45 / 115
45
しおりを挟む
「例えばアクション系とか恋愛系とか……」
「あ、そういうことね……」
……そうか……そういうことか……。 ま、それなら無難そうにアクションだな。
「じゃ、アクションで……」
「分かりました……」
そう言うと数あるDVDの中から春馬はその中の1本を取り出しデッキにセットする。
すると春馬は再び俺の横へと座り部屋を暗くしたかと思えば何だか映画館に来てるような雰囲気になる。
そしてスピーカーから聴こえて来る音は大音量で迫力もあって低音もしっかり入って来ていて本当に映画館にいるような気分になっていた。
そう俺は大人になってからは映画館に足を運ぶことなんてこと忙しかったっていうのもあるのだけど大の男が1人で映画館に行くなんてことは出来なかったっていうのが本音なのかもしれない。
そうだ……高校生や大学生の頃は友達とよく見に行っていたことを思い出す。
見たい映画はたまにあって部屋でDVDで見るのもいいのだけど土日のどちらかで部屋の掃除をして、どちらかで仕事の準備とかをして……実際、自分の時間なんて本当にない位忙しかった。 だから忘れていたのかもしれない。
1時間半位で映画は終わると、
「どうでした?」
「あ、え? 迫力が凄かったよ! この家なら大音量でも聞けるし、映画館みたいだったし……」
と俺は普通の感想を述べたつもりだったのだけど春馬からしてみたらどうやら違ったらしく難しそうな顔をしているようだ。
「それって、ウチのテレビとかの感想ですよね? 今は映画の感想を聞いているんですけど……?」
……俺はどうも人のうちに来ているということに緊張しているのか見当違いな感想を言っていたようだ。
「え、映画の内容の感想……。 ま、面白かったですよ……」
えっと俺は体育教師であって国語の教師ではないので、その……カッコイイ感想とかって出来てない?
「プッ!」
と何故か急に春馬が笑い出したのだ。
「ちょ、なんで、そこで笑ってるんですかーー?」
「あ、いや……だって、小学生みたいな感想だったのでね……」
……あ、確かに今の感想は小学生位だったのかも……。 でも、面白かったのは確かですからーー!
「ま、それなら、良かったですよ……」
そう言うと春馬はデッキに入れておいたDVDを棚へとしまう。
「あ、そういうことね……」
……そうか……そういうことか……。 ま、それなら無難そうにアクションだな。
「じゃ、アクションで……」
「分かりました……」
そう言うと数あるDVDの中から春馬はその中の1本を取り出しデッキにセットする。
すると春馬は再び俺の横へと座り部屋を暗くしたかと思えば何だか映画館に来てるような雰囲気になる。
そしてスピーカーから聴こえて来る音は大音量で迫力もあって低音もしっかり入って来ていて本当に映画館にいるような気分になっていた。
そう俺は大人になってからは映画館に足を運ぶことなんてこと忙しかったっていうのもあるのだけど大の男が1人で映画館に行くなんてことは出来なかったっていうのが本音なのかもしれない。
そうだ……高校生や大学生の頃は友達とよく見に行っていたことを思い出す。
見たい映画はたまにあって部屋でDVDで見るのもいいのだけど土日のどちらかで部屋の掃除をして、どちらかで仕事の準備とかをして……実際、自分の時間なんて本当にない位忙しかった。 だから忘れていたのかもしれない。
1時間半位で映画は終わると、
「どうでした?」
「あ、え? 迫力が凄かったよ! この家なら大音量でも聞けるし、映画館みたいだったし……」
と俺は普通の感想を述べたつもりだったのだけど春馬からしてみたらどうやら違ったらしく難しそうな顔をしているようだ。
「それって、ウチのテレビとかの感想ですよね? 今は映画の感想を聞いているんですけど……?」
……俺はどうも人のうちに来ているということに緊張しているのか見当違いな感想を言っていたようだ。
「え、映画の内容の感想……。 ま、面白かったですよ……」
えっと俺は体育教師であって国語の教師ではないので、その……カッコイイ感想とかって出来てない?
「プッ!」
と何故か急に春馬が笑い出したのだ。
「ちょ、なんで、そこで笑ってるんですかーー?」
「あ、いや……だって、小学生みたいな感想だったのでね……」
……あ、確かに今の感想は小学生位だったのかも……。 でも、面白かったのは確かですからーー!
「ま、それなら、良かったですよ……」
そう言うと春馬はデッキに入れておいたDVDを棚へとしまう。
0
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説
女装とメス調教をさせられ、担任だった教師の亡くなった奥さんの代わりをさせられる元教え子の男
湊戸アサギリ
BL
また女装メス調教です。見ていただきありがとうございます。
何も知らない息子視点です。今回はエロ無しです。他の作品もよろしくお願いします。
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
奴隷騎士の雄っぱい牧場
丸井まー(旧:まー)
BL
敗戦国の騎士リンデは、敵兵に捕らえられ、奴隷となった。リンデは、他の者達と共に移送された先の施設で、何故の注射をされた。それから平穏な日々を過ごしていたリンデ達だが、ある日から乳が出るようになり、毎日雌牛のように乳を搾られるようになった。奴隷となった騎士リンデは、貴族の男に買われ、美しい男ダーナディルに乳を飲ませることになった。奴隷騎士の搾乳雌堕ちデイズ!
※てんつぶ様主催の「奴隷騎士アンソロジー」に寄稿させていただいた作品です。
※ムーンライトノベルズさんでも公開しております。
専業種夫
カタナカナタ
BL
精力旺盛な彼氏の性処理を完璧にこなす「専業種夫」。彼の徹底された性行為のおかげで、彼氏は外ではハイクラスに働き、帰宅するとまた彼を激しく犯す。そんなゲイカップルの日々のルーティーンを描く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる