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5:非道な霊託と淫毒を刺された身体と
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「ウ”ォオ”ォオ”ォーーーッ!!」
すぐさま野太い咆哮を上げる。ボコボコッと背中が盛り上がると同時に、ブワンッとその全身から黒い気が湧き上がった。
「漲じゃぁ!! アルファ神族の血じゃぁ!! 間違いなじゃぁ!!」
「くれぇ!! くれぇ!!」
「ワシにもじゃぁ!! ワシにもじゃぁ!!」
残りの二体がこぞって瓶を取り上げ、瓶の口をベロベロと不潔な舌で舐めた。
「ウ”ォオ”ォオ”ォーーーッ!!」
同じように雄叫びを上げ、邪気を増加させた身体をブルブルと震わせる。その確実に力を増した異常な様に、ゴクリと嚥下した。
(いいのか・・・これで・・・)
何が正しい段取りかわからない身ではどう判断していいかわからない。だが、何か違ったことをしているような気がしてたまらない。
「若返っじゃぁ!! 若返っじゃぁ!!」
「さすがは神族の血じゃぁ!!」
「声もよくでじゃぁ!! 目もよく見えじゃぁ!! 楽しみじゃぁ・・・ヒヒヒ・・・」
歯のある老婆が幹の中央に残りをボトボトと垂らした。
ボォォオォオォォーーー・・・・・・!!
「オオッ!!」
途端に油を注がれて立った火柱のように。紫色の炎が闇の表面から勢いよく燃え上がった。
「う”ぉお”ぉぉ~~ うぉお”ぉお”ぉ~~ 見せじゃぁ~ 見せじゃぁ~」
老婆たちがその猛炎を囲んでグルグルと狂ったように回り出す。
「教えじゃぁ~ 冥府の王ハデスとその妻ペルセフォネじゃぁ~」
「う”ぉお”ぉぉ~~ お”ぉお”ぉ~~ ダイモーン、ダイモーン・・・見せじゃぁ~ 見せじゃぁ~」
「ληνετρασανετρασα・・・うつせぇぇ~~」
首の骨が折れてるのではないかと思えるほど。頭をガックンガックンと上下させ、両手を悪鬼のように振り回して。
その何かに取り憑かれているかのような奇怪な行進がピタリと止った。
「きじゃぁ!! きじゃぁ!!」
じっと紫がかった黒い火を三体が見つめる。
「美しいじゃぁ・・・のせいでぇ、古き悪しき呪いを受けたデメテル・・・の子、ペルセフォネ・・・もまた哀れじゃぁ」
「そうじゃぁ・・・引き継がれじゃぁ・・・逃れられじゃぁ・・・が、子もまた美しいじゃぁ・・・金色の髪に、目は黄緑色の宝石のようじゃぁ・・・美しいじゃぁ・・・」
「ハデスが・・・たまらずに拉致しじゃぁ・・・冥府へと・・・嫌がっておるのぅ・・・ケケケ・・・」
あたかも目の前の情景を口にしているかのような様子に。つい目を凝らす。だが、炎の中に特に何も変わった様子は見られない。霊視が始まっているのだ。
「地上に戻りたいと・・・頼んでじゃぁ・・・それを・・・ヒヒヒ・・・」
「無理矢理、抱いてじゃぁ・・・必死に抗ってじゃぁ・・・ククク・・・」
「いやだ、いやだと・・・叫んでいる相手を・・・ケケケ・・・犯してじゃぁ・・・これはこれは楽しいじゃぁ」
すぐさま野太い咆哮を上げる。ボコボコッと背中が盛り上がると同時に、ブワンッとその全身から黒い気が湧き上がった。
「漲じゃぁ!! アルファ神族の血じゃぁ!! 間違いなじゃぁ!!」
「くれぇ!! くれぇ!!」
「ワシにもじゃぁ!! ワシにもじゃぁ!!」
残りの二体がこぞって瓶を取り上げ、瓶の口をベロベロと不潔な舌で舐めた。
「ウ”ォオ”ォオ”ォーーーッ!!」
同じように雄叫びを上げ、邪気を増加させた身体をブルブルと震わせる。その確実に力を増した異常な様に、ゴクリと嚥下した。
(いいのか・・・これで・・・)
何が正しい段取りかわからない身ではどう判断していいかわからない。だが、何か違ったことをしているような気がしてたまらない。
「若返っじゃぁ!! 若返っじゃぁ!!」
「さすがは神族の血じゃぁ!!」
「声もよくでじゃぁ!! 目もよく見えじゃぁ!! 楽しみじゃぁ・・・ヒヒヒ・・・」
歯のある老婆が幹の中央に残りをボトボトと垂らした。
ボォォオォオォォーーー・・・・・・!!
「オオッ!!」
途端に油を注がれて立った火柱のように。紫色の炎が闇の表面から勢いよく燃え上がった。
「う”ぉお”ぉぉ~~ うぉお”ぉお”ぉ~~ 見せじゃぁ~ 見せじゃぁ~」
老婆たちがその猛炎を囲んでグルグルと狂ったように回り出す。
「教えじゃぁ~ 冥府の王ハデスとその妻ペルセフォネじゃぁ~」
「う”ぉお”ぉぉ~~ お”ぉお”ぉ~~ ダイモーン、ダイモーン・・・見せじゃぁ~ 見せじゃぁ~」
「ληνετρασανετρασα・・・うつせぇぇ~~」
首の骨が折れてるのではないかと思えるほど。頭をガックンガックンと上下させ、両手を悪鬼のように振り回して。
その何かに取り憑かれているかのような奇怪な行進がピタリと止った。
「きじゃぁ!! きじゃぁ!!」
じっと紫がかった黒い火を三体が見つめる。
「美しいじゃぁ・・・のせいでぇ、古き悪しき呪いを受けたデメテル・・・の子、ペルセフォネ・・・もまた哀れじゃぁ」
「そうじゃぁ・・・引き継がれじゃぁ・・・逃れられじゃぁ・・・が、子もまた美しいじゃぁ・・・金色の髪に、目は黄緑色の宝石のようじゃぁ・・・美しいじゃぁ・・・」
「ハデスが・・・たまらずに拉致しじゃぁ・・・冥府へと・・・嫌がっておるのぅ・・・ケケケ・・・」
あたかも目の前の情景を口にしているかのような様子に。つい目を凝らす。だが、炎の中に特に何も変わった様子は見られない。霊視が始まっているのだ。
「地上に戻りたいと・・・頼んでじゃぁ・・・それを・・・ヒヒヒ・・・」
「無理矢理、抱いてじゃぁ・・・必死に抗ってじゃぁ・・・ククク・・・」
「いやだ、いやだと・・・叫んでいる相手を・・・ケケケ・・・犯してじゃぁ・・・これはこれは楽しいじゃぁ」
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