その声が聞きたい

寂しいなら、俺がお前の居場所になってやるよ――。

***

【登場人物】
・荻上壮介(アナウンサー・27才)攻め
 何でもできる人気者のアナウンサー。気持ちがやさしく、豪胆なところがある。女性にはモテるが、さとりと恋をするまでどこか冷めたところがあった。さとりの純粋さに惹かれていく。

・さとり(妖怪・年齢不詳)受け
 他人の考えていることがわかる妖怪。昔、はじめて自分にやさしくしてくれた人間の男の子が忘れられない。龍神と取引をして、彼に会うため人間界へと行く。

【あらすじ】
人の心がわかってしまう妖怪のさとりは、いつもひとりぼっちだった。
さとりは自分の姿が他の妖怪たちの目に入らないよう、鼻の下あたりまで伸ばした長い前髪にその顔を隠して、いつも足元を見つめていた。

そんなある日、さとりの前にひとりの少年が現れて…。

人の心がわかってしまう嫌われ者の妖怪さとりと、豪胆で気持ちのやさしいアナウンサー・壮介の恋物語です。

※すてきなイラストは、Shivaさん(@kiringo69)よりいただきました。
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