293 / 296
最終章~光の御子と闇の御子~
元の世界へ
しおりを挟む
レオナルドにも別れを告げ、2人は穴へと入る。空間の狭間に入り込み、2人きりになる。
テルディアスが時の狭間の魔女の家にと繋げようとしていると、キーナがその腕を引いた。
「テル…」
「? キーナ?」
テルディアスがキーナを見ると、キーナは顔を下げたまま、
「ちょっとだけ…。抱きしめて…」
テルディアスが目を細め、キーナの体に腕を回す。キーナもテルディアスの体に腕を回し、その腕に力を込めた。
「テル…」
「ん?」
「…帰りたくないよぅ…」
テルディアスが腕に力を込める。少しの間、キーナが鼻をすする音がしていた。
落ち着いたのか、キーナの腕から力が抜ける。
「ごめん。もう大丈夫」
キーナが体を離そうとするが、テルディアスが離そうとしない。
「テル?」
「ここにいるか?」
「え?」
「この狭間にいればそこまで世界に影響しないかもしれない。俺が本物を見付けなければ、あちらが目覚めることもない。そうしたら…」
「駄目だよ、テル」
キーナがテルディアスの顔を見上げる。
「それに、僕、お日様の下を歩きたいよ?」
キーナが微笑んだ。
「キーナ…」
テルディアスがキーナの唇に自分の唇を重ねる。キーナもそれを受け入れる。
しばしお互いの温もりを感じ合い、名残惜しむように唇を離した。
「テル、もう時間だよ。メリンダさん達にもお別れ言いたいし」
「ああ…」
テルディアスがゆっくりと腕の戒めを解く。キーナもゆっくりと体を離した。
「約束した通り、見付けてあげてね、この世界の僕。僕も、見付けるから」
「ああ…」
テルディアスがノロノロと空間を繋げる。穴が開き、時の狭間の魔女の家が見えた。
「キーナちゃん!!」
待っていたのか、キーナが降り立つとメリンダが飛びかかって来た。
「め、メリンダさん…」
「キーナちゃん! キーナちゃん! キーナちゃん! お別れなんて嫌よおおおおお!!」
大号泣である。辛うじて顔を背けて窒息を防いだキーナであったが、苦しいことに変わりない。
「姐さん、キーナが死ぬ」
「は! ごめんなさいキーナちゃん!」
「う、うん…」
なんとか生き残った。
「メリンダさん、本当に、今までありがとうね」
「ギーナぢゃあんんんん!」
泣きすぎてそれ以上言葉が出てこないようだ。なんとか手を離して貰い、サーガに向き直る。
「サーガも、ありがとうね」
「ああ…。ま、元気でな」
キーナが差し出して来た手を握り返しつつ、顔を背ける。少し目が潤んでいるように見えるのはキーナの気のせいかもしれない。
「最後に一発思い出を残してくれてもいいけど」
「一発?」
テルディアスの剣がサーガに向かって伸び、サーガが体を反らしてギリギリで避ける。
「俺が一発ぶっ叩いて思い出を作ってやろう」
「てめえのなんざいらんわ!」
何故か喧嘩が始まった。メリンダは泣いているので役に立たない。放っておくことにした。
「ダンも、すんごいお世話になりました。ありがとう」
ダンとも握手を交わす。
「元気で」
こくりと頷き、返事を返す。ダンの瞳も潤んでいる。
シアに向き直る。シアは気まずそうに目を逸らしている。
「シアも、ありがとうね。元気で」
キーナが差し出した手を、シアがおずおずと握り返した。
「っ。キーナさんも…、元気で…」
堪えきれなかったのか、シアの目から涙が溢れ出る。
よしよしとシアの頭を撫でてやる。
「ありがとう。僕の為に泣いてくれて」
「泣いてるんじゃありまぜんわ。目がら汗が出でるんでずわ」
ずびずび言いながらおかしな言い訳をするシア。ダンが側に寄り、その肩に手を置くと、ダンにしがみついて泣き出した。
「ぎ、ギーナぢゃん…」
「メリンダさん、美人が台無しだよ」
寄ってきたメリンダを慰める。泣きすぎたのか目が真っ赤である。
「別れは済んだのかい?」
お婆さんの声がして、テルディアスとサーガも動きを止めた。
「…はい」
「なら、こっちへおいで」
お婆さんが家の中へと入っていった。
「キーナ」
テルディアスが走り寄ってくる。
「キーナちゃん…」
メリンダも頑張って涙を止めている。
キーナは皆の顔を順に見て、にっこり笑った。少し寂しそうな笑顔だった。
「みんな、本当にありがとうね」
そして、家の中へと足を向けた。
皆何も言えず、黙ってその後に付いて行く。
「これに着替えておいで」
「こ、これって…」
キーナが手渡されたものを見て驚く。この世界に来た時に着ていた服であった。
