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17 【青】々した草との攻防戦
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町から戻った数日後、家の中は家政夫ラウリによって、さらなる進化を遂げる――!
ホコリが積もり曇っていた床は飴色の床へと変化し、余ったワックスは窓の木の枠や棚にも使われ、家の中は引っ越したばかりの家のように輝いていた。
そして、私のお気に入りとなったピコピコ竜たんは寝室に取り付けられた棚の上に飾られた。
たまにピコピコと鳴らして癒されている私。
買って大正解、やっぱり買ったのは間違いじゃなかった。いい買い物をした自分を褒めてあげたい。
染料が入っている鍋をかきまぜながら一人うなずく。
染料色は黒。布を染めている作業をしている最中だった。
ラウリはなにをするのか、近くの農場へ行ってもらってきた金色の麦わらの束を手にしている。
その麦わらの束は屋根がある薪小屋前に山積みになっていたけれど、王都育ちの私はそんなたくさんの麦わらを見たことがなかったから、ちょっと驚いた。
ラウリも使い慣れていなかったのか、しばらくそのままになっていた。
ようやく今日、その大量の麦わらを使うらしく、なにをするのか眺めていると、ラウリは家の中から椅子を持ってきて分解する。
椅子のカバーを取り外し、クッションになっていた古い藁を取り除くと新しい藁を入れ直し、また布を被せて鋲を打つ。背もたれを手で押さえて確認している姿は家具職人さながらで、もうプロにしか見えない。
「とうとう家具の補修にまで……」
ラウリの家政夫としての能力はとどまるところを知らない。
常に限界を超えていくというか、完璧すぎるいうか――そんな彼を見守る私は布を黒く染める作業を淡々と続けている。
作業が終わるとそこを離れ、しばらく布を漬け込んで置く。
その間に他の液に漬け込んであった布を一枚一枚取り出して清浄な井戸水で洗った。この布達はルチアさんの店に出すもので、カラフルな色ばかり。
水で洗い終わった後は庭のランドリーロープに一枚ずつかけて干す。
布は隅々にまで色が入り、ムラもなく美しく染まっている。
庭にはそんな色とりどりの布がはたはたと音をたてながら、風に吹かれていた。
普通の布も美しいけど、緑深い森に吹き渡る風は術をより精度の高いものへと変えてくれる。
その事にここへ来てから気づいた。
王都で染めていた時よりずっと質のいい色に染めることができている。
色とりどりの布がはためく光景が気に入ったのか、ラウリは時折、手を止めて眩しそうに目を細め、布を眺めていた。
眺めるラウリの瞳は太陽の下で彼からもらった鱗と同じ黒曜石の色を放つ不思議な色をしている。何度も鱗を眺めたから、私の目にラウリの色が目に焼き付いていた。
自分の虹色の瞳が特別だって思っていたけど、ラウリの黒曜石色の瞳のほうがずっと特別に感じて、今はあまり気にならなくなっていた。
「町に行く時、黒マントをやめていいかも……」
私の虹色の瞳なんてラウリに比べたら、平凡に見えるし、もしかしたらマリエッタが私に興味を持ってくれて、友達になろうなんて言われちゃったらっ……!
「友達だなんてっ……! どうしよおおおー!」
「珍しく玄関を掃除するのはいいが、乱暴に扱って箒を折るなよ」
そんな力を入れたつもりはなかったけど、勢いよく掃いたせいか、箒の穂先が数本抜け落ちていた。
たまにはラウリの手伝いをと思って掃除をしたのにそれが裏目に出てしまう私
しょんぼりしながら家の中に入ると、台所にいるラウリがレモンの切れ端を手にしていた。
あれはちょっとした生活の知恵!
私は幾度となく、ラウリの手元を見てきたから、すでにそれを知識として知っている。
レモンでまな板を洗ったり、コップを洗ったりと、レモンの切れ端すら無駄にしないで使用する世界に優しいエコな家政夫ラウリ。
食器を洗い流すのを手伝おうと隣に立つと、ラウリはさりげなく高い食器を私から離して、安い食器をスッと私の手元に置いた。
まるで子供のお手伝い状態で、納得いかない気分だったけど、黙々と洗った。
「アリーチェ、熱でもあるのか? 皿を洗うのを初めて見たんだが……」
「なに言っているんですか。お皿くらい洗えるんですよ。水が冷たくて気持ちいいですね」
私だってやればできるんですからと、ラウリに得意顔をして見せた。
私の皿洗いにラウリは首を傾げていたけど、そんなに不思議がることのほどでもない。
私が一人だった時はちゃんと皿を洗って……えっと、まとめて洗っていたんだし。
「……そうか?」
そうそうっと首を勢いよく振った。
今となっては一人でちゃんとやれていたとは言い難いけど、ラウリのおかげで前より家事の知識はついたと思う。
皿洗いが終わったラウリは家の横にある畑へと行く。食生活向上のため、とうとうラウリは本格的に畑まで始めた。
家事だけでなく、畑の才能まであるのか、ラウリの畑は等間隔に作物が植えられた整った畑で、雑草らしい雑草すら見当たらない。すでに若い青菜が土の中から顔を覗かせている。
それに比べ、染料の素材となる草を育てている私の畑はモシャモシャで雑然とし、どこになにが植えてあるか私だけがわかる謎の畑へと今ももっさり成長中。
自由気ままに繁殖するモシャモシャ畑はラウリの畑に近づきそうになると、草刈り鎌で容赦なく狩られてしまう。
ラウリに雑草畑呼ばわりされ、ちょっとでも近づけば浄化するとまで言われて脅されている。
私の畑を更地にしようとするなんて、なんて恐ろしいオブシディアンドラゴンだろうか。
竜の力によって(草刈り)草一本残さず、消滅するところだった私の畑は大事な染料となる素材達だからと説明すると、理解は得られ、なんとか生き延びた。
「畑のモシャモシャ感を減らして、恐ろしい竜から大事な畑を守護しなくちゃ!」
私の守りの力(草むしり)を発動するべく、木の蔓で編んだ籠を手に畑に出て行くと、ラウリは今日の夕食用なのか、間引いた青菜を摘んでいる。スープかサラダになるのか、それとも燻製肉と一緒に炒めるのか。
ぼうっとラウリの畑仕事を眺めていると、バサバサッと鳥達のはばたく音が聞こえ、森が騒がしくなった。
なにが起きたのか、荒々しい馬のひづめの音が近づいてくる。
「もしかして、お客様……?」
「乱暴な客だな」
ラウリは畑作業の手を止め、険しい顔で手袋をとった。
「よからぬ奴か」
「いえ……たぶん、これは……」
馬のひづめの音に混じる甲冑の音。私のもとへやって来るお客様で甲冑を着るような立場の人間を従えることができるのはただ一人だけ。
森の小道の土をえぐり、小石を弾き、荒々しく家の庭までやって来た一団は馬の上から私達を見下ろした。
ホコリが積もり曇っていた床は飴色の床へと変化し、余ったワックスは窓の木の枠や棚にも使われ、家の中は引っ越したばかりの家のように輝いていた。
そして、私のお気に入りとなったピコピコ竜たんは寝室に取り付けられた棚の上に飾られた。
たまにピコピコと鳴らして癒されている私。
買って大正解、やっぱり買ったのは間違いじゃなかった。いい買い物をした自分を褒めてあげたい。
染料が入っている鍋をかきまぜながら一人うなずく。
染料色は黒。布を染めている作業をしている最中だった。
ラウリはなにをするのか、近くの農場へ行ってもらってきた金色の麦わらの束を手にしている。
その麦わらの束は屋根がある薪小屋前に山積みになっていたけれど、王都育ちの私はそんなたくさんの麦わらを見たことがなかったから、ちょっと驚いた。
ラウリも使い慣れていなかったのか、しばらくそのままになっていた。
ようやく今日、その大量の麦わらを使うらしく、なにをするのか眺めていると、ラウリは家の中から椅子を持ってきて分解する。
椅子のカバーを取り外し、クッションになっていた古い藁を取り除くと新しい藁を入れ直し、また布を被せて鋲を打つ。背もたれを手で押さえて確認している姿は家具職人さながらで、もうプロにしか見えない。
「とうとう家具の補修にまで……」
ラウリの家政夫としての能力はとどまるところを知らない。
常に限界を超えていくというか、完璧すぎるいうか――そんな彼を見守る私は布を黒く染める作業を淡々と続けている。
作業が終わるとそこを離れ、しばらく布を漬け込んで置く。
その間に他の液に漬け込んであった布を一枚一枚取り出して清浄な井戸水で洗った。この布達はルチアさんの店に出すもので、カラフルな色ばかり。
水で洗い終わった後は庭のランドリーロープに一枚ずつかけて干す。
布は隅々にまで色が入り、ムラもなく美しく染まっている。
庭にはそんな色とりどりの布がはたはたと音をたてながら、風に吹かれていた。
普通の布も美しいけど、緑深い森に吹き渡る風は術をより精度の高いものへと変えてくれる。
その事にここへ来てから気づいた。
王都で染めていた時よりずっと質のいい色に染めることができている。
色とりどりの布がはためく光景が気に入ったのか、ラウリは時折、手を止めて眩しそうに目を細め、布を眺めていた。
眺めるラウリの瞳は太陽の下で彼からもらった鱗と同じ黒曜石の色を放つ不思議な色をしている。何度も鱗を眺めたから、私の目にラウリの色が目に焼き付いていた。
自分の虹色の瞳が特別だって思っていたけど、ラウリの黒曜石色の瞳のほうがずっと特別に感じて、今はあまり気にならなくなっていた。
「町に行く時、黒マントをやめていいかも……」
私の虹色の瞳なんてラウリに比べたら、平凡に見えるし、もしかしたらマリエッタが私に興味を持ってくれて、友達になろうなんて言われちゃったらっ……!
