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 社内のイントラネットで一連の人事が公開された。
 松谷の言葉通り、治夫は統合なった新営業所の所長を命ぜられた。静岡全県とその周辺をエリアにする新静岡営業所クラスの場合、本来本社か支社かで課長職を経てから任命されるのが社内の慣例だったが、予め伝えられていたこととはいえ言わば二階級特進のような異例の措置に驚いた。明らかに松谷の力が影響していた。営業マンや事務員たちから祝いの言葉を贈られたが当の治夫本人が、
「うん。まあ、そういうことだから、よろしくね」と応えただけで、ついに所員を集めての訓示だとか、これからの方針を伝達するための会議だとかの儀式めいたことは一切しなかった。机も今までと同じ、事務員達と同じシマの隅っこでいいと言った。
「所長になるだもんで。もうちょっと貫禄つけんとかんに」
 次第に事務所に馴染んだミヨシさんが両手を腰に当てて遠州弁丸出しで真顔で諭すと、
「面倒だし、自分には似合わないから」と頭を掻いた。
 元々松谷が所長を務める前提で特別に作らせた所長ブースさえ、いつの間にか様々な工場から送られてくる試作品や試験試料、商品パンフレットの入った段ボール箱などで埋め尽くされていった。それまでの業務の中で営業も営業事務も治夫の方針なり仕事の進め方を皆熟知しているので改めて伝達する必要もなかった。部下たちは皆、寡黙で控えめではあるが凄まじいまでの実質本位な若い上司に次第に染まっていった。
 事務員には四半期毎の決算期を除いて極力残業をしないように指示していた。与えられた仕事は与えられた時間内に完遂することを求めた。ただし治夫自身は所長という立場上出張以外は極力事務所に出勤し、どんなに遅くなっても事務所に帰る。そして上げられたり上げねばならない報告や稟議や決済やらを処理する。
 その日も八時ごろに事務所に戻るとまだ二階の灯りが点いていた。
 多恵子は自分の机の上だけの灯りでPCに向かっていた。
「お帰りなさい」
 それだけ言って、依然キーボードを打ち続けている。
 治夫は無言でフロア全ての照明を点け、自分の机の上にワザと乱暴にカバンを置き立ったままでいた。それでも多恵子は仕事を止める気配を見せなかった。
 仕方なく口を開いた。
「土屋さん。やりすぎだよ。ここのところ毎晩じゃないか。もう状況も落ち着いてきてるし、そんなに頑張ることもないだろ。由梨ちゃんだって待ってるんだろうし。すぐ帰りなさい」
「済みません。もうすぐ終わりますから」
「だめ。いますぐ帰って。そんな残業は指示してないし、俺のやりかたに反する」
 多恵子は漸く手を止めて治夫に向き直った。
「でも、所長お一人でたくさん抱え込んで。それなのに・・・」
「俺は管理職だし、それが俺の仕事だから君が心配する必要は無い。君は十分給料以上の仕事をしてる。感謝してる。上にも君の昇進を打診しておいた。気持ちだけもらうから、もう帰ってくれ」
「所長は、松任さんは・・・」
 多恵子はそう言いかけて席を立とうとして机に手をつき、再び椅子に座りこんだ。座り込んだというよりは倒れ込んだように治夫には見えた。
「土屋さん!」
 慌てて彼女に駆け寄った。
「・・・大丈夫です。済みません。最近時々こうなるんです。少しすれば落ち着きますから」
 額にうっすらと汗が浮き頬が紅潮しているように見えた。
「熱があるんじゃないのかい。だから言ったじゃないか。無理するからだよ」
「・・・すみません」
「帰りなさい。業務命令だ。君一人の体じゃないだろ。由梨ちゃんのことも考えなきゃ。送るよ」
「そんな、いいです」
「帰りに事故でも起こされると面倒だ。送る!」
 家に送り届ける前に預けている由梨を迎えに行かなくてはならない。多恵子を彼女の軽自動車の後部座席に押し込み、道を聞きながら友人の家に向かった。
「出来れば今夜は由梨ちゃんをそのお友達に任せてゆっくり体休められるといいんだけどね」
「大丈夫です。私が一緒にいたいんです。由梨は連れて帰ります」
 キッパリと多恵子は答えた。
 友人宅の前に車を停めて待っていると、由梨が多恵子に抱えられて車に戻ってきた。
 由梨は治夫を発見してちょっと驚いた様子だったが、赤い子供用のコートを着たまま助手席のチャイルドシートに大人しく括り付けられた。それから多恵子のアパートに着くまでずっと、由梨の痛いほどの視線を浴び続けた。
 由梨を抱えた多恵子を戸口までエスコートした。
「ありがとうございました。・・・すみませんでした」
「明日は有給にしとくから、ちゃんと病院に行ってしっかり診てもらって、ゆっくり休んで」
「はい・・・。あの・・・」
 何かを言いかけた多恵子を振り切るように帰ろうとした。ジャケットが何かに引っ掛かった。
 小さな手が袖を掴んでいた。
 由梨は治夫を見上げていた。大きな目を見開いて何かを言おうと口を動かしているように見えた。何も言えず、その手を振り解くことも出来ずに立ち止まっていた。多恵子も無言で由梨の顔を見ていた。
 永遠にそこでにらめっこしているわけにもいかない。両手を擦り合わせ息を吹きかけて温めてから由梨の手を包んだ。
「あはは。由梨ちゃん。おじさん、もう帰らなくちゃ。またね?」
「ダメ」
 由梨ははっきりとそう言った。
「おじちゃん、かえっちゃダメ。ゆりのうちにいる」
 治夫の親指をしっかり握りしめて離そうとしなかった。おじちゃん、いるゥ。駄々をこね泣き出した。それで漸く多恵子も助け舟を出した。
「こら。わがまま言わないの。おじちゃん、困っちゃうでしょ? すみません、ほんとに」
「・・・いや。その・・・」

 絵本など、実の息子にさえ片手で数えられるぐらいしか読んでやったことがなかった。六冊目の絵本を読み終わっても、由梨は彼の袖を放さなかった。
 部屋に入るとすぐ、由梨に誘われて壁に貼られたそのクレヨン画を見た。鳥肌が立った。自分のキャラ画がそこにあった。描線こそ拙いが絵の特徴が全て描き込まれている。細かい要素、細部を書き込む力が画に命を吹き込む。しかも色遣いや濃淡の表現が巧みで遠目で見ればそれなりに見えてしまう。
 多恵子が教えてくれた。
「あの後、松任さんの描いた画がひどく気に入ったみたいで、ずっと描き続けてたんです。それも毎日」
 治夫が手帳の切れ端に描いたものよりもサイズが大きい。トレースしたものではなかった。どれも治夫の描いたものとは違う表情の画になっていた。驚くべき才能だと見惚れた。由梨は得意げに治夫を見上げていた。
「すごいね、由梨ちゃん。とっても上手だよ。おじさん、ビックリした」
 由梨は治夫の賛辞を聞くと満面の笑顔を浮かべた。子供は誰もそうだが、由梨の笑った顔はまた格別に可愛かった。別れた妻に連れて行かれた息子のことをふと思った。
 由梨は片時も治夫から離れようとしなかった。
 一冊読み終わるととまた次の絵本を持って来た。目が虚ろになり時折こっくりと首を落としても由梨は睡魔と闘いながら絵本の交換を繰り返した。スウェットシャツに着替えた多恵子がすみませんでしたと由梨を抱きあげた。由梨の小さな手が手放さないので自然に治夫の腕が上がった。三人で顔を見合わせた。
「あの、すみませんけど、ジャケット脱いでもらえませんか?」
 未だ袖を掴んで離さない由梨にそのままジャケットを預け、治夫は漸く解放された。
「寝かしつけたらお返しします。寒いですから失礼ですけど代わりにこれを着ていて下さい。お茶淹れときましたから」
 多恵子は彼女のものだろう、茶色のダウンジャケットを羽織らせてくれた。仄かに彼女の香りが染みついていた。
 結局それから三十分ほど由梨が深い眠りにつくまで独りぽつねんと待たなければならなかった。待っている間に不覚にも居眠りをした。ジャケットを持って続きの和室から出て来た多恵子の気配で目を覚ました。
「お待たせしてしまいました」
 受け取ろうとした治夫の手を迂回して彼女は背後に周りジャケットを着せてくれた。
「・・・ありがとう」
「・・・お茶、冷めちゃいましたね」
「あ、いいよ。もう行くよ」
「ご飯、まだですよね。急いで何か作ります。召し上がって行って下さい」
「悪いよ。体調が悪いから送ってきたのに。この上ご馳走になってしまっては・・・」
「あの・・・」
 多恵子は治夫の言葉を遮って言った。
「この前のご返事の催促、したらいけませんか。やっぱり、子持ちの女じゃ、嫌ですか。嫌ですよね。そうですよね」
「違う! 」
 不覚にも大声を出してしまった。誤解を与えたくなかった。
「大丈夫です。由梨は寝つきは悪いんですけど、一度寝ると朝まで起きませんから」
「そうじゃないんだよ。・・・決して、そういうことではないんだ」
 治夫は観念した。
「悪いけど、俺はそういう風に思ってもらう価値のない人間なんだよ。俺には、そういう言葉をもらう資格なんかないんだ」
 目を合わせているのが辛かった。それでも潤んでゆく瞳から目を背けることができなかった。もうおざなりな言葉で済ませられないところまで来ていた。他人には言いたくなかったが、自分の正体を知れば彼女も諦めるだろう。
 治夫は言った。
「俺は『疫病神』なんだそうだ。別れた女房がそう言ってた。俺の傍にいたせいで次々と不幸が舞い込んだと。一緒に居ると運気が逃げてしまうと。
 その男は俺よりも収入も魅力も遥かに上で俺など足元にも及ばないと。息子にまで、お父さんなんかつまんないし要らないと言われた。仕事は忙しかったが一日だって女房や息子を思わない日は無かったんだけどね・・・。
