上 下
3 / 89
1年生

第3話 お出かけ

しおりを挟む
高嗣「ただいま。」

シーン

部屋の中は真っ暗で誰もいない。普段からそうですけど。たまにしかヒロとは生活しないし。一人暮らしのようなものだ。

 ボクはナポリタンを三人分作ると自分の分を食べる。TVでもつけようかな。

テレビを付けるとヒロがちょうどニュース番組に出演していた。
アナウンサー「ジェイミーさん。今回の試合も素敵でした。圧巻でしたね!」
ジェイミー「ありがとうございます。」
アナウンサー「感想をお願いします。」
ジェイミー「今回試合は自分では90点です。自分の中では良かった部分とダメだった部分がありました。また成果を出せるよう日々努力したいと思います。」
アナウンサー「優勝おめでとうございます!アメリカ全土、いや、世界に感動を与えた試合だったと思います。これからもいい試合を期待していますよ。」

ヒロ、忙しそうだな。がんばっているんだな。ボクも夢に向かって頑張らないと。

 ボクは勉強して寝る支度をしていた。

ジェイミー「ただいまー」

ヒロが帰ってきた!

高嗣「…おかえりなさい!」
ジェイミー「タカ!会いたかった。」
ボクはヒロから急にハグを受ける。
高嗣「…夜ご飯できてるよ。今日のご飯はナポリタンだよ。」
ジェイミー「ワオ!センキュー高嗣。…タカボクが帰って来るまで待っててくれたの?」
高嗣「うん。今ちょうど勉強終わったところだったよ。」
ジェイミー「タカ、今日学校大丈夫だった?」
高嗣「…!だ、大丈夫だよ。」
ジェイミー「リアリー?」
高嗣「本当だよ!…図書館で勉強できて楽しかった。」
ジェイミー「…何かあったらすぐボクに言うんだよ。助けに行くから。」
高嗣「ありがとう。本当に大丈夫だから。」
ジェイミー「…お友達はできた?」

ギクリ

高嗣「…まだだよ。一日目だしすぐ仲良くなれるわけではないよ。」
ジェイミー「…そうか。」
高嗣「…それにボクほらヒロみたいに社交的じゃないから…。」
ジェイミー「…たしかにそうかもしれないね。」
高嗣「…。」
ジェイミー「…シャワー浴びるね。疲れた。」

そう言うとヒロは自分の部屋へソウジと一緒に入って行った。
ボクは嘘ついたことにビクビクして少しの間その場から動けなかった。
ごめん、ヒロ。ボクキミには心配かけたくないんだ。
 ボクはトボトボ自室へ戻るとベッドへ潜り込んだ。
明日も学校に行かないといけない。頑張ろう。
ボクはしばらくして眠りについた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

[R18] 激しめエロつめあわせ♡

ねねこ
恋愛
短編のエロを色々と。 激しくて濃厚なの多め♡ 苦手な人はお気をつけくださいませ♡

壁の薄いアパートで、隣の部屋から喘ぎ声がする

サドラ
恋愛
最近付き合い始めた彼女とアパートにいる主人公。しかし、隣の部屋からの喘ぎ声が壁が薄いせいで聞こえてくる。そのせいで欲情が刺激された両者はー

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

車の中で会社の後輩を喘がせている

ヘロディア
恋愛
会社の後輩と”そういう”関係にある主人公。 彼らはどこでも交わっていく…

マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子

ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。 Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。

校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが小さな公園のトイレをみんなで使う話

赤髪命
大衆娯楽
少し田舎の土地にある女子校、華水黄杏女学園の1年生のあるクラスの乗ったバスが校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれてしまい、急遽トイレ休憩のために立ち寄った小さな公園のトイレでクラスの女子がトイレを済ませる話です(分かりにくくてすみません。詳しくは本文を読んで下さい)

隣の人妻としているいけないこと

ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。 そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。 しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。 彼女の夫がしかけたものと思われ…

処理中です...