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第二章 シルフェリアとの別れとイリスの覚悟
20話 たまには仕事をする作者
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イリスとエリカが大地の精霊王シルバニアに弟子入りしてから2年の歳月が流れた。
ドドドドドオオオオオン!!ズウウウンン!!ドオオオオオン!!
「いやああああああ??!!」
《たんま!たんまですーー?!!》
『はい!残念賞!』
「《残念賞はまたの機会にーーーー!!》」
イリスとエリカは相変わらず岩に潰されていた。
「《ああーーーー!!!》」・・・・・・・・プチッ
進歩が無い!と思いきや、昨日は150個に成功して今日は大岩180個に挑戦していたのだ!
着実に進化している二人なのだ!
最近はイリスもエリカも結構上手く岩を避ける様になってシルバニアも結構本気で潰しに来ている。
この訓練・・・地味に滅茶苦茶足が早くなる副産物があった。
魔法を使わずに純粋な筋力だけで100mを8秒代で走れる様になったオリンピック代表イリス。
人間!死ぬ気になりゃ何でも出来る!を見事に体現していた。
この後にイリスが弟子達に情け容赦無くなるのは、自分のこの経験から来るのだ。
「出来るでしょ?死ぬ気でやりなさい!」がイリスの口癖になる。
それから防御障壁の展開速度も異常なスピードになった。
試しにガストンとロイに攻撃して貰ったら防御障壁だけで捌き切ってしまった。
それをやられた負けず嫌いのガストンとロイも、
「その修行!我々もやりたいです!」も大岩大乱舞に挑戦する様になった。
その中で頭角を表したのは、やはり勇者のガストンだ、自力が違う!
始めて1か月・・・今日は270個に挑戦する予定だ。
そして、ガストンはそれを見事に成功させた!!
しかも、イリスエリカが見ている前で!だ。
「《ぐぬぬぬぬぬぬーーー!!》」こちらも負けず嫌いのイリスとエリカ。
「《師匠!!今度は200個で!!》」180個でも潰されたのに無理をするのだ!
『うん、OK~』・・・いや・・・無謀な挑戦は止めろよシルバニア。
そして・・・・・
「《ああーーーー?!いやーーーーんん?!》」・・・・・・・・プチ
二人はお約束通りに潰されたのだった・・・
この時点でイリスとエリカは重要な事に気がついていない。
イリスとエリカは二人で180個、ガストンは一人で270個だと言う事に。
つまり回避能力でガストンの足元にも及んで無いと言う事に・・・
ざっくばらんに個別の現時点での戦闘能力を評価をすると・・・
ガストン。(人間)
基礎体力SSS、基礎魔力A、基礎気力SSS、膂力(筋力)SS、武器技能SS、魔法技能A、回避能力(機敏性も含めて)SS、物理防御力S、魔法防御力A、精神力SS
こんな感じの基本能力で各種特殊技能(スキル)で上乗せして来る。
さすが勇者・・・アホ見たく強いのだ。
そしてイリス。(ハイエルフ)
基礎体力B、基礎魔力SS、基礎気力A、膂力A、武器技能C、魔法技能SS、回避能力B、物理防御力B、魔法防御力SS、精神力A
この様に自力においてガストンに遠く及んでいない。
エリカ。(グリフォンロード)
基礎体力SSS、基本魔力S、基礎気力SS、膂力SS、武器技能C、魔法技能B、回避能力B、物理防御力S、魔法防御力S、精神力A
高位の魔物らしくとても高い基礎能力があるが各種技能がまだ低くて自分の能力に振り回されている印象だ。
シルフィーナ。(風竜&風の大精霊)
基礎体力A、基礎魔力SSS、基礎気力C、膂力B、武器技能E(一切武器が使えない)魔法技能SS、回避能力SSS+以上、物理防御力B、魔法防御力SS、精神力B
実に高位精霊らしい魔法特化の能力だが、回避能力が異常だ。
そして竜化してもほとんど数値が変わらないのが面白い。
ちなみに人間の姿でも普通に空を飛べたりする。
ロイ。(リザードマン)
基礎体力SS、基礎魔力S、基礎気力S、膂力SS、武器技能SSS、魔法技能S、回避能力S、物理防御力SS、魔法防御力S、精神力S
