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異なる歴史の二つの世界
第六話:異世界初のモンスター
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焚き火はモンスターを近付かせない効果があるんじゃなかったのか……。
話が違うとサクヤ様に文句の一つでも言ってやりたいが、それを許さない緊張が走る。
モンスターは暗闇の中、未だ姿を現してはいない。
サクヤ様も、モンスターが近付いていることは察知したらしいが、どの方角にいるか分からず周囲を見回していた。
物音を立てず、辺りを警戒する。
静かな夜だ。焚き火の中に入れた木の枝がたまに『パキッ』と燃える時に割れた音を立てるくらいしか音は聞こえない。
月明かりしかない草原の中じゃ、周りは全く見えないよな……。
そう思って、ふと夜空を見上げた。
夜空には月と星と……何かが宙にフワフワと浮いている影が見える。
えっ、モンスターって、あれなんじゃ……?
そう思った瞬間、心臓が飛び出しそうになる。
「サクヤ様、あれ!」
指差した空に向かって、サクヤ様は即座に槍を向けた。
「……ん? あれはもしかして……」
サクヤ様は槍の構えを解く。
「ねえ、ユウキ。あんた、スマホ持ってない?」
……はい?
なぜこんな時にスマホ?
「えっ、いや、持ってますけど?」
「じゃあさ、ライト機能あるでしょ? ライト点けてあいつ照らしてみてよ」
あっ、なるほどな。
この世界では通信や電話は使えないからスマホを使うっていう発想がなかった。
そうだ。スマホにライト機能あるじゃん。
俺はスマホをポケットから取り出し、ライトを点けて空を照らした。
すぐさま、空に浮かんでいた奴が正体を現す。
「えっ、傘?」
空には、傘が一本フワフワと浮いていた。
ただよく見ると、傘には柄の部分はなく、代わりに立派な1本の足が生えている。
「あれは、からかさ小僧だわ」
「からかさ小僧?」
「かなり低級のモンスターよ。はっきり言って弱い。多分あんたでも素手で倒せるレベルのモンスターよ」
えっ、なんだそれ。俺が素手で倒せるって、めちゃくちゃ弱いじゃないか。
なんだ、緊張して損した。
サクヤ様は続けた。
「ただね、厄介なのは、あいつが現れると、次の日その辺一帯は雨になることが多いのよ。私たち、傘持ってない……」
明日は箱根越えだと言っていた。
雨の中傘も差さず歩いて行くのは苦行の何物でもない。
「あいつを倒して、傘代わりに出来ないですかね?」
半分冗談だ。
あいつの立派な足を持って傘を差すなんてこと、本気で出来るとは思っていない。
素手で倒せると聞いて、冗談が言えるくらいまでの緊張は解れていた。
「あいつは生地の部分に目があって、そこを破かないと倒せないから、倒すと傘として使えなくなるのよね……」
宙に浮いているからかさ小僧をよく見て見ると、確かに生地の部分に丸い大きな目が一つだけ付いていた。
サクヤ様はモンスターと言っているけど、あれは日本古来から伝承されてる妖怪というやつなんじゃないだろうか?
