121 / 157
愛し合う
11
しおりを挟む
「んっ…ぅんっ…」
しっかりと頭を抱えられながら、情熱的に舌が絡められる。
「んんっ…あぁん…」
わずかに離れてはまた深く合わせられ、離れてはまた向きを変えられて。何度も何度も。舐められる。
「んっ…んんっ…」
夢中になって応じていたラシュレスタが、そのまま寝具に優しく下ろされた感触に目を開けた。
(あぁ…)
シャルスティーヤを潤んだ瞳で見上げる。創造主が作った、この世界で最も美しく、雄々しく、麗しい肉体の……自分の全て――
その下腹部で、天を仰ぐほどに反り返っている陰茎がある。キラキラと光を放っていて。圧倒されるまでに膨張した欲望だというのに。性器すらも美しい。
いよいよ今から入れられるのだ、その突起を。シャルスティーヤの肉体の一部を――胸が熱くなった。
「我の気を注ぎ続けたことで、かなりまっさらな状態になっている…ゆえに、きついだろう。だが、まずはありのままで満たしたいのだ。この我欲を許せ」
(我欲…)
やはりどこか、合わないと感じる響きだ。だが、言葉の意味を理解する前に、しっかりと脚を抱え上げられた。ゴクリと嚥下する。
満たしたいと言われ、嬉しく感じると同時に、少し怖い。あまりにも大きい。身体の感覚が天使だった頃に近い。入るだろうか。
だが、自分もまたありのままで満たしてもらいたい――受け入れるための体勢のまま、不安と期待で唇をわななかせながら頷いた。
ドクドクと息づく昂ぶりがあてられる。その子供の拳ほどはあるだろう、大きさと熱さに、ハァァァ…と吐息を漏らした。
グニッと肉の縁がこじ開けられる。途端に、ズンッ!!と挿れられた。
「アァッァァーーッ!!」
割かれたかと思うほどの衝撃に。裸身がのけぞった。
狭く小さな秘所が最大限に抗い、腰が逃げに入り――それでも熱く厚い尖端が強引に潜りこんでくる。
強く掴まれて引き戻されて。容赦なく、グッ、グッ、グッと押し入れられて。
「アァァッ!! アァァッ!! アァアーーッ!!」
半開きになったままの唇が声を上げ、見開いたままの瞳からポロポロと涙が零れ落ちる。だが、反り返る先で、ズズズズーーーッと擦りつけられた。
「アァッァァーーッ!!」
自分の内側を強引に割り開かれる、その圧迫感は。意識が遠ざかるほどにきつい。
「ハァ、ハァ…ハァ、ハァ…」
荒い呼吸で胸を上下させている裸体の上で、
「フッ…」
と収めたシャルスティーヤが艶めいた吐息を漏らした。そのまま顔を上げると、ハァァ…と息を吐いて、瞳を閉じた。
長く長く求めた、自身の性の茎に熱く絡みつく、そのうねるような肉感を。しっかりと味わう。
「ラシュレスタ…」
瞳を開けると、愛しい者の名前を呼んだ。霊気による防御もせずに、ありのままで自分を受け入れている、その健気さに感じ入りながら。
無垢となった身体にあえて強いた喪失の痛み。シャルスティーヤの中で、想い描いていたことがある。
「苦痛を与えて、すまなかった」
その個体としての欲求に付き合わせたことを詫びた。
しっかりと頭を抱えられながら、情熱的に舌が絡められる。
「んんっ…あぁん…」
わずかに離れてはまた深く合わせられ、離れてはまた向きを変えられて。何度も何度も。舐められる。
「んっ…んんっ…」
夢中になって応じていたラシュレスタが、そのまま寝具に優しく下ろされた感触に目を開けた。
(あぁ…)
シャルスティーヤを潤んだ瞳で見上げる。創造主が作った、この世界で最も美しく、雄々しく、麗しい肉体の……自分の全て――
