128 / 145
3 王子殿下の魔剣編
1-5
しおりを挟む
そんなわけで私が案内係を担当することにはなったものの、けっきょく、顔だけは良くて後輩からの人気だけはあるクラウドに質問が集中し、私は、とてもとても暇になった。
時間を持て余す。
なんて良い響きだろうか。
忙しすぎて今日も残業、なんて言葉より断然良い。
これでもらう給料は同じ。いや、実際には魔術師の私の方が新人騎士より少しばかり高いんだよね。
副隊長の役付になってしまうと、ちょっと計算が違ってくるので分からないけど。
今の時点では私の方が高給だ。
暇な上に高給。最高である。
私は、警備の騎士の横でにまにましながら、研修生に囲まれるクラウドを眺めていた。
すると、こちらをチラチラ見ては、何かヒソヒソ囁く集団が目に留まる。
「黒髪の魔術師のくせに、ヴェルフェルム先輩といっしょに働いてるなんて」
「配属になったら、ヴェルフェルム先輩の隣から追い出してあげるわ」
「みんな、黒髪だからって、偏見を持ってはダメよ。配属されてるってことは実力があってのことでしょ?」
「ミライラは優しいわねぇ」
見学会が始まる前も、別の連中が、私の黒髪云々でバカにしていた。この目の前の女子グループも似たようなものだろう。
もっとも、彼らが自信を持って黒髪の魔導師をバカにするのには根拠がある。
黒髪は魔術師には不向きな色だから。
これに尽きる。
この世界では、人間は茶色の髪と茶色の瞳を持って生まれ、五歳頃に自分に適した能力の色に変化するのだ。
まったく魔力を持たないのが茶色。赤色は魔力を持つタイプと持たないタイプが存在する。
それ以外は基本、魔力を持つ。茶色でも、赤茶、金茶、焦げ茶、黒っぽい茶となると魔力持ち。
魔術師なら金髪か銀髪、炎系に限っては魔力持ちの赤髪が最適、魔剣士なら黒髪、というのが世間の一般常識だ。
黒髪の魔導師、金髪の剣士がいないということではない。魔力の性質が職種に合ってないので、競争になった場合に不利だというだけ。
不利=大したことが出来ない、という先入観もあって、
「黒髪の実力なんて、たかがしれてるわ」
と言う輩もいるし、
「学院でだって、黒髪の子が出来るのは座学だけだったじゃないの」
「こうした施設の案内や書類仕事だって、騎士団の魔術師の仕事だから必要だろうしね」
「アハハ、ほんと、それはそうね」
とあからさまにバカにする輩も出てくるわけだ。
髪や目の色と魔力の関係については、最近、学院から興味深い報告があがった。
なんでも、茶色系が混ざると魔力量は少なく魔力強度も弱いらしい。
真っ茶色の髪色だと魔力なしになることから、茶色の髪色が魔力の負因子として関わっているのではないか。
報告ではそうまとめている。
今回は茶髪に関する報告だけだったけど、そのうち他の髪色に関する報告も出てくるのではないかと、私は、密かに期待していた。
まぁ、黒髪の魔術師ってだけで使えない評価をするような人たちは、こーんな研究報告、知らないだろうけどね。
この報告通りなら、ヒソヒソ集団の半分は金茶とか赤茶の髪色なんで、私よりはるかに魔力が弱い部類だ。
バカにしている黒髪の魔術師より、自分の魔力の方が弱いなんて夢にも思っていなさそうな、幸せな人たち。
研修生ではなくなったら、苦労するだろうな。かわいそうに。
私は、憐れみの目をヒソヒソ囁く集団に向けると、一言つぶやいた。
「あー、つまらないの」
私が何度目かの欠伸をしたところで、ようやく、クラウドの周りが前の列だけになった。
まだまだ人だかりだけど、前後左右に囲まれてもみくちゃにされてたときより、だいぶ少ない。
今がクラウドに話しかけるチャンスだということで、思い切って大声で呼びかけてみた。
「クラウド! 私、もう必要なさそうだから帰るわ!」
「はぁあああああ?!」
おー。無事に聞こえてる。
「待てよ、エルシア。そういう問題じゃないだろ!」
「だって暇だし。後よろしく」
言いたいことだけ伝えると、私は隣の五強の部屋へと続く扉の方へと向かっていった。
扉に手をかけようとしたその時。
「後は三聖の部屋だけだな」
「困ります、殿下!」
扉の向こうから、偉そうな声に続いて慌ただしい声が聞こえた。
あれ? どこかで聞いたことのある偉ぶり方なんだけど?
