらしい。
すると裕実と和也というカップルは本当に人前とか関係無しにイチャついているというのかカップルというのを楽しんでるというのか裕実はスプーンでパフェの中身を掬うと和也の口へと運んでいる。 要は食べさせて上げているという事だ。
そうなると確かにさっき雄介が羨ましがっていた理由が分かってきたようにも思える。
望だって、もし彼女がいたとしたら、多分やってもらいたいと思うからだ。
だが望の場合には人前では恥ずかしくて裕実のような事を雄介にはして上げられない。
だが、もし今の裕実のように雄介にあんな事をしてあげたら雄介は喜んでくれるのであろうか。
それなら、やってあげたいとは思うのだが、やはり望の性格では行動には移せないようだ。
雄介と会ってから約数時間。
雄介と望が再会出来たのは二時間前の午前十一時。 そして今の時間はもう午後一時だ。
とりあえず望は今日の夜の九時に出る飛行機に乗れればいいのだから、まだまだ、その時間までは十分な時間がある。
「ほな、これから、どないする?」
まるで望の心の中を読んだような雄介の発言。
丁度、その事について今言おうとしていたのだが、雄介もどうやら同じ事を思っていたらしい。
「ん? 時間の方はまだあるんだよな? なら、行きたい所があるんだけどいいか?」
「俺の方は構わへんけど?」
「そうだな、こっから、家方面に戻る気はねぇし、暇つぶしに和也が行きたい所に付き合ってやるよ」
「じゃあ、行くか?」
「ああ」
「せやな」
行き先が決まると四人は席を立ちレジへと向かう。
「ほな、ここは俺が払っておくし、先に出て行っててええよ」
「いいって、俺が出しておくし、雄介はこっちに来るのにお金掛かってるんだろ?」
「今は実家暮らしやし、お金の心配はそんなにいらんしな。 気にすんなや」
そう言い合っている二人をよそに望は食事代を払うと先に店を出て行くのだ。
「俺等めっちゃカッコ悪いやんか、望にお金出させるなんて」
「そんな事なら、早く出しておけば良かったぜ。 なぁ……」
「ホンマやな」
先に望に出させてしまったという和也と雄介はどうやらショックを受けているようだ。
雄介は望の事を追っかけて望にお金を渡そうとしたのだが、
「いいって、だって、俺が一番稼ぎがいいんだしさ、気にすんなよ」
確かにこの中で一番に給料がいいのは望なのかもしれないのだが、でも、こういうデートみたいな事で望に出させるのは気がひけるというのか恥ずかしいというのかショックな事だったのかもしれない。
「流石に和也達の事待たせておるのに、そんな事は出来へんよ」
雄介はそう言いながら自分がさっき座っていた椅子へと腰を下ろす。
「流石に二十分位じゃ無理かぁ……。 ほら、望も久しぶりなんだし相当慣らしていかないと無理だと思うしな」
「あー! もう! 和也っ!」
もう望の方はその和也の発言に恥ずかしくて仕方ないのかテーブルを叩き和也の事を睨みつける。
「あー、もう! 悪かったって! もう! 望はふざけて言ったって直ぐにそうやって睨みつけたりしてくるだもんなぁ。 ホント、望って怖ぇの」
そう言うと和也と裕実の前には一個だけパフェが置いてあった。
確かに、さっき食後の後に食べるとは言っていたのだが、何故、そこには一個しかないもであろうか。
その様子を望は見つめ観察してみる事にしたらしい。
すると裕実と和也というカップルは本当に人前とか関係無しにイチャついているというのかカップルというのを楽しんでるというのか裕実はスプーンでパフェの中身を掬うと和也の口へと運んでいる。 要は食べさせて上げているという事だ。
そうなると確かにさっき雄介が羨ましがっていた理由が分かってきたようにも思える。
望だって、もし彼女がいたとしたら、多分やってもらいたいと思うからだ。
だが望の場合には人前では恥ずかしくて裕実のような事を雄介にはして上げられない。
だが、もし今の裕実のように雄介にあんな事をしてあげたら雄介は喜んでくれるのであろうか。
それなら、やってあげたいとは思うのだが、やはり望の性格では行動には移せないようだ。
雄介と会ってから約数時間。
雄介と望が再会出来たのは二時間前の午前十一時。 そして今の時間はもう午後一時だ。
とりあえず望は今日の夜の九時に出る飛行機に乗れればいいのだから、まだまだ、その時間までは十分な時間がある。
「ほな、これから、どないする?」
まるで望の心の中を読んだような雄介の発言。
丁度、その事について今言おうとしていたのだが、雄介もどうやら同じ事を思っていたらしい。
「ん? 時間の方はまだあるんだよな? なら、行きたい所があるんだけどいいか?」
「俺の方は構わへんけど?」
「そうだな、こっから、家方面に戻る気はねぇし、暇つぶしに和也が行きたい所に付き合ってやるよ」
「じゃあ、行くか?」
「ああ」
「せやな」
行き先が決まると四人は席を立ちレジへと向かう。
「ほな、ここは俺が払っておくし、先に出て行っててええよ」
「いいって、俺が出しておくし、雄介はこっちに来るのにお金掛かってるんだろ?」
「今は実家暮らしやし、お金の心配はそんなにいらんしな。 気にすんなや」
そう言い合っている二人をよそに望は食事代を払うと先に店を出て行くのだ。
「俺等めっちゃカッコ悪いやんか、望にお金出させるなんて」
「そんな事なら、早く出しておけば良かったぜ。 なぁ……」
「ホンマやな」
先に望に出させてしまったという和也と雄介はどうやらショックを受けているようだ。
雄介は望の事を追っかけて望にお金を渡そうとしたのだが、
「いいって、だって、俺が一番稼ぎがいいんだしさ、気にすんなよ」
確かにこの中で一番に給料がいいのは望なのかもしれないのだが、でも、こういうデートみたいな事で望に出させるのは気がひけるというのか恥ずかしいというのかショックな事だったのかもしれない。
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