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6:アトラスの異常な愛し方※

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 「アァッ!! アァッ!!」

 長くて硬くて熱くて、いやらしいその舌に。責められ、挿れられたまま首を横に振られて。

 「アァーッ!! アァッ!!」

 ただ淫らに喘ぐだけの身体になる。後ろも滲ませて、待ち望んでいたことが。舐め取るような音が響き渡ることで暴露された。

 「アト、ラスッ!! やめっ・・・アァッ!! アトラスぅぅ!!」

 二本の指を同時に奥まで突き入れられて。くいくいっと中でまた曲げられて。

 「アァァーッ…!!」

 途端にゾクゾクゾクとした疼きが足の先まで走り抜ける。

  「いやだっ!! やだぁっ!! やぁあぁっ!! アッ、アッ、アァッ!!」

 快感の泉を容赦なく擦られて。硬く反り返った先端がポタポタと。胸に首に顔にその蜜を垂らす。どれだけ感じているか。

 「アァッ!! またぁ、またぁあぁーー・・・アッ、アッ、アッ!!」

 「あぁ・・・テセウス・・・」

 連続する絶頂の兆しとその乱れる様に。アトラスが満足げに笑う気配を見せる。ぬぷっと指を引き抜かれ、唇が重なった。

 「うっ・・・ぅんっ・・・」

 入ると同時に激しく絡んできた舌に。思わず自分からも応じた。

 「はぁあぁっ・・・んっ・・・んんっ・・・」

 あれほどまで抵抗があった口づけという行為が。今はもう。あと少しだったのにという――満たされなかった行為の代わりにもなって。抗議にもなって。勢いが止まらない。

 「ぅんっ・・・ぅんっ・・・ぅぅんっ・・・」

 欲しい。欲しい。さっきの指がまた欲しい。弄って欲しい――訴えるように舐める様子に。アトラスが口の端で笑みを浮かべた。

 「欲しいんだな、ん? もっと、なんだな? どうなんだ・・・ん?」

 ハァハァと喘ぐ顔の、耳元で甘く囁かれて。意識が伴わないまま頷いた。

 「オレもだ・・・挿れるぞ」

 その宣告がやたらと響いて聞こえた。カチャ、カチャとせわしなくも露骨な金属音が続いて。

 「ッ!!」

 大きく目を見開く。甲冑姿パノプリアのままでいた相手が、逞しい下半身から前垂れを外している。

 ポトリと腰回りの装着具を脇に落とし、貫頭衣トゥニカは脱がずに下穿きから、ぶるんと雄々しい欲望の塊を取り出した。

 その長さ、その太さ、その硬さ、その反り返った角度とドクドクと筋を走らせるその色合いは。自分のなんて比じゃない。発情して、昂ぶりに昂ぶったオスの性だ。

 (そ・・・そんな・・・)

 おののく間もなく、アルファ属性の桁違いのサイズの巨根が局部にあてられた。

 「!!」

 その質感と熱に息をのむ。いきなり現実に引き戻された。

 「アトラスッ!! いやだっ!!」

 本能として。こんなのは無理だという気持ちと今から抱かれるという実感が湧き上がる。怯えが上回った。

 「いやだっ!! よ、よせっ!! む、無理だっ!!」

 「テセウス、大丈夫だ。お前の身体は・・・」

 抗う身体がグッと押えこまれる。

 「オレを・・・・・・」

 聞き取れない言葉とともに。子供の拳ほどに大きい先端が、

 「アァアァァーーッ!!」

 グニッと容赦なく挿れられた。


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