27 / 2,140
ー友情ー27
しおりを挟む
そして望は和也の事を呼び寄せると誰にもこの話が漏れないようにと自分達の部屋の方へと急ぐのだ。
「確かさ、お前の友達に刑事さん居たよな?」
部屋にある自分の椅子に座ると和也の事を見上げ話始める望。 だが和也は望のその言葉に急に眉を吊り上げるのだ。
「え? あ、いるけど、でも、いきなり何でだよ。 いきなり過ぎて俺には意味分からねぇんだけど?」
「あ、ああ、でも、とりあえず訳は後で説明する。 とりあえず、今な桜井さんは誰かに命を狙われてるんだよ」
そう言うと望は先程拾った手紙を和也にも見せると目を通す和也。
「そういう事か」
そうその手紙を見ても和也は全くもって他人事のようだ。 そんな和也に望は、
「あのさー、この手紙を読んでお前は何も思わないのか?」
「まぁ、少なくとも俺には関係のない事だろ? とりあえず、まぁ、桜井さんは何かこう知り合いみたいな存在にはなってきてるとは思うんだけどさ。 それに、この手紙があったって俺達には何もする事が出来ないだろうが、俺達はお巡りさんでも刑事でもないんだからさ、それに、俺達にはその犯人を捕まえる事も出来ないんだしさ」
「それは、分かってる。 でも、確か前に話していた時にお前言ってたよな? 知り合いに刑事さんがいるんだって。 だから、その人に頼んで犯人を見付けて欲しいんだよっ! 和也の言う通り俺等ではこの犯人を捕まえる事は出来ないけど、命を助けるって事は出来るだろ? まぁ、後は病院内で事を起こされたなら、どうにかなりそうなんだけどさ。 問題は雄介が退院した後なんだよな。 また、雄介は命を狙われて、再び病院に戻って来るとも限らない訳だし、だから、雄介がその犯人に狙われる前に犯人を捕まえた方がいいんじゃないかって思ってるんだけど」
「まぁ、そうなんだけどな」
それでも和也はどうやら望の頼みでもそこは難しいようだ。 だって今の和也には全くもって関係無い事なのだから。
しかも和也の方はその事について腕を組んでまで考えてしまっていた。
「やっぱり、無理だ! いくら望の頼みでもな。 わりぃ……今の話はなかった事にしてくれねぇか? ホントに本当に俺がアイツに頼むのは無理なんだからよ」
この様子だと、その和也の友達の刑事とは和也と何かあったのか、頑固として望の頼みを譲ってくれないようだ。
「マジで頼むっ!」
それでも望は和也に向かって手を合わせ頭まで下げてお願いをしているのだが、和也の方は未だにいい顔をせず挙句ため息を吐いてしまっていた。
とそんな時、急に和也は何か思い付いたのか、急に顔を上げ、
「なら、いいぜ。 俺の友達の刑事にその事頼んでやるよ。 その代わり、望の事……抱かせてくれたらかな?」
「確かさ、お前の友達に刑事さん居たよな?」
部屋にある自分の椅子に座ると和也の事を見上げ話始める望。 だが和也は望のその言葉に急に眉を吊り上げるのだ。
「え? あ、いるけど、でも、いきなり何でだよ。 いきなり過ぎて俺には意味分からねぇんだけど?」
「あ、ああ、でも、とりあえず訳は後で説明する。 とりあえず、今な桜井さんは誰かに命を狙われてるんだよ」
そう言うと望は先程拾った手紙を和也にも見せると目を通す和也。
「そういう事か」
そうその手紙を見ても和也は全くもって他人事のようだ。 そんな和也に望は、
「あのさー、この手紙を読んでお前は何も思わないのか?」
「まぁ、少なくとも俺には関係のない事だろ? とりあえず、まぁ、桜井さんは何かこう知り合いみたいな存在にはなってきてるとは思うんだけどさ。 それに、この手紙があったって俺達には何もする事が出来ないだろうが、俺達はお巡りさんでも刑事でもないんだからさ、それに、俺達にはその犯人を捕まえる事も出来ないんだしさ」
「それは、分かってる。 でも、確か前に話していた時にお前言ってたよな? 知り合いに刑事さんがいるんだって。 だから、その人に頼んで犯人を見付けて欲しいんだよっ! 和也の言う通り俺等ではこの犯人を捕まえる事は出来ないけど、命を助けるって事は出来るだろ? まぁ、後は病院内で事を起こされたなら、どうにかなりそうなんだけどさ。 問題は雄介が退院した後なんだよな。 また、雄介は命を狙われて、再び病院に戻って来るとも限らない訳だし、だから、雄介がその犯人に狙われる前に犯人を捕まえた方がいいんじゃないかって思ってるんだけど」
「まぁ、そうなんだけどな」
それでも和也はどうやら望の頼みでもそこは難しいようだ。 だって今の和也には全くもって関係無い事なのだから。
しかも和也の方はその事について腕を組んでまで考えてしまっていた。
「やっぱり、無理だ! いくら望の頼みでもな。 わりぃ……今の話はなかった事にしてくれねぇか? ホントに本当に俺がアイツに頼むのは無理なんだからよ」
この様子だと、その和也の友達の刑事とは和也と何かあったのか、頑固として望の頼みを譲ってくれないようだ。
「マジで頼むっ!」
それでも望は和也に向かって手を合わせ頭まで下げてお願いをしているのだが、和也の方は未だにいい顔をせず挙句ため息を吐いてしまっていた。
とそんな時、急に和也は何か思い付いたのか、急に顔を上げ、
「なら、いいぜ。 俺の友達の刑事にその事頼んでやるよ。 その代わり、望の事……抱かせてくれたらかな?」
0
お気に入りに追加
181
あなたにおすすめの小説
出産は一番の快楽
及川雨音
BL
出産するのが快感の出産フェチな両性具有総受け話。
とにかく出産が好きすぎて出産出産言いまくってます。出産がゲシュタルト崩壊気味。
【注意事項】
*受けは出産したいだけなので、相手や産まれた子どもに興味はないです。
*寝取られ(NTR)属性持ち攻め有りの複数ヤンデレ攻め
*倫理観・道徳観・貞操観が皆無、不謹慎注意
*軽く出産シーン有り
*ボテ腹、母乳、アクメ、授乳、女性器、おっぱい描写有り
続編)
*近親相姦・母子相姦要素有り
*奇形発言注意
*カニバリズム発言有り
淫紋付けたら逆襲!!巨根絶倫種付けでメス奴隷に堕とされる悪魔ちゃん♂
朝井染両
BL
お久しぶりです!
ご飯を二日食べずに寝ていたら、身体が生きようとしてエロ小説が書き終わりました。人間って不思議ですね。
こういう間抜けな受けが好きなんだと思います。可愛いね~ばかだね~可愛いね~と大切にしてあげたいですね。
合意のようで合意ではないのでお気をつけ下さい。幸せラブラブエンドなのでご安心下さい。
ご飯食べます。
肌が白くて女の子みたいに綺麗な先輩。本当におしっこするのか気になり過ぎて…?
こじらせた処女
BL
槍本シュン(やりもとしゅん)の所属している部活、機器操作部は2つ上の先輩、白井瑞稀(しらいみずき)しか居ない。
自分より身長の高い大男のはずなのに、足の先まで綺麗な先輩。彼が近くに来ると、何故か落ち着かない槍本は、これが何なのか分からないでいた。
ある日の冬、大雪で帰れなくなった槍本は、一人暮らしをしている白井の家に泊まることになる。帰り道、おしっこしたいと呟く白井に、本当にトイレするのかと何故か疑問に思ってしまい…?
クソザコ乳首くんの出張アクメ
掌
BL
おさわりOK♡の家事代行サービスで働くようになった、ベロキス大好きむっつりヤンキー系ツン男子のクソザコ乳首くんが、出張先のどすけべおぢさんの家で乳首穴開き体操着でセクハラ責めされ、とことんクソザコアクメさせられる話。他腋嗅ぎ、マイクロビキニなど。フィクションとしてライトにお楽しみください。
ネタの一部はお友達からご提供いただきました。ありがとうございました!
pixiv/ムーンライトノベルズにも同作品を投稿しています。
なにかありましたら(web拍手)
http://bit.ly/38kXFb0
Twitter垢・拍手返信はこちらから
https://twitter.com/show1write
ある宅配便のお兄さんの話
てんつぶ
BL
宅配便のお兄さん(モブ)×淫乱平凡DKのNTR。
ひたすらえっちなことだけしているお話です。
諸々タグ御確認の上、お好きな方どうぞ~。
※こちらを原作としたシチュエーション&BLドラマボイスを公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる