66 / 169
6:アトラスの異常な愛し方※
9
しおりを挟む
「アァッ!! アァッ!!」
長くて硬くて熱くて、いやらしいその舌に。責められ、挿れられたまま首を横に振られて。
「アァーッ!! アァッ!!」
ただ淫らに喘ぐだけの身体になる。後ろも滲ませて、待ち望んでいたことが。舐め取るような音が響き渡ることで暴露された。
「アト、ラスッ!! やめっ・・・アァッ!! アトラスぅぅ!!」
二本の指を同時に奥まで突き入れられて。くいくいっと中でまた曲げられて。
「アァァーッ…!!」
途端にゾクゾクゾクとした疼きが足の先まで走り抜ける。
「いやだっ!! やだぁっ!! やぁあぁっ!! アッ、アッ、アァッ!!」
快感の泉を容赦なく擦られて。硬く反り返った先端がポタポタと。胸に首に顔にその蜜を垂らす。どれだけ感じているか。
「アァッ!! またぁ、またぁあぁーー・・・アッ、アッ、アッ!!」
「あぁ・・・テセウス・・・」
連続する絶頂の兆しとその乱れる様に。アトラスが満足げに笑う気配を見せる。ぬぷっと指を引き抜かれ、唇が重なった。
「うっ・・・ぅんっ・・・」
入ると同時に激しく絡んできた舌に。思わず自分からも応じた。
「はぁあぁっ・・・んっ・・・んんっ・・・」
あれほどまで抵抗があった口づけという行為が。今はもう。あと少しだったのにという――満たされなかった行為の代わりにもなって。抗議にもなって。勢いが止まらない。
「ぅんっ・・・ぅんっ・・・ぅぅんっ・・・」
欲しい。欲しい。さっきの指がまた欲しい。弄って欲しい――訴えるように舐める様子に。アトラスが口の端で笑みを浮かべた。
「欲しいんだな、ん? もっと、なんだな? どうなんだ・・・ん?」
ハァハァと喘ぐ顔の、耳元で甘く囁かれて。意識が伴わないまま頷いた。
「オレもだ・・・挿れるぞ」
その宣告がやたらと響いて聞こえた。カチャ、カチャとせわしなくも露骨な金属音が続いて。
「ッ!!」
大きく目を見開く。甲冑姿のままでいた相手が、逞しい下半身から前垂れを外している。
ポトリと腰回りの装着具を脇に落とし、貫頭衣は脱がずに下穿きから、ぶるんと雄々しい欲望の塊を取り出した。
その長さ、その太さ、その硬さ、その反り返った角度とドクドクと筋を走らせるその色合いは。自分のなんて比じゃない。発情して、昂ぶりに昂ぶったオスの性だ。
(そ・・・そんな・・・)
おののく間もなく、アルファ属性の桁違いのサイズの巨根が局部にあてられた。
「!!」
その質感と熱に息をのむ。いきなり現実に引き戻された。
「アトラスッ!! いやだっ!!」
本能として。こんなのは無理だという気持ちと今から抱かれるという実感が湧き上がる。怯えが上回った。
「いやだっ!! よ、よせっ!! む、無理だっ!!」
「テセウス、大丈夫だ。お前の身体は・・・」
抗う身体がグッと押えこまれる。
「オレを・・・・・・」
聞き取れない言葉とともに。子供の拳ほどに大きい先端が、
「アァアァァーーッ!!」
グニッと容赦なく挿れられた。
長くて硬くて熱くて、いやらしいその舌に。責められ、挿れられたまま首を横に振られて。
「アァーッ!! アァッ!!」
ただ淫らに喘ぐだけの身体になる。後ろも滲ませて、待ち望んでいたことが。舐め取るような音が響き渡ることで暴露された。
「アト、ラスッ!! やめっ・・・アァッ!! アトラスぅぅ!!」
二本の指を同時に奥まで突き入れられて。くいくいっと中でまた曲げられて。
「アァァーッ…!!」
途端にゾクゾクゾクとした疼きが足の先まで走り抜ける。
「いやだっ!! やだぁっ!! やぁあぁっ!! アッ、アッ、アァッ!!」
快感の泉を容赦なく擦られて。硬く反り返った先端がポタポタと。胸に首に顔にその蜜を垂らす。どれだけ感じているか。
「アァッ!! またぁ、またぁあぁーー・・・アッ、アッ、アッ!!」
「あぁ・・・テセウス・・・」
連続する絶頂の兆しとその乱れる様に。アトラスが満足げに笑う気配を見せる。ぬぷっと指を引き抜かれ、唇が重なった。
「うっ・・・ぅんっ・・・」
入ると同時に激しく絡んできた舌に。思わず自分からも応じた。
「はぁあぁっ・・・んっ・・・んんっ・・・」
あれほどまで抵抗があった口づけという行為が。今はもう。あと少しだったのにという――満たされなかった行為の代わりにもなって。抗議にもなって。勢いが止まらない。
「ぅんっ・・・ぅんっ・・・ぅぅんっ・・・」
欲しい。欲しい。さっきの指がまた欲しい。弄って欲しい――訴えるように舐める様子に。アトラスが口の端で笑みを浮かべた。
「欲しいんだな、ん? もっと、なんだな? どうなんだ・・・ん?」
ハァハァと喘ぐ顔の、耳元で甘く囁かれて。意識が伴わないまま頷いた。
「オレもだ・・・挿れるぞ」
その宣告がやたらと響いて聞こえた。カチャ、カチャとせわしなくも露骨な金属音が続いて。
「ッ!!」
大きく目を見開く。甲冑姿のままでいた相手が、逞しい下半身から前垂れを外している。
ポトリと腰回りの装着具を脇に落とし、貫頭衣は脱がずに下穿きから、ぶるんと雄々しい欲望の塊を取り出した。
その長さ、その太さ、その硬さ、その反り返った角度とドクドクと筋を走らせるその色合いは。自分のなんて比じゃない。発情して、昂ぶりに昂ぶったオスの性だ。
(そ・・・そんな・・・)
おののく間もなく、アルファ属性の桁違いのサイズの巨根が局部にあてられた。
「!!」
その質感と熱に息をのむ。いきなり現実に引き戻された。
「アトラスッ!! いやだっ!!」
本能として。こんなのは無理だという気持ちと今から抱かれるという実感が湧き上がる。怯えが上回った。
「いやだっ!! よ、よせっ!! む、無理だっ!!」
「テセウス、大丈夫だ。お前の身体は・・・」
抗う身体がグッと押えこまれる。
「オレを・・・・・・」
聞き取れない言葉とともに。子供の拳ほどに大きい先端が、
「アァアァァーーッ!!」
グニッと容赦なく挿れられた。
0
お気に入りに追加
200
あなたにおすすめの小説
アルマ エスペランサ
純鈍
BL
◆ラウル:狼人、一国の王、冷酷な性格
◆ レオ:人間、人間の国の騎士団長、強気男前、少々荒くれ者。
突如として国を追い出されたレオ 国からの追放と二つの罰を受けた彼 その二つの罰とは? 国を追い出された理由とは?
サイコ・α(アルファ)
水野あめんぼ
BL
「――取引だ、ここから出たらお前……俺の番になれ。」
山羊内七歩(やぎうち ななほ)が目を覚ました時そこは見知らぬ屋敷だった、自分を拉致監禁した屋敷の主は首輪を嵌め自分のところまでくればその首輪を外すと言った……。七歩は首輪は外したいものの、自分を拉致した男のものになるのは嫌だった為脱出をしようとするが、首輪を外されない限り屋敷から出られない事を知った。絶望に打ちひしがれていた七歩に同じ屋敷に囚われていた謎のヤクザの男・狼谷朧(かみや おぼろ)はある取引を七歩に持ちかける。朧と協力し、七歩は屋敷の主の魔の手から逃げられるのか? オメガバースを題材にしたサイコサスペンス、始動!
※この作品はムーンライトノベルス様のほうでも掲示しているものをアルファポリス版に掲示したものです。ムーンライトノベルス様の方では番外編と補足を不定期に更新してますのでそちらの方もよろしくお願いします。
※なお濡れ場などはタイトルの横に*がつきます
お前だけが俺の運命の番
水無瀬雨音
BL
孤児の俺ヴェルトリーはオメガだが、ベータのふりをして、宿屋で働かせてもらっている。それなりに充実した毎日を過ごしていたとき、狼の獣人のアルファ、リュカが現れた。いきなりキスしてきたリュカは、俺に「お前は俺の運命の番だ」と言ってきた。
オメガの集められる施設に行くか、リュカの屋敷に行くかの選択を迫られ、抜け出せる可能性の高いリュカの屋敷に行くことにした俺。新しい暮らしになれ、意外と優しいリュカにだんだんと惹かれて行く。
それなのにリュカが一向に番にしてくれないことに不満を抱いていたとき、彼に婚約者がいることを知り……?
『ロマンチックな恋ならば』とリンクしていますが、読まなくても支障ありません。頭を空っぽにして読んでください。
ふじょっしーのコンテストに応募しています。
君を変える愛
沙羅
BL
運命に縛られたカップルって美味しいですよね……受けが嫌がってるとなお良い。切なげな感じでおわってますが、2人ともちゃんと幸せになってくれるはず。
もともとβだった子がΩになる表現があります。
獅子王と後宮の白虎
三国華子
BL
#2020男子後宮BL 参加作品
間違えて獅子王のハーレムに入ってしまった白虎のお話です。
オメガバースです。
受けがゴリマッチョから細マッチョに変化します。
ムーンライトノベルズ様にて先行公開しております。
山本さんの受難 ▷危ないαに愛されたばかりに
さくらこ
BL
執着腹黒美形×平凡ノンケ
平凡に生きたいΩ 。
いつかは可愛い女の子をお嫁に貰いたいと、βのふりをして生きていた。
努力実り、有名企業に就職して順風満帆な人生だった。表向きは完璧人間な彼に会うまでは。誰にでも好かれる彼の本性は、
※注意書き
・ほぼ攻めが無理矢理に、受けに行為を強いてます。
・注意書きなくR18入ります。
---この話におけるオメガバース設定---
・第2性として、α、β、Ωがある
・一般的なイメージは、
α:優秀、支配者的
β:普通、その他大勢的
Ω:劣等、支配される側
・ほとんどの人がβ
・Ω は男でも妊娠可能
・Ωは定期的に発情期がくる
・発情期のΩの項にαが噛みつくと、番契約を結ぶことになる
・Ωへの差別があったため、公には第2性は問われない
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる