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ー友情ー7
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その看護師と医者の部屋にはそれぞれの机があってベッドもある部屋だ。
当直の際にはこの部屋に泊まってベッドで仮眠とかも出来るようになっていた。 またシャワールームやロッカルームも完備されている。
「な、なぁー、もう、昼だし、飯にしねぇ?」
「あ、あー、もう、そんな時間だったのか!?」
そう望はそんな反応見せると自分愛用の腕時計に視線を向ける。 確かに和也の言う通り時計はお昼を指していた。
「ああ、そうだな」
そう答えると望は椅子から立ち上がる。
この病院には職員用の食堂がある。 きっと男性ばかりの職場だからというのとやはり忙しくご飯なんか作っている暇はない職員の方が多いからであろう。 職員用に食堂が完備されている。
その途中、望は和也に気になっている事を聞いてみる事にした。
「なぁ、和也、俺って、そんなに女っぽいか?」
「え? あ、うーん……」
その望からの質問に少し考える。
それを本当に望に言っていいのか、というのを悩むところだからだ。 だってさっき望はその言葉を口にされて怒っていたのだから余計になのかもしれない。 流石の和也もそこには気付いていたのだからきっと望からしてみたらその言葉は地雷に違いない事は分かっている。 でも、その事に関して望から問うて来ているのだから、それについては望が怒らない事を信じ、
「あー、その事な……確かに言いにくかった所だけど、まぁ、少なくとも俺はそう思うかな?」
そう素直にストレートには言うものの、やはりこう言いにくい言葉には変わらなりない事なのだからどうにか言葉を選び言う和也。
「あー、やっぱり、そうなんだよなぁ」
半ば仕方が無いと思ったのか諦め気味に答える望。
ある意味、和也の答え方で合っていたのかもしれない。 そこにホッと胸を下ろす。
だって望からその事について問うて来たのだから逆に怒られるのは人間的にもおかしいところだ。 そこで怒るんなら最初から聞いてくるな! とも答える側の人間はそうなってしまうだろう。
二人は会話しながら食堂へと向かうとカウンターからご飯等を受け取りお盆へと置き空いてる席へと座るのだ。
この食堂は本当に広い。
きっと沢山の職員がここで働いているからだろう。 医者や看護師は勿論、ここで働いてくれている清掃や薬剤師等もここで食事をする事だって出来るようになっていた。 要はここの病院で働いているスタッフが全員この食堂で過ごせるようになっているのだ。
今の時間はお昼丁度位で外来の方はまだ終わっていないのか混んでる時間帯に比べたら人が少ない。
そして入口側には窓はないのだが入って反対側の方には病院の中庭を見渡せるカウンター席がある。 その中庭には木々や草や花が植えてあって、緑がある空間となっているのだから癒しの空間にもなるという事だろう。
「ん? まだ、さっき、あの消防士が言っていた事気にしてんのか?」
和也はその事について気になったらしく望に問うのだ。
「あ、ああ、まぁ、ちょっとな。 だってさ、俺を見てあんな事言うんだぜ! 普通初めて会う人に向かって言える言葉だと思うか?」
「もしかして、あの患者さん、望に気があるんじゃねぇのか?」
和也は半分ふざけたように言っているのだが半分は本気だ。 だって和也は望の事を好いているのだから。 いつの頃からか和也は望の事が好きになっていた。
しかし相手は男性だ。 これが女性であれば和也の性格からすると直ぐにでも告白していたのかもしれないのだが、やはり好きになった相手というのは男性。 そう簡単には告白出来ない事は分かっているのだから和也は望の事が好きでも告白出来ないでいる。
それに、もし和也が望に告白でもしたら今の関係が崩れてしまうかもしれない。
和也が望に告白しない一番の理由はそこだ。
そんな中、和也は食事を口にしながら望の横顔を軽く覗き込む。
当直の際にはこの部屋に泊まってベッドで仮眠とかも出来るようになっていた。 またシャワールームやロッカルームも完備されている。
「な、なぁー、もう、昼だし、飯にしねぇ?」
「あ、あー、もう、そんな時間だったのか!?」
そう望はそんな反応見せると自分愛用の腕時計に視線を向ける。 確かに和也の言う通り時計はお昼を指していた。
「ああ、そうだな」
そう答えると望は椅子から立ち上がる。
この病院には職員用の食堂がある。 きっと男性ばかりの職場だからというのとやはり忙しくご飯なんか作っている暇はない職員の方が多いからであろう。 職員用に食堂が完備されている。
その途中、望は和也に気になっている事を聞いてみる事にした。
「なぁ、和也、俺って、そんなに女っぽいか?」
「え? あ、うーん……」
その望からの質問に少し考える。
それを本当に望に言っていいのか、というのを悩むところだからだ。 だってさっき望はその言葉を口にされて怒っていたのだから余計になのかもしれない。 流石の和也もそこには気付いていたのだからきっと望からしてみたらその言葉は地雷に違いない事は分かっている。 でも、その事に関して望から問うて来ているのだから、それについては望が怒らない事を信じ、
「あー、その事な……確かに言いにくかった所だけど、まぁ、少なくとも俺はそう思うかな?」
そう素直にストレートには言うものの、やはりこう言いにくい言葉には変わらなりない事なのだからどうにか言葉を選び言う和也。
「あー、やっぱり、そうなんだよなぁ」
半ば仕方が無いと思ったのか諦め気味に答える望。
ある意味、和也の答え方で合っていたのかもしれない。 そこにホッと胸を下ろす。
だって望からその事について問うて来たのだから逆に怒られるのは人間的にもおかしいところだ。 そこで怒るんなら最初から聞いてくるな! とも答える側の人間はそうなってしまうだろう。
二人は会話しながら食堂へと向かうとカウンターからご飯等を受け取りお盆へと置き空いてる席へと座るのだ。
この食堂は本当に広い。
きっと沢山の職員がここで働いているからだろう。 医者や看護師は勿論、ここで働いてくれている清掃や薬剤師等もここで食事をする事だって出来るようになっていた。 要はここの病院で働いているスタッフが全員この食堂で過ごせるようになっているのだ。
今の時間はお昼丁度位で外来の方はまだ終わっていないのか混んでる時間帯に比べたら人が少ない。
そして入口側には窓はないのだが入って反対側の方には病院の中庭を見渡せるカウンター席がある。 その中庭には木々や草や花が植えてあって、緑がある空間となっているのだから癒しの空間にもなるという事だろう。
「ん? まだ、さっき、あの消防士が言っていた事気にしてんのか?」
和也はその事について気になったらしく望に問うのだ。
「あ、ああ、まぁ、ちょっとな。 だってさ、俺を見てあんな事言うんだぜ! 普通初めて会う人に向かって言える言葉だと思うか?」
「もしかして、あの患者さん、望に気があるんじゃねぇのか?」
和也は半分ふざけたように言っているのだが半分は本気だ。 だって和也は望の事を好いているのだから。 いつの頃からか和也は望の事が好きになっていた。
しかし相手は男性だ。 これが女性であれば和也の性格からすると直ぐにでも告白していたのかもしれないのだが、やはり好きになった相手というのは男性。 そう簡単には告白出来ない事は分かっているのだから和也は望の事が好きでも告白出来ないでいる。
それに、もし和也が望に告白でもしたら今の関係が崩れてしまうかもしれない。
和也が望に告白しない一番の理由はそこだ。
そんな中、和也は食事を口にしながら望の横顔を軽く覗き込む。
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