その下腹部で、天を仰ぐほどに反り返っている陰茎がある。キラキラと光を放っていて。圧倒されるまでに膨張した欲望だというのに。性器すらも美しい。
いよいよ今から入れられるのだ、その突起を。シャルスティーヤの肉体の一部を――胸が熱くなった。
「我の気を注ぎ続けたことで、かなりまっさらな状態になっている…ゆえに、きついだろう。だが、まずはありのままで満たしたいのだ。この我欲を許せ」
(我欲…)
やはりどこか、合わないと感じる響きだ。だが、言葉の意味を理解する前に、しっかりと脚を抱え上げられた。ゴクリと嚥下する。
満たしたいと言われ、嬉しく感じると同時に、少し怖い。あまりにも大きい。身体の感覚が天使だった頃に近い。入るだろうか。
だが、自分もまたありのままで満たしてもらいたい――受け入れるための体勢のまま、不安と期待で唇をわななかせながら頷いた。
ドクドクと息づく昂ぶりがあてられる。その子供の拳ほどはあるだろう、大きさと熱さに、ハァァァ…と吐息を漏らした。
グニッと肉の縁がこじ開けられる。途端に、ズンッ!!と挿れられた。
「アァッァァーーッ!!」
割かれたかと思うほどの衝撃に。裸身がのけぞった。
狭く小さな秘所が最大限に抗い、腰が逃げに入り――それでも熱く厚い尖端が強引に潜りこんでくる。
強く掴まれて引き戻されて。容赦なく、グッ、グッ、グッと押し入れられて。
「アァァッ!! アァァッ!! アァアーーッ!!」
半開きになったままの唇が声を上げ、見開いたままの瞳からポロポロと涙が零れ落ちる。だが、反り返る先で、ズズズズーーーッと擦りつけられた。
「アァッァァーーッ!!」
自分の内側を強引に割り開かれる、その圧迫感は。意識が遠ざかるほどにきつい。
「ハァ、ハァ…ハァ、ハァ…」
荒い呼吸で胸を上下させている裸体の上で、
「フッ…」
と収めたシャルスティーヤが艶めいた吐息を漏らした。そのまま顔を上げると、ハァァ…と息を吐いて、瞳を閉じた。
長く長く求めた、自身の性の茎に熱く絡みつく、そのうねるような肉感を。しっかりと味わう。
「ラシュレスタ…」
瞳を開けると、愛しい者の名前を呼んだ。霊気による防御もせずに、ありのままで自分を受け入れている、その健気さに感じ入りながら。
無垢となった身体にあえて強いた喪失の痛み。シャルスティーヤの中で、想い描いていたことがある。
「苦痛を与えて、すまなかった」
その個体としての欲求に付き合わせたことを詫びた。
0
お気に入りに追加
129
あなたにおすすめの小説
ある日、人気俳優の弟になりました。
樹 ゆき
BL
母の再婚を期に、立花優斗は人気若手俳優、橘直柾の弟になった。顔良し性格良し真面目で穏やかで王子様のような人。そんな評判だったはずが……。
「俺の命は、君のものだよ」
初顔合わせの日、兄になる人はそう言って綺麗に笑った。とんでもない人が兄になってしまった……と思ったら、何故か大学の先輩も優斗を可愛いと言い出して……?
平凡に生きたい19歳大学生と、24歳人気若手俳優、21歳文武両道大学生の三角関係のお話。
転生貧乏貴族は王子様のお気に入り!実はフリだったってわかったのでもう放してください!
音無野ウサギ
BL
ある日僕は前世を思い出した。下級貴族とはいえ王子様のお気に入りとして毎日楽しく過ごしてたのに。前世の記憶が僕のことを駄目だしする。わがまま駄目貴族だなんて気づきたくなかった。王子様が優しくしてくれてたのも実は裏があったなんて気づきたくなかった。品行方正になるぞって思ったのに!
え?王子様なんでそんなに優しくしてくるんですか?ちょっとパーソナルスペース!!
