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黒猫と共に迷い込む
片手でポイ
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ギルドへ向かう。
まだギルドは閑散としていた。
先程の茶色い髪のフワリとした巨乳美女の元へ。
「すいません。もうここはいいって言われて来たんですけど」
「え? ええと、確か、教会の方へ行かれた方でしたっけ?」
「そうです」
頭の上でリンちゃんが動いた。
それを受付のお姉さんも見たようだ。
「教会の方はもう落ち着いたのですね。かしこまりました。ええと、まだ西の門の方からは連絡が来ておりませんでして…、もし良かったらそちらへ向かって頂けますか?」
あれ?スタンピードは落ち着いたんじゃなかったのかな?
クレナイ達を見るが、クレナイ達も不思議そうな顔をしていた。
まあいいか。
「分かりました」
とりあえず、どうなったのか自分の目でも見てみたいし、皆で西の門へ向かうことにしました。
おっと、その前に。
「すいません、従魔も泊まれる、お勧めの宿ってありますか?」
今晩の宿も探しておかなければ。
まともに営業してるかは分からないと注釈を入れられ、まあ行ってみましょうと、西の門をちょっと迂回して行くルートで、宿屋へも行ってみる。
バタバタしていたけど、やっててくれました。
「こんな時に泊まるんですか?」
看板娘さんらしき女の子が、正気を疑うような顔でこちらを見てきた。
小学校高学年くらいだろうか。利発そうな顔をしている。
「でも、営業してるんでしょう?」
「まあ、どうせ逃げてもダメなら、この街で死のうと…。この宿屋も代々守って来たものですし…。戦ってくれてる人達の為に、何か出来たらと思って営業はしてましたけど」
ここの宿屋も、1階は食堂の造りになっている。
籠城の時の為に、ご飯の用意でもしていたのだろうか。
「大丈夫。スタンピードはじきに落ち着きますよ。その時に泊まり客が押し寄せてきて、泊まれないなんてことになったら嫌なので、早めに予約に来たんです」
「え? なんでそんなこと分かるんですか?」
うちの子達が優秀ですから。
じゃなくて。
「道々、そういう噂が出てたので。多分大丈夫だと」
嘘です。虚言です。でも真実になります。
「そうなんですか。良かった…」
女の子がほっとしたように、胸をなで下ろす。
「分かりました! ええと、4名様でよろしいですか?」
皆人化したままだった…。
違いますとも言えず、4人部屋を取った。
まあなんとかなるでしょう。
お部屋も取れたし、荷物を置いて、西の門へと向かう。
門は開け放たれていた。
近づくと、倒れている魔獣はいれども、動いている魔獣はいなさそうだった。
しかし、いろんな魔獣がいるね。名前ほとんど分からないよ。
あ、でもあの犬っぽいの、コボルトってやつかしら?
いろんな人達が動いていて、一部は地面に穴を掘っているようで、その周りでは、2人か3人程で魔獣を引き摺って集めているようだった。
穴を掘ってそこに死んだ魔獣を埋めるのかしら?
ゲームだと死体なんて、放っておいても消えちゃうんだけどね。現実は放っておくと腐って来て、衛生的にも、臭い的にもまずいことになっちゃうものね。
「あ、あんた…!」
責任者っぽい人の元へ向かうと、その人がクレナイを指さし、固まる。
何をやったのクレナイ。
周りの人達もクレナイを見て驚いてるよ。
「生きてたのか…」
「うちのクレナイが何か?」
「? お前さんの奴隷か何かか?」
「似たような物です」
従魔ですとも言えない。
「ペガサスの背から飛び降りたと思ったら、消えてしまって、その後すぐにドラゴンが現われたから、てっきり死んだものかと…」
あー、そういうことかー。
「え~と、まあ、色々ありましたが、この通り無事でしたと」
「そうか。良かった。しかし、あのドラゴンは何だったんだろうなあ?」
首を傾げている。
う~ん、私の従魔ですって言った方が良いんだろうか…。
でもそうなると、クレナイの人化について話さなけりゃならないしなぁ。
よし。言わないでおこう。
「すいません。ギルドからこちらに来て手伝えと言われたんですけど」
「おお、お前さん方冒険者か? 丁度良い、魔獣の死体の片付けを手伝って欲しいんだが、そっちのお兄さんしか役に立たなそうだな」
わははと笑われた。
詳しく聞けば、やはり穴を掘って魔獣を埋めるらしい。
今その穴を一所懸命掘っているのだと。
手が余っている者は魔獣を穴の付近に集めているのだと。
「女性は無理しなくていいさ。ただ、そっちのお兄さんには手伝ってもらいたいね」
「ふむ。穴を掘るのだな。どのくらいの大きさの穴を掘れば良いのだ?」
「あん? そりゃ、でかくて深けりゃ良いが。これだけの魔獣を埋めるんだからな。どれだけ掘れば良いのか俺にも分からん」
「なるほど。とにかく大きな穴であるな」
と言うと、スタスタとシロガネが穴を掘っている人達の元へと行った。
「ここに穴を作れば良いのだな?」
そう言って、そこで作業していた人達を下がらせる。
何をしようとしているのかと皆が見ていると、シロガネが地面を軽く蹴った。
その途端。
ボゴン!
