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第五話 憧れの女学生らいふ~季節外れの雪と溶けない氷~
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雪女のユキが滞在すること数日間。
ユキが『千年屋』の前を足どり軽く通り過ぎていく姿を何度か見かけた。
一之森神社の居候となって暮らしているらしいが、富夕さんや太郎とはうまくやっているのだろうか。
ユキの力はそれなりにあるらしく、女学生のように見えているが、日に日に幼くなっているような気がしているのは俺の気のせいではないと思う。
「あれは大丈夫なのか……?」
俺も一応、気にかけている。
店を連日開けてしまうくらいには気にしていた。
「熱心でなにより」
一番気にしなければならない奴がのんきに菓子が出来上がるのを待っている。
それも朝早くからだ。
俺が店を開けていると有浄の機嫌がいい。
有浄は蒸しあがったばかりの黒糖饅頭をひょいっと手に取って少し冷ますと口に入れた。
「蒸し饅頭は出来立てに限る。熱々の黒糖饅頭はやっぱりうまいな」
うるせーよ。
なにが出来立てに限るだ。
「今食べたやつもお代に入れておくからな」
「これは黒糖の味がしっかりとしているね」
「わかるか」
沖縄産の質のいい黒砂糖が手に入ったと仕入れ業者に言われ、誘惑に負け購入してしまったのが運のつき。
黒糖饅頭を作るしかなくなった。
次の饅頭が蒸し上がった。
木の蒸籠の蓋をとるとふわっと白い湯気が立ち込める。
蒸しあがったばかりの黒糖饅頭を店に運ぶ。
この黒糖饅頭は冷めてもうまいように作った。
生地はもっちりとして、食べるとコクのある黒砂糖の味が仄かに口の中に残る。
あんは口当たりのいいこしあんで甘さは控えめ。
いくつでも食べられると評判の黒糖饅頭だ。
「それじゃ、箱に黒糖饅頭を詰めてくれよ。五箱頼む」
「冷めたらな。五箱もどこに持っていくつもりなんだ?」
「今日、会うのは人気画家の藤仙涼慎先生だよ。掛け軸の話をしたら、興味を持たれてね。絵を引き取ると言われたから、それを渡しに行くんだ」
ああ、そう言えば前にそんなことを言っていたなと俺はうなずいた。
「安海も一緒に行くよ」
なに確定してんだよ。
そこはちゃんと俺の意思を聞けよ。
俺はまだ返事をしていない。
それに店もある。
「いや、俺は遠慮しておく……」
「えー! 会いたーい!」
風鈴の音をかき消すくらいの大音量。
懸命にチリンと音を鳴らす風鈴に謝れ。
兎々子とユキが店の前にいた。
いつの間に買ったのかお揃いの和傘をさしていた。
雨がしとしとと降り、昨日よりは涼しいせいかユキは元気そうに見えた。
「いいよ。けど、先生は扱いの難しい方だからなー。気に入っている和菓子屋の店主が和菓子と一緒にやってきたら、サインくらいはくれるかもしれないけどね」
「藤仙先生のサイン!? 欲しいっ! ユキちゃんも欲しいよね?」
「うん……ほしい……」
「お願い。安海ちゃん」
「お願いします」
兎々子とユキが胸の前に手を組み、きらきらとした目で俺を見てくる。
どこからその情熱はやってくるんだ?
別に会わなくてもいいと俺は思うのだが、二人は違うらしい。
有浄め。
俺が断れないようにもっていったな!?
有浄は笑っている。
「わかった……。ただし、長居はしない。今日作った菓子を売りきらないといけないからな」
「ユキちゃん、やったねー!」
「はいっ!」
雪女まで虜にしてしまう人気画家藤仙涼慎とはいったいどんな人物なのだろう。
「いやー。よかったよ」
ぽんっと俺の肩を有浄が叩いてきた。
全然よくねーよ。
営業妨害もいいところだ。
「黒糖饅頭は二箱が先生、三箱は神社に持って帰る分だから、今は二箱だけ包んでくれ」
「俺は三箱の行方のほうが気になるんだが」
「俺も大変なんだよ。一之森神社の平和を守るために手土産は絶対に必要なんだ」
どうやらまだ太郎と富夕さんは和解してないようだ。
せっかく商品を揃えたというのに『千年屋』はなにをしているんだろうと近所の人は思うだろう。
気まぐれにもほどがある。
どんな店主だよとまた噂になってしまうかもしれない。
「少し遠いから市電に乗ろうか」
「市電?」
「ユキちゃんははじめて?」
「う、うん」
「日本橋の百貨店へ行く時に使うんだけど、道に電車が走っていて音が鳴って面白いの」
兎々子は何度も乗ったことがあるらしい。
洋食屋『カネオカ』のおばさんは百貨店が好きだからな。
商品を眺めているだけでも楽しいと話しているのを聞いた。
俺が黒糖饅頭を包み終えると、店から出て停留場へ向かった。
「商品があるのに店を開けないとかありえないだろ。俺になにかあったのかと近所の人が心配するかもしれないな」
それでまた説明するのもめんどうな話だ。
有浄に連れ回されましたと説明するけどな。
「安海。気にしなくていいよ。ちゃんと張り紙をはっておいたから」
「へえ? 気が利くな。どんな張り紙だよ」
「昼寝中って書いておいたよ」
「ふざけんな! (今日は)まだ昼寝してないだろ!」
また俺が怠け者だの、眠り病じゃないのかとか、言われてしまう。
「近所の人にいちいち説明しなくてすむだろう?」
「いや、まあ、それはそうなんだが」
昼寝しているというだけで受け入れられてしまう俺の存在よ。
近所での俺の評判はいったいどうなってるんだ。
「ほら、停留場だ。あそこから乗るよ」
他の平たい地面とは違い、道路から一段高く島のようになっている場所が停留場だ。
音を鳴らして近づいてくる車両が見え、兎々子がユキに説明していた。
「あれに乗るのよ。揺れも少ないし歩かなくていいから、とっても楽なの」
停留場は人が混み合っていたが、いつもより人は少なくすぐに乗ることができた。
車両の中は木目調になっており、吊り革がぶら下がっている。
田舎から出てきたばかりと思われる風呂敷包みを抱えた少女や荷物を担いだ男がよいせと掛け声をかけて座席に座る。
人が多いとはいえ、ぎゅうぎゅうのすし詰め状態までにはいかず、隙間があるだけでもありがたい。
「動いた!? 誰が動かしてるの? 馬?」
「馬じゃないわ。電気よ」
「電気……」
「電灯と同じものよ」
文明に触れたユキは感心したように兎々子の言葉にうなずいた。
兎々子は先生にでもなったような気分なのか得意顔をしていた。
「昔と全然違うのね……。人も町も」
ユキが窓の外の景色を眺めながら、そんなことを言うのが聞こえた。
建物や人を物珍しげに見るのはユキだけではない。
久しぶりに町中に出たからか、店も看板も人の服装もだいぶ変わって見えた。
電柱広告には『高品質靴クリーム』だとか、『婦人化粧品白粉缶』と書いたものが張り付けてある。
前よりも広告が増え、新しい社名を見かけるようになった。
様変わりしているのは建物や広告だけじゃない。
人もそうだ。
洋服を着ている人や車や自転車に乗っている人を見ることも珍しくなくなってきた。
田舎の方はまだほとんど変化はないようで向かいの椅子に座った赤い頬をした女の子は丈の短い綿の着物姿で、見るからに田舎から上京して来たばかりという様子だった。
その女の子はユキと同じように乗客や窓の外を楽しそうに眺めていたかと思うと、着物の袂から巾着を取り出した。
なんだろうと眺めていると透明な硝子に色が入ったおはじきで、宝物なのか大切そうにそれを一つずつ手に取っていた。
おはじきを膝の上で広げ始めたのを隣の乗客が気づき、顔をしかめた。
「次の次で降りるよ」
有浄がそう言った瞬間、事件は起きた。
停留場に止まった時の横揺れでおはじきはバラバラと膝の上からこぼれ落ち、木目の床に散らばった。
慌てて女の子が座席から立ち上がり拾おうとしたが、人の足が多すぎておはじきを拾えずにいる。
兎々子が足元のおはじきを拾い上げるのを見たユキが目を細め、床に向かってフッと息を吹きかけた。
足元だったおかげで冷たい雪を含んだ息に誰も気づかず、乗客達は突然の冷風に驚いて足を飛びあがらせた。
「ユキ」
有浄の咎める声にユキは聞こえないふりをして知らん顔していた。
足元に目がいった乗客達によっておはじきをひとつ残らず拾うことができたが、今のはなんだったんだと全員不思議そうな顔をして首をかしげていた。
次の駅に着くと俺達が逃げるようにして電車から降りたことはいうまでもない。
ユキが『千年屋』の前を足どり軽く通り過ぎていく姿を何度か見かけた。
一之森神社の居候となって暮らしているらしいが、富夕さんや太郎とはうまくやっているのだろうか。
ユキの力はそれなりにあるらしく、女学生のように見えているが、日に日に幼くなっているような気がしているのは俺の気のせいではないと思う。
「あれは大丈夫なのか……?」
俺も一応、気にかけている。
店を連日開けてしまうくらいには気にしていた。
「熱心でなにより」
一番気にしなければならない奴がのんきに菓子が出来上がるのを待っている。
それも朝早くからだ。
俺が店を開けていると有浄の機嫌がいい。
有浄は蒸しあがったばかりの黒糖饅頭をひょいっと手に取って少し冷ますと口に入れた。
「蒸し饅頭は出来立てに限る。熱々の黒糖饅頭はやっぱりうまいな」
うるせーよ。
なにが出来立てに限るだ。
「今食べたやつもお代に入れておくからな」
「これは黒糖の味がしっかりとしているね」
「わかるか」
沖縄産の質のいい黒砂糖が手に入ったと仕入れ業者に言われ、誘惑に負け購入してしまったのが運のつき。
黒糖饅頭を作るしかなくなった。
次の饅頭が蒸し上がった。
木の蒸籠の蓋をとるとふわっと白い湯気が立ち込める。
蒸しあがったばかりの黒糖饅頭を店に運ぶ。
この黒糖饅頭は冷めてもうまいように作った。
生地はもっちりとして、食べるとコクのある黒砂糖の味が仄かに口の中に残る。
あんは口当たりのいいこしあんで甘さは控えめ。
いくつでも食べられると評判の黒糖饅頭だ。
「それじゃ、箱に黒糖饅頭を詰めてくれよ。五箱頼む」
「冷めたらな。五箱もどこに持っていくつもりなんだ?」
「今日、会うのは人気画家の藤仙涼慎先生だよ。掛け軸の話をしたら、興味を持たれてね。絵を引き取ると言われたから、それを渡しに行くんだ」
ああ、そう言えば前にそんなことを言っていたなと俺はうなずいた。
「安海も一緒に行くよ」
なに確定してんだよ。
そこはちゃんと俺の意思を聞けよ。
俺はまだ返事をしていない。
それに店もある。
「いや、俺は遠慮しておく……」
「えー! 会いたーい!」
風鈴の音をかき消すくらいの大音量。
懸命にチリンと音を鳴らす風鈴に謝れ。
兎々子とユキが店の前にいた。
いつの間に買ったのかお揃いの和傘をさしていた。
雨がしとしとと降り、昨日よりは涼しいせいかユキは元気そうに見えた。
「いいよ。けど、先生は扱いの難しい方だからなー。気に入っている和菓子屋の店主が和菓子と一緒にやってきたら、サインくらいはくれるかもしれないけどね」
「藤仙先生のサイン!? 欲しいっ! ユキちゃんも欲しいよね?」
「うん……ほしい……」
「お願い。安海ちゃん」
「お願いします」
兎々子とユキが胸の前に手を組み、きらきらとした目で俺を見てくる。
どこからその情熱はやってくるんだ?
別に会わなくてもいいと俺は思うのだが、二人は違うらしい。
有浄め。
俺が断れないようにもっていったな!?
有浄は笑っている。
「わかった……。ただし、長居はしない。今日作った菓子を売りきらないといけないからな」
「ユキちゃん、やったねー!」
「はいっ!」
雪女まで虜にしてしまう人気画家藤仙涼慎とはいったいどんな人物なのだろう。
「いやー。よかったよ」
ぽんっと俺の肩を有浄が叩いてきた。
全然よくねーよ。
営業妨害もいいところだ。
「黒糖饅頭は二箱が先生、三箱は神社に持って帰る分だから、今は二箱だけ包んでくれ」
「俺は三箱の行方のほうが気になるんだが」
「俺も大変なんだよ。一之森神社の平和を守るために手土産は絶対に必要なんだ」
どうやらまだ太郎と富夕さんは和解してないようだ。
せっかく商品を揃えたというのに『千年屋』はなにをしているんだろうと近所の人は思うだろう。
気まぐれにもほどがある。
どんな店主だよとまた噂になってしまうかもしれない。
「少し遠いから市電に乗ろうか」
「市電?」
「ユキちゃんははじめて?」
「う、うん」
「日本橋の百貨店へ行く時に使うんだけど、道に電車が走っていて音が鳴って面白いの」
兎々子は何度も乗ったことがあるらしい。
洋食屋『カネオカ』のおばさんは百貨店が好きだからな。
商品を眺めているだけでも楽しいと話しているのを聞いた。
俺が黒糖饅頭を包み終えると、店から出て停留場へ向かった。
「商品があるのに店を開けないとかありえないだろ。俺になにかあったのかと近所の人が心配するかもしれないな」
それでまた説明するのもめんどうな話だ。
有浄に連れ回されましたと説明するけどな。
「安海。気にしなくていいよ。ちゃんと張り紙をはっておいたから」
「へえ? 気が利くな。どんな張り紙だよ」
「昼寝中って書いておいたよ」
「ふざけんな! (今日は)まだ昼寝してないだろ!」
また俺が怠け者だの、眠り病じゃないのかとか、言われてしまう。
「近所の人にいちいち説明しなくてすむだろう?」
「いや、まあ、それはそうなんだが」
昼寝しているというだけで受け入れられてしまう俺の存在よ。
近所での俺の評判はいったいどうなってるんだ。
「ほら、停留場だ。あそこから乗るよ」
他の平たい地面とは違い、道路から一段高く島のようになっている場所が停留場だ。
音を鳴らして近づいてくる車両が見え、兎々子がユキに説明していた。
「あれに乗るのよ。揺れも少ないし歩かなくていいから、とっても楽なの」
停留場は人が混み合っていたが、いつもより人は少なくすぐに乗ることができた。
車両の中は木目調になっており、吊り革がぶら下がっている。
田舎から出てきたばかりと思われる風呂敷包みを抱えた少女や荷物を担いだ男がよいせと掛け声をかけて座席に座る。
人が多いとはいえ、ぎゅうぎゅうのすし詰め状態までにはいかず、隙間があるだけでもありがたい。
「動いた!? 誰が動かしてるの? 馬?」
「馬じゃないわ。電気よ」
「電気……」
「電灯と同じものよ」
文明に触れたユキは感心したように兎々子の言葉にうなずいた。
兎々子は先生にでもなったような気分なのか得意顔をしていた。
「昔と全然違うのね……。人も町も」
ユキが窓の外の景色を眺めながら、そんなことを言うのが聞こえた。
建物や人を物珍しげに見るのはユキだけではない。
久しぶりに町中に出たからか、店も看板も人の服装もだいぶ変わって見えた。
電柱広告には『高品質靴クリーム』だとか、『婦人化粧品白粉缶』と書いたものが張り付けてある。
前よりも広告が増え、新しい社名を見かけるようになった。
様変わりしているのは建物や広告だけじゃない。
人もそうだ。
洋服を着ている人や車や自転車に乗っている人を見ることも珍しくなくなってきた。
田舎の方はまだほとんど変化はないようで向かいの椅子に座った赤い頬をした女の子は丈の短い綿の着物姿で、見るからに田舎から上京して来たばかりという様子だった。
その女の子はユキと同じように乗客や窓の外を楽しそうに眺めていたかと思うと、着物の袂から巾着を取り出した。
なんだろうと眺めていると透明な硝子に色が入ったおはじきで、宝物なのか大切そうにそれを一つずつ手に取っていた。
おはじきを膝の上で広げ始めたのを隣の乗客が気づき、顔をしかめた。
「次の次で降りるよ」
有浄がそう言った瞬間、事件は起きた。
停留場に止まった時の横揺れでおはじきはバラバラと膝の上からこぼれ落ち、木目の床に散らばった。
慌てて女の子が座席から立ち上がり拾おうとしたが、人の足が多すぎておはじきを拾えずにいる。
兎々子が足元のおはじきを拾い上げるのを見たユキが目を細め、床に向かってフッと息を吹きかけた。
足元だったおかげで冷たい雪を含んだ息に誰も気づかず、乗客達は突然の冷風に驚いて足を飛びあがらせた。
「ユキ」
有浄の咎める声にユキは聞こえないふりをして知らん顔していた。
足元に目がいった乗客達によっておはじきをひとつ残らず拾うことができたが、今のはなんだったんだと全員不思議そうな顔をして首をかしげていた。
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