 時々どうしようもない無力感に襲われる。今でも昔を引き摺ってくよくよしてばかりいるんだ。かつての妻や息子の幸せを願うことさえも出来ない。情けない男なんだ。
 そんな自分が嫌で、ただひたすら忘れるために仕事に打ち込んでるだけなんだ。本当は全てがどうでもいいんだ。どうなろうと構わないんだ。そんないい加減な、自滅的な男と一緒に居ても君も由梨ちゃんも絶対幸せになんかなれない」
 自分が笑っているのがわかった。
 気が狂っていると思われるかもしれない。しかし、狂わなければ言えなかった。諦めてもらうためには、狂う必要があった。
「俺ね、小さい頃公園の遊具から落ちて大怪我したんだ。そのせいで、俺の父親だった人が弟を連れて家を出て行った。母はO型、父がA型。俺はB型だった。母が父だった人と結婚する直前に飲み屋で知り合った、どこの誰とも知れない行きずりの男。俺の本当の父親はその男だったんだ。
 それが父だった人にバレて、母は離婚された。
 母は俺と心中しようとまでした。海でね。でも死ねなかった。だから、まだこうして生きてる。そのお陰で今も海が怖いけどね。
 高校に上がる前に、そのことを母が教えてくれた。ショックだった。でもたった一人で俺を育ててくれた母を責めることはできなかった。
 前の妻には結婚する前に全て話した。そこまで知って俺を受け入れてくれた。そう思ってた。この世で唯一人の俺の理解者だと。だからこいつと息子だけは絶対に幸せにしようと思った。
 それなのに裏切られた。あんたが疫病神になったのはそのどこの馬の骨かわからない男の血のせいだって。蔑むような目で俺を見ながらそう言われた。でもね、息子にまで同じ目で見られたのが一番堪えたよ。
 それからすぐ母が首を吊った。
 母はいつも言ってた。俺を不幸にして済まないと。俺は父だった人にも、弟にも妻にも息子にも、実の母親にさえ殺されかけて捨てられた哀れな男なんだ。
 なんで裏切られたんだろう。俺は随分考えた。そこまで裏切られて捨てられるには何か理由があるんじゃないのか。そう思ったから悩んだ。そして気が付いた。
 俺は楽しかった事を何一つ覚えていないんだ。
 そんな母親でも、何か一つは俺を楽しませようとしてくれたはずだし、海にはもう怖くて行けなかったけど山や遊園地やデパートや、誕生日とか、美味い料理とか。何でもいい。一度ぐらいは俺が心から嬉しかったこと、笑ったことがあったはずなんだ。でも覚えていない。
 覚えているのはイヤなことばかり。いつも母親の顔色ばかり窺っていた。何か粗相をすればまた一緒に死のうとするんじゃないかといつもビクビク。怯えながら暮らしていたんだ。だからまともに母親と目を合わせられなかったし、母親も俺を見ようとしなかった。もしかすると妻にも知らずに同じような態度をとっていたのかもしれないね。もしかするとそのせいで妻は他の男に走ったのかも知れない。
 そもそもそんな風に育った人間がまともな結婚生活なんか送れるわけがなかったんだ。きっと別れた妻の言う通り、俺に憑いてる疫病神の仕業なのかもしれない」
 もうそれ以上話したくなかった。話せなかった。話すのが、苦しかった。
 落胆して欲しかった。冷笑でもいい。とにかく、嫌われたかった。自分はそんな風に思われるのが相応しいのだ。そう思った。
「正直に言う。俺はもう何も背負いたくないし、関わりたくない。特に女とは。俺なんかと一緒にいると君も由梨ちゃんも不幸にしてしまう。絶対に、そうなる。そして多分、君もいつか俺から離れてゆくよ。だからもう、諦めて欲しい。同じ事務所で気まずいなら、俺が転属願いを出すか会社を辞める。君は残って頑張ってくれ」
 席を立ちかけた治夫の手を多恵子が取った。
「なりませんよ。私と由梨は」
 もう片方の手も握られた。治夫は多恵子の華奢な手に拘束された。何よりも、多恵子の瞳が治夫を捉えて離さなかった。
「不幸になんかなりません。あなたのように過去に囚われてないから。私は未来に生きたい。由梨の未来のために生きてゆきたいです。それが私の幸せだから」
 多恵子が突然着ていたスウェットシャツを脱ぎだした。目を背ける間もなく、多恵子の白い肌が痣と火傷の痕と思われる変色した無数の傷で覆われているのを見た。
「私は逃げて来たんです。幸せになるために、由梨と逃げて来たんです。あなたと同じなんです、松任さん」
 首筋の痣がチリチリ痛んだ。その耐え難い痛みが次第に内奥に巣食う黒い塊に伝わり、治夫を揺さぶった。まるで黒い塊から発せられる陽電子が治夫の脳や心筋を構成する細胞の原子に直接作用しているかのように、治夫は体内から焼かれた。
 この細い腕のどこにそれ程の力があるのかと思うほどに強く抱きしめられた。治夫の頑なも、それで融けた。
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