「どうやって…」
「あたしに聞かれても分からんよ」
よく分からないけれども、部屋に入りその服に着替える。
「成長してたんだ…」
然程変わっていない気もしていたが、丈が少し短くなり、ウエストが少しきつい。捨てたはずの下着まであるのがちょっと怖い。もちろん着替える。心なしかブラが合っていない気がする。こちらも成長していたか。
部屋を出ると皆食堂で待っていた。着替えたキーナを見て皆不思議そうな顔をする。
「それがキーナちゃんの世界の服なのね」
「動きやすそうでいいな」
「地味ですわ」
「・・・・・・」
なんか言え。
テルディアスは少し懐かしそうな顔をしていた。
あの魔法陣の描かれていた部屋に入る。描かれている魔法陣が変わっていることに気付いた。
「今回は難しい事はない。あたしは合図を送るだけじゃからな」
二神精霊は言っていた。
「あのお婆さんがやり方を知っているから。合図が来たらすぐ迎えに行くわ」
と。
「真ん中に立ちなさい」
お婆さんの言葉通りに、キーナが歩き出そうとして足を止める。壁に並んだテルディアスに振り向き、足早に近づいて、抱きついた。
「キーナ…」
テルディアスも抱きしめ返す。
ほんの数秒、抱き合った。
「ん! もう大丈夫!」
キーナがテルディアスの体を押し返す。テルディアスの悲しそうな瞳と目が合った。
「さよなら、テル」
顔を背け、魔法陣の真ん中へと向かう。
「キーナ…」
テルディアスが足を踏み出しそうになる。いつの間にか隣に来ていたサーガがそれを押し止めた。
「アホな事はするなよ」
サーガの言葉に足を止めるテルディアス。しかし、重心が前に乗っている。今にも走り出しそうだ。
キーナが魔法陣の真ん中に立つと、お婆さんが魔法陣に魔力を流し始めた。魔法陣が光出す。
「キーナ!」
「ダン! 手伝え!」
予想していたのか、ダンもテルディアスの側に寄り、サーガと共に走り出しそうなテルディアスの体を後ろから羽交い締めにする。
「キーナ…!」
テルディアスが手を伸ばす。
キーナが皆の顔を見渡し、最後にテルディアスの顔を見てにっこり笑う。
「さよなら」
声は聞こえなかったが、そう口が動いたのが見て取れた。
そして、光の中にキーナの姿は消えた。
暗いような明るいような、また不思議な空間。落ちているのか浮いているのか分からないまま、キーナはただ流れに身を任せる。
気がつくと、秋菜は河原に立っていた。地面には魔法陣もどきが書かれていて、すぐ側にそれを書いていた棒が落ちている。少し離れた所に母親から買い物を頼まれた醤油が置いてあった。
「僕…」
陽が落ちかけた空は赤みを残しつつ、暗い青が広がって行っている。
体を見ても服に違和感はない。ふと気付き、右耳に手を当てるとそこにはイヤリングがついていた。家から出る前にはついていなかった物。
「テル…」
秋菜は暮れゆく空を見上げた。その目から涙が零れた。
テルディアスが時の狭間の魔女の家にと繋げようとしていると、キーナがその腕を引いた。
「テル…」
「? キーナ?」
テルディアスがキーナを見ると、キーナは顔を下げたまま、
「ちょっとだけ…。抱きしめて…」
テルディアスが目を細め、キーナの体に腕を回す。キーナもテルディアスの体に腕を回し、その腕に力を込めた。
「テル…」
「ん?」
「…帰りたくないよぅ…」
テルディアスが腕に力を込める。少しの間、キーナが鼻をすする音がしていた。
落ち着いたのか、キーナの腕から力が抜ける。
「ごめん。もう大丈夫」
キーナが体を離そうとするが、テルディアスが離そうとしない。
「テル?」
「ここにいるか?」
「え?」
「この狭間にいればそこまで世界に影響しないかもしれない。俺が本物を見付けなければ、あちらが目覚めることもない。そうしたら…」
「駄目だよ、テル」
キーナがテルディアスの顔を見上げる。
「それに、僕、お日様の下を歩きたいよ?」
キーナが微笑んだ。
「キーナ…」
テルディアスがキーナの唇に自分の唇を重ねる。キーナもそれを受け入れる。
しばしお互いの温もりを感じ合い、名残惜しむように唇を離した。
「テル、もう時間だよ。メリンダさん達にもお別れ言いたいし」
「ああ…」
テルディアスがゆっくりと腕の戒めを解く。キーナもゆっくりと体を離した。
「約束した通り、見付けてあげてね、この世界の僕。僕も、見付けるから」
「ああ…」
テルディアスがノロノロと空間を繋げる。穴が開き、時の狭間の魔女の家が見えた。
