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5 出張旅行編
3-0 奥深くに感情は潜む
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翌日の夕刻。
私たちは皆で辛牛亭に向かっていた。
「西の遺跡はどうってこと、なかったね」
「そう思うのはクロスフィアさんだけだと思いますが」
昼間の、遺跡観光というか遺跡探索というか、そんなものを思い起こしながらつぶやいた私の言葉を、ユクレーナさんが思いっきり否定した。
ユクレーナさんが、なんだか塔長を見るのと同じ目を、私に向けているような気がする。
何か言い間違えたかな?
「えー、そうかなぁ」
「精霊力が荒れていて、大変でしたよね?」
西の遺跡は確かに遺跡で観光スポットだった。
地鳴りというか地響きというか、ゴゴコゴッという音とグラグラッとする振動さえなければ。
「うーん、私、技能なしだから、よく分からないんだよね」
「あぁ、そうでしたね。って。鑑定眼で視えますよね、精霊力」
「えへへ」
そう、西の遺跡は大地の精霊たちが荒れ狂っていて、とてもじゃないけど、観光客が立ち入れる場所ではなかったのだ。
行く前に、街の人たちからは聞かされたんだけどね。数ヶ月前から、突然、おかしくなったという話を。
「おそらく、このこともあって、両親は私を呼び戻したかったのだと思います」
遺跡観光はレストスの名物のひとつ。
名物は遺跡観光だけではないので、精霊が荒れて遺跡に入れなくなったとしても、観光資源がなくなるわけではない。
元々、東と西の遺跡が有名なだけで、ちょっと離れたところに小さな遺跡が点在しているそうで。最近は小さな遺跡巡りも観光客に人気だそうだ。
とはいえ切迫感はないにしても、遺跡都市と呼ばれているほど、レストスと遺跡は切っても切れない。有名どころの遺跡に観光客が立ち入れないでは困りものだ。
そういった事情もあって、ユクレーナさんの両親は、ユクレーナさんの精霊魔法を街の役に立ててもらいたかったようだ。
なにせ、ユクレーナさんは全属性を扱える精霊術士。解決に至らなくても、精霊のことなら、何か力になると思われている。
まぁ、もちろん、それだけが理由ではないんだけれど。
神妙な顔をしているユクレーナさんを、横目に見ながら、私は辛牛亭へと繋がる階段をただ無言で登った。
昼間の西の遺跡をもう一度、思い浮かべながら。
「なんでこんなに荒れてるんだ?」
西の遺跡について、最初に感想をつぶやいたのはラウだった。
「荒れてるの?」
「見ての通りだ」
地鳴りと地響きが聞こえて、足元が揺れたり突然崩れたりする以外は、普通だけどな。
街の人たちも、おかしいとは言ってたけど。危険とは言ってなかったよな。
「そりゃ、危険とは言わんだろうな」
ラウが私の頭の中を読みとったように、言葉を続ける。
「この状況なら、普通の人間は遺跡に入ろうとはしない。だから、危険だとあえて注意はしなかったんだろうな」
「へー。危険なんだ」
危険とは言いつつも、いつもと変わらない調子のラウ。焦った様子は微塵もない。
なんだ。
危険と言っても大したことないんだろうな。
と思ったそばから、
「ユクレーナ、そこ、危ないですよ!」
「キャァァァ」
聞こえてくるユクレーナさんとジンクレストの叫び声。
あれ?
「そこもダメです、ユクレーナ」
「ジン。無理です、ちょっとこれは、わたくしの体力的に」
ユクレーナさんがへたばっていて、ジンクレストが慌ててる。
周りは岩がゴロゴロしていて、さっきまでユクレーナさんが立っていたところには、ぽっかりと大きな穴ができあがっていた。
もしかして、私が思ってたより危険?