「友達だなんてっ……! どうしよおおおー!」
「珍しく玄関を掃除するのはいいが、乱暴に扱って箒を折るなよ」
そんな力を入れたつもりはなかったけど、勢いよく掃いたせいか、箒の穂先が数本抜け落ちていた。
たまにはラウリの手伝いをと思って掃除をしたのにそれが裏目に出てしまう私
しょんぼりしながら家の中に入ると、台所にいるラウリがレモンの切れ端を手にしていた。
あれはちょっとした生活の知恵!
私は幾度となく、ラウリの手元を見てきたから、すでにそれを知識として知っている。
レモンでまな板を洗ったり、コップを洗ったりと、レモンの切れ端すら無駄にしないで使用する世界に優しいエコな家政夫ラウリ。
食器を洗い流すのを手伝おうと隣に立つと、ラウリはさりげなく高い食器を私から離して、安い食器をスッと私の手元に置いた。
まるで子供のお手伝い状態で、納得いかない気分だったけど、黙々と洗った。
「アリーチェ、熱でもあるのか? 皿を洗うのを初めて見たんだが……」
「なに言っているんですか。お皿くらい洗えるんですよ。水が冷たくて気持ちいいですね」
私だってやればできるんですからと、ラウリに得意顔をして見せた。
私の皿洗いにラウリは首を傾げていたけど、そんなに不思議がることのほどでもない。
私が一人だった時はちゃんと皿を洗って……えっと、まとめて洗っていたんだし。
「……そうか?」
そうそうっと首を勢いよく振った。
今となっては一人でちゃんとやれていたとは言い難いけど、ラウリのおかげで前より家事の知識はついたと思う。
皿洗いが終わったラウリは家の横にある畑へと行く。食生活向上のため、とうとうラウリは本格的に畑まで始めた。
家事だけでなく、畑の才能まであるのか、ラウリの畑は等間隔に作物が植えられた整った畑で、雑草らしい雑草すら見当たらない。すでに若い青菜が土の中から顔を覗かせている。
それに比べ、染料の素材となる草を育てている私の畑はモシャモシャで雑然とし、どこになにが植えてあるか私だけがわかる謎の畑へと今ももっさり成長中。
自由気ままに繁殖するモシャモシャ畑はラウリの畑に近づきそうになると、草刈り鎌で容赦なく狩られてしまう。
ラウリに雑草畑呼ばわりされ、ちょっとでも近づけば浄化するとまで言われて脅されている。
私の畑を更地にしようとするなんて、なんて恐ろしいオブシディアンドラゴンだろうか。
竜の力によって(草刈り)草一本残さず、消滅するところだった私の畑は大事な染料となる素材達だからと説明すると、理解は得られ、なんとか生き延びた。
「畑のモシャモシャ感を減らして、恐ろしい竜から大事な畑を守護しなくちゃ!」
私の守りの力(草むしり)を発動するべく、木の蔓で編んだ籠を手に畑に出て行くと、ラウリは今日の夕食用なのか、間引いた青菜を摘んでいる。スープかサラダになるのか、それとも燻製肉と一緒に炒めるのか。
ぼうっとラウリの畑仕事を眺めていると、バサバサッと鳥達のはばたく音が聞こえ、森が騒がしくなった。
なにが起きたのか、荒々しい馬のひづめの音が近づいてくる。
「もしかして、お客様……?」
「乱暴な客だな」
ラウリは畑作業の手を止め、険しい顔で手袋をとった。
「よからぬ奴か」
「いえ……たぶん、これは……」
馬のひづめの音に混じる甲冑の音。私のもとへやって来るお客様で甲冑を着るような立場の人間を従えることができるのはただ一人だけ。
森の小道の土をえぐり、小石を弾き、荒々しく家の庭までやって来た一団は馬の上から私達を見下ろした。
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