「キーナちゃん!!」
待っていたのか、キーナが降り立つとメリンダが飛びかかって来た。
「め、メリンダさん…」
「キーナちゃん! キーナちゃん! キーナちゃん! お別れなんて嫌よおおおおお!!」
大号泣である。辛うじて顔を背けて窒息を防いだキーナであったが、苦しいことに変わりない。
「姐さん、キーナが死ぬ」
「は! ごめんなさいキーナちゃん!」
「う、うん…」
なんとか生き残った。
「メリンダさん、本当に、今までありがとうね」
「ギーナぢゃあんんんん!」
泣きすぎてそれ以上言葉が出てこないようだ。なんとか手を離して貰い、サーガに向き直る。
「サーガも、ありがとうね」
「ああ…。ま、元気でな」
キーナが差し出して来た手を握り返しつつ、顔を背ける。少し目が潤んでいるように見えるのはキーナの気のせいかもしれない。
「最後に一発思い出を残してくれてもいいけど」
「一発?」
テルディアスの剣がサーガに向かって伸び、サーガが体を反らしてギリギリで避ける。
「俺が一発ぶっ叩いて思い出を作ってやろう」
「てめえのなんざいらんわ!」
何故か喧嘩が始まった。メリンダは泣いているので役に立たない。放っておくことにした。
「ダンも、すんごいお世話になりました。ありがとう」
ダンとも握手を交わす。
「元気で」
こくりと頷き、返事を返す。ダンの瞳も潤んでいる。
シアに向き直る。シアは気まずそうに目を逸らしている。
「シアも、ありがとうね。元気で」
キーナが差し出した手を、シアがおずおずと握り返した。
「っ。キーナさんも…、元気で…」
堪えきれなかったのか、シアの目から涙が溢れ出る。
よしよしとシアの頭を撫でてやる。
「ありがとう。僕の為に泣いてくれて」
「泣いてるんじゃありまぜんわ。目がら汗が出でるんでずわ」
ずびずび言いながらおかしな言い訳をするシア。ダンが側に寄り、その肩に手を置くと、ダンにしがみついて泣き出した。
「ぎ、ギーナぢゃん…」
「メリンダさん、美人が台無しだよ」
寄ってきたメリンダを慰める。泣きすぎたのか目が真っ赤である。
「別れは済んだのかい?」
お婆さんの声がして、テルディアスとサーガも動きを止めた。
「…はい」
「なら、こっちへおいで」
お婆さんが家の中へと入っていった。
「キーナ」
テルディアスが走り寄ってくる。
「キーナちゃん…」
メリンダも頑張って涙を止めている。
キーナは皆の顔を順に見て、にっこり笑った。少し寂しそうな笑顔だった。
「みんな、本当にありがとうね」
そして、家の中へと足を向けた。
皆何も言えず、黙ってその後に付いて行く。
「これに着替えておいで」
「こ、これって…」
キーナが手渡されたものを見て驚く。この世界に来た時に着ていた服であった。
「どうやって…」
「あたしに聞かれても分からんよ」
よく分からないけれども、部屋に入りその服に着替える。
「成長してたんだ…」
然程変わっていない気もしていたが、丈が少し短くなり、ウエストが少しきつい。捨てたはずの下着まであるのがちょっと怖い。もちろん着替える。心なしかブラが合っていない気がする。こちらも成長していたか。
部屋を出ると皆食堂で待っていた。着替えたキーナを見て皆不思議そうな顔をする。
「それがキーナちゃんの世界の服なのね」
「動きやすそうでいいな」
「地味ですわ」
「・・・・・・」
なんか言え。
テルディアスは少し懐かしそうな顔をしていた。
あの魔法陣の描かれていた部屋に入る。描かれている魔法陣が変わっていることに気付いた。
「今回は難しい事はない。あたしは合図を送るだけじゃからな」
二神精霊は言っていた。
「あのお婆さんがやり方を知っているから。合図が来たらすぐ迎えに行くわ」
と。
「真ん中に立ちなさい」
お婆さんの言葉通りに、キーナが歩き出そうとして足を止める。壁に並んだテルディアスに振り向き、足早に近づいて、抱きついた。
「キーナ…」
テルディアスも抱きしめ返す。
ほんの数秒、抱き合った。
「ん! もう大丈夫!」
キーナがテルディアスの体を押し返す。テルディアスの悲しそうな瞳と目が合った。
「さよなら、テル」
顔を背け、魔法陣の真ん中へと向かう。
「キーナ…」
テルディアスが足を踏み出しそうになる。いつの間にか隣に来ていたサーガがそれを押し止めた。
「アホな事はするなよ」
サーガの言葉に足を止めるテルディアス。しかし、重心が前に乗っている。今にも走り出しそうだ。
