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ー友情ー8
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本当に望は女性に間違われる程、顔は綺麗な顔をしている。
長い睫毛にシュッとした輪郭、小顔に唇の方も形は綺麗で何故だかリップすらしていないのに輝いているようにも見えている。 もしかしたら和也からしてみたらこう色眼鏡で見えているのかもしれないのだが。
そんな望に和也はボッーと見惚れていた。
和也の場合にはそんな望に半年も前から気になり始めた人物でもある。
そんな望に意識してからであろうか和也の鼓動は常に鳴りっぱなしだ。 胸が高鳴るという事は完全に和也は望に恋をしているという事だろう。
今まで望の事を意識してなかったのだが、さっき桜井が望の事を言っていた事でどうやら和也の中で再び望の事を意識してしまったようだ。
そう今の和也は望の事をボッーと見てしまってるのだから。
とその時、急に和也の耳に望の声が入って来る。
「はぁい!? アイツが俺の事好きだとでも言うのか? 男に好きだって言われても困るんだよっ! ってか、俺はもうアイツの担当医嫌だぜ」
未だに望はさっき桜井に言われた事を気にしているのか腹が立っているのかが、今の言葉で十分過ぎるほど分かる。
「と、とりあえずさ、そこは仕方ねぇだろ? ここの決まりみたいなもんなんだからさ」
そんな望に慌てたようにフォローする和也。
「え? あ、ああ、まぁ、そうなんだけどさ」
その和也の言葉に望は再びため息を漏らすのだ。
「なぁ、ここの病院が看護師と医者がコンビでいる訳覚えてるか?」
「ああ、まぁ、勿論。 そうそう! 俺はそのシステムに惹かれて、この病院にしたんだけどさ……それと……」
そこまで言うと望は言葉を止めてしまう。 何か他にも理由がありそうだったのだが、それを口にしないように言葉を止めてしまったようだ。
「あ、いや……な、なんでもない。 まぁ、とりあえずそういう事だからさ」
そう誤魔化すように言う望だが、とりあえずそこは気にせずに和也は言葉を続ける。
「ま、まぁ、いいんだけどさ。 そうそう! こういう風に担当制だと自分の患者さんだって決まっていれば例え医療ミスがあったとしても自分の責任となる訳だ。 だから、医療ミスがない所がその担当制の魅力って所かな?」
和也の方も話しながらカウンター席から見える中庭を見ながらゆっくりと息を吐く。
望といられるのは凄く嬉しい事なのだが、こうやって会話しているだけでも自分では気持ちを抑えられない時がある。 それは仕事以外で望の事を意識してしまっている時だろう。
だが、やはり、そういうチャンスといのは今のところはないと言ったところであろうか。
ただいまは息を吐いて自分の気持ちを抑えるのが精一杯の和也。
「よしっ! 今日も午後から頑張りますかっ! そういや、今日は午後からは回診だったっけな?」
そう望は独り言のような言葉を漏らした直後に、
「……ってか、また、アイツの病室に行かなきゃなんねぇのか?」
望は自分で気合いを入れたものの急に桜井の事を思い出したのか、そう憂鬱そうな声を上げる。
「ま、まぁ、そこは仕方ねぇだろ? 行かなきゃなんないんだからさ。 な、ほら、行くぜ!」
和也はいつものように望の背中をポンっと叩くと望に気合いを入れる。 和也にしてみたら唯一望にボディータッチが出来る瞬間だ。 仲がいいからこうボディータッチが出来ると言ってもいいのかもしれない。
「ああ、まぁ、そうだな」
長い睫毛にシュッとした輪郭、小顔に唇の方も形は綺麗で何故だかリップすらしていないのに輝いているようにも見えている。 もしかしたら和也からしてみたらこう色眼鏡で見えているのかもしれないのだが。
そんな望に和也はボッーと見惚れていた。
和也の場合にはそんな望に半年も前から気になり始めた人物でもある。
そんな望に意識してからであろうか和也の鼓動は常に鳴りっぱなしだ。 胸が高鳴るという事は完全に和也は望に恋をしているという事だろう。
今まで望の事を意識してなかったのだが、さっき桜井が望の事を言っていた事でどうやら和也の中で再び望の事を意識してしまったようだ。
そう今の和也は望の事をボッーと見てしまってるのだから。
とその時、急に和也の耳に望の声が入って来る。
「はぁい!? アイツが俺の事好きだとでも言うのか? 男に好きだって言われても困るんだよっ! ってか、俺はもうアイツの担当医嫌だぜ」
未だに望はさっき桜井に言われた事を気にしているのか腹が立っているのかが、今の言葉で十分過ぎるほど分かる。
「と、とりあえずさ、そこは仕方ねぇだろ? ここの決まりみたいなもんなんだからさ」
そんな望に慌てたようにフォローする和也。
「え? あ、ああ、まぁ、そうなんだけどさ」
その和也の言葉に望は再びため息を漏らすのだ。
「なぁ、ここの病院が看護師と医者がコンビでいる訳覚えてるか?」
「ああ、まぁ、勿論。 そうそう! 俺はそのシステムに惹かれて、この病院にしたんだけどさ……それと……」
そこまで言うと望は言葉を止めてしまう。 何か他にも理由がありそうだったのだが、それを口にしないように言葉を止めてしまったようだ。
「あ、いや……な、なんでもない。 まぁ、とりあえずそういう事だからさ」
そう誤魔化すように言う望だが、とりあえずそこは気にせずに和也は言葉を続ける。
「ま、まぁ、いいんだけどさ。 そうそう! こういう風に担当制だと自分の患者さんだって決まっていれば例え医療ミスがあったとしても自分の責任となる訳だ。 だから、医療ミスがない所がその担当制の魅力って所かな?」
和也の方も話しながらカウンター席から見える中庭を見ながらゆっくりと息を吐く。
望といられるのは凄く嬉しい事なのだが、こうやって会話しているだけでも自分では気持ちを抑えられない時がある。 それは仕事以外で望の事を意識してしまっている時だろう。
だが、やはり、そういうチャンスといのは今のところはないと言ったところであろうか。
ただいまは息を吐いて自分の気持ちを抑えるのが精一杯の和也。
「よしっ! 今日も午後から頑張りますかっ! そういや、今日は午後からは回診だったっけな?」
そう望は独り言のような言葉を漏らした直後に、
「……ってか、また、アイツの病室に行かなきゃなんねぇのか?」
望は自分で気合いを入れたものの急に桜井の事を思い出したのか、そう憂鬱そうな声を上げる。
「ま、まぁ、そこは仕方ねぇだろ? 行かなきゃなんないんだからさ。 な、ほら、行くぜ!」
和也はいつものように望の背中をポンっと叩くと望に気合いを入れる。 和也にしてみたら唯一望にボディータッチが出来る瞬間だ。 仲がいいからこうボディータッチが出来ると言ってもいいのかもしれない。
「ああ、まぁ、そうだな」
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