【R18/完結】放課後君と2人で

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　これが春馬との出会いだ。

　今日の所は挨拶だけを済まし俺は職員室に戻ると帰宅する。

　俺の家は学校から車で30分位の場所に住んでいて住まいはアパートに独り暮らしだ。

　築何年っていう位のアパートで見た目的にも内装的にもまだ真新しい。

　まぁ、家賃もそんなに高くはない。

　一応、公務員で独り暮らしなのだから、これ位が丁度いいだろう。

　そして最低限の家電があれば住んでいけるのだから、それはそれでいい。

　それに平日は学校と家の往復なのだから、いい家に住んでも仕方がない。

　俺は帰宅すると鞄をその辺に放って部屋の真ん中にあるテーブルの前に座る。

　そして大きな溜め息を１つ吐く。

　今日の出来事は久し振りの衝撃的な出来事だった。

　そして今迄その音楽教師の存在だって知らなかった事だ。

　確かに春馬はそんなことを言っていたような気がする。

　きっと馬は講師として学校で音楽を教えているのであろう。

　だから、あまり職員室で出会うことがなかったのかもしれない。

　学校で一応教師をしているのだから若干明るめの茶髪に肩より少し伸びた髪の毛。　そして縁なしフレームの眼鏡姿。　しかも喋り方にも特徴があった。　だからパッと見は女性にも見えるのだけど喉仏があるのだから完全に男だ。

　ピアノの音色も勿論綺麗だったのだけど音楽教師だからなのか、それとも元からそういう声なのか声にも特徴があった。

　男性の殆どが低い声の中、春馬の声は男性の中でも高い方の声になるのかもしれない。