「フィアが思ってるよりも危険だぞ、普通の人間にとっては」
またもや、頭の中を読み取られたように、ラウの突っ込みが入る。
まさか、そういう技能まで取得したんだろうか。うん、ラウならあり得る。
ひとりでコクコク頷いている間にも、ユクレーナさんとジンクレストの叫び声は続いた。
「しかし、原因はいったい何なんだ?」
「ラウでも分からないの?」
とりあえず、ユクレーナさんとジンクレストを安全なところまで移動させて、西の遺跡の状況を整理する私たち。
異常なのは分かるものの、ラウにも原因が分からないようだ。
「解析は専門外だ。フィアはどうだ?」
「私、壊すの専門だから」
「そうだったな」
解析はできなくもない。とはいえ精霊関係は専門外だ。だって赤種だし。
それに。
こういった解析が得意な人は他にいる。
「ナルフェブル補佐官、連れてくれば良かったね」
そう。ナルフェブル補佐官なら、寝食を削って解析に没頭してくれるだろう。
ナルフェブル補佐官も技能なしなので、精霊魔法には詳しくないけど。
持ち前の鑑定技能で精霊力は分かるし、樹林研究での手際の良さをここでも発揮してくれるはずだ。
私にしては良い考えに行き着いた。
この際だから、ナルフェブル補佐官をお取り寄せしてもいいな。テラに言えば、送ってくれるだろうしな。
だけど、そんな私の良い考えは、ラウの一言によって終わりとなる。
「ナルフェブルまで連れてきたら、塔の業務が滞るだろ」
まぁ、確かに。
今、第一塔塔長室にいる中で、まともに働いてくれる特級以上は、ナルフェブル補佐官だけだったわ。
「お二人とも、どうして平然とされてるのです? こんな状況で!」
「害がないからですよ、ユクレーナ」
私とラウが話し合っている横で、ユクレーナさんの愕然とした声が聞こえてきた。
うん? 平然とはしてないんだけどな。
と思って声の方に顔を向けると、声音と同様、愕然とした表情のユクレーナさん。
愕然とするユクレーナさんに応じているジンクレストの方は、至って普通の表情。
「害がないって。この状況で?」
「あの二人には害と言えるほどのものではないんですよ」
まぁ、ジンクレストの言う通りなんだよね。
ちょっと精霊が荒れているくらいなら、とくに問題ない。というか、精霊の方が私たちを避けていく。
「そうでしたね。お二人とも普段が普段なので、すっかり失念しておりました」
普段が普段ってどういう意味かな。
疑問には思ったものの、続くジンクレストの言葉の方に反応してしまった。
「これ以上、ここにいても得るものはなさそうですが、いかがいたしますか?」
「ちょっと早いけど、帰る?」
こんなうるさいところにいても、収穫はなさそうだし。三番目の気配も怪しい気配もなにも感じられない。
「あぁ、帰るか」
「では戻りましょう」
私たちは、地響きや地鳴りが精霊の悲鳴のようにも聞こえる、西の遺跡を後にしたのだった。
そして今、辛牛亭の前までやってきて。
「まぁまぁまぁ、お帰りなさい、ユクレーナ」
「お母さま、お店はよろしいのですか? それにお父さまも」
フィールズ夫妻の微妙に距離感のある歓迎を受けている。
そう。
なんと今日は、ユクレーナさんの母親だけでなく、父親と弟妹もいっしょの出迎えだった。
数で物を言わせる作戦かな。まぁ、数が多ければいいってものじゃない。大事なのは質だ。
その点、弟妹参加はユクレーナさんにとっては分が悪い。
両親とはあまりうまく行ってなさそうだけど、弟妹とは仲良くやっているようだし、よく気にかけているようだし。
「ユクがやっと帰ってきたんだ。仕事なんて、どうとでもできるさ」
しかも辛牛亭の前で、これ見よがしに家族全員大集合って。やり過ぎだよね。
「そうですか。それで、なぜギルメールまでここに?」
さらに昔馴染みまで参加している。
なんだ、これ。
ともかく通行人やら観光客やら周囲のお店の人やら、大注目の中、私たちは中へ通された。
ラウがなにやらニヤリと笑っている。
まぁ、伴侶とのラブラブぶりをアピールできる願ってもない場面。ラウがほくそ笑むのも無理はないか。
ラウはご機嫌のまま、私の肩を抱くような形で隣を歩き、そっと独り言のようにつぶやいた。
「そうだ、フィア。言い忘れていたが」
「なぁに、ラウ」
「嫌なことを言われたら、我慢しなくていいぞ」
「うん? 分かった」
嫌なことといえば、あれしかない。
不安になる私の心を読んだかのように、私の肩に掛かるラウの手に力が入る。
ラウの手の温かさが心にまでじんわりと伝わってきて、私は平静なまま店の中へと入ることができた。
私たちは皆で辛牛亭に向かっていた。
「西の遺跡はどうってこと、なかったね」
「そう思うのはクロスフィアさんだけだと思いますが」
昼間の、遺跡観光というか遺跡探索というか、そんなものを思い起こしながらつぶやいた私の言葉を、ユクレーナさんが思いっきり否定した。
ユクレーナさんが、なんだか塔長を見るのと同じ目を、私に向けているような気がする。
何か言い間違えたかな?
「えー、そうかなぁ」
「精霊力が荒れていて、大変でしたよね?」
西の遺跡は確かに遺跡で観光スポットだった。
地鳴りというか地響きというか、ゴゴコゴッという音とグラグラッとする振動さえなければ。
「うーん、私、技能なしだから、よく分からないんだよね」
「あぁ、そうでしたね。って。鑑定眼で視えますよね、精霊力」
「えへへ」
そう、西の遺跡は大地の精霊たちが荒れ狂っていて、とてもじゃないけど、観光客が立ち入れる場所ではなかったのだ。
行く前に、街の人たちからは聞かされたんだけどね。数ヶ月前から、突然、おかしくなったという話を。
「おそらく、このこともあって、両親は私を呼び戻したかったのだと思います」
遺跡観光はレストスの名物のひとつ。
名物は遺跡観光だけではないので、精霊が荒れて遺跡に入れなくなったとしても、観光資源がなくなるわけではない。
元々、東と西の遺跡が有名なだけで、ちょっと離れたところに小さな遺跡が点在しているそうで。最近は小さな遺跡巡りも観光客に人気だそうだ。
とはいえ切迫感はないにしても、遺跡都市と呼ばれているほど、レストスと遺跡は切っても切れない。有名どころの遺跡に観光客が立ち入れないでは困りものだ。
そういった事情もあって、ユクレーナさんの両親は、ユクレーナさんの精霊魔法を街の役に立ててもらいたかったようだ。
なにせ、ユクレーナさんは全属性を扱える精霊術士。解決に至らなくても、精霊のことなら、何か力になると思われている。
まぁ、もちろん、それだけが理由ではないんだけれど。
神妙な顔をしているユクレーナさんを、横目に見ながら、私は辛牛亭へと繋がる階段をただ無言で登った。
昼間の西の遺跡をもう一度、思い浮かべながら。
「なんでこんなに荒れてるんだ?」
西の遺跡について、最初に感想をつぶやいたのはラウだった。
「荒れてるの?」
「見ての通りだ」
地鳴りと地響きが聞こえて、足元が揺れたり突然崩れたりする以外は、普通だけどな。
街の人たちも、おかしいとは言ってたけど。危険とは言ってなかったよな。
「そりゃ、危険とは言わんだろうな」
ラウが私の頭の中を読みとったように、言葉を続ける。
「この状況なら、普通の人間は遺跡に入ろうとはしない。だから、危険だとあえて注意はしなかったんだろうな」
「へー。危険なんだ」
危険とは言いつつも、いつもと変わらない調子のラウ。焦った様子は微塵もない。
なんだ。
危険と言っても大したことないんだろうな。
と思ったそばから、
「ユクレーナ、そこ、危ないですよ!」
「キャァァァ」
聞こえてくるユクレーナさんとジンクレストの叫び声。
あれ?
「そこもダメです、ユクレーナ」
「ジン。無理です、ちょっとこれは、わたくしの体力的に」
ユクレーナさんがへたばっていて、ジンクレストが慌ててる。
周りは岩がゴロゴロしていて、さっきまでユクレーナさんが立っていたところには、ぽっかりと大きな穴ができあがっていた。
もしかして、私が思ってたより危険?
「フィアが思ってるよりも危険だぞ、普通の人間にとっては」
またもや、頭の中を読み取られたように、ラウの突っ込みが入る。
まさか、そういう技能まで取得したんだろうか。うん、ラウならあり得る。
ひとりでコクコク頷いている間にも、ユクレーナさんとジンクレストの叫び声は続いた。
「しかし、原因はいったい何なんだ?」
「ラウでも分からないの?」
とりあえず、ユクレーナさんとジンクレストを安全なところまで移動させて、西の遺跡の状況を整理する私たち。
異常なのは分かるものの、ラウにも原因が分からないようだ。
「解析は専門外だ。フィアはどうだ?」
「私、壊すの専門だから」
「そうだったな」
解析はできなくもない。とはいえ精霊関係は専門外だ。だって赤種だし。
それに。
こういった解析が得意な人は他にいる。
「ナルフェブル補佐官、連れてくれば良かったね」
そう。ナルフェブル補佐官なら、寝食を削って解析に没頭してくれるだろう。
ナルフェブル補佐官も技能なしなので、精霊魔法には詳しくないけど。
持ち前の鑑定技能で精霊力は分かるし、樹林研究での手際の良さをここでも発揮してくれるはずだ。
私にしては良い考えに行き着いた。
この際だから、ナルフェブル補佐官をお取り寄せしてもいいな。テラに言えば、送ってくれるだろうしな。
だけど、そんな私の良い考えは、ラウの一言によって終わりとなる。
「ナルフェブルまで連れてきたら、塔の業務が滞るだろ」
まぁ、確かに。
今、第一塔塔長室にいる中で、まともに働いてくれる特級以上は、ナルフェブル補佐官だけだったわ。
「お二人とも、どうして平然とされてるのです? こんな状況で!」
「害がないからですよ、ユクレーナ」
私とラウが話し合っている横で、ユクレーナさんの愕然とした声が聞こえてきた。
うん? 平然とはしてないんだけどな。
と思って声の方に顔を向けると、声音と同様、愕然とした表情のユクレーナさん。
愕然とするユクレーナさんに応じているジンクレストの方は、至って普通の表情。
「害がないって。この状況で?」
「あの二人には害と言えるほどのものではないんですよ」
まぁ、ジンクレストの言う通りなんだよね。
ちょっと精霊が荒れているくらいなら、とくに問題ない。というか、精霊の方が私たちを避けていく。
「そうでしたね。お二人とも普段が普段なので、すっかり失念しておりました」
普段が普段ってどういう意味かな。
疑問には思ったものの、続くジンクレストの言葉の方に反応してしまった。
「これ以上、ここにいても得るものはなさそうですが、いかがいたしますか?」
「ちょっと早いけど、帰る?」
こんなうるさいところにいても、収穫はなさそうだし。三番目の気配も怪しい気配もなにも感じられない。
「あぁ、帰るか」
「では戻りましょう」
私たちは、地響きや地鳴りが精霊の悲鳴のようにも聞こえる、西の遺跡を後にしたのだった。
そして今、辛牛亭の前までやってきて。
「まぁまぁまぁ、お帰りなさい、ユクレーナ」
「お母さま、お店はよろしいのですか? それにお父さまも」
フィールズ夫妻の微妙に距離感のある歓迎を受けている。
そう。
なんと今日は、ユクレーナさんの母親だけでなく、父親と弟妹もいっしょの出迎えだった。
数で物を言わせる作戦かな。まぁ、数が多ければいいってものじゃない。大事なのは質だ。
その点、弟妹参加はユクレーナさんにとっては分が悪い。
両親とはあまりうまく行ってなさそうだけど、弟妹とは仲良くやっているようだし、よく気にかけているようだし。
「ユクがやっと帰ってきたんだ。仕事なんて、どうとでもできるさ」
しかも辛牛亭の前で、これ見よがしに家族全員大集合って。やり過ぎだよね。
「そうですか。それで、なぜギルメールまでここに?」
さらに昔馴染みまで参加している。
なんだ、これ。
ともかく通行人やら観光客やら周囲のお店の人やら、大注目の中、私たちは中へ通された。
ラウがなにやらニヤリと笑っている。
まぁ、伴侶とのラブラブぶりをアピールできる願ってもない場面。ラウがほくそ笑むのも無理はないか。
ラウはご機嫌のまま、私の肩を抱くような形で隣を歩き、そっと独り言のようにつぶやいた。
「そうだ、フィア。言い忘れていたが」
「なぁに、ラウ」
「嫌なことを言われたら、我慢しなくていいぞ」
「うん? 分かった」
嫌なことといえば、あれしかない。
不安になる私の心を読んだかのように、私の肩に掛かるラウの手に力が入る。
ラウの手の温かさが心にまでじんわりと伝わってきて、私は平静なまま店の中へと入ることができた。
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