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第1章
お出掛けをします。③
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私がメイドさんに与えた罰、それは……
お友達になってもらうこと。
「まずは、メイドさんのお名前……教えてください?」
「私は、レジーナと申します。」
「私はシアンといいます。これからよろしくお願いします。」
そう言って、手を差し出すと、レジーナさんは恐る恐る、手を伸ばしてぎゅっと握ってくれた。
それから、2人で少しだけ笑いあった。
二人で笑っていると、白髪の執事さんが部屋にやってきた。
なんでも、アルガード様が広間で待っているそうで、私の様子を見にきたみたい。
あまり待たせてはいけないとメイドさんと急ぎ足で広間へと向かった。
「アルガード様、大変お待たせいたしまして、申し訳ございません。シアン様の準備が整いました。」
そこで待っていたアルガード様の前に恐る恐る出ると、アルガード様は私を見て、ピタッと固まった。
「あ、あの……。」
固まったまま動かないアルガード様に、何かしてしまったのだろうかと声をかける。
「……あ、あぁ。すまない。行くか。」
そう言って、スタスタと歩いて行ってしまう。
なんだか、冷たい……?
そんな気がするが、とりあえずアルガード様の後をついて行き、馬車に乗り込んだ。
お友達になってもらうこと。
「まずは、メイドさんのお名前……教えてください?」
「私は、レジーナと申します。」
「私はシアンといいます。これからよろしくお願いします。」
そう言って、手を差し出すと、レジーナさんは恐る恐る、手を伸ばしてぎゅっと握ってくれた。
それから、2人で少しだけ笑いあった。
二人で笑っていると、白髪の執事さんが部屋にやってきた。
なんでも、アルガード様が広間で待っているそうで、私の様子を見にきたみたい。
あまり待たせてはいけないとメイドさんと急ぎ足で広間へと向かった。
「アルガード様、大変お待たせいたしまして、申し訳ございません。シアン様の準備が整いました。」
そこで待っていたアルガード様の前に恐る恐る出ると、アルガード様は私を見て、ピタッと固まった。
「あ、あの……。」
固まったまま動かないアルガード様に、何かしてしまったのだろうかと声をかける。
「……あ、あぁ。すまない。行くか。」
そう言って、スタスタと歩いて行ってしまう。
なんだか、冷たい……?
そんな気がするが、とりあえずアルガード様の後をついて行き、馬車に乗り込んだ。
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