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54話
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私とアゼル、シリューとリマは、魔将衆のトップと対面している。
他の冒険者を集める時間はなかったけど……カーラは神器の封印を解いている最中だから、実質戦う敵はロヴォスとセローナの二人だけだ。
それでも動けないのは、魔将衆のトップ、ロヴォスの魔力が膨大過ぎるから。
私は聖域の力を駆使して皆を強化しているけど……セローナに妨害されて、僅かしか強化することができていない。
セローナの魔力自体は大したことがないけれど、魔将衆が強化して、聖女だからこそでしょう。
仕方がなく……私はルオドラン国を滅ぼさせないよう、セローナを説得することにしていた。
「セローナ! 貴女は自分が何をしているか解っているの!?」
そうして叫ぶも、セローナは何も返事をしていない。
本来セローナは、私とアゼルに再会すれば何かを言うに違いないと考えていた。
それなのに、今もさっきも無言なのが異質だと考えていると、カーラの声が部屋に響く。
「無駄です。セローナさんは完全に支配した操り人形と化しています。本体は地獄のような苦しい夢を見ていることでしょう」
そんな魔道具を、アゼルから聞いたことがあった。
確か……悪夢によって負の感情が増すだけの道具となり下がったようで、セローナは2度と元には戻らないらしい。
「喋っているのは時間稼ぎだな。奴等は神器の封印を解けば勝ちだ……説得できない以上、倒すしかない」
時間が立てばカーラが神器を手に入れて、取り返しのつかないことになる。
アゼルの発言に私、シリュー、リマは賛同して……魔将衆との戦いが始まった。
他の冒険者を集める時間はなかったけど……カーラは神器の封印を解いている最中だから、実質戦う敵はロヴォスとセローナの二人だけだ。
それでも動けないのは、魔将衆のトップ、ロヴォスの魔力が膨大過ぎるから。
私は聖域の力を駆使して皆を強化しているけど……セローナに妨害されて、僅かしか強化することができていない。
セローナの魔力自体は大したことがないけれど、魔将衆が強化して、聖女だからこそでしょう。
仕方がなく……私はルオドラン国を滅ぼさせないよう、セローナを説得することにしていた。
「セローナ! 貴女は自分が何をしているか解っているの!?」
そうして叫ぶも、セローナは何も返事をしていない。
本来セローナは、私とアゼルに再会すれば何かを言うに違いないと考えていた。
それなのに、今もさっきも無言なのが異質だと考えていると、カーラの声が部屋に響く。
「無駄です。セローナさんは完全に支配した操り人形と化しています。本体は地獄のような苦しい夢を見ていることでしょう」
そんな魔道具を、アゼルから聞いたことがあった。
確か……悪夢によって負の感情が増すだけの道具となり下がったようで、セローナは2度と元には戻らないらしい。
「喋っているのは時間稼ぎだな。奴等は神器の封印を解けば勝ちだ……説得できない以上、倒すしかない」
時間が立てばカーラが神器を手に入れて、取り返しのつかないことになる。
アゼルの発言に私、シリュー、リマは賛同して……魔将衆との戦いが始まった。
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