ガチャン
突然、扉が開かれる。
今日の見学者は研修生三十人だけ。他の見学者はいないし、来訪もない。はず。
なのに、開いた扉からは護衛を連れた一人の男性が、格好良さげなポーズを決めて現れたのだ。
「なんだ? 何が起きた?」
クラウドも研修生以外の来訪を聞いてなかったのだろう。
群がる研修生をかき分けて、すぐさま、近くにやってくると、私をかばうようにして前に出た。
緊張が走るクラウドの様子を気にすることもなく、現れた人物は勝手に話し始める。
「やぁ、諸君。見学会の最中に申し訳ないね」
相変わらず、一言一言、手を額に当てたり、くるっとその場で回ったり、何かしらの動作をしながら話す。
私はこの、はた迷惑な人物を知っていた。
何かと私とお茶会をしたがるあのデルティウン王女殿下のお兄さん、カスよばわりされている第二王子殿下で間違いない。
「これは、デュオニス殿下」
クラウドが緊張した面もちのまま、確認する。
確認するも何も、王族であっても、ここ三聖の展示室はむやみに入ることは出来ない。
昔はともかく、今は案内と警備以外は必ず書類の提出が必要だ。
もっと言うなら、今日の見学者にカス王子は登録されてないので、入ることは出来ない。
それを無理やり、やってきたのだろう。
カス王子と護衛の後ろに、手を合わせて私に謝る警備の騎士の姿が見えた。どうやら、王族相手に強くは出られなかったようだ。
カス王子もカス王子である。
申し訳ないと分かってて、入ってくるなんて。緊急事態というわけでもなさそうだし。
だから、ついつい呆れた口調が出てしまった。
「申し訳ないと思うんなら、乱入しないで欲しいよね」
すると、当然のようにクラウドにコツンと頭をやられる。
「エルシア、黙れ。全員、デュオニス殿下に敬礼」
「ふん」
「エルシア。お前、また反省文になるぞ」
いやいや、今回の場合、非は全面的にカス王子にあるだろう!
「いやいや、彼女の言うとおりだ。悪いのは乱入したこちらの方だ。
でも、こちらにも急ぎの事情があってだな、こんなことになってしまったんだよ」
ほら、自分でも認めてるし。
「へー、そうですか。それでも、ここは三聖の展示室。ルールや手順は守っていただかないと、下の者への示しがつきませんよね」
カス王子は自ら非を認めたくせに、部屋から出ていこうとしない。
それどころか、堂々と言い訳を始めた。
「だから、受付や警備の人たちと話し合いの末、ここまで来たんだよ」
言い訳にもなってないな。
受付のアルバヴェスペルのおじさんたちも警備の騎士たちも、話し合いで許可するような人じゃない。
カス王子の無駄なカッコイイポーズが、次々と決まっていく中、研修生が扉を囲むように集まってきた。
「そういえば、君。確か、デルティウンの親友だったね。ここは、親友の兄ということで」
「無理です。親友じゃありませんから」
「まぁまぁ、そう言わずに。僕の話を先に聞いてもらえないかな」
「え? 嫌です」
ちなみに、私と会話をしている間にもかかわらず、カス王子はポーズを緩めない。全力で乗っかりにくるし。
研修生たちは、第二王子カッコイイ派と第二王子はカス王子派の二つに分かれて、ザワザワし始めた。
「事の発端は、僕が受け取った極秘情報だだったんだよ」
「他人の話、聞いてないな、こいつ」
「エルシア、お前もな」
カス王子が勝手に話を始めてしまったので、私たちは仕方なく、話を聞くことにした。
時間を持て余す。
なんて良い響きだろうか。
忙しすぎて今日も残業、なんて言葉より断然良い。
これでもらう給料は同じ。いや、実際には魔術師の私の方が新人騎士より少しばかり高いんだよね。
副隊長の役付になってしまうと、ちょっと計算が違ってくるので分からないけど。
