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Episode1:Welcome to the new world
1-17 冷静にならないで ※R18
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どれくらい時間が経っただろう。
気が付くと男子二人は全身汗だく、激しく息を切らし、精も根も尽き果てたようにベッドの上に突っ伏していた。
そしてあたしはというと、色々ぶっかけられて体中ベトベトの状態で二人と同じように息を乱していた。ナース服は乱れに乱れ、布が辛うじてお腹の周りに絡みついているだけのような状態。
才造と累くんはそのまま眠ってしまい、取り残されたあたしはハッと我に返った。自分たちがしでかした事の重大さに唖然としたのだ。才造と累くんが並んで眠る様を眺めて、やっちまった感に沈んだ。
しばらく何もできずにいたけれど、とりあえずベタベタの体を何とかしようと、眠っている累くんに一方的に許可を取ってシャワーを借りた。そこで体中のあちこちに赤黒いアザが付いているのに気付いて、さらに愕然とした。
どっちだよ、付けたの。しかも服着ても見える場所にも付いてんじゃん。普段の才造ならこんなとこには付けないはずだ。
身を清めて部屋に戻り、改めて二人の寝顔を覗いた。累くんがグイグイ寄ったがために、才造がベッドの隅に追いやられて落ちそうになっている。
――あたしはすごく嫌だった。
何が嫌って、二人が親密になった(?)ことがじゃない。二人が寄り添うように眠るこの光景が、震えるほど尊いと思ってしまうようになった自分が嫌だ…………!!!
ベッドの上に薔薇の花びらが舞い、その空間がものすごくキラキラと輝いて見える。軽くうなされている才造と、この上なく幸せそうな累くんの対比がまた萌えポイント……!
愛しているのは才造。才造が好きで、誰にも譲る気はない。
でも、自分の恋愛とボーイズ・ラブとは別物……いや、むしろ両立してる? ていうか、妄想と現実の区別がつかなくなっている――?
いずれにせよ、晴れて腐女子の仲間入りを果たした。「ようこそコチラの世界へ☆」みたいな横断幕が見えた気がした。紙吹雪やカラーテープが華やかに飛び交う。
累くんのことをもう蔑めない。いや蔑んでたんかい。
訳が分からなくなってきたので、あたしは考えることを放棄した。
とにかく尊い二人を拝んでいるうちに、いつの間にかあたしもそのすぐそばで眠ってしまったらしい。
◇
目を覚ますと、時計はすでに深夜を指していた。いつの間にかベッドの上に横たわり、才造と累くんの間に挟まれていた。
二人もちょうど目覚めていたらしく、累くんはあたしの横に寝そべって微笑みながらこちらを見ていた。
「おはよう。莉子ちゃんの寝顔、やっぱり可愛いね♡」
と、いつもの穏やかなトーンでしれっと言われた。
才造はというと――反対隣で半身を起こして座り、さっきのあたし以上に絶望したような顔でうなだれていた。
何と声をかけようか迷い、とりあえず様子を見た。すると彼はため息をついたり、ボーッと天井を見たり、口元に手を当てて考え込んだり、彼なりに表情をくるくるさせた。
そしてしばらくそんなことを続けた後――スンッと普段の仏頂面に戻り、あたしと累くんの方へ顔を向けた。
「ココはドコ? オネエサンたち、ダレ? ボク、どうしてココにいるの?」
「ナースごっこの次は記憶喪失ごっこですか? 可愛いけど、だいぶ無理がありますよ」
「乗れよ。でないと居たたまれない……」
「大丈夫だよさいぞー。あたしもさっき、同じ道を通ってきたところ」
――という感じで才造も半ば開き直り、三人でベッドに川の字になった。せめてもの抵抗なのか何なのか、才造はあたしに腕枕を強制して、累くんには少し間を空けるように命令した。