キーナが魔法陣の真ん中に立つと、お婆さんが魔法陣に魔力を流し始めた。魔法陣が光出す。
「キーナ!」
「ダン! 手伝え!」
予想していたのか、ダンもテルディアスの側に寄り、サーガと共に走り出しそうなテルディアスの体を後ろから羽交い締めにする。
「キーナ…!」
テルディアスが手を伸ばす。
キーナが皆の顔を見渡し、最後にテルディアスの顔を見てにっこり笑う。
「さよなら」
声は聞こえなかったが、そう口が動いたのが見て取れた。
そして、光の中にキーナの姿は消えた。
暗いような明るいような、また不思議な空間。落ちているのか浮いているのか分からないまま、キーナはただ流れに身を任せる。
気がつくと、秋菜は河原に立っていた。地面には魔法陣もどきが書かれていて、すぐ側にそれを書いていた棒が落ちている。少し離れた所に母親から買い物を頼まれた醤油が置いてあった。
「僕…」
陽が落ちかけた空は赤みを残しつつ、暗い青が広がって行っている。
体を見ても服に違和感はない。ふと気付き、右耳に手を当てるとそこにはイヤリングがついていた。家から出る前にはついていなかった物。
「テル…」
秋菜は暮れゆく空を見上げた。その目から涙が零れた。
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
【完結】結婚式当日、婚約者と姉に裏切られて惨めに捨てられた花嫁ですが
Rohdea
恋愛
結婚式の当日、花婿となる人は式には来ませんでした───
伯爵家の次女のセアラは、結婚式を控えて幸せな気持ちで過ごしていた。
しかし結婚式当日、夫になるはずの婚約者マイルズは式には現れず、
さらに同時にセアラの二歳年上の姉、シビルも行方知れずに。
どうやら、二人は駆け落ちをしたらしい。
そんな婚約者と姉の二人に裏切られ惨めに捨てられたセアラの前に現れたのは、
シビルの婚約者で、冷酷だの薄情だのと聞かされていた侯爵令息ジョエル。
身勝手に消えた姉の代わりとして、
セアラはジョエルと新たに婚約を結ぶことになってしまう。
そして一方、駆け落ちしたというマイルズとシビル。
二人の思惑は───……
「僕は病弱なので面倒な政務は全部やってね」と言う婚約者にビンタくらわした私が聖女です
リオール
恋愛
これは聖女が阿呆な婚約者(王太子)との婚約を解消して、惚れた大魔法使い(見た目若いイケメン…年齢は桁が違う)と結ばれるために奮闘する話。
でも周囲は認めてくれないし、婚約者はどこまでも阿呆だし、好きな人は塩対応だし、婚約者はやっぱり阿呆だし(二度言う)
はたして聖女は自身の望みを叶えられるのだろうか?
それとも聖女として辛い道を選ぶのか?
※筆者注※
基本、コメディな雰囲気なので、苦手な方はご注意ください。
(たまにシリアスが入ります)
勢いで書き始めて、駆け足で終わってます(汗
婚約解消して次期辺境伯に嫁いでみた
cyaru
恋愛
一目惚れで婚約を申し込まれたキュレット伯爵家のソシャリー。
お相手はボラツク侯爵家の次期当主ケイン。眉目秀麗でこれまで数多くの縁談が女性側から持ち込まれてきたがケインは女性には興味がないようで18歳になっても婚約者は今までいなかった。
婚約をした時は良かったのだが、問題は1か月に起きた。
過去にボラツク侯爵家から放逐された侯爵の妹が亡くなった。放っておけばいいのに侯爵は簡素な葬儀も行ったのだが、亡くなった妹の娘が牧師と共にやってきた。若い頃の妹にそっくりな娘はロザリア。
ボラツク侯爵家はロザリアを引き取り面倒を見ることを決定した。
婚約の時にはなかったがロザリアが独り立ちできる状態までが期間。
明らかにソシャリーが嫁げば、ロザリアがもれなくついてくる。
「マジか…」ソシャリーは心から遠慮したいと願う。
そして婚約者同士の距離を縮め、お互いの考えを語り合う場が月に数回設けられるようになったが、全てにもれなくロザリアがついてくる。
茶会に観劇、誕生日の贈り物もロザリアに買ったものを譲ってあげると謎の善意を押し売り。夜会もケインがエスコートしダンスを踊るのはロザリア。
幾度となく抗議を受け、ケインは考えを改めると誓ってくれたが本当に考えを改めたのか。改めていれば婚約は継続、そうでなければ解消だがソシャリーも年齢的に次を決めておかないと家のお荷物になってしまう。
「こちらは嫁いでくれるならそれに越したことはない」と父が用意をしてくれたのは「自分の責任なので面倒を見ている子の数は35」という次期辺境伯だった?!
