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52話
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私とゼスタがモルドーラ国に向かい、国を支配している神龍と交渉する。
それしか解決方法がないとエグニースが告げるも、ゼスタは困惑した様子で。
「そ、それは……無茶だと思うぞ」
「相手は神龍。白龍を部下にする神獣の龍で、2人で言っても敵うとは思えない……どうするの?」
ゼスタの発言に私が賛同しながら尋ねると、エグニースは頷いて。
「敵わないのは間違いないでしょう……神龍の伝承を覚えていますか?」
エグニースの発言を聞いて、ゼスタはハッとしながら。
「神龍が力を認めた者には力を与える――力のある人間なら、交渉ができるということか?」
「はい。大昔、冒険者ギルドは封印という手段をとりましたが、今まで封印を解こうとしなかったのも、力を認めていたからとされています」
どうやら冒険者ギルドが神龍と戦った歴史から、エグニースは交渉できると確信している様子だ。
今まで封印を神龍達が解かず、封印されたままでいた理由もわかるし、封印が解けたからこそ龍の世界を作ろうとしている。
「力を示し、神龍には未完成になるも龍の世界を作り移動してもらう……力を認められさえすれば、受け入れてくれるはずです」
「それでも賭けなのは違いないが……このままいけば、神龍は総力をあげてロウーラ国を消しにくる。か……シーファはどうだ?」
どうやらゼスタは決意した様子で……それなら、私も受け入れよう。
「このままだとこの国が終わってしまうのなら、私もこの国を守るために動きたい……行きましょう!」
問題があるとすれば……本当にエグニースの推測通り、白龍が来るのか。
そして白龍によってモルドーラ国に向かい、神龍に認められることができるのか。
このまま現状維持でいようにも、敵の戦力が大きい以上……神龍に認められる以外、生き残る道はなかった。
そして数日後――本当にエグニースの推測通り白龍が交渉にやって来て、私達はモルドーラ国に向かうことを決意していた。
それしか解決方法がないとエグニースが告げるも、ゼスタは困惑した様子で。
「そ、それは……無茶だと思うぞ」
「相手は神龍。白龍を部下にする神獣の龍で、2人で言っても敵うとは思えない……どうするの?」
ゼスタの発言に私が賛同しながら尋ねると、エグニースは頷いて。
「敵わないのは間違いないでしょう……神龍の伝承を覚えていますか?」
エグニースの発言を聞いて、ゼスタはハッとしながら。
「神龍が力を認めた者には力を与える――力のある人間なら、交渉ができるということか?」
「はい。大昔、冒険者ギルドは封印という手段をとりましたが、今まで封印を解こうとしなかったのも、力を認めていたからとされています」
どうやら冒険者ギルドが神龍と戦った歴史から、エグニースは交渉できると確信している様子だ。
今まで封印を神龍達が解かず、封印されたままでいた理由もわかるし、封印が解けたからこそ龍の世界を作ろうとしている。
「力を示し、神龍には未完成になるも龍の世界を作り移動してもらう……力を認められさえすれば、受け入れてくれるはずです」
「それでも賭けなのは違いないが……このままいけば、神龍は総力をあげてロウーラ国を消しにくる。か……シーファはどうだ?」
どうやらゼスタは決意した様子で……それなら、私も受け入れよう。
「このままだとこの国が終わってしまうのなら、私もこの国を守るために動きたい……行きましょう!」
問題があるとすれば……本当にエグニースの推測通り、白龍が来るのか。
そして白龍によってモルドーラ国に向かい、神龍に認められることができるのか。
このまま現状維持でいようにも、敵の戦力が大きい以上……神龍に認められる以外、生き残る道はなかった。
そして数日後――本当にエグニースの推測通り白龍が交渉にやって来て、私達はモルドーラ国に向かうことを決意していた。
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