妖怪に詳しい訳じゃないけど、あんな姿の妖怪をどこかで見聞きしたことがある。
「ここが神社だったら私がお祓いして、あいつをただの傘にすることができるんだけど……あっ、いいこと思い付いたわ!」
突然何かを閃いたサクヤ様は続けた。
「ユウキ、あいつに今日覚えた魔法を使ってみて!」
「えっ、魔力を奪う魔法ですか?」
「そうよ!」
何やら分からないが、サクヤ様の指示どおり、宙に浮いているからかさ小僧に魔法を使ってみる。
辺りは暗闇のため、黒いモヤは見えないが、からかさ小僧から黒いモヤが噴出して俺の体に入ったように感じた。
「しかしサクヤ様、これに何の効果が……」
そう質問した次の瞬間、宙に浮いていたからかさ小僧は横向きに地上に落下し、パスッと軽い音を立てた。
「モンスターは、魔力がゼロになると、元の姿に戻るのよ。あんたがからかさ小僧の魔力を全部吸い取ったから、からかさ小僧は元の、ただの傘に戻ったのよ」
そう言って槍を置き、からかさ小僧に近付いてそれを拾い上げた。
さっきまで立派な足が生えていた部分は、ただの棒に変化している。生地にあった大きな目も無くなっていた。
確かに、ただの傘のようだ。
「それ、大丈夫なんですか?」
そう聞くと、サクヤ様は傘を広げた。
「ええ、穴も空いてないし、問題ないわ」
いや、聞きたかったのは傘として使えるかどうかではない。
モンスターに戻って突然襲ってこないかを聞いたのだが……。
しかし、機嫌良さそうに傘をチェックしているサクヤ様を見て、モンスターに戻って襲ってくることはないのだと察した。
モンスターは魔力がなくなると元の姿に戻る……か。
「サクヤ様、俺の魔法ってもしかして、対モンスター戦だとかなり有効な攻撃魔法なんじゃないですか?」
サクヤ様は、傘をチェックしながら平然と返事する。
「そんなことないわ。あんたの魔法が攻撃として有効なのは、からかさ小僧みたいな魔力が低い弱小モンスターだけよ。ちょっとでも魔力の強いモンスターに使ったら、あんたの魔力許容なんてすぐに越えて魔人になってしまうんだから」
からかさ小僧は俺でも素手で倒せるとサクヤ様は言っていた。
そんな、素手で倒せるようなモンスターだけしか有効じゃないなんて……。
「やっぱ、使えねー魔法だな……」
そう呟き、座り込んで先ほどサクヤ様から渡されたパンを噛った。
味は何もしない。ただ、空腹を満たすだけの固いパンだ。
空を見上げると、やけに星が綺麗に見えた。
「まっ、どーでもいいか」
どうせもうすぐオサラバする世界だ。
元の世界に帰ったら魔法なんて使えないだろうし、そんなもので気を落とすのもバカらしい。
パンを食べ終えた俺は、仰向けに寝転がり夜空を眺めていたが、いつしか眠りについていた。
話が違うとサクヤ様に文句の一つでも言ってやりたいが、それを許さない緊張が走る。
モンスターは暗闇の中、未だ姿を現してはいない。
サクヤ様も、モンスターが近付いていることは察知したらしいが、どの方角にいるか分からず周囲を見回していた。
物音を立てず、辺りを警戒する。
静かな夜だ。焚き火の中に入れた木の枝がたまに『パキッ』と燃える時に割れた音を立てるくらいしか音は聞こえない。
月明かりしかない草原の中じゃ、周りは全く見えないよな……。
そう思って、ふと夜空を見上げた。
夜空には月と星と……何かが宙にフワフワと浮いている影が見える。
えっ、モンスターって、あれなんじゃ……?
そう思った瞬間、心臓が飛び出しそうになる。
「サクヤ様、あれ!」
指差した空に向かって、サクヤ様は即座に槍を向けた。
「……ん? あれはもしかして……」
サクヤ様は槍の構えを解く。
「ねえ、ユウキ。あんた、スマホ持ってない?」
……はい?
なぜこんな時にスマホ?
