【R18/完結】放課後君と2人で

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「お風呂から上がりましょうか？」
「え？　あ、はい……」

　そう言われても、まだ、俺の体は達ったばっかりで、足等に力が入らない。　でも、春馬よりがたいのいい俺は春馬に身を任せることは出来ず立ち上がる。

　そう俺が先にお風呂から上がらないと春馬が出れないからだ。

　お風呂の縁に両手を付いて立ち上がらなければ、今は上手く立てないような気がする。

　とりあえず今ある力を振り絞り立ち上がる。

「大丈夫ですか？」

　そう春馬は心配そうに俺の事を見上げてきていた。

　……あ、そうか……そうなんだよな……。　今、俺と春馬って恋人同士だったんだっけ？

　って、そういうことを忘れていた訳ではないのだが、こう、フッとした瞬間に思い出される時があると言った方がいいのかもしれない。

　恋人同士というのは相手の事も心配すると言う事だ。　そして想い合うことだ。

「大丈夫ですよ……」

　俺は少し体が落ち着いて来たのか浴槽から上がる。

　そうだ！　俺は体育教師だ。　体力には自信があるのだから意外にも復活が早かったのかもしれない。

　その後は、すんなりと歩く事も出来てお風呂場から脱衣所へと向かう。

　その後に春馬も上がってきたようだ。

　俺は体を拭くと短パンとTシャツに着替え息を吐く。

　……今のは本当に気持ち良かった……。

　そういう意味でだ。

　そして、春馬と一緒に部屋に向かうと既に時刻は0時を回っていた。

「もう、そろそろ寝ましょうか？」

　ま、大人でもこれ位の時間に寝るのが妥当だろう。

「そうですね……」

　そう俺は春馬のその問いに笑顔で返す。

　春馬が先に寝室に向かい俺はその後を付いて行く。

　そして、春馬は俺に、

「先に横になっていても構いませんよ……。　ちょっと、私は隣の部屋に用事があるんでね……」

   そう言うと春馬は隣の部屋へと行ってしまう。

　俺はその春馬の言葉に首を傾げながらも春馬がいいと言ってくれたので先にベッドへと横になる。

　セミダブルのベッドだと春馬は華奢な体だからいいのだが、問題は俺の体の方だ。　流石に太ってはいないのだが、身長、がたいがある。　このセミダブルのベッドで大人2人ギリギリであろう。