「――でも、さいぞーにあんな一面があったなんて知らなかった……魔王みたいだったねぇ」
先ほどの事の中で、才造が累くんに対して突然ドSスイッチを発動したのだった。
事の発端は、あたしが男子二人がかりで攻められて吹かされたことだ。そんなの初めての経験だった。
それをきっかけに才造が急に別人になったように禍々しいオーラを放ち、累くんに向かって罵詈雑言を浴びせかけ、薄ら笑いを浮かべながら累くんの「あの穴」に突っ込んでしまったのだ。「俺とお前の挿入は無し」と事前に宣言していたのに、自分から放棄した形になる。
その時の興奮を思い出し、累くんが嬉しそうにニタニタ笑っている。
「とんでもない魔物を呼び覚ましてしまったよねぇ……世界を征服しそうな勢いでゾクゾクしたよ♡」
「いやだから、アレは俺じゃなくて胃潰瘍の草田くんの覚醒した姿だから」
と、才造はまだあわよくばどうにか言い訳をつけようと足掻いている。だいぶ苦しいけど。
「でも僕は、草田さんが隠れSだって最初からニオイで分かってましたよ。自分がドMだから、分かるんです」
「嗅ぐな」
「あたしとしてはショックだよ……さいぞーは完全にMだと思ってた。今までアレを引き出せなかったどころか、見抜くことすらできてなかったなんて……」
「いいんじゃない? 莉子ちゃんの前ではM、僕に対してはSなんだよ、きっと」
「MとかSとかじゃなく、ただただお前がムカつくからそれなりの扱いをしたってだけの話」
「それでも僕は一向に構いませんけどね♡ だいたい、あの魔王を召喚したのは僕じゃなくて莉子ちゃんだよ。ほら、君のあの潮吹き……あれがきっかけだったんだから」
「ゔぁ……それ言わないでぇ」
あたしが恥ずかしさのあまり顔を覆うと、才造が少し不服そうにブツブツ言い出した。
「それ言ったら、俺だって今まで莉子に吹かせるなんてできなかったのに……」
「それもいいじゃないですか。これからたくさん吹かせてあげたら。良かったら、またお手伝いしますよ」
「もういい……こんなことは1回きりで……」
「本当にいいんですか? まだやっていないことがたくさんありますよ。さいぞーさんの穴も開発してませんし」
「しなくていい」
才造の塩反応にも、累くんはクスクス笑った。
「あと、コスプレ……他のパターンもやってみたくないですか? あれ、良かったですよねぇ」
「え~……」
その点に関しては、あたしの方が消極的だった。だって、超恥ずかしかったんだもん。でも意外なことに、そこは才造には好感触だったらしい。
「……まぁ、エロナースは普通に良かった」
「ですよねぇ? 莉子ちゃん、ああいうの異常なほど似合いますね。他の衣装も着てほしいな……メイド服とか」
「メイドか……それより制服とかの方がいい」
「それもいいですねぇ」
「なんでそんなとこで意気投合してんの?」
累くんがまたアハハと笑った。
「まぁ、コスプレならお二人でもできますからね。僕もお邪魔をするつもりはありませんし……また、マンネリしてスパイスが必要になったら呼んでください。その時は喜んで協力します。僕、フリーランスみたいな感じでやって行こうかな」
この人はまたよく分からんことを言い出した。
「この場合のフリーランスて何?」
「夜の生活コンサルタント、とか? カウンセリングだけでもOK、オプションで実演講習可、みたいなね」
「桃に手伝ってもらえば?」
「それいいね」
そんな冗談を言って屈託なく笑う累くん。でも、その明るさが彼の本心なのかというと――そんなことはない気がした。
先ほど、尽き果てた直後の彼の表情があたしの脳裏に浮かんだ。捨てられた子犬のようなすがりつく瞳。そこに子供みたいなあどけなさを感じ、あたしはふと数年前を思い出した。あの頃も、肌を重ね合わせながら彼は時折寂しそうな表情を見せることがあった。
――この人はひょっとして、寂しさから人肌を求めているんじゃないかな。それはきっと今も――
気が付くと男子二人は全身汗だく、激しく息を切らし、精も根も尽き果てたようにベッドの上に突っ伏していた。
そしてあたしはというと、色々ぶっかけられて体中ベトベトの状態で二人と同じように息を乱していた。ナース服は乱れに乱れ、布が辛うじてお腹の周りに絡みついているだけのような状態。
才造と累くんはそのまま眠ってしまい、取り残されたあたしはハッと我に返った。自分たちがしでかした事の重大さに唖然としたのだ。才造と累くんが並んで眠る様を眺めて、やっちまった感に沈んだ。
しばらく何もできずにいたけれど、とりあえずベタベタの体を何とかしようと、眠っている累くんに一方的に許可を取ってシャワーを借りた。そこで体中のあちこちに赤黒いアザが付いているのに気付いて、さらに愕然とした。
どっちだよ、付けたの。しかも服着ても見える場所にも付いてんじゃん。普段の才造ならこんなとこには付けないはずだ。
身を清めて部屋に戻り、改めて二人の寝顔を覗いた。累くんがグイグイ寄ったがために、才造がベッドの隅に追いやられて落ちそうになっている。
――あたしはすごく嫌だった。
何が嫌って、二人が親密になった(?)ことがじゃない。二人が寄り添うように眠るこの光景が、震えるほど尊いと思ってしまうようになった自分が嫌だ…………!!!
ベッドの上に薔薇の花びらが舞い、その空間がものすごくキラキラと輝いて見える。軽くうなされている才造と、この上なく幸せそうな累くんの対比がまた萌えポイント……!
愛しているのは才造。才造が好きで、誰にも譲る気はない。
でも、自分の恋愛とボーイズ・ラブとは別物……いや、むしろ両立してる? ていうか、妄想と現実の区別がつかなくなっている――?
いずれにせよ、晴れて腐女子の仲間入りを果たした。「ようこそコチラの世界へ☆」みたいな横断幕が見えた気がした。紙吹雪やカラーテープが華やかに飛び交う。
累くんのことをもう蔑めない。いや蔑んでたんかい。
訳が分からなくなってきたので、あたしは考えることを放棄した。
とにかく尊い二人を拝んでいるうちに、いつの間にかあたしもそのすぐそばで眠ってしまったらしい。
◇
目を覚ますと、時計はすでに深夜を指していた。いつの間にかベッドの上に横たわり、才造と累くんの間に挟まれていた。
二人もちょうど目覚めていたらしく、累くんはあたしの横に寝そべって微笑みながらこちらを見ていた。
「おはよう。莉子ちゃんの寝顔、やっぱり可愛いね♡」
と、いつもの穏やかなトーンでしれっと言われた。
才造はというと――反対隣で半身を起こして座り、さっきのあたし以上に絶望したような顔でうなだれていた。
何と声をかけようか迷い、とりあえず様子を見た。すると彼はため息をついたり、ボーッと天井を見たり、口元に手を当てて考え込んだり、彼なりに表情をくるくるさせた。
そしてしばらくそんなことを続けた後――スンッと普段の仏頂面に戻り、あたしと累くんの方へ顔を向けた。
「ココはドコ? オネエサンたち、ダレ? ボク、どうしてココにいるの?」
「ナースごっこの次は記憶喪失ごっこですか? 可愛いけど、だいぶ無理がありますよ」
「乗れよ。でないと居たたまれない……」
「大丈夫だよさいぞー。あたしもさっき、同じ道を通ってきたところ」
――という感じで才造も半ば開き直り、三人でベッドに川の字になった。せめてもの抵抗なのか何なのか、才造はあたしに腕枕を強制して、累くんには少し間を空けるように命令した。
「――でも、さいぞーにあんな一面があったなんて知らなかった……魔王みたいだったねぇ」
先ほどの事の中で、才造が累くんに対して突然ドSスイッチを発動したのだった。
事の発端は、あたしが男子二人がかりで攻められて吹かされたことだ。そんなの初めての経験だった。
それをきっかけに才造が急に別人になったように禍々しいオーラを放ち、累くんに向かって罵詈雑言を浴びせかけ、薄ら笑いを浮かべながら累くんの「あの穴」に突っ込んでしまったのだ。「俺とお前の挿入は無し」と事前に宣言していたのに、自分から放棄した形になる。
その時の興奮を思い出し、累くんが嬉しそうにニタニタ笑っている。
「とんでもない魔物を呼び覚ましてしまったよねぇ……世界を征服しそうな勢いでゾクゾクしたよ♡」
「いやだから、アレは俺じゃなくて胃潰瘍の草田くんの覚醒した姿だから」
と、才造はまだあわよくばどうにか言い訳をつけようと足掻いている。だいぶ苦しいけど。
「でも僕は、草田さんが隠れSだって最初からニオイで分かってましたよ。自分がドMだから、分かるんです」
「嗅ぐな」
「あたしとしてはショックだよ……さいぞーは完全にMだと思ってた。今までアレを引き出せなかったどころか、見抜くことすらできてなかったなんて……」
「いいんじゃない? 莉子ちゃんの前ではM、僕に対してはSなんだよ、きっと」
「MとかSとかじゃなく、ただただお前がムカつくからそれなりの扱いをしたってだけの話」
「それでも僕は一向に構いませんけどね♡ だいたい、あの魔王を召喚したのは僕じゃなくて莉子ちゃんだよ。ほら、君のあの潮吹き……あれがきっかけだったんだから」
「ゔぁ……それ言わないでぇ」
あたしが恥ずかしさのあまり顔を覆うと、才造が少し不服そうにブツブツ言い出した。
「それ言ったら、俺だって今まで莉子に吹かせるなんてできなかったのに……」
「それもいいじゃないですか。これからたくさん吹かせてあげたら。良かったら、またお手伝いしますよ」
「もういい……こんなことは1回きりで……」
「本当にいいんですか? まだやっていないことがたくさんありますよ。さいぞーさんの穴も開発してませんし」
「しなくていい」
才造の塩反応にも、累くんはクスクス笑った。
「あと、コスプレ……他のパターンもやってみたくないですか? あれ、良かったですよねぇ」
「え~……」
その点に関しては、あたしの方が消極的だった。だって、超恥ずかしかったんだもん。でも意外なことに、そこは才造には好感触だったらしい。
「……まぁ、エロナースは普通に良かった」
「ですよねぇ? 莉子ちゃん、ああいうの異常なほど似合いますね。他の衣装も着てほしいな……メイド服とか」
「メイドか……それより制服とかの方がいい」
「それもいいですねぇ」
「なんでそんなとこで意気投合してんの?」
累くんがまたアハハと笑った。
「まぁ、コスプレならお二人でもできますからね。僕もお邪魔をするつもりはありませんし……また、マンネリしてスパイスが必要になったら呼んでください。その時は喜んで協力します。僕、フリーランスみたいな感じでやって行こうかな」
この人はまたよく分からんことを言い出した。
「この場合のフリーランスて何?」
「夜の生活コンサルタント、とか? カウンセリングだけでもOK、オプションで実演講習可、みたいなね」
「桃に手伝ってもらえば?」
「それいいね」
そんな冗談を言って屈託なく笑う累くん。でも、その明るさが彼の本心なのかというと――そんなことはない気がした。
先ほど、尽き果てた直後の彼の表情があたしの脳裏に浮かんだ。捨てられた子犬のようなすがりつく瞳。そこに子供みたいなあどけなさを感じ、あたしはふと数年前を思い出した。あの頃も、肌を重ね合わせながら彼は時折寂しそうな表情を見せることがあった。
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