★↑例の如く恐ろしく省略してます。
★9月14日投稿開始、完結は9月16日です。
★コメントの返信は遅いです。
★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません
闇の魔女と呼ばないで!
成神クロワ
ファンタジー
私の名前はカモメ=トゥエリア!
私の夢は冒険者になること、冒険者になってダンジョンに潜ってお宝を手に入れたり。
強いモンスターと戦って自分を鍛えたり、仲間と一緒に苦難を乗り越えて絆を深めたり。
そう言う事がしたかったのに!
私は12歳の頃、お父さん達と一緒に盗賊退治をした。
その時、魔族が現れたのだ。
仲間が傷つき倒れる中、私は古の闇の女神の力を得た。
そして見事魔族を滅ぼしたのだけど・・・すっごい最低な大臣に濡れ衣を着せられ私は追われる身に・・・。
しかもあろうことか大臣は私を闇の魔女と言って世界各国に指名手配させたのだ!
そのおかげでせっかく冒険者になったのに冒険者の資格は剥奪・・・。
追手に追われながら私と相棒のクオンは逃亡生活を余儀なくされたのだ・・・。
流れに流れて世界の果てにある小さな国へと流れついた私・・・もうこれ以上逃げるところが無いよ。
うう・・・私は冒険がしたいのに・・・なんでこうなるの!
だけど、そんな私にも救いの手が!
最果ての国、ツァインの王様がこの国でなら冒険者として行動していいって言ってくれたの!
最高!この王様最高だよ!
そして、私の冒険者生活が新たに始まるのだ!・・・たぶん。
別れた婚約者が「俺のこと、まだ好きなんだろう?」と復縁せまってきて気持ち悪いんですが
リオール
恋愛
婚約破棄して別れたはずなのに、なぜか元婚約者に復縁迫られてるんですけど!?
※ご都合主義展開
※全7話
兄を溺愛する母に捨てられたので私は家族を捨てる事にします!
ユウ
恋愛
幼い頃から兄を溺愛する母。
自由奔放で独身貴族を貫いていた兄がようやく結婚を決めた。
しかし、兄の結婚で全てが崩壊する事になった。
「今すぐこの邸から出て行ってくれる?遺産相続も放棄して」
「は?」
母の我儘に振り回され同居し世話をして来たのに理不尽な理由で邸から追い出されることになったマリーは自分勝手な母に愛想が尽きた。
「もう縁を切ろう」
「マリー」
家族は夫だけだと思い領地を離れることにしたそんな中。
義母から同居を願い出られることになり、マリー達は義母の元に身を寄せることになった。
対するマリーの母は念願の新生活と思いきや、思ったように進まず新たな嫁はびっくり箱のような人物で生活にも支障が起きた事でマリーを呼び戻そうとするも。
「無理ですわ。王都から領地まで遠すぎます」
都合の良い時だけ利用する母に愛情はない。
「お兄様にお任せします」
実母よりも大事にしてくれる義母と夫を優先しすることにしたのだった。
運命の選択が見えるのですが、どちらを選べば幸せになれますか? ~私の人生はバッドエンド率99.99%らしいです~
日之影ソラ
恋愛
第六王女として生を受けたアイリスには運命の選択肢が見える。選んだ選択肢で未来が大きく変わり、最悪の場合は死へ繋がってしまうのだが……彼女は何度も選択を間違え、死んではやり直してを繰り返していた。
女神様曰く、彼女の先祖が大罪を犯したせいで末代まで呪われてしまっているらしい。その呪いによって彼女の未来は、99.99%がバッドエンドに設定されていた。
婚約破棄、暗殺、病気、仲たがい。
あらゆる不幸が彼女を襲う。
果たしてアイリスは幸福な未来にたどり着けるのか?
選択肢を見る力を駆使して運命を切り開け!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる