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第4話 ネクロマンサー

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「話が違うじゃない……」

 フィリの歓迎会の翌日、俺たちは早速死霊退治へ出向いた。
 死霊たちが住まう洞窟まで無事に辿り着いたのはいいが、想像していた景色とのギャップに俺たちは戸惑う。
 ルイスは俺にジト目を向けながら、一方的に恨み言を投げかけてくるが、俺とて何が起きているか分からない。
 洞窟の入り口の前には、残党と見られる2体の死霊の騎士が行く手を阻んでいるが、その奥にはおよそで許されるレベルではない数の霊体が犇めいている。
 どうやら、大臣に一杯食わされたようだ。

「俺に言うな……。クソッ! あの大臣の野郎!」
「えっと……、どうしよっか?」
「この洞窟って中級冒険者なら、それほど危険はないですよね? そんなに神経質にならなくても良いのでは?」
「そりゃそうなんだが」

 フィリの言うことに間違いはない。
 元々、この洞窟は俺たちが攻略する予定だった。
 しかしフィリが言うように、洞窟の主のネクロマンサーが生み出す死霊は集団で現れたら厄介だが、単体のレベルとしては決して高くない。
 だから俺たちはあの時、既に城下町を襲い、人々にとって直接の脅威となっていた邪竜討伐の方を優先させた。
 その結果、あの忌々しい偽勇者どもにお株を奪われてしまったわけだが。
 ……まぁ、今さらそれを言っても後の祭りだ。

「マルク君、大丈夫そう?」
「こっちはアンタ次第なんだけど」

 クルーグとルイスは嫌味ったらしく、深刻な表情を浮かべて言う。
 本来なら、この程度の死霊など造作もない。
 ましてや、死霊の親玉は既に討伐されているわけだ。
 残党の数が予想を上回っていたとしても、さしたる問題ではない。
 ……が、それも飽くまで1年半前までの話だ。
 正直に言えば、不安が6割といったところか。
 この二人は今日までの間、その後の落ちぶれた俺を見てきた。
 二人に悪意がないことくらい分かる。純粋に俺の身を案じているのだろう。
 だからこそ、二人の気遣いを余計に憎らしいと感じてしまう。

「……平気に決まってんだろ。この程度」

 自然と語気が強くなる。

「そ、そうだよね。じゃあこのまま行こっか!」
「じゃあとっとと行くわよ」

 クルーグとルイスはそう言うと、俺とフィリを置き去りに洞窟の入り口へ進んでいった。
 また旅に出ると決めた以上、いつかこんな空気が生まれてしまうことは分かりきっていた。
 恐らくクルーグとルイスも。

「マルちゃん、マルちゃん」

 そんな微妙な空気を物ともせず、フィリが耳打ちしてきた。

「なんだよ」
「何か……、気まずいですねっ!」
「それを口に出して言えちゃうお前はホントに凄いよ……」

 フィリを加入させたのは正解かもしれない。
 部外者同然の彼女に事実を客観的に指摘され、何故か少し気持ちが楽になった。それにしても、第三者の手を借りなければ、チームの関係性さえ危ういとは。
 俺の顔色をまじまじと物色しながら、フィリはフフッと意味深に微笑みむ。

「いえいえ、それほどでも。では、私たちも行きましょうか!」

 俺の放った皮肉を誉め言葉と受け取った頭の幸せなフィリとともに、二人の後を追う。
 既にクルーグとルイスは死霊どもと対峙していた。
 こういったスタンドプレーも我がパーティーのウリだ。

「遅いっ!! ていうかコイツら思ったより強いんだけどっ! 早いトコ加勢してくんない!?」

 早くも恨み節全開のルイスは、死霊の騎士たちが振りかざす剣の前に劣勢のようだ。
 しかし、どうも引っ掛かる。
 ルイスはプリーストだ。
 本来、この程度の死霊など相手ではない。
 ましてやルイスは俺と違い、パーティーが戦線を離脱した後も、王宮司祭として国に仕えてきた。
 ある意味実戦という点においては、俺に比べてブランクは少ないはずだ。

「マルク君っ! ごめんっ! そんなに持ち堪えられそうにないよ!」
「分かった! スグに加勢するっ!」

 俺はすぐに剣をとり、クルーグの助勢へ向かう。

「あっ!」

 ぬかるみに足を取られ体制を崩したクルーグは、後方へ倒れ込んだ。
 死霊はそれを見逃さない。
 クルーグに向け、勢いよく剣を振り落とした。

 ガキンッ!

 既の所で間に合い、俺の剣と死霊の太刀が重なり、甲高い音が辺りに鳴り響く。
 ルイスの言う通りだ。
 この辺りの魔物にしては、随分と威勢がいいじゃねぇか。
 それにこの太刀筋、どうも魔族のソレとは違う気がする……。

「……貴様、閃耀の勇者か?」

 兵刃を交える死霊が問いかけてくる。
 俺はやや押され気味の体を必死に保ちながら、絞り出すように答える。

「光栄だな。まぁ正式には〝次期〟ってところだが」
「フンッ! まぁ、どうでも良い。もはや邪神様にとって、貴様など取るに足らん存在だ」
「だろうな。大凡、あの模造品勇者どものケツを追いかけてんだろうよ」
「腐っているな。いいぞ、その眼。世界に光を齎す英雄のソレとは思えん」
「ほざいてろっ!」

 交えた剣でじりじりと追い詰めてくる死霊を、俺は力一杯跳ねのけた。
 後方へ退いた死霊が体制を整える前に、俺は一気に畳みかける。

 カーンッ!

「……腐っても勇者、と言ったところか? だが、俺にここまで手こずる様では先が思いやられるな」
「余計なお世話だ」

 死霊の振るう剣を力尽くで弾き、喉元に切っ先を突き付ける。

「そこまでです」

 突如、俺の後方から声が聞こえた。
 振り返ると、禍々しい黒衣を纏った色白の麗人が佇んでいた。

「カッセル様。申し訳ありません。不覚を取りました」
「お気になさらず。相手は閃耀の勇者。無理もありません」
「はっ」

 それだけ言うと、死霊は剣を収め、戦線を退く。

「さて」
 
 女は俺たちに向き直り、淡々とした口調で言葉を紡ぐ。

「お待ちしておりました、閃耀の勇者ご一行。私は邪神・ドーマーが臣下、ネクロマンサーのカッセルと申します」
「ネクロマンサー!? が倒したんじゃないの!?」

 驚愕したルイスは当然の疑問をぶつける。

「正確には、といった方が良いかもしれませんね」
「そりゃ奇遇だな。こっちも似たような境遇なんでね」
「それで本日のご用向きは……、そういうことでよろしいでしょうか?」

 俺の構える剣先を見つめながら話す。
 やはり、こちらの動きは大凡想定していたのだろう。
 この女の悠揚迫らぬ態度を見れば、それは理解できる。

「話が早いな。ウチのな勇者たちがお前らを打ち漏らしたと聞いてな。まぁ、それの尻拭いってところだな」
「そうですか」

 そう言うと、カッセルは俯き遣る瀬無い表情を浮かべた。

「まぁ正直に言うとな……、お前にさして興味もない。なんせ王族一派とは近頃とんとご無沙汰だったもんでね。テメェらの所業なんざ知ったこっちゃねぇ。だが、コッチにも立場ってモンがあってな」
「なに!? では、あなたは知らないのですか!?」

 俺の言葉にカッセルはやや当惑した様子を見せる。

「何がだ?」
「なるほど……、そういうことですか。話が繋がりました」
「勝手に納得してんじゃねぇ! どういうことかと聞いている」
「いえ、こちらのことです。しかし、それなら分かりませんね」
「何が、だ?」
「あなたの戦う理由、でしょうか。私は感じるのです。あなたの瞳の奥底に燃える憎悪の念を」
「……そりゃこれだけ街やら村やら好き勝手にされたらな。お前らには恨みしかねぇよ」
「それは違いますね。で、あるならば私とて同類のはず。先ほどあなたは私には興味はない、と言いました」
「っ!?」

 カッセルの語気に敵意や嫌味のようなものは感じない。
 純粋な疑問であるが故に、俺は言葉に詰まる。

「勇者・マルク、今一度聞きます。あなたの怨嗟は何に向いているのですか?」
「それを聞いてどうする!? お前に応える義理はないっ!」

 たまらずカッセルに切りかかる。
 敵は軽い身のこなしでヒラリとかわし、構えをとる。

「せっかちな御仁だ……。勇者と証しながら、一方的に我々の住処に出向き、一方的に切りかかる。さながら山賊ですね」
「うるせぇ! お前らを放置しておけば、近隣の街にちょっかい出すことくらい目に見えてんだよ!」
「しかし、閃耀の勇者。この程度の揺さぶりで動じる様では先が思いやられますね」
「テメェの部下にも似たようなこと言われたよ。よく教育が行き渡ってるな」
「お褒めに預かり光栄です。あなた方がそのつもりであれば……、降りかかる火の粉は払うのみっ!」

 カッセルは右手に持つロッドを掲げ、ぶつくさと詠唱を始める。

「っ!? マルク! 聞いちゃダメっ!」

 ルイスに促され、俺は咄嗟に耳を塞ぐ。

「もう遅いわっ!」

 俺と剣を交えた死霊が叫ぶ。


 体が、重い……。


 その刹那、急激な倦怠感に襲われ、四肢が思うように動かなくなる。
 俺は耐えられず、その場に崩れるようにへたり込む。
 四つん這いになり、必死に体勢を立て直そうとするが、全く体が言うことを聞かない。
 体中に悪寒が走る。
 額や首筋を伝い流れてきた冷や汗が地面にポタポタと落ち始め、いよいよ意識が朦朧としてきた。