「えっ、いや、持ってますけど?」
「じゃあさ、ライト機能あるでしょ? ライト点けてあいつ照らしてみてよ」
あっ、なるほどな。
この世界では通信や電話は使えないからスマホを使うっていう発想がなかった。
そうだ。スマホにライト機能あるじゃん。
俺はスマホをポケットから取り出し、ライトを点けて空を照らした。
すぐさま、空に浮かんでいた奴が正体を現す。
「えっ、傘?」
空には、傘が一本フワフワと浮いていた。
ただよく見ると、傘には柄の部分はなく、代わりに立派な1本の足が生えている。
「あれは、からかさ小僧だわ」
「からかさ小僧?」
「かなり低級のモンスターよ。はっきり言って弱い。多分あんたでも素手で倒せるレベルのモンスターよ」
えっ、なんだそれ。俺が素手で倒せるって、めちゃくちゃ弱いじゃないか。
なんだ、緊張して損した。
サクヤ様は続けた。
「ただね、厄介なのは、あいつが現れると、次の日その辺一帯は雨になることが多いのよ。私たち、傘持ってない……」
明日は箱根越えだと言っていた。
雨の中傘も差さず歩いて行くのは苦行の何物でもない。
「あいつを倒して、傘代わりに出来ないですかね?」
半分冗談だ。
あいつの立派な足を持って傘を差すなんてこと、本気で出来るとは思っていない。
素手で倒せると聞いて、冗談が言えるくらいまでの緊張は解れていた。
「あいつは生地の部分に目があって、そこを破かないと倒せないから、倒すと傘として使えなくなるのよね……」
宙に浮いているからかさ小僧をよく見て見ると、確かに生地の部分に丸い大きな目が一つだけ付いていた。
サクヤ様はモンスターと言っているけど、あれは日本古来から伝承されてる妖怪というやつなんじゃないだろうか?
妖怪に詳しい訳じゃないけど、あんな姿の妖怪をどこかで見聞きしたことがある。
「ここが神社だったら私がお祓いして、あいつをただの傘にすることができるんだけど……あっ、いいこと思い付いたわ!」
突然何かを閃いたサクヤ様は続けた。
「ユウキ、あいつに今日覚えた魔法を使ってみて!」
「えっ、魔力を奪う魔法ですか?」
「そうよ!」
何やら分からないが、サクヤ様の指示どおり、宙に浮いているからかさ小僧に魔法を使ってみる。
辺りは暗闇のため、黒いモヤは見えないが、からかさ小僧から黒いモヤが噴出して俺の体に入ったように感じた。
「しかしサクヤ様、これに何の効果が……」
そう質問した次の瞬間、宙に浮いていたからかさ小僧は横向きに地上に落下し、パスッと軽い音を立てた。
「モンスターは、魔力がゼロになると、元の姿に戻るのよ。あんたがからかさ小僧の魔力を全部吸い取ったから、からかさ小僧は元の、ただの傘に戻ったのよ」
そう言って槍を置き、からかさ小僧に近付いてそれを拾い上げた。
さっきまで立派な足が生えていた部分は、ただの棒に変化している。生地にあった大きな目も無くなっていた。
確かに、ただの傘のようだ。
「それ、大丈夫なんですか?」
そう聞くと、サクヤ様は傘を広げた。
「ええ、穴も空いてないし、問題ないわ」
いや、聞きたかったのは傘として使えるかどうかではない。
モンスターに戻って突然襲ってこないかを聞いたのだが……。
しかし、機嫌良さそうに傘をチェックしているサクヤ様を見て、モンスターに戻って襲ってくることはないのだと察した。
モンスターは魔力がなくなると元の姿に戻る……か。
「サクヤ様、俺の魔法ってもしかして、対モンスター戦だとかなり有効な攻撃魔法なんじゃないですか?」
サクヤ様は、傘をチェックしながら平然と返事する。
「そんなことないわ。あんたの魔法が攻撃として有効なのは、からかさ小僧みたいな魔力が低い弱小モンスターだけよ。ちょっとでも魔力の強いモンスターに使ったら、あんたの魔力許容なんてすぐに越えて魔人になってしまうんだから」
からかさ小僧は俺でも素手で倒せるとサクヤ様は言っていた。
そんな、素手で倒せるようなモンスターだけしか有効じゃないなんて……。
「やっぱ、使えねー魔法だな……」
そう呟き、座り込んで先ほどサクヤ様から渡されたパンを噛った。
味は何もしない。ただ、空腹を満たすだけの固いパンだ。
空を見上げると、やけに星が綺麗に見えた。
「まっ、どーでもいいか」
どうせもうすぐオサラバする世界だ。
元の世界に帰ったら魔法なんて使えないだろうし、そんなもので気を落とすのもバカらしい。
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