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25話
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私は動揺しながら部屋に戻って、椅子に座りテーブル越しにゼスタと対面する。
城内では私を称える声が多くて、まったく慣れなかった。
「期待に応えることができたようですけど……落ち着きません」
「この国で一番偉いと言っても過言ではないからな!」
それは……過言であって欲しい。
治療院や城内の人があそこまで喜んで称えていると、そう思えるほどだ。
「私としては、普通に聖女として活動していたいのですけどね」
「そうか。それなら父上に相談しておこう。それでも、最初の頃は感謝されるだろう」
私が困っているのなら、陛下やゼスタがなんとかしてくれるのかもしれない。
そう考えるとようやく落ち着いてきて、気になっていたことを話す。
「そうしてくれると助かります……ゼスタ、バトルドラゴンは最近現れていないの?」
「ああ。撃退してから日が浅いし、再度現れるとしても来月以降になるはずだが……気になるのか?」
次に現れるのは来月以降というのは、今までの統計なのかもしれない。
神龍の部下の同行が気になってしまい、その理由をゼスタに話す。
「この国は大丈夫だと思うけど……モルドーラ国は狙われてもおかしくないわ」
今までは私が居たから警戒して襲撃しなかったのなら、襲撃している可能性は高い。
サリナでは絶対に守り切れないから、モルドーラ国は壊滅していそう。
その時、神龍が本来の力を取り戻したらどうなるかわからないのは……現時点で最大の脅威だ。
モルドーラ国はどうでもいいけど、最悪の事態は避けたい。
「ゼスタ、モルドーラ国を調査することはできますか?」
私が尋ねると、ゼスタは頷いて。
「わかった。冒険者ギルドに調査させておこう」
この国を優先したいから、モルドーラ国を助ける気はない。
ひとまず今は、神龍の同行を探ろうとしていた。
城内では私を称える声が多くて、まったく慣れなかった。
「期待に応えることができたようですけど……落ち着きません」
「この国で一番偉いと言っても過言ではないからな!」
それは……過言であって欲しい。
治療院や城内の人があそこまで喜んで称えていると、そう思えるほどだ。
「私としては、普通に聖女として活動していたいのですけどね」
「そうか。それなら父上に相談しておこう。それでも、最初の頃は感謝されるだろう」
私が困っているのなら、陛下やゼスタがなんとかしてくれるのかもしれない。
そう考えるとようやく落ち着いてきて、気になっていたことを話す。
「そうしてくれると助かります……ゼスタ、バトルドラゴンは最近現れていないの?」
「ああ。撃退してから日が浅いし、再度現れるとしても来月以降になるはずだが……気になるのか?」
次に現れるのは来月以降というのは、今までの統計なのかもしれない。
神龍の部下の同行が気になってしまい、その理由をゼスタに話す。
「この国は大丈夫だと思うけど……モルドーラ国は狙われてもおかしくないわ」
今までは私が居たから警戒して襲撃しなかったのなら、襲撃している可能性は高い。
サリナでは絶対に守り切れないから、モルドーラ国は壊滅していそう。
その時、神龍が本来の力を取り戻したらどうなるかわからないのは……現時点で最大の脅威だ。
モルドーラ国はどうでもいいけど、最悪の事態は避けたい。
「ゼスタ、モルドーラ国を調査することはできますか?」
私が尋ねると、ゼスタは頷いて。
「わかった。冒険者ギルドに調査させておこう」
この国を優先したいから、モルドーラ国を助ける気はない。
ひとまず今は、神龍の同行を探ろうとしていた。
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