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50話
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あれから数日後――複数の場所にバトルドラゴンの襲撃が発生する。
私、ゼスタ、エグニースは一番近い場所に向かって……そこには2頭のバトルドラゴンが、村の建物を破壊している。
村に住んでいた人達は避難していて、エグニースがゼスタを眺めながら。
「シーファ様の加護を得たゼスタ様が1人、あのバトルドラゴン2人を相手にする……無理なら私が代わりましょう」
「やる前から無理だと言ってくれるなよ……俺はシーファの騎士として、相応しいとここで証明する!」
そう宣言して――ゼスタは1人で、バトルドラゴンに斬りかかる。
その間、エグニースは私の傍に居て、無理だと判断したら助けに入るらしい。
私は、ゼスタを止めることができなかった。
もし止めてしまうと、それはゼスタが騎士だと否定することになって……それだけはしたくない。
他の人を加護で強化する必要がない今――私は自分の聖魔力を信じて、ゼスタだけを強化する。
ゼスタの動きは今までと違い、白龍と戦ったエグニースよりも鋭く、強くなっている。
それを見て、私は自分自身の聖魔法の、加護の魔法が強くなっていることに、驚くしかなかった。
「これは、どうして……」
私はバトルドラゴンを1頭倒し、もう1頭を追い詰めているゼスタの強さが理解できない。
今までとは動きが違い過ぎて――それを隣で眺めていたエグニースが、感心した様子で。
「ゼスタ殿下は私の予想を遥かに超えてくれる……素晴らしいです」
「ど、どういうこと?」
「加護の力はお互いを信頼していると真価を発揮します……1人を強化し、強化された側がシーファ様の加護を完全に信じている。お互いがお互いを信じているからこそ、加護の力は真価を発揮できています」
それはつまり、ゼスタと一緒でなければ聖魔法の加護を最大限使えないと言うこと。
どうやらこれがエグニースの目的のようで、想像していた以上の成果に驚いている様子だ。
この力を使って神龍達に対抗するつもりだとしたら、バトルドラゴンは圧倒しているけど無茶だとは思う。
それでも……自信に満ちながらバトルドラゴンに圧勝したゼスタを眺めていると、無理ではないと思うようになっていた。
私、ゼスタ、エグニースは一番近い場所に向かって……そこには2頭のバトルドラゴンが、村の建物を破壊している。
村に住んでいた人達は避難していて、エグニースがゼスタを眺めながら。
「シーファ様の加護を得たゼスタ様が1人、あのバトルドラゴン2人を相手にする……無理なら私が代わりましょう」
「やる前から無理だと言ってくれるなよ……俺はシーファの騎士として、相応しいとここで証明する!」
そう宣言して――ゼスタは1人で、バトルドラゴンに斬りかかる。
その間、エグニースは私の傍に居て、無理だと判断したら助けに入るらしい。
私は、ゼスタを止めることができなかった。
もし止めてしまうと、それはゼスタが騎士だと否定することになって……それだけはしたくない。
他の人を加護で強化する必要がない今――私は自分の聖魔力を信じて、ゼスタだけを強化する。
ゼスタの動きは今までと違い、白龍と戦ったエグニースよりも鋭く、強くなっている。
それを見て、私は自分自身の聖魔法の、加護の魔法が強くなっていることに、驚くしかなかった。
「これは、どうして……」
私はバトルドラゴンを1頭倒し、もう1頭を追い詰めているゼスタの強さが理解できない。
今までとは動きが違い過ぎて――それを隣で眺めていたエグニースが、感心した様子で。
「ゼスタ殿下は私の予想を遥かに超えてくれる……素晴らしいです」
「ど、どういうこと?」
「加護の力はお互いを信頼していると真価を発揮します……1人を強化し、強化された側がシーファ様の加護を完全に信じている。お互いがお互いを信じているからこそ、加護の力は真価を発揮できています」
それはつまり、ゼスタと一緒でなければ聖魔法の加護を最大限使えないと言うこと。
どうやらこれがエグニースの目的のようで、想像していた以上の成果に驚いている様子だ。
この力を使って神龍達に対抗するつもりだとしたら、バトルドラゴンは圧倒しているけど無茶だとは思う。
それでも……自信に満ちながらバトルドラゴンに圧勝したゼスタを眺めていると、無理ではないと思うようになっていた。
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