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黒猫と共に迷い込む
この先に面白いもの
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トレントの部位証明を集めて、残った所から素材剥ぎ取り。というより、トレントは体がそのまま素材なので、いらない枝葉を落とすばかり。ハヤテが火の魔法を使わないで倒してくれたので、素材がうっほうっほです。
ウルグさんがやり方を教えてくれたので、皆で手分け。私はほぼ見てるだけだったが。
仕方ないっしょ!ナイフでできることなんてたかが知れてるのよ!
できたやつを一ヶ所に集めようという段になって、どうやって運ぶかとウルグさんが悩んでいたら、
「簡単じゃ、手で運べばよい」
と、クレナイがひょいっと持ち上げて運び出す。
「うむ。何を悩むことがあろう」
と、シロガネが軽々と運び出す。
「ハヤテもー」
と、ハヤテもズルズル引き摺りながら運びだす。
「私も…」
「さすがにコハクは無理でしょう!」
抱えて踏ん張り始めたコハクを止めました。
ウルグさんが遠い目をしていたけど。
一先ず一ヶ所に纏めて積んで置くことに。
ギルドに報告すれば、回収部隊が派遣されるそう。ウルグさんやはり物知り。いてくれると助かるなあ。
盗まれないように、シロガネが結界を。その周りで、クレナイが何かしていたけど、何やってたんだろ。
気になって聞いてみたら、
「ちと楽しい罠をのう」
と言ってニヤリ。
詳しくは聞かないことにした。
依頼のトレントも倒したし、これで帰りますかと一息ついたら、耳元でクロが囁いた。
「もう少し奥になにやら面白いものがありそうだの」
面白いもの?
そいつは何だと聞いても、行ってみれば分かるとのこと。この秘密主義者め。
クレナイに近づいてそっと耳打ち。
「クロが奥に面白いものがあるって言うんだけど」
「何? クロ殿が言うならば、面白いものなのじゃろうな」
ウルグさんがいるから、クレナイが提案してくれと頼む。
頷くクレナイ。
「皆の者、何やら妾の探知に引っかかる物がある。どうじゃ、もう少し奥へ行ってはみぬか」
「何があるのである?」
「それは行ってみてのお楽しみじゃ」
シロガネの問いにクレナイ上手くごまかした。ナイス。
「いくー」
はい、ハヤテは楽しければ大丈夫だものね。
「クレナイ様が面白いというなら、行ってみてもいいと思います」
コハクもOK。
「我は主が行くと言うならば」
いや、シロガネ、ソワソワしてるよ。行きたいんでしょ。
ウルグさんは何も言わず、メンバーを一人一人見ている。
そして全員の視線が私に集まる。
ちょっと勿体ぶって一呼吸置いて、私は言った。
「よし、行ってみようか!」
先程のように一列になって、サクサク森の中を進む。
サクサク?
そういえば、なんだか下草が少なくなって来ている気がする。
おかしい、なんで奥に進む程に少なくなるんだ?
「おかしい、なんでこんなに草が…」
ウルグさんの呟きが聞こえて来る。
やっぱりおかしいのか。
「ほう、確かに面白いものじゃ」
クレナイの呟きも聞こえて来た。
ん?何か見つけた?
「クレナイ、何か見つけた?」
「おお、主殿。ほれ、あれに見えて来たが」
と、クレナイが顎で前を示す。
示した方を見てみるが、何もない。
「何かある?」
「ほれ、あれじゃ」
クレナイが指し示す方を見るが、何もない。
「小さい? 遠い?」
「いんや、あそこに、あれ大きいのが」
大きい?何か大きなものある?
目を凝らしてよっく見ようとするも、木が生えている以外何もない。
「え? どこ?」
「あの大きな木じゃよ」
木かい。
確かに、なんだか1本だけ嫌に太いのがあるんだけど。
「さて、そろそろかのう」
何が?と聞こうとしたその時、その木が動いた。
あら、まだトレントがいたのか。
と思ったら。
「あ、あれは…まさか…、エルダートレント…」
後ろから驚きの声が。
エルダートレント?なんか格が上のようなお名前ですが。
そのエルダートレントがこちらに向かって、木のくせに凄い早さで迫って来た。
するとウルグさんが背負っていた大剣を抜き放ち、シロガネよりも前に出た。
「逃げろ! さすがにあれは無理だ!」
剣を構え、エルダートレントを迎え打とうとする。
「俺が押さえている間に、早く!」
そして、エルダートレントに向かって走り出してしまった。
「何をやっておるのじゃ? 彼奴」
ウルグさんの慌てぶりと正反対に、私達は落ち着いていた。
私の場合はクロが私を危険に巻き込むことはないと信じてるし、なにより皆がいるから安心している。
「結界から出てしまっては、危ないのであるが」
シロガネも呆れたように言った。
うん、皆のこと話しておくべきだったかな?