地面が陥没した。
シロガネの目の前に、直径5メートルくらいはありそうな、でかい穴が出来ました。
「これでどうだ?」
皆さん固まってますよ。
「あ、あ、あ、あんた…、魔術師だったのか…?」
「フン。我にとってこんなこと、朝飯前だ」
腕を組んで偉そうにふんぞり返るシロガネ。
「ま、魔法ったって…、そんな穴…、一瞬で…」
できませんか。そうですか。そうですよね。
「穴は出来たぞ? ここに魔獣を放り込めば良いのだな?」
そう言って、大の男が2人がかりで運んでいた魔獣を、片手でひょいと掴んで、穴へ放り投げた。
・・・ズン
音が深いよ。
どれだけ深い穴作ったんだい。
「ふむ。その穴にこれらを放り込めば良いのじゃな? それなら妾にも出来よう」
止める間もなく、近くにあった魔獣の死体を、クレナイが片手でひょいと持ち上げ、軽々と穴に向かって放り投げた。
ヒュ~~~・・・・・・ズズン
ナイスイン。
じゃないよ!
皆さん目ン玉飛び出るんじゃないかってくらいの顔になっちゃってるよ!
ていうか、妖艶な美女が、でかい魔獣を片手で放り投げるっておかしいでしょう!!
私も頭を抱えた。
しかし、そんなことなど気にもせず、2人はどんどん、片っ端から魔獣を穴に放り投げる。
「ハヤテもー!」
油断した。
気付けばハヤテも魔獣を両手で掴み、えっちらおっちら穴に向かって運んでいるではないか。
幼児は魔獣なんて運べません。
もう抱える頭もないよ…。
まだギルドは閑散としていた。
先程の茶色い髪のフワリとした巨乳美女の元へ。
「すいません。もうここはいいって言われて来たんですけど」
「え? ええと、確か、教会の方へ行かれた方でしたっけ?」
「そうです」
頭の上でリンちゃんが動いた。
それを受付のお姉さんも見たようだ。
「教会の方はもう落ち着いたのですね。かしこまりました。ええと、まだ西の門の方からは連絡が来ておりませんでして…、もし良かったらそちらへ向かって頂けますか?」
あれ?スタンピードは落ち着いたんじゃなかったのかな?
クレナイ達を見るが、クレナイ達も不思議そうな顔をしていた。
まあいいか。
「分かりました」
とりあえず、どうなったのか自分の目でも見てみたいし、皆で西の門へ向かうことにしました。
おっと、その前に。
「すいません、従魔も泊まれる、お勧めの宿ってありますか?」
今晩の宿も探しておかなければ。
まともに営業してるかは分からないと注釈を入れられ、まあ行ってみましょうと、西の門をちょっと迂回して行くルートで、宿屋へも行ってみる。
バタバタしていたけど、やっててくれました。
「こんな時に泊まるんですか?」
看板娘さんらしき女の子が、正気を疑うような顔でこちらを見てきた。
小学校高学年くらいだろうか。利発そうな顔をしている。
「でも、営業してるんでしょう?」
「まあ、どうせ逃げてもダメなら、この街で死のうと…。この宿屋も代々守って来たものですし…。戦ってくれてる人達の為に、何か出来たらと思って営業はしてましたけど」
ここの宿屋も、1階は食堂の造りになっている。
籠城の時の為に、ご飯の用意でもしていたのだろうか。
「大丈夫。スタンピードはじきに落ち着きますよ。その時に泊まり客が押し寄せてきて、泊まれないなんてことになったら嫌なので、早めに予約に来たんです」
「え? なんでそんなこと分かるんですか?」
うちの子達が優秀ですから。
じゃなくて。
「道々、そういう噂が出てたので。多分大丈夫だと」
嘘です。虚言です。でも真実になります。
「そうなんですか。良かった…」
女の子がほっとしたように、胸をなで下ろす。
「分かりました! ええと、4名様でよろしいですか?」
皆人化したままだった…。
違いますとも言えず、4人部屋を取った。
まあなんとかなるでしょう。
お部屋も取れたし、荷物を置いて、西の門へと向かう。
門は開け放たれていた。
近づくと、倒れている魔獣はいれども、動いている魔獣はいなさそうだった。
しかし、いろんな魔獣がいるね。名前ほとんど分からないよ。
あ、でもあの犬っぽいの、コボルトってやつかしら?
いろんな人達が動いていて、一部は地面に穴を掘っているようで、その周りでは、2人か3人程で魔獣を引き摺って集めているようだった。
穴を掘ってそこに死んだ魔獣を埋めるのかしら?
ゲームだと死体なんて、放っておいても消えちゃうんだけどね。現実は放っておくと腐って来て、衛生的にも、臭い的にもまずいことになっちゃうものね。
「あ、あんた…!」
責任者っぽい人の元へ向かうと、その人がクレナイを指さし、固まる。
何をやったのクレナイ。
周りの人達もクレナイを見て驚いてるよ。
「生きてたのか…」
「うちのクレナイが何か?」
「? お前さんの奴隷か何かか?」
「似たような物です」
従魔ですとも言えない。
「ペガサスの背から飛び降りたと思ったら、消えてしまって、その後すぐにドラゴンが現われたから、てっきり死んだものかと…」
あー、そういうことかー。
「え~と、まあ、色々ありましたが、この通り無事でしたと」
「そうか。良かった。しかし、あのドラゴンは何だったんだろうなあ?」
首を傾げている。
う~ん、私の従魔ですって言った方が良いんだろうか…。
でもそうなると、クレナイの人化について話さなけりゃならないしなぁ。
よし。言わないでおこう。
「すいません。ギルドからこちらに来て手伝えと言われたんですけど」
「おお、お前さん方冒険者か? 丁度良い、魔獣の死体の片付けを手伝って欲しいんだが、そっちのお兄さんしか役に立たなそうだな」
わははと笑われた。
詳しく聞けば、やはり穴を掘って魔獣を埋めるらしい。
今その穴を一所懸命掘っているのだと。
手が余っている者は魔獣を穴の付近に集めているのだと。
「女性は無理しなくていいさ。ただ、そっちのお兄さんには手伝ってもらいたいね」
「ふむ。穴を掘るのだな。どのくらいの大きさの穴を掘れば良いのだ?」
「あん? そりゃ、でかくて深けりゃ良いが。これだけの魔獣を埋めるんだからな。どれだけ掘れば良いのか俺にも分からん」
「なるほど。とにかく大きな穴であるな」
と言うと、スタスタとシロガネが穴を掘っている人達の元へと行った。
「ここに穴を作れば良いのだな?」
そう言って、そこで作業していた人達を下がらせる。
何をしようとしているのかと皆が見ていると、シロガネが地面を軽く蹴った。
その途端。
ボゴン!
地面が陥没した。
シロガネの目の前に、直径5メートルくらいはありそうな、でかい穴が出来ました。
「これでどうだ?」
皆さん固まってますよ。
「あ、あ、あ、あんた…、魔術師だったのか…?」
「フン。我にとってこんなこと、朝飯前だ」
腕を組んで偉そうにふんぞり返るシロガネ。
「ま、魔法ったって…、そんな穴…、一瞬で…」
できませんか。そうですか。そうですよね。
「穴は出来たぞ? ここに魔獣を放り込めば良いのだな?」
そう言って、大の男が2人がかりで運んでいた魔獣を、片手でひょいと掴んで、穴へ放り投げた。
・・・ズン
音が深いよ。
どれだけ深い穴作ったんだい。
「ふむ。その穴にこれらを放り込めば良いのじゃな? それなら妾にも出来よう」
止める間もなく、近くにあった魔獣の死体を、クレナイが片手でひょいと持ち上げ、軽々と穴に向かって放り投げた。
ヒュ~~~・・・・・・ズズン
ナイスイン。
じゃないよ!
皆さん目ン玉飛び出るんじゃないかってくらいの顔になっちゃってるよ!
ていうか、妖艶な美女が、でかい魔獣を片手で放り投げるっておかしいでしょう!!
私も頭を抱えた。
しかし、そんなことなど気にもせず、2人はどんどん、片っ端から魔獣を穴に放り投げる。
「ハヤテもー!」
油断した。
気付けばハヤテも魔獣を両手で掴み、えっちらおっちら穴に向かって運んでいるではないか。
幼児は魔獣なんて運べません。
もう抱える頭もないよ…。
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