全てがSランク以上の驚異的な男である。
意外なのが魔法戦闘も得意としている事だろう。
ホワイト。(オーガロード&炎の大精霊)数値はオーガロードの時。
基礎体力S、基礎魔力S、基礎気力SS、膂力SS、武器技能SS、魔法技能SS、回避能力C(笑)、物理防御力A、魔法防御力SS、精神力A
見た目に反して体力が余り無いホワイト、低い回避能力は彼女の最大の弱点なのだ。
「無理無理無理無理絶対に無理!!」
ガストンに大岩大乱舞の修行に誘われて断固拒否ったホワイトだった。
ついでにホワイト。(イフリート化)
基礎体力B、基礎魔力SSS、基礎気力A、膂力D(笑)、武器技能SS、魔法技能SS、回避能力E(爆笑)、物理防御力B、魔法防御力SSS、精神力A
体力系がガタ落ちで魔力が急激に上昇するのだ。
しかし他の能力がダメ過ぎて使い勝手が悪過ぎてホワイトが常にオーガロードのままなのも納得出来る。
おまけミイ。(リザードレディ)
基礎体力B、基礎魔力B、基礎気力A、膂力C、武器技能A、魔法技能C、回避能力B、物理防御力A、魔法防御力C、気力B
まだまだ発展途上の女の子だね。
さて、ブリックリンが抜けているが変動幅が広い彼の評価は非常に難しい・・・。
なので黒龍王化していない状態での評価だ。
ブリックリン。(地龍)
基礎体力SSS、基礎魔力SS、基礎気力A、膂力SS、武器技能A、魔法技能A、回避能力SS、物理防御力SS、魔法防御力S、精神力SS
と、非常にバランスが良いブリックリン。
しかし上記の能力値は特殊技能(スキル)で簡単に変動するので余りアテにはならない
基礎能力と特殊技能を同時に育てるのが重要になって来る。
総括すると主人公のイリスが発展途上の段階でまだまだ弱い。
もう暫くは修行修行漬けの毎日になるだろう。
☆
《おおーー?!ステータスだ!珍しい!》
「珍しいじゃ無くて、作者は魔法世界の解説者シリーズの中でも初めてステータスを書いたんだよ?エリカ」
《ええ?!ステータスやスキル表示はファンタジー小説の必須じゃん?!》
「それを全作品合わせて通算90万文字以上を書いてるくせに一回もステータスとか書かなかったんだよ作者は」
《なんで?!》
「知らん、忘れていたんじゃないの?もう歳だし」
《忘れていたで済むレベルじゃ無い気がする・・・・》
ドドドドドオオオオオン!!ズウウウンン!!ドオオオオオン!!
「いやああああああ??!!」
《たんま!たんまですーー?!!》
『はい!残念賞!』
「《残念賞はまたの機会にーーーー!!》」
イリスとエリカは相変わらず岩に潰されていた。
「《ああーーーー!!!》」・・・・・・・・プチッ
進歩が無い!と思いきや、昨日は150個に成功して今日は大岩180個に挑戦していたのだ!
着実に進化している二人なのだ!
最近はイリスもエリカも結構上手く岩を避ける様になってシルバニアも結構本気で潰しに来ている。
この訓練・・・地味に滅茶苦茶足が早くなる副産物があった。
魔法を使わずに純粋な筋力だけで100mを8秒代で走れる様になったオリンピック代表イリス。
人間!死ぬ気になりゃ何でも出来る!を見事に体現していた。
この後にイリスが弟子達に情け容赦無くなるのは、自分のこの経験から来るのだ。
「出来るでしょ?死ぬ気でやりなさい!」がイリスの口癖になる。
それから防御障壁の展開速度も異常なスピードになった。
試しにガストンとロイに攻撃して貰ったら防御障壁だけで捌き切ってしまった。
それをやられた負けず嫌いのガストンとロイも、
「その修行!我々もやりたいです!」も大岩大乱舞に挑戦する様になった。
その中で頭角を表したのは、やはり勇者のガストンだ、自力が違う!
始めて1か月・・・今日は270個に挑戦する予定だ。
そして、ガストンはそれを見事に成功させた!!
しかも、イリスエリカが見ている前で!だ。
「《ぐぬぬぬぬぬぬーーー!!》」こちらも負けず嫌いのイリスとエリカ。
「《師匠!!今度は200個で!!》」180個でも潰されたのに無理をするのだ!