調子に乗ってた貧乏貴族の主人公が慎ましくても確実な幸せを手に入れようとジタバタするお話です。
侯爵令息セドリックの憂鬱な日
めちゅう
BL
第二王子の婚約者候補侯爵令息セドリック・グランツはある日王子の婚約者が決定した事を聞いてしまう。しかし先に王子からお呼びがかかったのはもう一人の候補だった。候補落ちを確信し泣き腫らした次の日は憂鬱な気分で幕を開ける———
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初投稿で拙い文章ですが楽しんでいただけますと幸いです。
家を追い出されたのでツバメをやろうとしたら強面の乳兄弟に反対されて困っている
香歌奈
BL
ある日、突然、セレンは生まれ育った伯爵家を追い出された。
異母兄の婚約者に乱暴を働こうとした罪らしいが、全く身に覚えがない。なのに伯爵家当主となっている異母兄は家から締め出したばかりか、ヴァーレン伯爵家の籍まで抹消したと言う。
途方に暮れたセレンは、年の離れた乳兄弟ギーズを頼ることにした。ギーズは顔に大きな傷跡が残る強面の騎士。悪人からは恐れられ、女子供からは怯えられているという。でもセレンにとっては子守をしてくれた優しいお兄さん。ギーズの家に置いてもらう日々は昔のようで居心地がいい。とはいえ、いつまでも養ってもらうわけにはいかない。しかしお坊ちゃん育ちで手に職があるわけでもなく……。
「僕は女性ウケがいい。この顔を生かしてツバメをしようかな」「おい、待て。ツバメの意味がわかっているのか!」美貌の天然青年に振り回される強面騎士は、ついに実力行使に出る?!
生贄として捧げられたら人外にぐちゃぐちゃにされた
キルキ
BL
生贄になった主人公が、正体不明の何かにめちゃくちゃにされ挙げ句、いっぱい愛してもらう話。こんなタイトルですがハピエンです。
人外✕人間
♡喘ぎな分、いつもより過激です。
以下注意
♡喘ぎ/淫語/直腸責め/快楽墜ち/輪姦/異種姦/複数プレイ/フェラ/二輪挿し/無理矢理要素あり
2024/01/31追記
本作品はキルキのオリジナル小説です。
あなたへの初恋は胸に秘めます…だから、これ以上嫌いにならないで欲しいのです──。
櫻坂 真紀
BL
幼い頃は、天使の様に可愛らしかった俺。
でも成長した今の俺に、その面影はない。
そのせいで、初恋の人にあの時の俺だと分かって貰えず……それどころか、彼は他の男を傍に置き……?
あなたへの初恋は、この胸に秘めます。
だから、これ以上嫌いにならないで欲しいのです──。
※このお話はタグにもあるように、攻め以外との行為があります。それが苦手な方はご注意下さい(その回には!を付けてあります)。
※24話で本編完結しました(※が二人のR18回です)。
※番外編として、メインCP以外(金子さんと東さん)の話があり、こちらは13話完結です。R18回には※が付いてます。
【完結】可愛い女の子との甘い結婚生活を夢見ていたのに嫁に来たのはクールな男だった
cyan
BL
戦争から帰って華々しく凱旋を果たしたアルマ。これからは妻を迎え穏やかに過ごしたいと思っていたが、外見が厳ついアルマの嫁に来てくれる女性はなかなか現れない。
一生独身かと絶望しているところに、隣国から嫁になりたいと手紙が届き、即決で嫁に迎えることを決意したが、嫁いできたのは綺麗といえば綺麗だが男だった。
戸惑いながら嫁(男)との生活が始まる。
白い部屋で愛を囁いて
氷魚彰人
BL
幼馴染でありお腹の子の父親であるαの雪路に「赤ちゃんができた」と告げるが、不機嫌に「誰の子だ」と問われ、ショックのあまりもう一人の幼馴染の名前を出し嘘を吐いた葵だったが……。
シリアスな内容です。Hはないのでお求めの方、すみません。
※某BL小説投稿サイトのオメガバースコンテストにて入賞した作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる