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誕生日2

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長嶺は持っていたカードキーでドアを開けると美咲に手を差し出す。

「さぁ、おいで?」

まるで魔法にかかったように長嶺に惹き寄せられる。手を取ると部屋へ引き込まれた。

「ここに座って?水でも飲む?」

ソファーに座ると冷蔵庫からミネラルウォーターを持ってきてくれた。

「ありがとう・・ごさいます。」

「うん。」

美咲の隣に座りスーツの上着を脱いで少しネクタイを緩めると視線を感じる。

「どうしたの俺の事そんなに見つめて。」

美咲の頬に手を添える。

「ご、ごめんなさい。・・今の仕草が色っぽいなって思って・・。」

美咲の言葉に一瞬目を瞬かせた。

「俺が?嬉しいけど、美咲の方が色っぽいよ?潤んだ瞳も紅潮した頬も全部が。」

「そ、そんな事・・。」

つい恥ずかしくて視線をそらしてしまう。

「美咲?こっち向いて?」

「は・い。」

長嶺の言葉には逆らえなかった。二人視線が絡み合う。

「んっ・・・。」

長嶺が唇を掠め取る。

「・・舌出して?そう。いい子だね?」

舌を絡ませながら深い口づけをする。

「はぁ・・・んっ・・。ながみね・・さ」

弱い所を舌でなぞられる度に甘い吐息がもれる。
その間も器用に美咲のスーツの上着を脱がすと、シャツのボタンを外す。
しなやかな手がそっとシャツを脱がし下着のホックを外した。

「あっ・・・。やっ・・。」

思わず手で隠そうとするが長嶺にやんわりと遮られる。

「大丈夫。」

首筋に舌を這わせると、胸の敏感な所を刺激される。 

「んっ・・。あっ、ながみねさんっ。」

「良いよ?素直に俺を感じて?」

首筋から胸元に赤い華を付けていく。

「ふぁ・・。」

思わず長嶺の首元に縋り付く。

「美咲?可愛いよ?」

もう一度口づける。

「んっ・・。はっ・・。」

唇を離すと美咲の瞳を見つめた。

「ベッドに行こうか?」

「っつ・・なが・みねさん。」

思わずワイシャツを握り締めた。そんな美咲の額にキスをすると抱き抱えてベッドにおろした。

「優しくする。綺麗だよ美咲。」

「長嶺さん・・。」

「雅也だ。ねぇ、呼んで?」

「まさや・・さん・。」

「うん。もっと呼んで?」

耳元で甘く囁かれると身体がゾクリとする。

「あっ・。」

思わず溢れてしまった声を我慢する。

「声、我慢しないで?可愛い声聞かせて?」

手首を優しく押さえつけられる。

「やっ、恥ずかしい・・。」

「可愛い。俺に可愛い所沢山見せて?」

「まさや、さんっ。」

「うん。」

胸を軽く噛まれると甘い快感が身体を震わせた。
長嶺の手が太ももの内側をなぞり一番敏感な所をなで上げる。

「あぁ、、、。だめっ、雅也さんっ。」

「どうして?身体はこんなに正直なのに。ほら。」

「やっ・・。」

長嶺に触られる度に身体中に電気が走ったように反応する。もう、何も考えられずに長嶺に抱き縋った。
どんどん長嶺に熱を高められる。

「雅也さんっ。身体・・変なのっ。おかしくなっちゃう。」

「大丈夫。そのまま俺に身体を預けて?」

「あっ。いやっ!んっ~~。」

全身から力が抜ける。息が絶え絶えで涙で瞳が濡れていた。
長嶺は瞼にキスをする。

「上手にイケたね?可愛いよ?」

口づけを交わすと容易に熱を高められる。

「まさやさんっ。だめっ、また・・。」

「良いんだよ?沢山俺を感じて?」

「あぁ・・。またっおかしくなっちゃうっ。」

「好きなだけイッテいいよ?もっともっと俺で感じて?」

「やっ・・まさや・・さ・ん」

涙に濡れた瞳で見つめられると、長嶺もゾクリとする。

「っつ。みさきっ。俺も美咲が欲しいっ。今すぐにっ!」

「雅也・・さん。」

「力を抜いて?」

ゆっくりと腰を沈める。

「ふっ・・。」

「大丈夫だよ?大丈夫。」

「まさやさんっ・・。」

「痛い?辞めてあげたいけど辞められない。ごめん。」

「あっ・・。まさや・・さ」

「美咲?凄いよ?俺に甘えるみたいに締め付けてるよ?」

「やっ・・。違っ・・。」

「違わないよ?俺を求めてくれてありがとう。大丈夫?まだ痛い?」

長嶺が美咲に口づけると、美咲の頬に触れ涙を拭う。
それでも、ユックリと揺さぶると縋り付いてきた。

「みさきっ。愛してるよ?」

「まさや・・さんっ。私もっ。あぁーー。んっ。」

何度も何度も長嶺に高められる。

「はっ・・もう無理っ。これ以上は壊れちゃうっ。」

長嶺は美咲に口づけると。

「無理させてごめん?でも、俺も止められないっ。」

「まさやさ・・ん。だめっ!また・・。やっあぁ~~。」

ぐったりとしていると優しく頬を撫でてくれる。

「・・・大丈夫?」

「雅也さん・・。」

優しく抱きしめられて心から安心する。
こんなにも人の体温を感じる事が幸せな事なんだと長嶺に教えられた。
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