『うん、OK~』・・・いや・・・無謀な挑戦は止めろよシルバニア。
そして・・・・・
「《ああーーーー?!いやーーーーんん?!》」・・・・・・・・プチ
二人はお約束通りに潰されたのだった・・・
この時点でイリスとエリカは重要な事に気がついていない。
イリスとエリカは二人で180個、ガストンは一人で270個だと言う事に。
つまり回避能力でガストンの足元にも及んで無いと言う事に・・・
ざっくばらんに個別の現時点での戦闘能力を評価をすると・・・
ガストン。(人間)
基礎体力SSS、基礎魔力A、基礎気力SSS、膂力(筋力)SS、武器技能SS、魔法技能A、回避能力(機敏性も含めて)SS、物理防御力S、魔法防御力A、精神力SS
こんな感じの基本能力で各種特殊技能(スキル)で上乗せして来る。
さすが勇者・・・アホ見たく強いのだ。
そしてイリス。(ハイエルフ)
基礎体力B、基礎魔力SS、基礎気力A、膂力A、武器技能C、魔法技能SS、回避能力B、物理防御力B、魔法防御力SS、精神力A
この様に自力においてガストンに遠く及んでいない。
エリカ。(グリフォンロード)
基礎体力SSS、基本魔力S、基礎気力SS、膂力SS、武器技能C、魔法技能B、回避能力B、物理防御力S、魔法防御力S、精神力A
高位の魔物らしくとても高い基礎能力があるが各種技能がまだ低くて自分の能力に振り回されている印象だ。
シルフィーナ。(風竜&風の大精霊)
基礎体力A、基礎魔力SSS、基礎気力C、膂力B、武器技能E(一切武器が使えない)魔法技能SS、回避能力SSS+以上、物理防御力B、魔法防御力SS、精神力B
実に高位精霊らしい魔法特化の能力だが、回避能力が異常だ。
そして竜化してもほとんど数値が変わらないのが面白い。
ちなみに人間の姿でも普通に空を飛べたりする。
ロイ。(リザードマン)
基礎体力SS、基礎魔力S、基礎気力S、膂力SS、武器技能SSS、魔法技能S、回避能力S、物理防御力SS、魔法防御力S、精神力S
全てがSランク以上の驚異的な男である。
意外なのが魔法戦闘も得意としている事だろう。
ホワイト。(オーガロード&炎の大精霊)数値はオーガロードの時。
基礎体力S、基礎魔力S、基礎気力SS、膂力SS、武器技能SS、魔法技能SS、回避能力C(笑)、物理防御力A、魔法防御力SS、精神力A
見た目に反して体力が余り無いホワイト、低い回避能力は彼女の最大の弱点なのだ。
「無理無理無理無理絶対に無理!!」
ガストンに大岩大乱舞の修行に誘われて断固拒否ったホワイトだった。
ついでにホワイト。(イフリート化)
基礎体力B、基礎魔力SSS、基礎気力A、膂力D(笑)、武器技能SS、魔法技能SS、回避能力E(爆笑)、物理防御力B、魔法防御力SSS、精神力A
体力系がガタ落ちで魔力が急激に上昇するのだ。
しかし他の能力がダメ過ぎて使い勝手が悪過ぎてホワイトが常にオーガロードのままなのも納得出来る。
おまけミイ。(リザードレディ)
基礎体力B、基礎魔力B、基礎気力A、膂力C、武器技能A、魔法技能C、回避能力B、物理防御力A、魔法防御力C、気力B
まだまだ発展途上の女の子だね。
さて、ブリックリンが抜けているが変動幅が広い彼の評価は非常に難しい・・・。
なので黒龍王化していない状態での評価だ。
ブリックリン。(地龍)
基礎体力SSS、基礎魔力SS、基礎気力A、膂力SS、武器技能A、魔法技能A、回避能力SS、物理防御力SS、魔法防御力S、精神力SS
と、非常にバランスが良いブリックリン。
しかし上記の能力値は特殊技能(スキル)で簡単に変動するので余りアテにはならない
基礎能力と特殊技能を同時に育てるのが重要になって来る。
総括すると主人公のイリスが発展途上の段階でまだまだ弱い。
もう暫くは修行修行漬けの毎日になるだろう。
☆
《おおーー?!ステータスだ!珍しい!》
「珍しいじゃ無くて、作者は魔法世界の解説者シリーズの中でも初めてステータスを書いたんだよ?エリカ」
《ええ?!ステータスやスキル表示はファンタジー小説の必須じゃん?!》
「それを全作品合わせて通算90万文字以上を書いてるくせに一回もステータスとか書かなかったんだよ作者は」
《なんで?!》
「知らん、忘れていたんじゃないの?もう歳だし」
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