しくじった。まずった。まさかこんな所にこんな奴がいるなんて。
手に持つ愛剣を強く握り締め、目の前に迫って来るエルダートレントを睨み付ける。
普通のトレントでさえ、魔術師のサポートがなければ戦うことは難しい。
しかもこのエルダートレントは、トレントの弱点とも言える火に耐性があるという厄介な奴だ。そして恐ろしく固い。
奥に行こうと言い出した時、やはり止めるべきだったか。
依頼が済んだというのにまだ奥に行こうと言い出すパーティーに、まあほとんど被害もないし、森にある何か薬草の類いでも探しに行くのかと、特に止めはしなかった。
他のパーティーでも、依頼のついでに採取などをすることはある。そんなものかと思っていた。
だがしかし、何かいると言い始め、出て来たのがこれだ。
全くついてない。
せめて連中が逃げるだけの時間稼ぎが出来ればもうけもんか。
なんだか規格外のよく分からん連中ではあったが、さすがにこいつの相手は難しいだろう。
迫り来るエルダートレントが、枝をしならせる。
来る。
動きを見極めて上手く躱さなければならない。
右か、左か。
枝が風を切る。
両側?!
いや、少しタイミングはズレている、上手く合わせれば…。
左から迫る枝に剣を合わせ、勢い叩きつける。そのままぶった切って右に合わせるつもりが…。
切れない?!
固すぎた。想定以上だった。
右からもの凄い衝撃を受け、俺は吹き飛んだ。
「大丈夫ですか?!」
その声が聞こえ、俺は目を開けた。
なんだか、ばっちんばっちんうるさい。
緑色の光に包まれていた。これはなんだ?
気付けば、体から痛みが消えている。
あの枝がぶつかった瞬間、確かに体中からいろんな音が聞こえたのだが。
バキ、ブチ、ボキ。
絶対に死んだと思った。
どうやら木の根元に倒れているらしい。
緑の光が収まると、妖精がリーダーと思わしき女性の頭にフワリと戻って行った。
妖精の力だったのか。
なんて凄い回復魔法なんだ。
体を起こす。痛みも何もない。というか、反対に調子が良くなっているような…。気のせいだろう。
「大丈夫ですか?」
呼びかけ続けてくれていたらしいその女性が、やはり黒猫を抱きながら心配そうにこちらを見てくる。
「ああ、大丈夫だ。ありがとう。しかし…」
いまだにばっちんばっちん音が鳴り響いている。
「勝手に結界から出るからである。自業自得だ」
白い男が腕を組みながら呆れたように言った。
うん、このばっちんばっちん、エルダートレントの枝がぶつかっている音だ。
この男が展開しているらしい防御魔法。これだけの攻撃を露とも思わず防いでいる。なんて力だ。
「ハヤテ、だめ?」
「さすがに此奴は止めておくのじゃ。まあ見ておれ。お、意識が戻ったかのう」
あの幼児、エルダートレントと戦いたいようだが、赤い女性が止めている。
「妾の活躍を見せる為に助けたのじゃ。よく見ておれよ」
これまで特に攻撃していなかった女性が、こちらを見てニヤリと笑う。
「たかが木が。妾の炎で焼かれるが良い」
そう言って、掌に小さな火の玉を出現させた。
火?いやまて、こいつには…。
「まて、こいつには火の耐性が…」
その言葉を待たず、女性がその火の玉をエルダートレントに向かって投げた。
まるで池に小石でも投げ込むかのように。
その火の玉はエルダートレントへと過たず飛んで行き、その体に取り付いた。
すると、一気に炎が燃え上がる。
だがしかし、エルダートレントには火耐性がある。
体を捩るような仕草を見せるも、ダメージになっているようには見えない。
やはり無理か…。
絶望に顔を下げようとした時。
「ほう、この程度は大丈夫なのじゃな。では、これでは?」
赤い女性の呟きと共に、火の勢いが増した。
エルダートレントが嫌がるように枝を振るが、不思議なことに飛び跳ねた炎は他に移ることなく消えてしまう。
「ほう、ではこれでは?」
不思議なことに、炎の色が白くなっていく。
え?白い炎?
エルダートレントが悶え始めた。ダメージを与えられているように見える。
あれ?火耐性は?
「面白い。ではこれでは?」
今度は炎の色が青っぽくなっていく。
え?青い炎?
エルダートレントが悲鳴のような軋み音を発し、そして、一気に燃え上がり、消えた。
え…と、火耐性…。
「ほっほっほ。さすがにこの温度は耐えきれなかったようじゃな。不甲斐ないのう」
赤い女性が高笑いしている。
うん、もう、俺、疲れてるのかもしれない…。
ウルグさんがやり方を教えてくれたので、皆で手分け。私はほぼ見てるだけだったが。
仕方ないっしょ!ナイフでできることなんてたかが知れてるのよ!
できたやつを一ヶ所に集めようという段になって、どうやって運ぶかとウルグさんが悩んでいたら、
「簡単じゃ、手で運べばよい」
と、クレナイがひょいっと持ち上げて運び出す。
「うむ。何を悩むことがあろう」
と、シロガネが軽々と運び出す。
「ハヤテもー」
と、ハヤテもズルズル引き摺りながら運びだす。
「私も…」
「さすがにコハクは無理でしょう!」
抱えて踏ん張り始めたコハクを止めました。
ウルグさんが遠い目をしていたけど。
一先ず一ヶ所に纏めて積んで置くことに。
ギルドに報告すれば、回収部隊が派遣されるそう。ウルグさんやはり物知り。いてくれると助かるなあ。
盗まれないように、シロガネが結界を。その周りで、クレナイが何かしていたけど、何やってたんだろ。
気になって聞いてみたら、
「ちと楽しい罠をのう」
と言ってニヤリ。
詳しくは聞かないことにした。
依頼のトレントも倒したし、これで帰りますかと一息ついたら、耳元でクロが囁いた。
「もう少し奥になにやら面白いものがありそうだの」
面白いもの?
そいつは何だと聞いても、行ってみれば分かるとのこと。この秘密主義者め。
クレナイに近づいてそっと耳打ち。
「クロが奥に面白いものがあるって言うんだけど」
「何? クロ殿が言うならば、面白いものなのじゃろうな」
ウルグさんがいるから、クレナイが提案してくれと頼む。
頷くクレナイ。
「皆の者、何やら妾の探知に引っかかる物がある。どうじゃ、もう少し奥へ行ってはみぬか」
「何があるのである?」
「それは行ってみてのお楽しみじゃ」
シロガネの問いにクレナイ上手くごまかした。ナイス。
「いくー」
はい、ハヤテは楽しければ大丈夫だものね。
「クレナイ様が面白いというなら、行ってみてもいいと思います」
コハクもOK。
「我は主が行くと言うならば」
いや、シロガネ、ソワソワしてるよ。行きたいんでしょ。
ウルグさんは何も言わず、メンバーを一人一人見ている。
そして全員の視線が私に集まる。
ちょっと勿体ぶって一呼吸置いて、私は言った。
「よし、行ってみようか!」
先程のように一列になって、サクサク森の中を進む。
サクサク?
そういえば、なんだか下草が少なくなって来ている気がする。
おかしい、なんで奥に進む程に少なくなるんだ?
「おかしい、なんでこんなに草が…」
ウルグさんの呟きが聞こえて来る。
やっぱりおかしいのか。
「ほう、確かに面白いものじゃ」
クレナイの呟きも聞こえて来た。
ん?何か見つけた?
「クレナイ、何か見つけた?」
「おお、主殿。ほれ、あれに見えて来たが」
と、クレナイが顎で前を示す。
示した方を見てみるが、何もない。
「何かある?」
「ほれ、あれじゃ」
クレナイが指し示す方を見るが、何もない。
「小さい? 遠い?」
「いんや、あそこに、あれ大きいのが」
大きい?何か大きなものある?
目を凝らしてよっく見ようとするも、木が生えている以外何もない。
「え? どこ?」
「あの大きな木じゃよ」
木かい。
確かに、なんだか1本だけ嫌に太いのがあるんだけど。
「さて、そろそろかのう」
何が?と聞こうとしたその時、その木が動いた。
あら、まだトレントがいたのか。
と思ったら。
「あ、あれは…まさか…、エルダートレント…」
後ろから驚きの声が。
エルダートレント?なんか格が上のようなお名前ですが。
そのエルダートレントがこちらに向かって、木のくせに凄い早さで迫って来た。
するとウルグさんが背負っていた大剣を抜き放ち、シロガネよりも前に出た。
「逃げろ! さすがにあれは無理だ!」
剣を構え、エルダートレントを迎え打とうとする。
「俺が押さえている間に、早く!」
そして、エルダートレントに向かって走り出してしまった。
「何をやっておるのじゃ? 彼奴」
ウルグさんの慌てぶりと正反対に、私達は落ち着いていた。
私の場合はクロが私を危険に巻き込むことはないと信じてるし、なにより皆がいるから安心している。
「結界から出てしまっては、危ないのであるが」
シロガネも呆れたように言った。
うん、皆のこと話しておくべきだったかな?
しくじった。まずった。まさかこんな所にこんな奴がいるなんて。
手に持つ愛剣を強く握り締め、目の前に迫って来るエルダートレントを睨み付ける。
普通のトレントでさえ、魔術師のサポートがなければ戦うことは難しい。
しかもこのエルダートレントは、トレントの弱点とも言える火に耐性があるという厄介な奴だ。そして恐ろしく固い。
奥に行こうと言い出した時、やはり止めるべきだったか。
依頼が済んだというのにまだ奥に行こうと言い出すパーティーに、まあほとんど被害もないし、森にある何か薬草の類いでも探しに行くのかと、特に止めはしなかった。
他のパーティーでも、依頼のついでに採取などをすることはある。そんなものかと思っていた。
だがしかし、何かいると言い始め、出て来たのがこれだ。
全くついてない。
せめて連中が逃げるだけの時間稼ぎが出来ればもうけもんか。
なんだか規格外のよく分からん連中ではあったが、さすがにこいつの相手は難しいだろう。
迫り来るエルダートレントが、枝をしならせる。
来る。
動きを見極めて上手く躱さなければならない。
右か、左か。
枝が風を切る。
両側?!
いや、少しタイミングはズレている、上手く合わせれば…。
左から迫る枝に剣を合わせ、勢い叩きつける。そのままぶった切って右に合わせるつもりが…。
切れない?!
固すぎた。想定以上だった。
右からもの凄い衝撃を受け、俺は吹き飛んだ。
「大丈夫ですか?!」
その声が聞こえ、俺は目を開けた。
なんだか、ばっちんばっちんうるさい。
緑色の光に包まれていた。これはなんだ?
気付けば、体から痛みが消えている。
あの枝がぶつかった瞬間、確かに体中からいろんな音が聞こえたのだが。
バキ、ブチ、ボキ。
絶対に死んだと思った。
どうやら木の根元に倒れているらしい。
緑の光が収まると、妖精がリーダーと思わしき女性の頭にフワリと戻って行った。
妖精の力だったのか。
なんて凄い回復魔法なんだ。
体を起こす。痛みも何もない。というか、反対に調子が良くなっているような…。気のせいだろう。
「大丈夫ですか?」
呼びかけ続けてくれていたらしいその女性が、やはり黒猫を抱きながら心配そうにこちらを見てくる。
「ああ、大丈夫だ。ありがとう。しかし…」
いまだにばっちんばっちん音が鳴り響いている。
「勝手に結界から出るからである。自業自得だ」
白い男が腕を組みながら呆れたように言った。
うん、このばっちんばっちん、エルダートレントの枝がぶつかっている音だ。
この男が展開しているらしい防御魔法。これだけの攻撃を露とも思わず防いでいる。なんて力だ。
「ハヤテ、だめ?」
「さすがに此奴は止めておくのじゃ。まあ見ておれ。お、意識が戻ったかのう」
あの幼児、エルダートレントと戦いたいようだが、赤い女性が止めている。
「妾の活躍を見せる為に助けたのじゃ。よく見ておれよ」
これまで特に攻撃していなかった女性が、こちらを見てニヤリと笑う。
「たかが木が。妾の炎で焼かれるが良い」
そう言って、掌に小さな火の玉を出現させた。
火?いやまて、こいつには…。
「まて、こいつには火の耐性が…」
その言葉を待たず、女性がその火の玉をエルダートレントに向かって投げた。
まるで池に小石でも投げ込むかのように。
その火の玉はエルダートレントへと過たず飛んで行き、その体に取り付いた。
すると、一気に炎が燃え上がる。
だがしかし、エルダートレントには火耐性がある。
体を捩るような仕草を見せるも、ダメージになっているようには見えない。
やはり無理か…。
絶望に顔を下げようとした時。
「ほう、この程度は大丈夫なのじゃな。では、これでは?」
赤い女性の呟きと共に、火の勢いが増した。
エルダートレントが嫌がるように枝を振るが、不思議なことに飛び跳ねた炎は他に移ることなく消えてしまう。
「ほう、ではこれでは?」
不思議なことに、炎の色が白くなっていく。
え?白い炎?
エルダートレントが悶え始めた。ダメージを与えられているように見える。
あれ?火耐性は?
「面白い。ではこれでは?」
今度は炎の色が青っぽくなっていく。
え?青い炎?
エルダートレントが悲鳴のような軋み音を発し、そして、一気に燃え上がり、消えた。
え…と、火耐性…。
「ほっほっほ。さすがにこの温度は耐えきれなかったようじゃな。不甲斐ないのう」
赤い女性が高笑いしている。
うん、もう、俺、疲れてるのかもしれない…。
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