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ー友情ー21
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望はある非番の日に買物がてら雄介が働いている春坂消防署の前を通ると、そこには消防署の庭で消防士達が訓練している所を見掛ける。
そんな中、桜井雄介の姿を見掛けると望はその姿を追ってしまっていた。
とりあえず元気そうな桜井の様子に、
「もう、完全に大丈夫みたいだな」
そう医者目線でそう独り言を漏らす。
そんな望に雄介の方も気付いたのか、それとも訓練中に視界に望の姿が入ったのか雄介は訓練中なのにも関わらず望がいる所へと抜け出し走って来た。
「今日はどうしたんですか?」
「あ、いや、たまたまな」
そう雄介に声を掛けられるとは思っていなかった望は焦ったように、
「あ! そうそう! 買物! 買物をしに行こうとしていたら、たまたま、桜井さんの消防署の前を通ったので、様子を見てただけですよ。 あ、ほら! 足の方は大丈夫みたいですしね」
急に振られて慌てたように答える望。 そして最後に乾いた笑いを付け加えるのだ。
ある意味、今の望は鼓動が最高潮になってきているのかもしれない。
まさか雄介が望の姿を見掛けて声を掛けて来てくれるなんて思ってもみなかった事だからだ。 それと、もしかしたら望的に気になっている人から急に声を掛けられたからだろう。
「お陰様で今はもう大丈夫ですから」
「それなら、良かったですよ」
そうごくごく普通の会話が出来て気持ち嬉しく感じている望。 自然と笑顔が溢れてきているのだから。 そりゃ、そうだろう。 好きな人に声を掛けられたのだから。
その他愛のない会話をしている時に雄介は同僚に呼ばてしまったようだ。
「おーい! 桜井!」
「はいはい! 分かっておりますがな!」
そう言うと雄介はもう一度望の方へと向き直し、
「では、まだ、仕事がありますし、また……」
「あ、ああ、うん。 あ! ちょ……!」
望は思い出したかのようにこの前の告白の返事をしようとしたのだったが、もう、その頃には雄介の姿は無く望はそこで諦めたような息を吐く。
雄介は元の所に戻ると望に向かって手を振っていた。 それに答えるように望も雄介に向かって手を振り返す。
「また、言えなかったか」
望は独り言を漏らすと、そう再びため息を吐く。
仕方なしに予定していた買物に向かおうとしていた直後、消防署の方からけたたましいサイレンの音が鳴り響き消防車が出て行くのを見掛ける望。
その消防車には雄介が乗っていた。
「あ、ああ、火事があったのか!?」
そうのんびりとしていた望だったのだが、望の進行方向でこの辺一帯を轟かせるような爆発音が響き渡るのだ。
そんな中、桜井雄介の姿を見掛けると望はその姿を追ってしまっていた。
とりあえず元気そうな桜井の様子に、
「もう、完全に大丈夫みたいだな」
そう医者目線でそう独り言を漏らす。
そんな望に雄介の方も気付いたのか、それとも訓練中に視界に望の姿が入ったのか雄介は訓練中なのにも関わらず望がいる所へと抜け出し走って来た。
「今日はどうしたんですか?」
「あ、いや、たまたまな」
そう雄介に声を掛けられるとは思っていなかった望は焦ったように、
「あ! そうそう! 買物! 買物をしに行こうとしていたら、たまたま、桜井さんの消防署の前を通ったので、様子を見てただけですよ。 あ、ほら! 足の方は大丈夫みたいですしね」
急に振られて慌てたように答える望。 そして最後に乾いた笑いを付け加えるのだ。
ある意味、今の望は鼓動が最高潮になってきているのかもしれない。
まさか雄介が望の姿を見掛けて声を掛けて来てくれるなんて思ってもみなかった事だからだ。 それと、もしかしたら望的に気になっている人から急に声を掛けられたからだろう。
「お陰様で今はもう大丈夫ですから」
「それなら、良かったですよ」
そうごくごく普通の会話が出来て気持ち嬉しく感じている望。 自然と笑顔が溢れてきているのだから。 そりゃ、そうだろう。 好きな人に声を掛けられたのだから。
その他愛のない会話をしている時に雄介は同僚に呼ばてしまったようだ。
「おーい! 桜井!」
「はいはい! 分かっておりますがな!」
そう言うと雄介はもう一度望の方へと向き直し、
「では、まだ、仕事がありますし、また……」
「あ、ああ、うん。 あ! ちょ……!」
望は思い出したかのようにこの前の告白の返事をしようとしたのだったが、もう、その頃には雄介の姿は無く望はそこで諦めたような息を吐く。
雄介は元の所に戻ると望に向かって手を振っていた。 それに答えるように望も雄介に向かって手を振り返す。
「また、言えなかったか」
望は独り言を漏らすと、そう再びため息を吐く。
仕方なしに予定していた買物に向かおうとしていた直後、消防署の方からけたたましいサイレンの音が鳴り響き消防車が出て行くのを見掛ける望。
その消防車には雄介が乗っていた。
「あ、ああ、火事があったのか!?」
そうのんびりとしていた望だったのだが、望の進行方向でこの辺一帯を轟かせるような爆発音が響き渡るのだ。
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