今の時点では私の方が高給だ。
暇な上に高給。最高である。
私は、警備の騎士の横でにまにましながら、研修生に囲まれるクラウドを眺めていた。
すると、こちらをチラチラ見ては、何かヒソヒソ囁く集団が目に留まる。
「黒髪の魔術師のくせに、ヴェルフェルム先輩といっしょに働いてるなんて」
「配属になったら、ヴェルフェルム先輩の隣から追い出してあげるわ」
「みんな、黒髪だからって、偏見を持ってはダメよ。配属されてるってことは実力があってのことでしょ?」
「ミライラは優しいわねぇ」
見学会が始まる前も、別の連中が、私の黒髪云々でバカにしていた。この目の前の女子グループも似たようなものだろう。
もっとも、彼らが自信を持って黒髪の魔導師をバカにするのには根拠がある。
黒髪は魔術師には不向きな色だから。
これに尽きる。
この世界では、人間は茶色の髪と茶色の瞳を持って生まれ、五歳頃に自分に適した能力の色に変化するのだ。
まったく魔力を持たないのが茶色。赤色は魔力を持つタイプと持たないタイプが存在する。
それ以外は基本、魔力を持つ。茶色でも、赤茶、金茶、焦げ茶、黒っぽい茶となると魔力持ち。
魔術師なら金髪か銀髪、炎系に限っては魔力持ちの赤髪が最適、魔剣士なら黒髪、というのが世間の一般常識だ。
黒髪の魔導師、金髪の剣士がいないということではない。魔力の性質が職種に合ってないので、競争になった場合に不利だというだけ。
不利=大したことが出来ない、という先入観もあって、
「黒髪の実力なんて、たかがしれてるわ」
と言う輩もいるし、
「学院でだって、黒髪の子が出来るのは座学だけだったじゃないの」
「こうした施設の案内や書類仕事だって、騎士団の魔術師の仕事だから必要だろうしね」
「アハハ、ほんと、それはそうね」
とあからさまにバカにする輩も出てくるわけだ。
髪や目の色と魔力の関係については、最近、学院から興味深い報告があがった。
なんでも、茶色系が混ざると魔力量は少なく魔力強度も弱いらしい。
真っ茶色の髪色だと魔力なしになることから、茶色の髪色が魔力の負因子として関わっているのではないか。
報告ではそうまとめている。
今回は茶髪に関する報告だけだったけど、そのうち他の髪色に関する報告も出てくるのではないかと、私は、密かに期待していた。
まぁ、黒髪の魔術師ってだけで使えない評価をするような人たちは、こーんな研究報告、知らないだろうけどね。
この報告通りなら、ヒソヒソ集団の半分は金茶とか赤茶の髪色なんで、私よりはるかに魔力が弱い部類だ。
バカにしている黒髪の魔術師より、自分の魔力の方が弱いなんて夢にも思っていなさそうな、幸せな人たち。
研修生ではなくなったら、苦労するだろうな。かわいそうに。
私は、憐れみの目をヒソヒソ囁く集団に向けると、一言つぶやいた。
「あー、つまらないの」
私が何度目かの欠伸をしたところで、ようやく、クラウドの周りが前の列だけになった。
まだまだ人だかりだけど、前後左右に囲まれてもみくちゃにされてたときより、だいぶ少ない。
今がクラウドに話しかけるチャンスだということで、思い切って大声で呼びかけてみた。
「クラウド! 私、もう必要なさそうだから帰るわ!」
「はぁあああああ?!」
おー。無事に聞こえてる。
「待てよ、エルシア。そういう問題じゃないだろ!」
「だって暇だし。後よろしく」
言いたいことだけ伝えると、私は隣の五強の部屋へと続く扉の方へと向かっていった。
扉に手をかけようとしたその時。
「後は三聖の部屋だけだな」
「困ります、殿下!」
扉の向こうから、偉そうな声に続いて慌ただしい声が聞こえた。
あれ? どこかで聞いたことのある偉ぶり方なんだけど?
ガチャン
突然、扉が開かれる。
今日の見学者は研修生三十人だけ。他の見学者はいないし、来訪もない。はず。
なのに、開いた扉からは護衛を連れた一人の男性が、格好良さげなポーズを決めて現れたのだ。
「なんだ? 何が起きた?」
クラウドも研修生以外の来訪を聞いてなかったのだろう。
群がる研修生をかき分けて、すぐさま、近くにやってくると、私をかばうようにして前に出た。
緊張が走るクラウドの様子を気にすることもなく、現れた人物は勝手に話し始める。
「やぁ、諸君。見学会の最中に申し訳ないね」
相変わらず、一言一言、手を額に当てたり、くるっとその場で回ったり、何かしらの動作をしながら話す。
私はこの、はた迷惑な人物を知っていた。
何かと私とお茶会をしたがるあのデルティウン王女殿下のお兄さん、カスよばわりされている第二王子殿下で間違いない。
「これは、デュオニス殿下」
クラウドが緊張した面もちのまま、確認する。
確認するも何も、王族であっても、ここ三聖の展示室はむやみに入ることは出来ない。
昔はともかく、今は案内と警備以外は必ず書類の提出が必要だ。
もっと言うなら、今日の見学者にカス王子は登録されてないので、入ることは出来ない。
それを無理やり、やってきたのだろう。
カス王子と護衛の後ろに、手を合わせて私に謝る警備の騎士の姿が見えた。どうやら、王族相手に強くは出られなかったようだ。
カス王子もカス王子である。
申し訳ないと分かってて、入ってくるなんて。緊急事態というわけでもなさそうだし。
だから、ついつい呆れた口調が出てしまった。
「申し訳ないと思うんなら、乱入しないで欲しいよね」
すると、当然のようにクラウドにコツンと頭をやられる。
「エルシア、黙れ。全員、デュオニス殿下に敬礼」
「ふん」
「エルシア。お前、また反省文になるぞ」
いやいや、今回の場合、非は全面的にカス王子にあるだろう!
「いやいや、彼女の言うとおりだ。悪いのは乱入したこちらの方だ。
でも、こちらにも急ぎの事情があってだな、こんなことになってしまったんだよ」
ほら、自分でも認めてるし。
「へー、そうですか。それでも、ここは三聖の展示室。ルールや手順は守っていただかないと、下の者への示しがつきませんよね」
カス王子は自ら非を認めたくせに、部屋から出ていこうとしない。
それどころか、堂々と言い訳を始めた。
「だから、受付や警備の人たちと話し合いの末、ここまで来たんだよ」
言い訳にもなってないな。
受付のアルバヴェスペルのおじさんたちも警備の騎士たちも、話し合いで許可するような人じゃない。
カス王子の無駄なカッコイイポーズが、次々と決まっていく中、研修生が扉を囲むように集まってきた。
「そういえば、君。確か、デルティウンの親友だったね。ここは、親友の兄ということで」
「無理です。親友じゃありませんから」
「まぁまぁ、そう言わずに。僕の話を先に聞いてもらえないかな」
「え? 嫌です」
ちなみに、私と会話をしている間にもかかわらず、カス王子はポーズを緩めない。全力で乗っかりにくるし。
研修生たちは、第二王子カッコイイ派と第二王子はカス王子派の二つに分かれて、ザワザワし始めた。
「事の発端は、僕が受け取った極秘情報だだったんだよ」
「他人の話、聞いてないな、こいつ」
「エルシア、お前もな」
カス王子が勝手に話を始めてしまったので、私たちは仕方なく、話を聞くことにした。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
神様と呼ばれた精霊使い ~個性豊かな精霊達と共に~
川原源明
ファンタジー
ルマーン帝国ハーヴァー地方の小さな村に一人の少女がいた。
彼女の名はラミナ、小さな村で祖母と両親と4人で平和な生活を送っていた。
そんなある日のこと、狩りに行った父が倒れ、仲間の狩人に担がれて帰宅。
祖母の必死な看病もむなしく数時間後には亡くなり、同日母親も謎の病で息を引き取った。
両親が立て続けに亡くなった事で絶望で埋め尽くされているなか、
『ラミナ元気出しぃ、ウチが側におるから! と言うても聞こえてへんか……』
活発そうな女の子の声が頭の中に響いた。
祖母にそのことを話すと、代々側に居る精霊様では無いかという
そして、週末にあるスキル継承の儀で『精霊使い』を授かるかもしれないねと言われ、
絶望の中に居る少女に小さな明かりが灯った気がした。
そして、週末、スキル継承の儀で念願の『精霊使い』を授かり、少女の物語はここから始まった。
先祖の甥に学園に行ってみてはといわれ、ルマーン帝国国立アカデミーに入学、そこで知り合った友人や先輩や先生等と織りなす物語
各地に散る精霊達と契約しながら
外科医療の存在しない世の中で、友人の肺に巣くう病魔を取り除いたり
探偵のまねごとをしている精霊とアカデミー7不思議の謎を解いたり
ラミナ自身は学内武道会には参加しないけれど、400年ぶりに公衆の面前に姿を現す精霊達
夏休みには,思ってもみなかったことに巻き込まれ
収穫祭&学園祭では、○○役になったりと様々なことに巻き込まれていく。
そして、数年後には、先祖の軌跡をなぞるように、ラミナも世界に羽ばたく。
何事にも捕らわれない発想と、様々な経験をしていくことで、周囲から神様と呼ばれるようになった一人の精霊使いの物語のはじまりはじまり
俺、悪役騎士団長に転生する。
酒本 アズサ
ファンタジー
「お兄ちゃん怒……貴様ら叱責されたいのか!」前世は八人兄弟の長男だった青年の物語。
八人兄弟の長男で、父が亡くなり働く母親の代わりに家事をこなして七人の弟達の世話をする毎日。
ある日弟が車に轢かれそうになったところを助けて死んでしまった。
次に目を覚ますと図書館で借りた小説そっくりな世界の騎士団長になってる!
この騎士団長って確か極悪過ぎて最終的に主人公に騎士団ごと処刑されるんじゃなかったっけ!?
俺の部下達はこれまでの俺のせいで、弟達より躾けがなってない!
これじゃあ処刑エンドまっしぐらだよ!
これからは俺がいい子に躾け直してやる、七人のお兄ちゃんを舐めるなよ!
これはそんなオカン系男子の奮闘記録である。
◇ ◇ ◇
毎日更新予定、更新時間は変更される場合があります。
カクコン参加作品のため、少しだけカクヨムが先行してます。
【R18】お嫁さんスライム娘が、ショタお婿さんといちゃらぶ子作りする話
みやび
恋愛
タイトル通りのエロ小説です。
前話
【R18】通りかかったショタ冒険者に襲い掛かったスライム娘が、敗北して繁殖させられる話
https://www.alphapolis.co.jp/novel/902071521/384412801
ほかのエロ小説は「タイトル通りのエロ小説シリーズ」まで
看守におもらし調教されるあたし…漏らしてイク女になりたくないっ!
歌留多レイラ
大衆娯楽
尿瓶におしっこするはずが、盛大にぶち撒けてしまい…。
治安の悪化から民間刑務所が設立された本国。
主人公の甘楽沙羅(かんら さら)は暴力事件がきっかけで逮捕され、刑務所で更生プログラムを受けることになる。
陰湿な看守による調教。
囚人同士の騙し合い。
なぜか優しくしてくる看守のトップ。
沙羅は閉ざされた民間刑務所から出られるのか?
この物語はフィクションです。
R18要素を含みます。
【R18】溺愛される公爵令嬢は鈍すぎて王子の腹黒に気づかない
かぐや
恋愛
公爵令嬢シャルロットは、まだデビューしていないにも関わらず社交界で噂になる程美しいと評判の娘であった。それは子供の頃からで、本人にはその自覚は全く無いうえ、純真過ぎて幾度も簡単に拐われかけていた。幼少期からの婚約者である幼なじみのマリウス王子を始め、周りの者が
シャルロットを護る為いろいろと奮闘する。そんなお話になる予定です。溺愛系えろラブコメです。
女性が少なく子を増やす為、性に寛容で一妻多夫など婚姻の形は多様。女性大事の世界で、体も中身もかなり早熟の為13歳でも16.7歳くらいの感じで、主人公以外の女子がイケイケです。全くもってえっちでけしからん世界です。
設定ゆるいです。
出来るだけ深く考えず気軽〜に読んで頂けたら助かります。コメディなんです。
ちょいR18には※を付けます。
本番R18には☆つけます。
※直接的な表現や、ちょこっとお下品な時もあります。あとガッツリ近親相姦や、複数プレイがあります。この世界では家族でも親以外は結婚も何でもありなのです。ツッコミ禁止でお願いします。
苦手な方はお戻りください。
基本、溺愛えろコメディなので主人公が辛い事はしません。
茶番には付き合っていられません
わらびもち
恋愛
私の婚約者の隣には何故かいつも同じ女性がいる。
婚約者の交流茶会にも彼女を同席させ仲睦まじく過ごす。
これではまるで私の方が邪魔者だ。
苦言を呈しようものなら彼は目を吊り上げて罵倒する。
どうして婚約者同士の交流にわざわざ部外者を連れてくるのか。
彼が何をしたいのかさっぱり分からない。
もうこんな茶番に付き合っていられない。
そんなにその女性を傍に置きたいのなら好きにすればいいわ。
【完結】ただ離婚して終わりだと思ったのですか?
紫崎 藍華
恋愛
デイジーは夫のニコラスの浮気を疑っていた。
ある日、デイジーは偶然ニコラスが見知らぬ女性と楽しそうに買い物をしている場面を目撃してしまった。
裏切られたと思ったデイジーは離婚のために準備を進める。
だが準備が整わないうちにニコラスが浮気を告白し離婚を提案してきた。
月の箱庭より愛をこめて~不本意転生者の異世界魔法見聞録~この世界が乙女ゲームだなんて聞いてません!
燈太
ファンタジー
平凡な日本人女性だった主人公は、ある日車に轢かれて死んでしまった。胡散臭い神様の勝手で魔法のある世界に転生させられたが、不本意すぎて今世へのやる気も目標もない。
家に引きこもってぼんやり生きるつもりだったのだが、唯一の家族で養育者である祖父を亡くしてしまう。
「やばい、必需品の買い出し行かないと死ぬ」
重い腰を上げはじめて外の世界へ飛び出した主人公は、とある青年との出会いで"魔法の学校"を目指すことを決意する。
「なんかやけにイケメン多い気がする」
まさかここがとある乙女ゲームの世界だとはつゆ知らず、主人公は魔法学校を目指し旅路をゆく──
※内容の一部に残酷な描写や性的描写(過激でないもの)が含まれます。閲覧の際はご注意下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる