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「どうします? 初めてここに来たんでしたら、試しにお風呂でやってみますか?」
「……へ? あ……」
そういう質問は恥ずかしい。
どう答えたらいいのか分からない。
肯定も否定もしずらい質問だ。 それなら完全に春馬が主導権というのか指示というのか、そういう方が楽なのかもしれない。
「こういうことは恋人同士なんですから、2人で決めていきませんか?」
……その言葉、ずるすぎませんか? あ、いや……ずるすぎるって言葉はきついのかもしれませんが、あ、いや……んーー……。
「あ、いや……春馬が決めていって! こういうことしたことないから分からないし!」
もしかしたら半分投げやりな感じで言っていたのかもしれない。
「伊吹がそう言うんでしたら、私は構いませんけどね……」
そう言う春馬は何か意味ありげだ。
でも、こう言うことに関して疎い俺には決められない。 そこはホント春馬に任せるしかなかった。
「じゃ、とりあえず、ここでしてみましょうか? さっきも言った通り、色々とここでの方が楽ですから……。 お腹の中、少し洗浄するのもやってみます?」
「ぁ……それは……ちょっと……」
俺はその春馬の質問に視線を反らすのだ。
「ちょっとだけですから……」
いつもの春馬ならそこで「じゃあ、また今度にしましょうか?」と言う所だが、何故か今日は押してくる。
「中綺麗にする練習もしていかないと……っていうのもありますし……」
「あ……あーー……」
俺はそう曖昧な答え方をしてしまう。
まだまだ、そうはっきり「うん」とは言えないからだ。
「まぁ……とりあえず、昨日のように指で慣らしていきましょうか?」
その春馬の様子だとさっきの話について折れたのか折れてないのか分からない感じだった。
春馬はお風呂場にあるマットを敷き始めてしまっている。
「どうします? 四つん這いですか? それとも、仰向けがいいですか?」
「……へ? あ……」
……また、そういう質問!?
……あ、うーーん……。 顔を見られるのは恥ずかしいから、四つん這いの方がいいか……。
「なら、四つん這いで……」
「では、お願いしますね……」
そう言われて、俺はマットの上で四つん這いになる。
仰向けだと足を持ち上げられて、本当に恥ずかしい格好をさせられるならまだ四つん這いの方がマシだと思ったからだ。
「……へ? あ……」
そういう質問は恥ずかしい。
どう答えたらいいのか分からない。
肯定も否定もしずらい質問だ。 それなら完全に春馬が主導権というのか指示というのか、そういう方が楽なのかもしれない。
「こういうことは恋人同士なんですから、2人で決めていきませんか?」
……その言葉、ずるすぎませんか? あ、いや……ずるすぎるって言葉はきついのかもしれませんが、あ、いや……んーー……。
「あ、いや……春馬が決めていって! こういうことしたことないから分からないし!」
もしかしたら半分投げやりな感じで言っていたのかもしれない。
「伊吹がそう言うんでしたら、私は構いませんけどね……」
そう言う春馬は何か意味ありげだ。
でも、こう言うことに関して疎い俺には決められない。 そこはホント春馬に任せるしかなかった。
「じゃ、とりあえず、ここでしてみましょうか? さっきも言った通り、色々とここでの方が楽ですから……。 お腹の中、少し洗浄するのもやってみます?」
「ぁ……それは……ちょっと……」
俺はその春馬の質問に視線を反らすのだ。
「ちょっとだけですから……」
いつもの春馬ならそこで「じゃあ、また今度にしましょうか?」と言う所だが、何故か今日は押してくる。
「中綺麗にする練習もしていかないと……っていうのもありますし……」
「あ……あーー……」
俺はそう曖昧な答え方をしてしまう。
まだまだ、そうはっきり「うん」とは言えないからだ。
「まぁ……とりあえず、昨日のように指で慣らしていきましょうか?」
その春馬の様子だとさっきの話について折れたのか折れてないのか分からない感じだった。
春馬はお風呂場にあるマットを敷き始めてしまっている。
「どうします? 四つん這いですか? それとも、仰向けがいいですか?」
「……へ? あ……」
……また、そういう質問!?
……あ、うーーん……。 顔を見られるのは恥ずかしいから、四つん這いの方がいいか……。
「なら、四つん這いで……」
「では、お願いしますね……」
そう言われて、俺はマットの上で四つん這いになる。
仰向けだと足を持ち上げられて、本当に恥ずかしい格好をさせられるならまだ四つん這いの方がマシだと思ったからだ。
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