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伯爵家クラリス編
お部屋で待機
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「あたしの村、この街からちょっと行った所にあるんだけど…」
無事に口の中のお肉を食道へと流し込み、レミが話し出す。
彼女の言うちょっとは馬車で半日の距離だった。
人によって感覚は違うね。
その村は他の地より魔力濃度が濃いらしく、薬草栽培が盛んなのだそうな。というか薬草くらいしか育てられない土地らしい。
なのでほぼ村人全員が薬草栽培をしている。
薬草は暮らしに欠かせない、特に冒険者には必須なアイテムなので、売れば金になる。なので今までそれほど暮らしに困った事はなかった。
ところがおよそ1年程前、それまで流通を任せていた商会が撤退し、新しいカーツォ商会が薬草の売買を取仕切り始めた。
なんでも薬草の流通が飽和状態になっているとかで、今までとは比べ物にならないくらい安い値段で買い叩かれた。さすがにそれではやっていけないと抗議するも、それならば買取しないと言ってくる。
他に流通経路を持っていなかった村は、渋々言われた値段で売るしかなかった。
しかしそれでは食べていけない。
新しく流通経路を模索するも、カーツォ商会が裏で手を回したらしくどこも買ってくれない。
村の薬草の管理などをしている役人に訴えるも、市場が飽和状態になっているから無理だと断られた。
なんとか窮状を打破する手立てはないかと皆で考えたが打つ手なし。とうとう食い扶持に困るようになった。
そこへカーツォ商会が出て来て、
「レミを高値買ってやろう」
という話になったのだ。
以前から気持ち悪い視線を感じていたが、その時の奴の笑顔は背筋が凍るものだったらしい。
村人は話し合った。
ここでレミを差し出せば確かに今、村は助かるがそれも一時の事。またすぐに困るようになることは目に見えている。
そうなるとまたカーツォ商会が出て来て今度は他の娘を寄越せと言ってくるに違いない。そんな事になったら売られた娘も村も救われない。
しかし現状他に手はない。
話し合いに決着がつけられない中、レミがその場に乗り込んで宣言したのだ。
「あたしを売って! そしてそのお金で村をなんとかする方法を考えて!」
と。
レミだって正直売られるのは嫌だったが、村の皆の為と腹を括ったのだ。
正直、村人の何人かはほっとした顔をしていた。それを見て胸が痛まなかった訳はない。
でも村の人達は皆レミに頭を下げた。
「申し訳ない」と謝ってくれた。
仲の良かった友達も皆泣いてくれて、仄かに想いを寄せていたあの子も悔しがってくれた。
中でも家族、父と母と弟は村から逃げ出そうかとも話してくれた。でもレミは断った。レミが行かずとも結局誰かが売られる事になるのだ。
家族は出発直前でも泣いて泣いて、顔を真っ赤にしていた。
そして大金と引き換えに、レミは売られてこの街まで来た。
そしてその道中、カーツォ商会の手下とも言える男からそれまでのカラクリを聞いてしまったのだ。
男達は村から離れると家族が泣き崩れていた光景にゲラゲラと笑い、
「会長も上手くやったもんだな」
と話し始めた。
どういう事かとレミが問うと、男達ももう隠す必要もなくなったとばかりに全て話しだしたのだ。
曰く、薬草が飽和状態になっていることは嘘。今も前までの正規の値段で取引されていると。
曰く、薬草が他の商会に売られないように圧力をかけたこと。
曰く、管理の役人もグルだったこと。薬草を売って儲けた金が役人の懐にも転がり込んでいると。
そして村を窮状に陥れ、目を付けた娘を手に入れようとしていたと。
全てを知ったレミは逃げ出そうとするも、屈強な男達に囲まれて手も足も出ない。
あの路地のとある部屋に連れ込まれそうになった時、隙をみて男の1人の股間を蹴り上げどさくさに紛れて逃げ出したのだそうな。
そしてサーガと出会った。
「ふ~ん、なるほどねぇ…」
サーガが顎をさすりつつ、何故か口角を上げる。
「う~ん、臭くなってきたなぁ…」
「え…?」
レミが思わず自分の臭いを嗅ぎだした。
「いや、お前じゃなくて」
サーガが違うと手を振る。
サーガがよしとばかりに膝を打った。
「いいぜ。お前の面倒しばらくは見てやるよ!」
「え? でも、あたしお金ない…」
「大丈夫大丈夫。当てが出来たから」
レミが首を傾げる。どういう事だろう?
「だったらベッドが2つある部屋に移動してもいいな。俺も床じゃなくてベッドで寝たいし」
言うが早いかサーガが部屋を出て行った。
「移動するぞ」
すぐに戻って来て部屋を移動する。宣言通りベッドが2つある部屋だった。
「おし。んじゃ俺はちょっと用が出来たから出かけて来る。お前は絶対にこの部屋から出るな。この部屋から出たら何かあっても俺は知らんからな」
レミがこくりと素直に頷いた。まだあの男達がレミのことを探し回っているだろう。怖くて外に出たいと思えない。
それにレミは街の地理にあまり詳しくなかった。この宿を出たら戻って来られるか自信もない。
サーガはそそくさと出て行った。暇になったレミはとりあえず寝ることにする。
「でもあたし、そんな寝惚けたのかしら?」
今まで家族にもそんなことを言われたこともない。しかも蹴り転がしたという。
試しに足を空中で蹴る真似をしてみる。
「う~ん?」
ゴロゴロとベッドで転がっていたら、いつの間にか眠ってしまっていた。
しばらくして眼を覚まし、窓から太陽の角度を見てだいたいの時間を知る。
「お昼頃かな…」
そういえばお昼などの食事はどうすればいいのだろう。
そんなことを考えた矢先、
「お~っす。昼飯持って来たぜ」
さすがは空気を読む男サーガ。
ところが昼飯を置くとまたさっさと部屋を出て行ってしまった。
「何か忙しいのかな?」
レミの話しの何が良かったのか、レミはただ首を傾げる。
その後もレミはぼーっとしたりゴロゴロしたりと過ごした。
夕飯時にまたサーガは帰って来た。
「体軽く洗いたいだろ?」
サーガの言葉に首を出来るだけ早く縦に振る。
タライ風呂ではあったがお湯で体を洗い流せるというのはとても心地よい。サーガは一応気を使って部屋の外にいた。そういう空気は読めるようである。
そんなこんなで1日が終わるという時に、
「んじゃ、俺ちょっくら出かけて来るから」
「え? もう夜なのに何処へ行くの?」
「大事な所」
にかっと悪戯小僧のように笑うと、サーガが部屋から出て行った。
折角ベッドが2つある部屋に来たと言うのに。
「ま、どうせすぐに帰ってくるでしょ」
レミは然程気にせず眠りに就いた。
昼寝しすぎたのか、夜中に目が覚めたレミ。隣のベッドを覗き込むが誰もいない。
(まだ帰ってないの?)
少し不安に思いつつ、レミは寝返りを繰り返す。
朝の光が差し込み始めても、サーガは帰ってこなかった。
「いつまで寝てんだ寝坊助」
その声でハッと目覚めるレミ。いつの間にか眠ってしまっていたらしい。そこには朝食を買ってきたのか、袋を持って立っているサーガ。
「おかしいな。農家の人って朝が早いって聞いたけど?」
「き、昨日昼寝し過ぎたせいよ!」
慌てて飛び起き、朝食にぱくついた。
朝食が終わるとまたサーガはさっさと部屋を出て行ってしまった。
することもないレミはゴロゴロしているしかなかった。
昼、夜と食事時になるとサーガは食事を持って来る。
その時にする他愛もない話しがレミの楽しみとなるのだが、サーガは食べるのが早い。あっという間に食事を終わらせ、
「じゃ、良い子で待ってろよ」
と出て行ってしまう。
折角ベッドがあるというのに、夜遅くまで出掛けているようだ。再び夜中に眼を覚ました時には、ベッドに転がっているのが見えた。
3日目ともなると暇過ぎて辛くなってきた。それをサーガに言うと、
「それもそうだな」
と何か思案顔。
「ねえ、一体何をしてるの?」
レミが聞いてみるが、
「いろいろ」
答える気はなさそうだった。
そして夜に夕飯と一緒に、サーガはそれを持って来た。
「これで遊ぶとか、無理か?」
レミが見たことがない、布で出来た可愛い女の子の人形だった。村で普通に見る人形は木切れなどを繋ぎ合わせて人の形にした物だ。服なども着ていない。
「可愛い…!」
食事よりも人形に手を伸ばしたレミ。一目で気に入ったようだった。
人形を抱えながら食事をするレミの姿を見つつ、サーガは肉に齧り付いた。
無事に口の中のお肉を食道へと流し込み、レミが話し出す。
彼女の言うちょっとは馬車で半日の距離だった。
人によって感覚は違うね。
その村は他の地より魔力濃度が濃いらしく、薬草栽培が盛んなのだそうな。というか薬草くらいしか育てられない土地らしい。
なのでほぼ村人全員が薬草栽培をしている。
薬草は暮らしに欠かせない、特に冒険者には必須なアイテムなので、売れば金になる。なので今までそれほど暮らしに困った事はなかった。
ところがおよそ1年程前、それまで流通を任せていた商会が撤退し、新しいカーツォ商会が薬草の売買を取仕切り始めた。
なんでも薬草の流通が飽和状態になっているとかで、今までとは比べ物にならないくらい安い値段で買い叩かれた。さすがにそれではやっていけないと抗議するも、それならば買取しないと言ってくる。
他に流通経路を持っていなかった村は、渋々言われた値段で売るしかなかった。
しかしそれでは食べていけない。
新しく流通経路を模索するも、カーツォ商会が裏で手を回したらしくどこも買ってくれない。
村の薬草の管理などをしている役人に訴えるも、市場が飽和状態になっているから無理だと断られた。
なんとか窮状を打破する手立てはないかと皆で考えたが打つ手なし。とうとう食い扶持に困るようになった。
そこへカーツォ商会が出て来て、
「レミを高値買ってやろう」
という話になったのだ。
以前から気持ち悪い視線を感じていたが、その時の奴の笑顔は背筋が凍るものだったらしい。
村人は話し合った。
ここでレミを差し出せば確かに今、村は助かるがそれも一時の事。またすぐに困るようになることは目に見えている。
そうなるとまたカーツォ商会が出て来て今度は他の娘を寄越せと言ってくるに違いない。そんな事になったら売られた娘も村も救われない。
しかし現状他に手はない。
話し合いに決着がつけられない中、レミがその場に乗り込んで宣言したのだ。
「あたしを売って! そしてそのお金で村をなんとかする方法を考えて!」
と。
レミだって正直売られるのは嫌だったが、村の皆の為と腹を括ったのだ。
正直、村人の何人かはほっとした顔をしていた。それを見て胸が痛まなかった訳はない。
でも村の人達は皆レミに頭を下げた。
「申し訳ない」と謝ってくれた。
仲の良かった友達も皆泣いてくれて、仄かに想いを寄せていたあの子も悔しがってくれた。
中でも家族、父と母と弟は村から逃げ出そうかとも話してくれた。でもレミは断った。レミが行かずとも結局誰かが売られる事になるのだ。
家族は出発直前でも泣いて泣いて、顔を真っ赤にしていた。
そして大金と引き換えに、レミは売られてこの街まで来た。
そしてその道中、カーツォ商会の手下とも言える男からそれまでのカラクリを聞いてしまったのだ。
男達は村から離れると家族が泣き崩れていた光景にゲラゲラと笑い、
「会長も上手くやったもんだな」
と話し始めた。
どういう事かとレミが問うと、男達ももう隠す必要もなくなったとばかりに全て話しだしたのだ。
曰く、薬草が飽和状態になっていることは嘘。今も前までの正規の値段で取引されていると。
曰く、薬草が他の商会に売られないように圧力をかけたこと。
曰く、管理の役人もグルだったこと。薬草を売って儲けた金が役人の懐にも転がり込んでいると。
そして村を窮状に陥れ、目を付けた娘を手に入れようとしていたと。
全てを知ったレミは逃げ出そうとするも、屈強な男達に囲まれて手も足も出ない。
あの路地のとある部屋に連れ込まれそうになった時、隙をみて男の1人の股間を蹴り上げどさくさに紛れて逃げ出したのだそうな。
そしてサーガと出会った。
「ふ~ん、なるほどねぇ…」
サーガが顎をさすりつつ、何故か口角を上げる。
「う~ん、臭くなってきたなぁ…」
「え…?」
レミが思わず自分の臭いを嗅ぎだした。
「いや、お前じゃなくて」
サーガが違うと手を振る。
サーガがよしとばかりに膝を打った。
「いいぜ。お前の面倒しばらくは見てやるよ!」
「え? でも、あたしお金ない…」
「大丈夫大丈夫。当てが出来たから」
レミが首を傾げる。どういう事だろう?
「だったらベッドが2つある部屋に移動してもいいな。俺も床じゃなくてベッドで寝たいし」
言うが早いかサーガが部屋を出て行った。
「移動するぞ」
すぐに戻って来て部屋を移動する。宣言通りベッドが2つある部屋だった。
「おし。んじゃ俺はちょっと用が出来たから出かけて来る。お前は絶対にこの部屋から出るな。この部屋から出たら何かあっても俺は知らんからな」
レミがこくりと素直に頷いた。まだあの男達がレミのことを探し回っているだろう。怖くて外に出たいと思えない。
それにレミは街の地理にあまり詳しくなかった。この宿を出たら戻って来られるか自信もない。
サーガはそそくさと出て行った。暇になったレミはとりあえず寝ることにする。
「でもあたし、そんな寝惚けたのかしら?」
今まで家族にもそんなことを言われたこともない。しかも蹴り転がしたという。
試しに足を空中で蹴る真似をしてみる。
「う~ん?」
ゴロゴロとベッドで転がっていたら、いつの間にか眠ってしまっていた。
しばらくして眼を覚まし、窓から太陽の角度を見てだいたいの時間を知る。
「お昼頃かな…」
そういえばお昼などの食事はどうすればいいのだろう。
そんなことを考えた矢先、
「お~っす。昼飯持って来たぜ」
さすがは空気を読む男サーガ。
ところが昼飯を置くとまたさっさと部屋を出て行ってしまった。
「何か忙しいのかな?」
レミの話しの何が良かったのか、レミはただ首を傾げる。
その後もレミはぼーっとしたりゴロゴロしたりと過ごした。
夕飯時にまたサーガは帰って来た。
「体軽く洗いたいだろ?」
サーガの言葉に首を出来るだけ早く縦に振る。
タライ風呂ではあったがお湯で体を洗い流せるというのはとても心地よい。サーガは一応気を使って部屋の外にいた。そういう空気は読めるようである。
そんなこんなで1日が終わるという時に、
「んじゃ、俺ちょっくら出かけて来るから」
「え? もう夜なのに何処へ行くの?」
「大事な所」
にかっと悪戯小僧のように笑うと、サーガが部屋から出て行った。
折角ベッドが2つある部屋に来たと言うのに。
「ま、どうせすぐに帰ってくるでしょ」
レミは然程気にせず眠りに就いた。
昼寝しすぎたのか、夜中に目が覚めたレミ。隣のベッドを覗き込むが誰もいない。
(まだ帰ってないの?)
少し不安に思いつつ、レミは寝返りを繰り返す。
朝の光が差し込み始めても、サーガは帰ってこなかった。
「いつまで寝てんだ寝坊助」
その声でハッと目覚めるレミ。いつの間にか眠ってしまっていたらしい。そこには朝食を買ってきたのか、袋を持って立っているサーガ。
「おかしいな。農家の人って朝が早いって聞いたけど?」
「き、昨日昼寝し過ぎたせいよ!」
慌てて飛び起き、朝食にぱくついた。
朝食が終わるとまたサーガはさっさと部屋を出て行ってしまった。
することもないレミはゴロゴロしているしかなかった。
昼、夜と食事時になるとサーガは食事を持って来る。
その時にする他愛もない話しがレミの楽しみとなるのだが、サーガは食べるのが早い。あっという間に食事を終わらせ、
「じゃ、良い子で待ってろよ」
と出て行ってしまう。
折角ベッドがあるというのに、夜遅くまで出掛けているようだ。再び夜中に眼を覚ました時には、ベッドに転がっているのが見えた。
3日目ともなると暇過ぎて辛くなってきた。それをサーガに言うと、
「それもそうだな」
と何か思案顔。
「ねえ、一体何をしてるの?」
レミが聞いてみるが、
「いろいろ」
答える気はなさそうだった。
そして夜に夕飯と一緒に、サーガはそれを持って来た。
「これで遊ぶとか、無理か?」
レミが見たことがない、布で出来た可愛い女の子の人形だった。村で普通に見る人形は木切れなどを繋ぎ合わせて人の形にした物だ。服なども着ていない。
「可愛い…!」
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