「辛そうだな」

 死霊が俺に近づき、見下ろしながら言葉を溢す。

「カッセル様の特異魔法スコトス・カストリア。耐性のない人間がその詠唱の一節を聞けば、二足での歩行が困難になる。二節を聞けば、昏睡状態。三節を聞くころには立派な廃人だ。二度と自らの意識を取り戻すことが出来なくなるだろう」

 スコトス・カストリア、だと!?
 俺も詳しくは知らない。
 王宮の禁書庫に伝わる古代魔法の一つというのは聞いたことがある。その程度だ。
 ルイスが咄嗟に注意喚起をしたのは、邪神討伐を中断した後も王宮の番頭として働いていて、その詳細を知っていたからなのだろう。
 だが何故、王族肝いりの術式をネクロマンサーのコイツが知っているんだ?
 
 しかし、マズイ。
 クルーグも俺と同じようにその場に崩れている。
 ルイスには耐性があるようだ。
 王宮で術式について学び、耐性を身につけたのかもしれない。
 だが俺たち物理組がこのザマでは、戦況は厳しい。
 死霊の騎士の練度から考えても、ルイスだけでは荷が重いだろう。
 薄れゆく意識の中で、必死に思考を巡らせるがいよいよ限界に近づいていることを悟る。

 頼みの綱は……。
 俺は意識を奮い立たせ、フィリの方へ顔を向ける。

「…………」

 しっかり、キッチリ倒れてらっしゃる!
 しかも俺やクルーグよりも明らかに重傷だ。
 いや、術式の知識がなければ耐性がないのも無理はないんだが。
 想像以上に、期待通りの展開に戸惑いを隠せない。
 俺が絶望していると、突如カッセルの詠唱が止まる。

「……二節目の途中ですが。この体たらくですか」

 カッセルが瀕死の俺に近づき、皮肉交じりに話す。

「う、うるせぇ……」

 勇者にそぐわぬ無様な醜態を晒しながら、必死に言葉を絞り出す。

「ご安心下さい。三節全てを聞かなければ、命そのものに別状はありません。もっともその調子を見る限り、再起にはかなり時間がかかりそうですが」

 カッセルは、命まで取るつもりはない旨を遠巻きに伝えてくる。
 くっ……。
 復帰第一戦目で、このザマか。
 このまま尻尾撒いて帰還したとして、またあのクソ大臣どもに嫌味を言われるのか。
 いっそ消えてなくなりたい。

「さて、閃耀の勇者。あなたが今思っていることを当てて差し上げましょう」
「……やめろ」
「何故、死霊を束ねるネクロマンサーが王族伝承の術式を知っているのか」
「…………」
「何故、死霊たちの練度がこれほどまでに高いのか」
「…………」
「何故、自分は邪神討伐を中断した後、王宮と距離を取ったのか」
「っ!?」
「もし王宮との関係が悪化していなかったら、耐性を身につけられたかもしれないのに」
「黙れっ!!」

 カッセルに次々と図星をつかれ、自己嫌悪の念に駆られる。

「全てはあなた自身が蒔いた種。命が惜しくば、今すぐここから立ち去りなさい。幸い神官の彼女は無事のようですので」

 暗に治癒を促すように、ルイスへ視線を向ける。

「……アンタら、なんか、アタシ、一人で、十分だっつーの」

 ルイスの消え入りそうな声を聞く限り、虚勢であることは明らかだ。
 死霊との戦闘により相当に消耗しているらしい。
 
 マズイ……。
 
 これ以上意識が持ちそうにない。
 
 また俺は1年半前の過ちを繰り返してしまうのか。
 
 しかも今回は質が悪い。
 
 俺から王族に頭を下げ協力を要請していれば、こんな事態に陥ることはなかったかもしれない。

 このネクロマンサーが問いかけてきた疑問が再び俺の脳裏を過る。

 俺のこの怨嗟は何に向いているのか。

 もう、どうでもいい、か。

 このまま暫定勇者どもが築いた平和のもと、血統だけの無能として後ろ指差されながら生き、そのまま緩やかに朽ちていく。

 それも今の俺にとってはお似合いか。

 カッセル達が背を向け洞窟の奥へ引き返していく姿が目に映り、諦めの感情が俺の頭を支配しかけた。
 すると、後方から突如威勢の良い声が聞こえた。

「ふっふっふっ! まんまと騙されましたねっ!」

 フィリ、か?
 何のこっちゃ分からんが、どうやらフィリにはこの王族術式の耐性を持っていたようだ。
 これは一杯食わされた。
 いや、違うか。
 俺はフィリに、つい半日ほど前に加入した新人に救われてしまったらしい。
 何が勇者だ。
 俺はここまで落ちぶれてしまったのか。
 そんな自分でも呆れるくらいの自己嫌悪に浸りつつ、景気良く放たれた爆炎の轟音を聞きながら意識をシャットダウンした。
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